Buffalo社のLinkStation(リンクステーション)に「アクセスできない」「データの読み書きができない」といったトラブルに遭遇し、困った経験はありませんか?
LinkStationでトラブルが発生した場合、いち早く障害の原因を特定し適切な対処ができればサーバー内のデータを復旧できる可能性があります。
ただし、HDD/SSDの取り出しやフォーマットなど誤った操作を行うと、最悪の場合2度とデータを復元できなくなってしまう恐れがあるため注意しましょう。
この記事では、LinkStationにアクセスできない原因や注意点、対処方法を紹介していきます。
目次
LinkStation(リンクステーション)とは
LinkStation(リンクステーション)とは、Buffalo社が製造・販売しているNAS(ネットワークストレージ)の一種で、下記のような機能が搭載されています。
- 高速なデータ転送が可能
 - パソコンやUSBメモリー等から保存した動画を、ネットワーク対応テレビ・ステレオで視聴できる「メディアサーバー機能」
 - いつどこにいても自宅のLinkStationにアクセスできる「WebAccess機能」
 - ハードディスクをスリープし消費電力を節約できる「スピンダウン機能」
 
利便性に優れたLinkStationは、主に個人・小規模オフィスで使用されています。
LinkStationにアクセスできない原因
LinkStationにアクセスできない場合、以下の原因が考えられます。
電源ケーブルや筐体の故障
マザーボード、電源ユニットなどの筐体や電源ケーブルが損傷していることで十分な電力供給ができず、LinkStationにアクセスできない可能性があります。
この場合、本体の起動ランプ・電源ランプが点灯しているかによって症状を判断することができるので一度確認してみましょう。
RAIDコントローラの不具合
HDD/SSDに論理障害または物理障害が起きるとRAIDコントローラに異常が生じ、LinkStationにアクセスできなくなってしまうことがあります。
HDD/SSDに障害が起きている場合、自力での対処は不可能に近いため、症状が悪化する前にデータ復旧業者に相談することをおすすめします。
セキュリティ設定の問題
ファイアーウォールが有効になっているなど、セキュリティ設定に問題があることでLinkStationにアクセスできないことがあります。
セキュリティソフトの導入後やソフトのアップデート後にアクセスできない場合は一度ファイアーウォールを無効にしてみましょう。
ただし、無効にしたままだとセキュリティ面での脆弱性が高まるため、一度試した後すぐに設定を戻すようにしましょう。
論理障害
論理障害とはHDD/SSDなどの記録媒体に物理的な損傷がないものの、ファイルシステムやデータ部分の破損、プログラム上に問題が発生したりすることで起きる障害です。
論理障害の症状例は以下の通りです。
- 誤って必要なデータや共有ファイルを削除した
 - LinkStationの起動中にケーブルを抜いた
 - ウィルスに感染したことによりプログラムが破壊された
 - リビルドでRAID崩壊が生じた
 - 誤ってフォーマットした・初期化してしまった
 - 新しいNASを設置した際、古いNASにデータを上書きしてしまった
 
論理障害の場合、LinkStationへの通電を続けると重要なデータが上書きされてしまう可能性があるため、すぐに使用を中止するようにしましょう。
消失してはいけない重要なデータの場合は、データ復旧業者に依頼することを検討しましょう。データ復旧業者の失敗しない選び方やおすすめ業者についても以下の記事で解説しています。
物理障害
物理障害とは、HDD/SSDなどの記録媒体が強い衝撃や水没により物理的に故障して起きる障害です。
物理障害の症状例は以下の通りです。
- HDDからカチカチ、カタカタなどの異音がする
 - HDDが焦げ臭い、異常に熱い、煙が出ている
 - 「ハードディスクの問題が検出されました」「フォーマットする必要があります」などのエラーが表示される
 
物理障害が発生した場合は、自分で操作しないで、専門家に対応を依頼しましょう。なぜなら物理障害が発生した場合、自力での対処は不可能に近く、不用意に操作すると状態が悪化する恐れがあるからです。
物理障害を起こした機器からデータ復旧をおこなう場合、専門知識を持った業者に対応を依頼する必要があります。ただし、業者によって復旧できるか否かが異なってくるため、「技術力のある業者」まで対応を依頼するようにしましょう。ご不明な点があれば、専門家まで相談してください。
LinkStationにアクセスできない場合の注意点
ここで、LinkStationにアクセスできない場合の注意点を紹介します。
- 通電・再起動は繰り返し行わない
 - HDD/SSDを取り出さない、交換しない
 - フォーマットしない
 - RAIDのリビルド(再構築)はしない
 - リセットボタン・ファンクションボタンは押さない
 - 復元ソフトは使わない
 
