アダルトサイト閲覧によりウイルス感染?症状や対処法を徹底解説|サイバーセキュリティ.com

アダルトサイト閲覧によりウイルス感染?症状や対処法を徹底解説

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※この記事は2026年1月に更新されています。

スマホやパソコンでWebサイトを閲覧していると、突然「ウイルスに感染しました」「ハッキングされています」といった警告画面が表示されることがあります。
特にアダルトサイトや違法ダウンロードサイトを閲覧中に起きやすく、不安を煽るポップアップや偽のサポート画面が急に立ち上がるケースが増えています。

これらの多くは、実際には本物のウイルス感染ではなく偽警告画面にすぎませんが、指示通りに操作を進めてしまうと、本当にウイルスをインストールしてしまう恐れがあります。

さらに近年では、閲覧しただけでウイルスが仕込まれる「ドライブバイダウンロード」や、「バックドア」などの侵入口を密かに設置されるケース、も報告されており、被害が深刻化しています。

この記事では、

  • 「ウイルス感染を装った偽警告」の正体と対処法
  • 実際にウイルス感染・遠隔操作されるケースの見分け方
  • 感染が疑われるときの正しい対応・予防法

について、専門的な視点からわかりやすく解説します。

アダルトサイトの閲覧でウイルスに感染する原因

以下では、アダルトサイト閲覧によるウイルス感染の主な原因について詳しく解説します。

原因一覧

近年は感染に気付きにくいウイルスも登場しています。スマホやPCがウイルス感染したか調べる際は、専門のフォレンジック調査会社に依頼することをおすすめします。

ドライブバイダウンロード

「ドライブバイダウンロード」とは、ユーザーが特定のウェブサイトを訪れるだけでウイルスが自動的にダウンロードされる攻撃手法です。この攻撃は、主に以下の仕組みで実行されます。

  • ブラウザの脆弱性を悪用
  • 古いプラグイン(JavaやFlash)をターゲットにする
  • 攻撃コードがサイトに埋め込まれる

この攻撃を防ぐため、最新バージョンのブラウザやセキュリティソフトの使用が推奨されます。

エクスプロイトキット

エクスプロイトキットは、訪問者のデバイスをスキャンし、脆弱性を突いてマルウェアを送り込むツールです。主に以下の特徴があります。

  • 攻撃者が管理する不正サイトに設置
  • ゼロデイ脆弱性を狙うことが多い
  • サイト訪問者のブラウザやプラグインを分析

最新のセキュリティパッチを適用することで、こうした攻撃を未然に防ぐことが可能です。

改ざんされた正規サイト

正規のウェブサイトが攻撃者にハッキングされ、マルウェアを仕込まれるケースもあります。以下の要因で起こることが多いです。

  • サイト管理者のセキュリティ対策が不十分
  • CMS(WordPressなど)の脆弱性を悪用
  • 外部広告を経由した攻撃

ウェブサイトの運営者は、定期的にセキュリティ診断を行い、不正アクセスの防止に努める必要があります。

不審な広告やポップアップ

悪意のある広告(マルバタイジング)やポップアップを利用してウイルスに感染してしまう場合もあります。広告などをクリックしただけでは端末に問題が発生するケースは少ないですが、広告の誘導文に従ってしまうことで、ウイルス感染などが引き起こされる可能性があります。

  • 広告クリックによるリダイレクト
  • ポップアップ内に仕込まれた攻撃コード
  • 偽の「システムエラー」メッセージ

信頼できないサイトでの広告クリックは避け、広告ブロッカーを活用することが重要です。もしも不審な広告やポップアップをクリックし、誘導文に従って何らかの操作を行ってしまった場合は、一度端末がウイルス感染していないか専門家に調査してもらうことをおすすめします。なぜならウイルスの中には、セキュリティソフトの検知をすり抜けて感染するものなどがあるためです。

ウイルスに感染した疑いのある場合の症状

特にアダルトサイトや海賊版サイト、自動生成サイトなどをクリックすると「ウイルスに感染しました」と表示されることがあります。「ウイルスに感染しました」というポップアップの指示通りに進んだ場合、下記の症状が起こる可能性があります。

