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HDDから「カタカタ」「カリカリ」といった音が聞こえることはありませんか？
通常であれば、HDDからは「ジー」という稼働音が聞こえることはありますが、「カタカタ」「カリカリ」といったような音が聞こえる場合には、HDDが故障している可能性があります。
今回は、HDDの音がカタカタ・カリカリとうるさい原因や対処法を紹介します。
目次
HDDの音がうるさい原因
HDDの音がうるさい原因は以下のようなものがあげられます。
- 通常のシーク音
- 物理障害（故障）
通常のシーク音
通常のシーク音とは、HDDが正常に動いているときに聞こえる音のことです。
以下のような音は、シーク音です。
- 「カリカリ」
- 「ジージー」
このような音が鳴っている状態は正常であるため、故障の心配はありません。
ですが、音が購入時より大きくなっていると感じた場合は、HDDが故障している可能性があります。
衝撃や劣化などの原因で、HDD内部の部品が破損してぶつかっているために、異音が鳴っていると考えられます。
HDDの異音についてさらに詳しく知りたい方は、下記の記事もお読みください。
物理障害（故障）
物理障害とは、HDDが物理的に破損している状態を指します。
物理障害が発生していると、以下のような症状が見られます。
- カチカチと異音が聞こえること
- 焦げ臭いような異臭が匂う
- 頻繁にフリーズする
- 何度も再起動する
物理障害の原因には以下のようなものがあります。
- 落としてしまった
- 経年劣化
- 落雷によりショート
- 水没させてしまった
物理障害が発生していると、自分で復旧することは難しいです。
物理障害の復旧作業を行う上で、HDDを分解する必要があり、専用の設備や知識を必要とします。
HDDは精密機器であるため、クリーンルームと呼ばれる設備の中で作業を行う必要があります。通常の環境で分解して作業を行ってしまうと、空気中のホコリやチリが内部の部品に付着し、さらに状態を悪化させて二度とデータを取り出せなくなる恐れがあります。
物理障害が発生している可能性がある場合には、自分では作業を行わずに、データ復旧業者に相談するようにしてください。
「カリカリ・ジー」という音が大きいときの対処法
「カリカリ・ジー」という音はHDDに異常が無くても聞こえる音ではありますが、音が大きすぎるとHDDが故障している可能性があります。
このような時には、以下の対処法を行いましょう。
- 周辺の掃除をする
- HDDを変える
- メーカー・修理業者・データ復旧業者に相談する
周辺の掃除をする
HDDやPCの冷却ファンにほこりが溜まっていると、異音が生じることがあります。
ほこりをはらうなどし、異音が無くなるかどうかを確認しましょう。
HDDを変える
HDDから「カリカリ・ジー」といった音が大きく聞こえるときは、HDDが故障している可能性が高いため、これ以上状態が悪化してデータが見られなくなる前に、別のHDDにデータを移行するなどデータのバックアップをとることを推奨します。
HDDは消耗品であり、寿命は3-4年と言われています。ですが、使用方法によって寿命は異なります。そのため、異変が生じたら素早く交換することで、HDDに保存している大切なデータを消失することを防ぎましょう。
HDDの寿命について詳しく知りたい方は下記の記事もお読みください。
メーカー・修理業者・データ復旧業者に相談する
異音が鳴っているHDDは故障している可能性が高いため、心配な場合には業者に相談することをおすすめします。
どのような業者に相談するかは、目的によって異なります。
HDDに保存しているデータを見られないほど状態が悪化していて、重要なデータを取り出したい場合には、データ復旧業者に相談しましょう。
メーカーや修理業者では、HDD自体の交換や修理は可能ですが、データ復旧の専門ではないため、データは失われてしまいます。
「ガタガタ・カタカタ」という音がするときの対処法
「ガタガタ・カタカタ」という異音がする場合には、高確率でHDDが故障している可能性があります。
このような時には、以下の対処法を行いましょう。
- HDDを変える
- メーカー・修理業者・データ復旧業者に相談する
HDDを変える
HDDから「ガタガタ・カタカタ」といった異音が聞こえるときは、HDDに物理障害が発生している可能性が高いため、これ以上使用し続けると、突然保存しているデータを見られなくなる恐れがあります。保存しているデータが見られなくなる前に、早急に別のHDDにデータを移行するなどデータのバックアップをとることを推奨します。
メーカー・修理業者・データ復旧業者に相談する
異音が鳴っているHDDは故障している可能性が高いため、心配な場合には業者に相談することをおすすめします。
