
HDDからビープ音(警告音)がする場合、HDDがパソコンに正しく接続されていない可能性があるか、HDD自体が物理的に故障している可能性があります。
この記事ではHDDからビープ音(警告音)がする原因から自力でできる対処方法、データを確実に復元する方法について解説します。
目次
HDDからビープ音(警告音)がするときの主な症状
HDDからビープ音(警告音)がするときの主な症状は次の通りです。
- HDDの起動時や動作中に「ビープ音」が断続的または連続的に聞こえる
- パソコンやデバイスでHDDが認識されず、エクスプローラーやディスクの管理に表示されない
- HDDの動作音(回転音やヘッド動作音)が聞こえない、または異常に静か
- ビープ音の後にアクセスランプが点灯しない、または異常な点滅を示す
- データの読み取りや書き込みができず、操作が失敗する
- ビープ音と同時にシステムがフリーズする、または応答が遅くなる
同じ症状でも、原因はさまざまです。正常に起動させるためには適切な対処法を実行する必要があります。状況を見誤り、適切でない対処法を実行してしまうと状況が悪化し、最悪2度と解決できなくなる可能性があります。
dドライブが消えたときの原因は、見た目や使用感から判断できるようなもの(起動ランプ・異音など)だけではないことが多いです。
正常に起動させたい方は知見を持った専門の業者に診断してもらうことをおすすめします。
機器の診断は業者によって有料で行っているところもありますが、今回紹介する業者は技術力も申し分なく正確な診断を無料で提供しています。
【必見】対処が難しい物理障害とは
dドライブが消えた原因として、まず懸念すべきなのが、「物理障害」です。物理障害が生じる原因は以下の通りです。
- 落下などの衝撃(部品破損)
- 水をこぼした(水没)
- 電源のつけっぱなしや高負荷な処理による過熱(熱暴走)
- 経年劣化によるHDDの寿命(~5年程度)
物理障害が発生すると、ソフトウェアツールや再起動などを試しても効果がなく、むしろ損傷が拡大することもあります。
物理障害からの復旧には専門的な知識と特殊な設備が必要なため、原則自力での対応は不可能です。パソコンを起動させるためには、専門家に対処してもらう必要があります。
物理障害の復旧を依頼する際は、技術力が高く設備が充実した会社を選びましょう。
HDDからビープ音(警告音)がする原因
HDDからビープ音が聞こえた場合、速やかに電源を切り、使用を中止してください。ビープ音は、HDDの異常を知らせる警告音であり、そのまま使用し続けるとデータ損失や故障につながる可能性があります。
HDDからビープ音が鳴る主な原因は次の通りです。
- 電力供給の問題
- 接続問題
- 過熱
- ファームウェアの問題
- マザーボードの故障
- HDD内部の物理的な損傷
電力供給の問題
HDDが適切な電力を受け取っていない場合、ビープ音が鳴ることがあります。これは、電源ケーブルが緩んでいるか、電源ユニット(PSU)が不安定または不十分な電力を供給している可能性があります。
この問題は、電源ケーブルの接続を確認するか、PSUを交換することで解決することができます。
接続問題
HDDとマザーボードの間の接続に問題がある場合、ビープ音が鳴ることがあります。これは、SATAケーブルなどの接続ケーブルが正しく接続されていない、または損傷していることを示している可能性があります。
この場合、ケーブルの接続を再確認するか、必要に応じて新しいケーブルに交換することで解決できます。
過熱
HDDが過熱した場合、ビープ音を発して警告することがあります。過熱は、冷却不足、埃の蓄積、または環境温度が高いことによって引き起こされることがあります。これに対処するためには、冷却システムを改善する、定期的にPC内部の清掃を行うなどの対策が必要です。
ファームウェアの問題
HDDのファームウェアは、HDD内部のプログラムであり、読み書きなどの基本的な動作を制御します。ファームウェアが破損すると、HDDが正常に動作しなくなり、ビープ音が発生することがあります。
マザーボードの故障
内蔵HDD搭載PCでマザーボードに問題がある場合、ビープ音が鳴る原因となります。マザーボードは、PCの基盤であり、CPU、メモリ、ストレージなどの主要なコンポーネントを接続する役割を果たします。マザーボードに問題があると、PC全体に影響が出ることがあります。
ビープ音は、マザーボード上のPOST(Power-On Self Test)と呼ばれる診断プログラムによって鳴らされます。POSTは、PC起動時にハードウェアの動作確認を行い、問題があればビープ音で知らせる仕組みです。
マザーボードに問題が起因するビープ音には、以下のような種類があります。
- 連続したビープ音: 電源供給に問題がある
- 断続的なビープ音: 接続に問題がある
- 特定のパターンで鳴るビープ音: 特定の部品の故障