症状一覧

広告や偽警告のポップアップが表示される

スマホやPCの使用中に表示されるポップアップのうち「ウイルスが検出されました」「情報が盗まれました」などと表示されるものは「アドウェア」と呼ばれます。アドウェアをクリックをすると、次のような要求が促されます。

  • 連絡先やクレジットカード情報など個人情報を入力するように促される
  • 作業費を請求される
  • 不正なソフトウェアやファイルのダウンロードを促される

すぐにブラウザバックをした場合は、特に問題はありません。しかし、このような「アドウェア」をクリックしてしまい、個人情報の入力アプリのインストールを行ってしまうと、ウイルスに感染してしまう可能性があります。

身に覚えのない通信が行われている

普段と同じような使用方法であるのにも関わらず、データ通信量の増加がみられる場合、ウイルスに感染している可能性があります。ウイルスに感染すると、外部に個人情報(電話番号や住所、クレジットカード情報など)を不正に送信されたり、仮想通貨のマイニング(採掘)が行われることがあります。

端末の遠隔操作・カメラの不正な起動

ウイルス(マルウェア)に感染した端末では、ユーザーの許可なく内蔵カメラが起動し、盗撮が行われる事例が報告されています。主な原因はトロイの木馬型マルウェアの一種であるインフォスティーラー(情報窃取型マルウェア)が、正規のソフトを装ったマルウェアが端末へ侵入後、システム権限を取得し、遠隔操作によってカメラやマイクの制御を乗っ取る手口が用いられます。LEDインジケータを無効化した状態での撮影も技術的に可能とされ、感染や盗撮にユーザーが気づけないようになっている場合もあります。

さらに近年のマルウェアの一部では、端末内でアダルトコンテンツ等を検出するとカメラを自動起動し、映像を記録する機能が組み込まれており、これは海外の脅威インテリジェンスレポートで実際に確認された攻撃である(例:Stealerium, Lumma Stealer等)。

こうして盗撮された映像は、「セクストーション(Sextortion)」と呼ばれるサイバー犯罪に悪用されます。これは、性的な画像や動画を用いて被害者に金銭や追加コンテンツの提供を強要するもので、特に若年層やITリテラシーの低いユーザーが標的にされやすい傾向にあります。羞恥心を利用されることで通報されにくく、被害の可視化が難しい点も特徴です。

出典:東洋経済ONLINE

身代金を要求されている

身代金要求型ウイルスは「ランサムウェア」と呼ばれ、その攻撃手口はますます巧妙化しています。もしランサムウェアに感染すると、端末上のデータが暗号化され、データの閲覧や操作ができなくなります。また近年のランサムウェアでは、データの復号と引き換えに身代金を要求するだけでなく、盗んだ情報を暴露されたくなければ身代金を支払うよう二重で脅迫するケースもあります。

以上が、ウイルス(マルウェア)に感染した疑いがある場合に見られる主な症状です。特に、不正アプリのインストール・盗撮・セクストーションといった深刻な被害が発生している場合は、速やかにPCやスマートフォンのマルウェア感染を疑い、調査と対処を行う必要があります。

こうした手口に使われるマルウェアの中には、一般的なウイルス対策ソフトでは検出されにくい高度な手法(ファイルレス感染・難読化・ゼロデイ攻撃など)を用いるものも存在します。そのため、症状が見られるにもかかわらず、スキャンで異常が出ない場合は、専門家への相談を強く推奨します。

ウイルス感染が疑われる際の対処方法

怪しいサイトを閲覧後、症状が多発するようになった場合、端末がウイルスに感染している可能性があります。ここでは、端末がウイルスに感染してしまった場合や感染の疑いがある場合の対処法を紹介します。

インターネットを切断する

ハッキングの警告が表示された場合、最初に行うべき対策はインターネット接続を切断することです。インターネットに接続された状態では、攻撃者がシステムにアクセスし続ける可能性があるため、物理的に接続を遮断することが重要です。Wi-Fi接続の場合、ルーターの電源をオフにするか、スマートフォンやパソコンのWi-Fi設定をオフにしてください。有線接続の場合は、ネットワークケーブルを抜きます。スマートフォンでは、設定メニューからWi-Fiやモバイルデータを無効にすることで対応します。この操作は、ウイルス感染の拡大を防ぐためにも重要な初期対応となります。

