【全機種対応版】スマホがウイルス感染?検査方法を徹底解説|サイバーセキュリティ.com

【全機種対応版】スマホがウイルス感染?検査方法を徹底解説

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「スマートフォンがウイルスに感染したかも…」という際、どのように確認すればいいのか分からず不安に思う方も多いでしょう。

スマートフォンがウイルスに感染したまま使用を続けると、個人情報の漏洩や身に覚えのない高額請求などの被害を被る恐れがあります。そのような事態に陥る前に、ウイルス感染していないかどうかを正確に確かめることが肝心です。

中にはスマートフォンの動作がおかしくなった場合でも、ウイルス感染以外が原因となっているケースもあるため、見極めには注意が必要です。

この記事では、機種を問わずスマートフォンのウイルス感染を検査する方法を解説します。自分でできる簡易的な検査方法から、より精密な検査の手法までスマートフォンのウイルス感染が疑われる際の確認方法をご紹介します。

スマホウイルスの検査方法

スマートフォンがウイルスに感染しているかどうかを検査する方法は主に3つあります。

1発生している症状を元に自分で確認する

ツールの使用やコストをかけずに、ご自身でスマートフォンがウイルス感染していないかを確認できる方法です。

症状から自分で確認する際の確認方法はこちら

「高額請求・身に覚えのないアプリ・スマホ本体が熱を帯びている…」などの症状から、スマホウイルスに感染している可能性を探ることができます。しかし、この方法はあくまでもスマホウイルス感染の疑いの有無を確認するための方法であり、確実にウイルス感染を調査できる方法ではありません。

この段階でスマートフォンに異常を見つけた場合には、次に紹介する検査方法でスマホウイルス調査を行うことを検討しましょう。

2セキュリティソフトでスキャン

これは、Androidのスマートフォンでのみ可能なスマホウイルス検査方法です。※iPhoneはこの検査方法に対応していません

自身でスマートフォンの状態をもとにウイルス感染を確認した後に、より確実に確認したい場合には、セキュリティソフトでスキャンを行ってください。症状をもとにした確認のみでは正確性に限界があり、中にはデータ通信量などに変化がなく表面上では気づきにくいウイルス感染事例もあります。心配な方はソフトを使うことをおすすめします。(※セキュリティソフトでは、基本的に、ウイルス感染の有無を診断することができますが、駆除まではできないため注意してください。)

セキュリティソフトは、無料のものから有料のものまであり、また多くの製作者が存在します。使用時には、信頼できるソフトを選ぶようにしましょう。

3調査会社にウイルス検査を依頼

以上の検査方法では不安で本格的な調査を行いたい場合には、ウイルス感染調査を専門業者に相談する方法もあります。

ハッキング調査会社を選ぶポイントや費用などはこちらの記事で詳しく解説しています。

調査会社に調査を依頼する場合、個人での確認とは異なり、費用がかかるサービスになるため注意が必要ですが、基本的に依頼の有無は見積りを見てから判断できます。

個人での原因特定には限界があり、乗っ取られていることに気が付かずそのままスマホの使用を続けると、知人へスパムメールを送信する等、加害者となってしまうリスクもあり、更なる被害に繋がりかねません。乗っ取りやハッキングの手法は様々であるため、正確な事実確認を行いたい場合は、専門業者に相談するのが最善の方法です。

スマホウイルス検査時の注意点

スマホウイルス感染を確認する際には、次の点に注意してください。

ウイルス感染ではない警告やスパムに注意

警告画面(フェイクアラート)スパムメールは、ウイルス感染によって引き起こされるものではないケースが多々あります。

警告画面(フェイクアラート)

ウイルス除去アプリと偽ってウイルスを仕込んだアプリのダウンロードや、クレジットカード番号などの個人情報を入力するように誘導されることがあります。しかし、詐欺の手法の一種でありウイルス感染とは異なります。

警告画面が表示されただけではスマートフォンがウイルスに感染したり、詐欺の被害にあうことはありません。もし、警告画面が表示された場合は、アプリをダウンロードしたり個人情報を入力したりせずに、Webブラウザを一度終了してしまえば、何らかの被害を被る心配はありません。

スパムメール

ウイルス感染とは異なる原因によってスパムメールが大量に届く場合があります。主に下記のような理由から突然スパムメールが大量に届き始めます。

  • Webサービスに登録した情報が共有された
  • 何らかの理由で知り合いや自身の個人情報が漏洩した
  • サイバー犯罪者によるスパムメール送信用メールアドレス作成ソフトで作成したメールアドレスが一致した

