パソコンを使用していると、画面が固まって動かせなくなる・フリーズするケースがあります。この時、電源を切ることで回復するケースもあります。
しかし、パソコンがフリーズした状態から強制終了ができない・シャットダウンできないことで、パソコンの電源を切ることができない場合があります。強制終了ができない・電源が切れない状態だと、無理やり電源プラグを抜いて切断する以外に電源を切ることは難しいです。
しかし、この方法で電源を切ると障害が悪化し、最悪の場合保存しているデータまで確認できなくなる可能性があります。
本記事ではパソコンがフリーズした時の強制終了の方法から、電源が切れなくなったときの対処法まで解説します。
目次
パソコンがフリーズした時に強制終了する方法
ここでは、パソコンがフリーズした時に強制終了するする的な方法を紹介します。強制終了は以下の方法です。
- 電源ボタンを長押しする
- コマンドプロンプトを使用する
- レジストリエディタを使用する
- セーフモードで再起動する
- BIOS/UEFIからの強制シャットダウン
パソコンがフリーズした時の強制終了以外の対処法については以下の記事で解説していますので、是非参考にしてください。
【2024年最新】Windows10のパソコンがフリーズ・固まる・応答なしになる原因と対処法を解説
電源ボタンを長押しする
最もシンプルな方法は、パソコンの電源ボタンを長押ししてシステムをシャットダウンすることです。通常は数秒間長押しすれば、パソコンは強制的に電源が切れます。ただし、作業中のデータが失われる可能性があるため注意が必要です。
大切なデータを編集中だった場合は、すぐに強制終了せずに、まずデータ復旧業者に相談する事をおすすめします。
コマンドプロンプトを使用する
フリーズしたアプリケーションを特定して終了させるには、コマンドプロンプトを使用する方法があります。コマンドプロンプトの開き方は以下の通りです。
- Windowsキー + R でスタートメニューを開く
- 検索バーに「cmd」または「コマンドプロンプト」と入力
- エンターキーを押して実行
これには、別のデバイスからリモートデスクトップ接続を使うか、あるいはセーフモードでパソコンを起動し、taskkillコマンドを使用してプロセスを終了させることができます。
レジストリエディタを使用する
高度なユーザー向けの方法として、レジストリエディタを使用してシステムを変更することも可能です。レジストリエディタの開き方は以下です。
- Windowsキー + R でスタートメニューを開く
- 検索バーに「regedit」と入力
- エンターキーを押して実行
不具合の原因となっているプログラムやサービスを無効にすることで、フリーズ状態から回復させることができます。
ただし、レジストリを変更する際に誤った対処でデータが削除される可能性があります。もし実行する場合は事前にバックアップを取るようにしましょう。
セーフモードで再起動する
パソコンが正常に起動しない場合やフリーズを繰り返す場合は、セーフモードでの再起動が有効です。セーフモードでは最低限のドライバとプログラムのみが起動するため、問題の診断や修復が容易になります。
BIOS/UEFIからの強制シャットダウン
パソコンが完全に応答しない場合、BIOSやUEFI設定から強制シャットダウンを行う方法もあります。
この方法を用いるには、パソコンを再起動し、起動時に特定のキー(通常はDelやF2)を押してBIOS/UEFI設定画面に入ります。そこから電源管理のセクションを探し、シャットダウンを実行します。
ただし、強制的にシャットダウンを行う事で、保存しているデータが破損する可能性があります。大切なデータを保存している場合は強制シャットダウンせずに、専門業者に相談することが重要です。
パソコンがフリーズした時に強制終了できない・電源が切れないときの対処法
パソコンがフリーズし、通常の方法で強制終了できない時、焦る必要はありません。以下の対処法を試して、システムを回復させることができる可能性があります。
- Ctrl + Alt + Deleteを使用する
- Alt + F4を使用する
- Ctrl + Shift + Escを使用する
- Windowsキー + Xを使用する
- 外部デバイスを取り外す
Ctrl + Alt + Deleteを使用する
Ctrl + Alt + Deleteを同時に押すと、Windowsのセキュリティ画面が表示されます。ここからタスクマネージャーを起動し、応答しないアプリケーションを強制終了させることができます。