ビープ音が鳴った場合は、マザーボードを含むPC全体の故障の可能性があります。この場合、専門家に診断してもらう必要があります。
HDD内部の物理的な損傷
HDD内部の機械的な損傷や故障がビープ音の原因となることがあります。例えば、ヘッドクラッシュやモーター故障などが原因でビープ音が鳴ることがあります。
以上のような事象が起こった場合、早急な対応が重要です。データのバックアップを速やかに取り、問題の診断と修復を行うことが必要です。問題の原因に応じて、ケーブルの交換、冷却システムの改善、ファームウェアのアップデート、または専門家による物理的な修復が必要になることがあります。
また。この場合、以下のような症状が現れる可能性があります。
- 異常な音(カチカチ音、ガリガリ音など)
- 読み書き速度が遅くなる
- CRCエラーが表示される
HDDからビープ音がする時の対処法
HDDからビープ音が聞こえた場合、速やかに電源を切り、使用を中止してください。ビープ音は、HDDの異常を知らせる警告音であり、そのまま使用し続けるとデータ損失や故障につながる可能性があります。
- HDDの接続を確認する
- 異音の種類を特定する
- HDDの健康状態をチェックする
- ファームウェアをアップデートする
HDDの接続を確認する
ケーブルを抜き差しして、しっかりと接続されていることを確認します。
別のケーブルを使って接続してみます。
別のUSBポートに接続してみます。
異音の種類を特定する
ビープ音は、短いものや長いもの、連続するものなど、様々なパターンがあります。メーカーによっては、このビープ音のパターンで特定のエラーコードを示している場合があります。マニュアルやメーカーのサポートサイトを確認してみてください。
ビープ音のパターンは、一般的には以下のように解釈されます。
- 短いビープ音が数回: これは一般的にメモリ(RAM)の問題を示しています。
- 長いビープ音が1回続いて短いビープ音が数回: これは通常、マザーボード上の問題、特にビデオカードに関連する問題を示しています。
- 連続する短いビープ音: 電源の問題、またはマザーボードが何らかの理由で正常に動作していないことを示している場合があります。
- 長いビープ音が連続している: CPUの問題を示している可能性があります。
HDDからのビープ音は、ヘッドクラッシュ、モーターの故障、または電源供給の問題など、物理的な障害が原因であることが多いです。このようなビープ音は、HDDが機械的に損傷を受けており、データの復旧が難しい可能性があります。従って確実にデータ復旧を行う場合、データ復旧業者に相談しましょう。
この点、技術力が高い業者では、より正確な診断を下すことができます。複雑な症状や珍しい事例の情報が蓄積されているため、実際の復旧作業でイレギュラーな問題が発生しても対応の幅が広く、より安全な復旧が可能になります。復旧に失敗し他の業者に依頼するといったダブルコストをかけないためにも、最初に最も技術力の高い業者へ依頼することをおすすめします。
HDDの健康状態をチェックする
HDDの状態に問題がないか、診断ツールを使用して、HDDの健康状態をチェックします。
ドライブの健康状態をチェックするための診断ツールでドライブに問題がないかを確認します。
ここではWindows OSでハードドライブの健康状態をチェックするために「S.M.A.R.T」(Self-Monitoring, Analysis, and Reporting Technology)を使用する方法について説明します。
コマンドプロンプトの使用
S.M.A.R.Tは、ハードディスクドライブ (HDD) とソリッドステートドライブ (SSD) に搭載されているモニタリングシステムで、ドライブの状態を監視し、潜在的な問題を早検出することを目的としています。
これはコマンドプロンプトで簡易的に確認することも出来ます。
- ステップ 1: スタートメニューを開き、「cmd」と入力して、コマンドプロンプトを検索します。表示された結果で右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
- ステップ 2: コマンドプロンプトが開いたら、以下のコマンドを入力して実行します。
arduinoCopy code wmic diskdrive get status
正常なドライブは「OK」と表示されますが、問題がある場合は異なるメッセージが表示される可能性があります。
診断ツール「CrystalDiskInfo」を使う
「CrystalDiskInfo」は、HDDやSSDのS.M.A.R.T.(Self-Monitoring, Analysis, and Reporting Technology)情報を読み取り、ドライブの健康状態をチェックするための無料のユーティリティソフトウェアです。以下は、CrystalDiskInfoを使用してHDD/SSDの健康状態をチェックする方法です。