パソコンやスマホのファイルを探す

インターネット接続を切断した後は、デバイス内のファイルを確認します。不正な変更や不明なプログラムの存在を調べることで、被害の範囲を把握することができます。パソコンでは、ファイルエクスプローラーを開き、「最近使用したファイル」「ダウンロード」フォルダーを確認します。スマートフォンでは、ファイル管理アプリなどを利用して同様に確認します。特に、不明なファイルや自分がインストールした覚えのないプログラムがないかを重点的にチェックします。ウイルスがファイルに潜んでいる可能性があるため、この確認作業は慎重に行う必要があります。

セキュリティスキャンを実行する

次に、セキュリティスキャンを実行してシステムの安全を確保します。信頼できるアンチウイルスソフトを使用し、フルスキャンを行うことで、ウイルスやマルウェアを検出および削除します。パソコンでは、Windows Defenderなど既存のアンチウイルスソフトを最新の状態に更新し、システム全体のスキャンを実施します。スマートフォンでは、Google PlayやApp Storeから信頼性の高いアンチウイルスアプリをダウンロードし、スキャンを行います。この手順により、システムに潜む悪意のあるソフトウェアを見つけ出し、駆除することが可能です。

ログなどからハッキングの被害を調査する

セキュリティスキャンが完了したら、システムログやブラウザの履歴を確認して、ハッキングの痕跡を調査します。Windowsでは、スタートメニューからイベントビューアーを開き、システムやセキュリティのログを確認します。macOSでは、コンソールアプリを使用してログを確認します。スマートフォンでは、設定メニューなどからアプリの状態やシステムログを確認します。これにより、どのような方法で攻撃が行われたのか、被害の具体的な内容を特定することができます。

ただし、イベントログからハッキングの有無や侵入経路を調べるには、専門的な知識や適切なツールの使用などが必要です。自力で調査を行うと調査が不十分となり、セキュリティ上の脆弱性などが放置され、再度攻撃に遭うことも考えられます。再攻撃を防ぎたい場合は、専門家に端末を調査してもらい、ウイルス感染やハッキング、情報漏洩の有無などについて調べ、適切な復旧作業につなげましょう。

復旧作業を行う

最初に端末内に保存してあるオンライン銀行やSNSなどのパスワードは変更しましょう。ウイルスに感染したりハッキングを受けると第三者に遠隔操作をされるようになったり、外部へ情報が漏えいしてしまうことがあります。

ハッキングの被害を受けたシステムを復旧するのであれば、Windowsの場合はシステムの復元ポイントを使用して、攻撃前の状態に戻すことができます。macOSやスマートフォンでは、必要に応じて工場出荷状態にリセットか、バックアップからデータを復元します。バックアップはないが、端末を初期化すると、不都合が出る場合は、専門家であるデータ復旧業者に相談すると、データを失わずに復旧することができる可能性があります。

中には、ハッキングやウイルス感染を調査するサービスを持つ業者もあるので、ウイルス感染調査から復旧まで一気通貫で行いたい場合は専門家に相談してみましょう。

専門業者に相談する

パソコンやスマートフォンがウイルスに感染した、またはハッキングされた疑いがあるものの、何から手を付けていいか分からない場合や、ここまで紹介した対処法を自力で行うのが不安な場合は、マルウェア感染や不正アクセスの調査に対応している専門業者への相談を検討すべきです。

特に、セクストーションや個人情報漏洩の可能性がある場合は、初動対応の遅れが二次被害につながるリスクが高く、本当にウイルスに感染していた場合、個人の対応では限界があります。

ハッキング調査に対応している業者では、以下のような観点から被害状況を調査し、必要に応じて調査報告書の作成証拠保全も行ってくれます。

  • どのような経路から侵入されたのか(感染経路の特定)
  • いつからハッキングが行われていたのか(被害期間の推定)
  • 外部への情報漏洩が発生しているかどうか(漏洩リスクの有無)