通電・再起動は繰り返し行わない
LinkStationに何らかの不具合がある状態で通電や再起動を繰り返すと、故障部分の症状悪化やデータの上書きなど新しい障害が発生し、復旧の難易度が上がってしまう恐れがあります。
特に、物理障害が発生している状態で通電するとHDDに更なる負荷をかけ、深刻な障害を起こしてしまうこともあるため注意が必要です。
NASが故障した場合は機器の電源を切り、なるべくそのままの状態でデータ復旧業者に依頼しましょう。
HDD/SSDを取り出さない、交換しない
NAS(LinkStation)内蔵のHDD/SSDなどのストレージは複数のディスクでRAIDを構築しているため、ディスクの取り出しや交換を行うと保存データの規則性が乱れ、データが破損してしまうことがあります。
また、データが破損した状態のまま使用を続けると上書きが進んでしまい、データ復旧が難しくなってしまうためNASからHDD/SSDを取り出す行為は控えましょう。
フォーマットしない
フォーマットをするとパソコンが初期化され、エラーを解消できる可能性がありますが、保存されているデータはすべて消えてしまうため注意が必要です。
LinkStationにアクセスできない場合は自力での対処は控え、データ復旧業者に依頼するようにしましょう。
RAIDのリビルド(再構築)はしない
リビルド(再構築)とは、RAIDアレイ内のデータを再構築することです。たとえばRAIDアレイ内で1つ以上のドライブが故障した場合、故障したドライブを取り外し、新しいドライブに置き換える作業がリビルドに該当します。
ただ、リビルドを行うとHDD/SSDの状態が悪化し、データ復旧が困難となってしまう恐れがあるため、エラーが起きてるからといえ、バックアップがない状態で安易に実行してはいけません。
リセットボタン・ファンクションボタンは押さない
機種によっては筐体にリセットボタン・ファンクションボタンが設置されており、エラーが生じた際に押すよう促されることがあります。
しかし、ボタンを押すと機器が初期化され、データはすべて消えてしまいます。
万が一誤って押してしまいデータが消えてしまった場合は、すぐにデータ復旧業者に相談しましょう。
復元ソフトは使わない
LinkStationにアクセスできない場合、HDDに物理障害が生じているケースが多いため、復元ソフトを使用すると状態を悪化させてしまうことがあります。
確実にデータを取り出したい方は個人での対処は避け、データ復旧業者に相談することをおすすめします。
高復旧率&安心して任せられる業者を選ぶポイント
せっかくお金も時間もかけたのに、復旧成功確率の低い業者に依頼して作業に失敗されると、最悪の場合、大切なデータを永遠に失うことになります。
そのような事態を避けるためにも、ここなら間違いないという業者を見極めることが重要です。今回は下記に当てはまっていて、技術力が高いと評価を受けている業者を厳選しました。
- 復旧率が90%以上あり技術がたしかなこと
 - 夜間や休日も窓口が営業しており復旧スピードが速いこと
 - 後から診断料や部品代などの追加費用が請求されず明朗会計であること
 - 復旧成功の口コミや利用者の実例が多数あること
 - 自社内に復旧設備を整え、熟練の技術者が多数いること
 
上記のポイントから厳選したおすすめランキング1位の業者は、
です。
デジタルデータリカバリー

公式HPデジタルデータリカバリー
✔14年連続データ復旧国内売り上げNo.1のデータ復旧サービス最大手
✔復旧率最高値は95.2%と高い技術力
✔依頼の8割を48時間以内に復旧するスピード対応
✔国際標準規格ISO27001/ISMS認証を取得した万全なセキュリティ体制
✔警視庁からの表彰、東京都からの技術革新による表彰など豊富な実績
こちらのデジタルデータリカバリーは、国内で最も規模が大きいデータ復旧業者の1つです。20年以上データ復旧に携わり、累計の相談件数46万件以上、他社では復旧できなかった機器の相談件数だけでも7,000件以上ある実績面で信頼のおける業者です。依頼前に無料で相談・診断・見積まで行ってくれるので、データ復旧業者を探している場合はこちらのデジタルデータリカバリーに相談すると良いでしょう。
LinkStationにアクセスできない場合の対処方法
LinkStationにアクセスできない場合の対処方法は以下の通りです。
ランプの点滅・エラーコードの確認
LinkStationにアクセスできない場合、まずは機器のランプの点滅・エラーコードを確認し障害の原因を特定しましょう。
LinkStaionには、何らかの不具合が生じた際にランプを点滅させ、エラーコードを表示することで障害を伝える機能が備わっています。
主なエラーコードとその内容一覧は以下の通りです。
| 赤色点滅 | 橙色点滅 | ||
| コード | メッセージ | コード | メッセージ | 
| E04/06 | 
 ファームウェアが破損しています  | 
I11 | 内蔵HDDの不良セクタが 閾値を超える可能性があるので、 HDDを交換してください  | 
| E11 | ファンの回転数に異常があります。 ファン付近に異物がないか要確認  | 
I13 | RAIDアレイをフォーマット中 | 
| E14 | RAIDアレイがマウントされていない | I20 | HDDをチェック中 | 
| E15 | 
 内蔵HDDの不良セクタが  | 
I22 | HDDのデータを消去中 | 
| E30 | HDD故障 | I25 | ファームウェアをアップデート中 | 
ただしランプやエラーコードだけで原因を判断し対処した結果、障害が悪化してしまったケースも多くあるため、不安な方はデータ復旧業者に相談してみましょう。
電源や周辺機器を確かめる
LinkStationに電源ケーブルが正しく刺さっていなかったり、ACアダプターや電源ユニットの破損が原因でトラブルが生じることがあります。
LinkStationにアクセスできない場合は電源ケーブルや周辺機器の状態を必ず確認するようにしましょう。
パソコン側に問題がないか確認
LinkStationにアクセスできない原因がパソコン側のトラブルである可能性もあります。
複数台のパソコンからLinkStationへのアクセスを試し、特定のパソコンのみアクセスできない場合は一度パソコンを再起動してみましょう。
ネットワーク環境に異常がないか確認
LinkStationやパソコンではなく、無線・有線LANのネットワークに問題がある可能性もあります。
以下を参考に、ネットワーク環境を確認してみましょう。
- LANに接続しているメディアの数を減らし負担を軽減してみる
 - パソコンとの接続が不安定なら別のメディアから接続する
 - 有線LANの場合、ケーブルに断線がないか確認する
 - エクスプローラー上部の「アドレスバー」に、フォルダのIPアドレスを入力して接続する
 