Alt + F4を使用する
アクティブなウィンドウを直接閉じるには、Alt + F4のショートカットが有効です。これにより、フリーズしている特定のアプリケーションを終了させることができる場合があります。デスクトップがアクティブな状態でこのショートカットを使用すると、システムのシャットダウンオプションが表示されます。
Ctrl + Shift + Escを使用する
より迅速にタスクマネージャーを開きたい場合は、Ctrl + Shift + Escの組み合わせが直接アクセスを提供します。ここから、実行中のプロセスを確認し、フリーズしているプログラムを見つけて終了させることができます。
Windowsキー + Xを使用する
Windowsキー + Xを押すと、高度なユーザーメニューが開き、ここからデバイスの電源オプションやイベントビューア、デバイスマネージャーなどに素早くアクセスできます。このメニューを使用して、システムの問題を診断し、解決策を見つけることができます。
外部デバイスを取り外す
時には、外部デバイスがシステムのフリーズを引き起こしている可能性があります。すべてのUSBデバイス、外付けドライブ、その他の周辺機器を取り外してみてください。これにより、システムが回復し、正常に動作するかどうかを確認できます。
パソコンがフリーズした時に強制終了・電源を切る時の注意点
- 強制終了は最終手段
- データのバックアップを取る
- アクセスランプが点滅しているかを確認する
- グラフィックドライバーを確認する
- ソフトウェアの更新を確認する
- 更新中に、絶対強制終了しない
強制終了は最終手段
フリーズしたパソコンを強制終了する前に、他に解決策がないかを確認してください。タスクマネージャーの使用やアプリケーションの終了など、システムを再起動するより穏やかな方法で問題を解決できるかもしれません。
強制終了にはデータ損失の危険が伴います。もし大切なデータを保存している場合には、強制終了せずにデータ復旧業者に相談しましょう。データ復旧業者の選び方は以下の記事で解説しています。
【2024厳選】高復旧率おすすめデータ復旧業者3選!費用・評判・技術力からサービス選びのポイントを解説
データのバックアップを取る
定期的なデータバックアップは、強制終了によるデータ損失を避けるために不可欠です。重要なファイルやドキュメントは外部ドライブやクラウドサービスに定期的にバックアップを取ることをおすすめします。
アクセスランプが点滅しているかを確認する
パソコンを強制終了する前に、HDDやSSDのアクセスランプが点滅しているかを確認してください。ランプが活動している場合、システムがまだ作業を行っている可能性があり、待つことで問題が解決するかもしれません。
グラフィックドライバーを確認する
フリーズの原因として、グラフィックドライバーの問題が考えられます。システムを強制終了する前に、ドライバーが最新であるかを確認し、必要であればアップデートを行ってください。
ソフトウェアの更新を確認する
使用しているソフトウェアやオペレーティングシステムが最新の状態であることを確認してください。時には、古いソフトウェアがシステムのフリーズを引き起こすことがあります。
更新中に、絶対強制終了しない
システムやソフトウェアの更新中にパソコンがフリーズした場合でも、強制終了は避けてください。更新プロセスを中断すると、システムファイルが破損し、保存しているデータまで復旧困難になる可能性があります。重要なデータやファイルを保存している場合には、更新中の強制終了は避け、終了するまで待っても解消されない場合はデータ復旧業者に相談しましょう。
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データ復旧業者の料金形態は以下の記事で紹介しています。
【2024年最新】HDDデータ復旧サービス料金相場を比較!格安業者・成功報酬・料金の仕組みを徹底解説
まとめ
今回は、パソコンがフリーズした時に強制終了しても電源が切れないときの対処法について解説しました。パソコンがフリーズしてもキーボードが反応する場合は、強制終了が可能で再起動することで問題が解決できる可能性があります。
しかし、強制終了で電源を切ると、保存しているデータを破損させる危険性があります。むやみに実行するのではなく、データのバックアップを取っていることを確認したうえで実行するようにしましょう。
もしバックアップが取れていない場合は、すぐに専門業者に相談してデータを復旧する事をおすすめします。