スパムメールがあまりにも気になる場合には、手間がかかってしまいますがメールアドレスを変更することで解決します。

スマホウイルスを症状から検査する方法

スマホウイルスを症状から検査する際の確認事項6つを解説します。

1発信・通信履歴を確認

身に覚えのない発信・通信履歴がないかどうかを確認してみましょう。

ウイルス感染すると、勝手に海外などに電話発信をする場合があります。発信履歴の中に身の覚えのない電話番号がある、明らかに日本国内ではないような電話番号が含まれているケースは、ウイルス感染の可能性が高いため要注意です。

また、メール送信歴に身に覚えのないスパムメールの送信歴がある場合もあります。これは、ウイルス感染したことによって、自身がスパムメール送信者にされていると考えられます。

2データ通信量を確認

データ通信量が急増していないかを確認してみましょう。

ウイルスに感染したスマートフォンは、常に外部との通信を行うためデータ通信量が増加します。万が一、データ通信量が異常に増加している場合には、ウイルス感染によって、スマートフォンで管理している情報を盗まれていたり、不正なテキストメールの送信や仮想通貨のマイニング行為に使われている可能性があります。

3アプリを確認

身に覚えのないアプリはないか、複数のアプリが頻繁にクラッシュしないかどうかを確認しましょう。

身に覚えのないアプリがある場合には、ウイルス感染によって勝手にダウンロードされ、遠隔操作されている可能性があります。また、複数のアプリが頻繁にクラッシュする場合には、ウイルス感染によってスマートフォンが操作されているために端末の処理が追い付かなくなっていると考えられます。しかし、容量不足など、他の原因によりアプリがクラッシュするケースはよくあるため、これだけでハッキングやウイルス感染の被害にあったと言い切ることは難しいです。

4スマホ本体の状態を確認

スマートフォン本体が異常に熱を帯びていないか、電源が勝手にON/OFFにならないか、カメラが勝手に作動しないかどうかを確認しましょう。

衝撃を与えたりしていないにもかかわらず物理的にな異常が発生している場合には、スマートフォンがウイルス感染によって遠隔操作されている可能性があります。スマートフォンが遠隔操作されて仮想通貨のマイニングに使われると、莫大な処理を必要とするためスマートフォンのCPUが消耗し、端末の発熱や物理的破壊に至ってしまいます。また、勝手にカメラが起動したり、最悪の場合にはスマートフォンの利用権限を奪われてユーザーがスマートフォンを使用できなくなってしまうこともあります。

5データが暗号化されていないか確認

スマートフォンに保存しているデータが暗号化されていないかどうかを確認しましょう。

データが暗号化され、通常通りにデータを見ることができない場合には、ランサムウェアというウイルスに感染していると考えられます。

6金銭を請求されていないか確認

高額請求が届いていないかどうかを確認しましょう。

特に、ランサムウェアに感染しデータを暗号化されると、データの復号と引き換えに身代金を請求されるケースが多いです。身代金要求は明らかにウイルス感染していると分かる決定的な症状です。

身代金を請求されても絶対に支払いに応じないようにしましょう。実際のところ身代金を支払ってもデータを取り戻せる保証はなく、また身代金の支払いを通じて犯罪組織に加担してしまうリスクもあります。

万が一、重要なデータを暗号化され身代金を請求されてしまった場合でも、ウイルス感染被害への厳格な対応が必要になる為、個人での対処は難しいです。適切に対処するために、身代金の支払いには応じず、直ちに調査会社に相談しましょう。

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まとめ

今回は、スマホウイルスの検査方法について解説しました。スマートフォンは扱いやすい反面、ウイルス感染してしまうと甚大な被害に繋がることもあるため、注意が必要です。ウイルス感染が疑われる場合、自身で確認する以外に、しっかりと調査したい場合には、セキュリティソフトの使用やスマホウイルスの検査を専門に行う業者に相談するのが良いでしょう。

近年ではスマートフォンで情報をやり取りする機会が増え、自身だけでなく知人の個人情報や金融資産に関する情報をスマートフォンで扱う機会も多いでしょう。それと同時にスマートフォンを攻撃するウイルス感染の手口も巧妙化しているため、しっかりと管理する必要があります。自身での対応に不安を覚えたり、お困りの際は一度調査会社へ相談してみることをおすすめします。

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