このように、感染・侵入の有無を明確にするだけでなく、再発防止の対策提案までを一貫して行ってくれる業者も存在します。多くの専門業者では、初回相談や見積もりを無料で対応しているケースもあり、最短で当日の調査・対処が可能な場合もある。個人で抱え込まず、早めにプロの力を借りることが、被害の最小化と早期解決への近道です。

おすすめのフォレンジック調査会社

公式サイトデジタルデータフォレンジック

編集部が厳選したおすすめのフォレンジック調査会社は、デジタルデータフォレンジックです。

デジタルデータフォレンジックは、累計3万9千件以上の豊富な相談実績を持ち、全国各地の警察・捜査機関からの相談実績も395件以上ある国内有数のフォレンジック調査サービスです。

24時間365日の相談窓口があり、緊急時でも安心です。相談から見積りまで無料で対応してくれるので、フォレンジック調査の依頼が初めてという方もまずは気軽に相談してみることをおすすめします。

アダルトサイトを閲覧した時のウイルス感染を予防する方法

最後にアダルトサイトなど安全性が低いサイトを閲覧したことをきっかけに、パソコンやスマホにウイルス感染することを予防する方法について解説します。

  • 違法サイトの閲覧はしない
  • セキュリティソフトやOSを最新に保つ
  • 不要なスクリプトやポップアップをブロックする
  • 怪しいリンクやバナー広告をクリックしない

違法サイトの閲覧はしない

違法サイト(著作権侵害サイトや海賊版配信サイトなど)は、セキュリティ対策が十分でない場合が多く、ウイルス感染のリスクが極めて高いことで知られています。中には、閲覧と同時に自動でマルウェアをダウンロードさせたり、ブラウザの脆弱性を突いて不正アクセスを仕掛ける仕組みが組み込まれていることもあります。また、広告表示を装って悪意あるプログラムを実行させるケースもあります。

セキュリティソフトやOSを最新に保つ

ウイルス感染を防ぐには、セキュリティソフトやOS、ブラウザなどのソフトウェアを常に最新の状態に保つことが重要です。新たに発見された脆弱性やマルウェアに対して、開発元は定期的に修正プログラム(パッチ)を提供しています。これを適用しないまま使用していると、既知の攻撃手法によって簡単に侵入される危険があります。自動アップデート機能を有効にし、常に最新のセキュリティ環境で利用することが、安全性を大きく高めます。

不要なスクリプトやポップアップをブロックする

Webサイト上ではJavaScriptなどのスクリプトが広く使用されていますが、これらを悪用して不正な動作をさせるマルウェアも存在します。例えば、スクリプトによって自動でファイルをダウンロードさせたり、ユーザーの操作を妨害して偽サイトに誘導することがあります。ブラウザの設定やセキュリティ拡張機能を使って、不要なスクリプトやポップアップをブロックすることで、こうした攻撃の多くを防ぐことができます。特に不審なサイトでは、スクリプトの実行を無効にするのが有効です。

怪しいリンクやバナー広告をクリックしない

「ウイルスに感染しています」や「今すぐアップデートが必要です」などと警告するリンクやバナー広告は、実際にはフェイクアラート(偽の警告)であり、クリックするとマルウェア感染やフィッシングサイトへの誘導が始まることがあります。特に無料動画サイトやアダルト系サイトでは、このような広告が表示されやすく、ユーザーの不安や興味をあおってクリックを促します。少しでも怪しいと感じたリンクや広告は絶対にクリックせず、即座にページを閉じることが安全です。

まとめ

今回は、デジタル端末でサイト閲覧時、ウイルス感染の警告文が出た際の対処法をご紹介しました。警告文が出た際は、Webページのブラウザを速やかに閉じ、心配であればWindows Defenderなど信頼できるセキュリティソフトでスキャンを行い、ウイルス感染やハッキングの有無を調査しましょう。

もしもセキュリティスキャンをかけても不正アクセスや遠隔操作などの被害が続く場合や、端末内のウイルスを除去できたか、対処に不安がある場合は、専門家の在籍するフォレンジック調査会社へ相談し、端末を詳細に調査してもらうことををおすすめします。

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