アプリが勝手にインストールされる原因とマルウェア感染が疑われるときの対処法|サイバーセキュリティ.com

アプリが勝手にインストールされる原因とマルウェア感染が疑われるときの対処法

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「アプリが勝手にインストールされている気がする」ような経験はありませんか?この場合、マルウェアに感染していることが原因かもしれません。

  • デバイスのパフォーマンスが低下した
  • バッテリーの消費量が急増した
  • デバイスの動作が遅くなる
  • 画面に不審なポップアップが表示される

上記のような症状が確認される場合は、マルウェアに感染している可能性が高いです。マルウェアに感染すると、デバイスを乗っ取られたり個人情報が漏えいしたりするなど深刻な被害をもたらします。

この記事では、アプリが勝手にインストールされる原因とマルウェア感染が疑われるときの対処法について解説します。被害が拡大する前になるべく早く対処しましょう。

アプリが勝手にインストールされる原因

アプリが勝手にインストールされる原因は以下のとおりです。

  • 自動ダウンロード設定
  • ファミリー共有
  • システムの不具合
  • 誤操作
  • マルウェア感染

自動ダウンロード設定

スマートフォンやタブレットでは、アプリの自動更新や自動ダウンロードの設定ができますが、この機能が有効になっているとアプリが勝手にインストールされることがあります。この設定を見直すことで、予期しないアプリのインストールを防ぐことができます。

ファミリー共有

家族でデバイスを共有している場合、一人が購入またはダウンロードしたアプリが他の家族のデバイスにもインストールされることがあります。家族間での共有設定を確認し、必要に応じて調整することが大切です。

システムの不具合

デバイスのシステム自体に不具合がある場合、アプリが勝手にインストールされることがあります。デバイスのシステムアップデートを定期的に行い、システムの安定性を保つことが重要です。

誤操作

ユーザー自身の誤操作により、意図せずアプリがインストールされることもあります。使用しているデバイスやアプリストアの操作方法をよく理解し、誤操作を防ぐことが大切です。

マルウェア感染

マルウェアとは、悪意のあるプログラムの総称です。マルウェアに感染すると、不正なアプリを勝手にインストールされ、個人情報や貴重なデータを窃取されることがあります。バックグラウンドでマルウェアが動作し、パスワードやクレジットカード情報、写真、文書などを不正に外部に送信します。

マルウェアに感染するとどうなるのか

マルウェアはさまざまな影響を及ぼす悪質なウイルスです。具体的に以下のような被害が発生する可能性があります。

  • データの破壊・消失
  • 動作不良
  • 身代金の要求
  • 遠隔操作
  • 個人情報の漏えい

この中でも特に注意が必要なのは個人情報の漏えいです。なぜなら、クレジットカード情報や社会保障番号、健康記録といった情報が不正な取引や詐欺に利用され、多額の金銭的損失やプライバシーの侵害につながる可能性があるからです。

そのため、マルウェア感染の疑いがある場合は、専門業者にて感染経路や被害範囲を調査することをおすすめします。感染経路を特定することで、感染源を速やかに隔離し、さらなる情報漏洩を防ぐことができます。また、被害範囲を把握することで、影響を受けたデータやシステムの特定と修復作業を効率的に進めることが可能です。

しかし、きちんと調査せず誤った対処をすると、さらに個人情報が窃取されて被害が拡大する恐れがあります。そのため、マルウェアに感染した疑いがある場合は、専門的な知識と技術をもった業者に相談しましょう。

不正なアプリを見分ける方法

不正なアプリを見分ける方法は以下のとおりです。

  • 運営元を確認する
  • アプリの説明を確認する

運営元を確認する

アプリの運営元を確認することは、その信頼性を判断する上で非常に重要です。公式ウェブサイトがリンクされているか、他にどのようなアプリを開発しているか、などを見ることで、開発者の信頼性を測ることができます。例えば、大手企業や既に評判の良いアプリを提供している開発者からのアプリであれば、信頼度は高いと言えます。

アプリの説明を確認する

アプリの説明文を確認することも重要です。良質なアプリは通常、機能や使い方、プライバシーポリシーについて明確かつ詳細に説明されています。そのため不自然な日本語や、具体性に欠ける説明文は警戒が必要です。

また、ユーザーレビューや評価も参考になります。他のユーザーがどのようなコメントをしているか、特に問題点を指摘しているレビューがあるかを確認することで、アプリの安全性をより良く判断できます。

マルウェア感染が疑われるときの対処法

マルウェア感染が疑われるときの対処法は以下のとおりです。

  • ネットワークを遮断する
  • 不審なアプリを削除する
  • セキュリティソフトウェアを利用する
  • デバイスを初期化する
  • サイバーセキュリティの専門業者に相談する

ネットワークを遮断する

マルウェア感染が疑われるときは、ネットワークを遮断しましょう。Wi-Fi、モバイルデータ、Bluetooth接続を切断することが望ましいです。これにより、マルウェアが外部のサーバーと通信するのを防ぎ、データの追加漏洩や他のデバイスへの感染拡大を防ぐことができます。

不審なアプリを削除する

デバイスに不審なアプリが見つかった場合、直ちに削除することが重要です。「見覚えのないアプリ」「必要以上の権限を求めるアプリ」はマルウェアの可能性が高いため、すぐに削除することをおすすめします。

セキュリティソフトウェアを利用する

信頼できるセキュリティソフトウェアを利用して、デバイスのフルスキャンを実行します。これにより、マルウェアを検出・駆除することが可能です。セキュリティソフトウェアは、定期的に更新することで、最新の脅威から保護する効果を高めることができます。

デバイスを初期化する

重度のマルウェア感染や、他の方法で解決できない場合、デバイスを工場出荷時の状態にリセットすることが有効です。ただし、これによりデバイス上のすべてのデータが消去されるため、重要なデータは事前にバックアップを取ることが必要です。

サイバーセキュリティの専門業者に相談する

マルウェアに感染した際は、サイバーセキュリティの専門業者に相談しましょう。専門業者では、最新の技術と知識を用いて、マルウェアの種類や感染経路、被害範囲を正確に特定し、迅速に対処することが可能です。

しかし、個人で対処しようとすると、誤った操作手順によってデータの損失やさらなる被害の拡大を引き起こす可能性があります。また、セキュリティの専門知識がない場合、感染レベルを正しく判断できず、必要な措置をとることができないこともあるでしょう。

そのためマルウェアに感染した際は、被害を最小限に抑えるために、迷わず専門業者に相談することをおすすめします。調査業者を選ぶポイントや費用の相場などはこちらの記事でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

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まとめ

今回は、アプリが勝手にインストールされる原因とマルウェア感染が疑われるときの対処法について解説しました。アプリがインストールされる原因には、システムの不具合や誤操作などさまざまですが、特にマルウェア感染には注意が必要です。マルウェアに感染すると、デバイスの乗っ取りや個人情報の漏えいなどの被害が発生する可能性があります。被害が拡大する前に専門業者に相談するようにしましょう。

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