ネットワーク接続が改善しない場合はルーターの故障も考えられるため、買い替えを検討しましょう。
メーカーや購入店に相談
LinkStationにアクセスができない場合、メーカーや購入店に修理を依頼することで障害を解消することができます。
ただし、メーカーでは機器の動作を回復させることが一番の目的であり、初期化して修復作業が行われるため、保存されていたデータは全て消えてしまいます。
LinkStationのデータの取り出しを優先したい方は下記で紹介するデータ復旧業者に相談しましょう。
データ復旧業者に相談
データ復旧業者は、障害が発生したストレージからのデータ復旧を専門としている業者です。
データ復旧業者には、以下のようなメリットがあります:
- 正確かつ迅速なデータ復旧が可能
 - 多様なデータ復旧方法で様々な種類のデバイスに対応
 - 標準搭載ツールや復元ソフトでは対応できないケースでも復旧が可能
 - データ復旧に必要なツールや設備を備えているため、高い成功率を実現
 - 個人情報や機密情報などのセキュリティに配慮した取り扱いが可能
 
この際、メーカーや修理業者に依頼すると、機器内のデータは全て消えてしまう恐れがあるため、ご注意ください。
なおデータ復旧業者に依頼する場合、信頼できる業者を選ぶことが重要です。業者選びには、実績や技術力、料金や対応範囲などを比較検討し、十分な情報収集を行うことが必要です。
中には診断~見積もりまで無料で行っている業者もあるため、まずは無料相談を受け付けているデータ復旧業者へ問い合わせてみましょう。
おすすめのデータ復旧業者
国内には100社を超えるデータ復旧専門業者が存在し、その中から専門業者を選定することは難しいです。
そこで今回は、多くの実績があり技術力がトップレベルで安心して依頼できるおすすめのデータ復旧業者を紹介します。
デジタルデータリカバリー

公式HPデジタルデータリカバリー
デジタルデータリカバリーは、データ復旧国内売り上げNo.1のデータ復旧専門業者です。復旧率最高値は95.2%と非常に高い技術力を有しています。依頼の8割を48時間以内に復旧と復旧のスピードも優れています。また、官公庁や大手企業を含む累積46万件以上の相談実績があります。
相談から見積もりの提示まで無料で行っているため、データ復旧を検討している際はまずは最大手であるデジタルデータリカバリーに相談すると良いでしょう。
| 復旧費用 | 相談から見積もりまで無料 500GB未満:5,000円〜 500GB以上:10,000円〜 1TB以上:20,000円〜 2TB以上:30,000円〜  | 
|---|---|
| 対応製品 | パソコン(Mac/Windows)、RAID機器(NAS/サーバー)、外付けHDD、SSD、USBメモリ、ビデオカメラ、SDカード・レコーダー等記憶媒体全般 | 
| 復旧期間 | 最短当日に復旧完了(本社へ持ち込む場合) 約80%が48時間以内に復旧完了  | 
| 特長 | 14年連続データ復旧国内売上No.1 復旧率最高値95.2%の非常に高い技術力 官公庁や大手企業を含む累積46万件以上の相談実績 相談・診断・見積り無料(デジタルデータリカバリーへの配送料も無料)  | 
デジタルデータリカバリーのさらに詳しい説明は公式サイトへ
まとめ
LinkStationにアクセスできない場合の原因や注意点、対処方法からおすすめのデータ復旧業者まで紹介しました。
LinkStationでトラブルが発生した場合、いち早く障害の原因を特定し適切な対処ができればサーバー内のデータを復旧できる可能性があります。ただし、ディスクの取り出しやフォーマットなど誤った操作を行うと、最悪の場合2度とデータを復元できなくなってしまう恐れがあるため注意が必要です。
確実にデータを復旧したい方は専門のデータ復旧業者に依頼しましょう。



![中小企業の情報瀬キィリティ相談窓口[30分無料]](/wp-content/uploads/2023/07/bnr_footer04.png)