CrystalDiskInfoのインストールと使用方法は次の通りです。
- 1. CrystalDiskInfoのダウンロード
- CrystalDiskInfoの公式ウェブサイト(https://crystalmark.info/)にアクセスします。
- 「Download」セクションを見つけ、「CrystalDiskInfo」の最新バージョンをダウンロードします。通常、標準版(Standard Edition)を選択することをお勧めします。
2. CrystalDiskInfoのインストール
- ダウンロードしたインストーラーを実行し、画面の指示に従ってインストールを完了させます。
- インストール時に、追加ソフトウェアのインストールを提案されることがあります。必要ない場合は、これらのオプションのチェックを外してから進めてください。
3. CrystalDiskInfoを使用してHDD/SSDの健康状態をチェック
- CrystalDiskInfoを開きます。自動的に接続されているドライブの情報が表示されます。
- メイン画面には、ドライブの基本情報(モデル名、容量など)と共に、S.M.A.R.T.のステータスが表示されます。
- 「健康状態」は、一番上に表示されており、「良好」、「注意」、「悪い」などの状態で示されます。
4. S.M.A.R.T.の値を確認
まず「値(現在値)」「最悪値(ワースト値)」と「しきい値」を確認します。現在値または最悪値がしきい値を下回っている場合は、ドライブに問題がある可能性があります。
特にS.M.A.R.T.の値で注意すべきは、「再割り当てセクター数」、「現在保留中のセクター数」、「不良セクター数」などの項目です。これらの値は、ドライブの寿命に影響を与える重要な指標であり、この数値が高いとデータに問題がある可能性があります。またHDD/SSDの健康状態が「注意」または「悪い」を示している場合は、重要なデータのバックアップを速やかに行い、データの要不要に応じてデータ復旧の専門業者に相談することをおすすめします。
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ファームウェアをアップデートする
HDDのファームウェアが最新版であることを確認してください。最新版でない場合は、メーカーのWebサイトからダウンロードしてアップデートします。
1. HDDの型番と現在のファームウェアバージョンを確認する
- Windowsの場合
- コマンドプロンプトを開きます。
- 以下のコマンドを入力して実行します。「wmic diskdrive get model,revision」
- 出力結果に表示される”Revision”がファームウェアバージョンです。
- Macの場合
- ターミナルを開きます。
- 以下のコマンドを入力して実行します。「diskutil info /dev/disk0」
- 出力結果に表示される”Firmware Revision”がファームウェアバージョンです。
2. メーカーのWebサイトで最新版のファームウェアを確認する
-
- HDDの型番を検索窓に入力して検索します。
- ダウンロードページにアクセスし、“ファームウェア” または “アップデート” を探します。
- 現在のファームウェアバージョンよりも新しいバージョンがあれば、最新版です。
データ復旧業者に相談する
ハードディスクドライブ(HDD)から聞こえるビープ音や他の異常な音は、内部に機械的なトラブルがあるかもしれないサインです。
このようなトラブルは、ディスクを読むための部品が壊れたり、動かすためのモーターに問題が起こったりした時に起こります。こうした状況でユーザーが自力でデータを復旧しようとすると、逆にデータを完全に失うリスクが高まります。特に、物理的な障害がある場合、専門の機器やクリーンルーム環境がないと、ドライブを安全に解析し、データを復旧することはほぼ不可能です。
物理的な故障が疑われる場合は、データ復旧サービスに相談することを検討してください。専門家は、高度な技術と設備を用いてドライブを検査し、故障の原因を特定し、専門の技術を用いて失われたデータを復元することができます。
ただ、業者の技術力は千差万別で、データ復旧に一度失敗するとデータが完全に失われるリスクがあることを念頭に置いておきましょう。あらかじめ技術力や実績が豊富なデータ復旧専門のプロに依頼されることを強くおすすめします。
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※1:第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(算出期間:2007年~2020年)
※2:2018年2月実績 復旧率=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数 (2017年12月~2021年12月の各月復旧率の最高値)