どのような業者に相談するかは、目的によって異なります。
HDDに保存しているデータを見られないほど状態が悪化していて、重要なデータを取り出したい場合には、データ復旧業者に相談しましょう。
メーカーや修理業者では、HDD自体の交換や修理は可能ですが、データ復旧の専門ではないため、データは失われてしまいます。
HDDに故障の可能性があるときの注意点
HDDに故障の可能性があるときの注意点は以下の４つです。
- 通電しない
- 電源の入り切りを繰り返さない
- データ復旧ソフトを使用しない
- 自分で分解しない
通電しない
通電はHDDに負荷を与える行為です。
故障しているHDDを通電し続けると、さらに状態を悪化させ、データを失う恐れがあります。
HDDを通電し続けることで、HDD内部の磁気ヘッダ(データの読書きを行う部品)とプラッタ(データを記録する部品)が物理的に破損している場合には、プラッタに傷をつけてしまい、保存しているデータを読み込めなくなる可能性が高くなります。
電源の入り切りを繰り返さない
電源の入り切りを繰り返すことは、通電と同様にHDDに負荷を与える行為です。
HDDに不具合が生じると、電源を入れ直して解決することがあるので試すことが多いですが、行う場合には一度だけにしてください。
データ復旧ソフトを使用しない
物理障害の発生しているHDDにデータ復旧ソフトを使用すると、さらに状態を悪化させ、データを取り戻せなくなる恐れがあります。
データ復旧ソフトの使用で復旧の可能性があるのは、データを誤削除してしまったなどの軽度の論理障害に限られます。
これまで説明してきたように、異音のするHDDには高確率で物理障害が発生している可能性があるため、データ復旧ソフトは使用しないようにしましょう。
自分で分解しない
HDDを分解する場合には、専用の設備や知識が必要であるため、自分で分解して作業をしないでください。
HDDは精密機器であるため、クリーンルームと呼ばれる設備の中で作業を行う必要があります。通常の環境で分解して作業を行ってしまうと、空気中のホコリやチリが内部の部品に付着し、さらに状態を悪化させて二度とデータを取り出せなくなる恐れがあります。
HDDから異音が発生しており物理障害の疑いがある場合には、自分では分解せず、データ復旧業者に相談するようにしてください。
HDDの故障が疑われるときはデータ復旧業者に相談
HDDの故障が疑われるときに、重要なデータを安全に取り戻したい場合には、データ復旧業者に相談することが一番です。
無料で診断・見積が可能なデータ復旧業者もあるため、気軽に相談することができます。
一度業者に頼んで作業に失敗してしまうと、その後で技術力のある業者に依頼しても復旧が困難な状態になってしまうため、初めから技術力のある業者を選んで相談しましょう。
業者選びについて詳しく知りたい方は下記の記事もお読みください。
おすすめのデータ復旧業者
技術力の高い業者といっても、素人には判断が難しいです。
そこで、データ復旧サービス各社の価格、内容（対応製品）、期間や特長から比較した、おすすめのサービスを紹介します。
デジタルデータリカバリー
公式HPデジタルデータリカバリー
デジタルデータリカバリーは、データ復旧国内売り上げNo.1のデータ復旧専門業者です。復旧率最高値は95.2%と非常に高い技術力を有しています。依頼の8割を48時間以内に復旧と復旧のスピードも優れています。また、官公庁や大手企業を含む累積41万件以上の相談実績があります。
相談から見積もりの提示まで無料で行っているため、データ復旧を検討している際はまずは最大手であるデジタルデータリカバリーに相談すると良いでしょう。
| 復旧費用 | 相談から見積もりまで無料 500GB未満：5,000円〜 500GB以上：10,000円〜 1TB以上：20,000円〜 2TB以上：30,000円〜 |
|---|---|
| 対応製品 | RAID機器(NAS/サーバー)、パソコン(ノート/デスクトップ)、外付けHDD、SSD、USBメモリ、ビデオカメラ、SDカード・レコーダー等記憶媒体全般 |
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まとめ
今回は、HDDの音がカタカタ・カリカリとうるさい原因や対処法を紹介しました。
異音がするHDDは高確率で物理障害が発生している可能性があります。HDDから異音が鳴っていても、まだデータを見られるうちにデータを他のHDDに移行するなどバックアップをとり、データを失うリスクを回避しましょう。
万が一データを見られないほど状態が悪化しており、重要なデータを安全に取り出したい場合には、データ復旧の専門業者に相談することをおすすめします。
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