誰もが毎日使用しているスマートフォンですが、勝手にシャッター音が鳴るという現象が起きている場合、保存している情報がリスクにされされている可能性があります。
勝手にシャッター音が鳴る原因としては、不正アプリがバックグラウンドで開いていることが多く見られますが、まれにウイルスに感染が原因で、第三者によって遠隔操作されていることがあります。
この場合、勝手にカメラを起動されている他に、端末に保存しているカード情報や仕事関係の情報が盗まれている危険性があります。
この記事では、勝手にシャッター音が鳴る場合の原因からリスク、その対処法について解説しています。
目次
スマホでシャッター音が鳴る瞬間
スマホでシャッター音が鳴るのは主に、スクリーンショットとカメラアプリでの撮影の2つです。
スクリーンショットの撮影
スクリーンショットは、スマホの画面に表示されている内容をそのまま画像に保存する操作です。
多くのスマートフォンでは、電源ボタンと音量下ボタンを同時に押す、または特定のジェスチャー(例えば、画面を三本指で下にスワイプする)でスクリーンショットを撮影できます。
カメラアプリの使用
カメラアプリを使って写真や動画を撮影する際にも、シャッター音が鳴ります。
他人の了解なく写真を取ることを防ぐため、プライバシー保護の観点からシャッター音が付いています。そのため、一部の国や地域では設定から消音にすることができず、iPhoneの場合は日本で消音に設定することはできません。
何もしていないのにシャッター音が鳴る原因
スクリーンショットやカメラアプリを使用していのに、勝手にシャッター音が鳴る場合、原因として以下のことが考えられます。
設定で背面タップでスクリーンショットを撮る設定になっている
iPhoneのiOS14以降では、背面を2回または3回タップすることでスクリーンショットを撮れる機能があります。
以下の方法から、設定変更することができます。
- 「設定」>「アクセシビリティ」>「タッチ」>「背面タップ」を選択
- 「背面タップ」から「ダブルタップ」もしくは「トリプルタップ」を選択
- 「なし」を選択
背面タップでスクリーンショットを行いたい場合は、背面タップの設定まで進んだら「スクリーンショット」を選択してください。
アプリがバックグラウンドで写真を撮影している
不正アプリが端末に入っている場合、ユーザーがスマホを操作していない時や、他のアプリを操作している時に、裏側で撮影やスクリーンショットをしている可能性があります。
この場合、勝手に撮影されているほか、表示されている画面がスクリーンショットされている危険性があり、重大なセキュリティリスクに晒されていることがあります。
App StoreやGoogle Playなど、公式ストアのアプリであれば安全ですが、公式以外の場所でのインストールや、不審なメールに添付されてきたアプリのインストールは避けましょう。
ウイルスに感染している
ウイルスやマルウェアの感染が原因で、第三者が遠隔操作でカメラを使用し、勝手にシャッター音が鳴っている可能性があります。
感染の主な原因として、不審なメールに添付されているURLやファイルにアクセスした、もしくはダウンロードしたことが挙げられます。
ウイルスが原因だった場合はカメラの使用だけでなく、端末に保存している情報が全て盗まれることも多く、口座やカード情報が漏えいした場合、巨額の不正利用される可能性があります。
自力でのウイルス駆除、被害データの特定は時間がかかる上に正確性が担保できません。調査会社に依頼することで、感染経路や被害データの流出範囲を調べられます。被害が拡大する前に相談しましょう。
何もしていないのにシャッター音が鳴る場合の対処法
何もしていないのに、勝手にシャッター音が鳴る場合の対処法は以下の通りです。
不審なアプリを端末から削除する
不審なアプリがインストールされている場合、勝手にシャッター音が鳴る原因である可能性が高いため、すぐさま削除してください。
位置情報やカメラの使用など、権限を多く要求してくる物も注意が必要です。むやみに許可ボタンを選択しないようにしましょう。
公式ストアにあるアプリであれば安全性が高く、悪意のあるアプリはほとんど無いと言えます。必ず、公式のアプリストアからインストールしましょう。
セキュリティソフトでウイルスを検知する
スマートフォンがウイルスやマルウェアに感染している可能性がある場合、セキュリティソフトを使用してスキャンを実行することで、ウイルスの検知から駆除まで行うことができます。
しかし、個人でウイルスの検知から駆除はできても、感染経路や被害データの流出範囲までは特定することができません。重要な情報が漏えいした場合は、調査会社で感染経路を調べる必要があります。
調査会社に依頼する
社用で使用しているスマホがウイルスに感染し、情報漏洩が起きた場合、顧客や取引先との関係に影響を及ぼす可能性があります。
情報漏洩が公になった場合、損害賠償や罰金の支払い、顧客離れや取引先と取引中断などが考えられ、大きな経済的損失に繋がる可能性があり、最悪の場合は会社存続の危機に影響することもあります。
また、社内の機密情報や営業秘密が盗まれた場合、ダークウェブ上で公開されたり、競合他社に情報が売買される可能性があるため、ウイルスの駆除だけでなく被害データの特定と流出範囲を調べることが必須になります。
個人で使用しているスマホでもウイルスに感染した場合、勝手にフィッシングメールを送信され第三者に被害が拡大したり、カードを不正利用される可能性があります。スマホがウイルスに感染し、自己対処のみで不安を感じる場合は調査会社に相談し、専門家の下で適切な対処をとるようにしましょう。
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スマホのシャッター音を抑える方法
スマホのシャッター音を消音にすることはできませんが、以下の方法で最小限に抑えることが可能です。
音量を調整する
iPhoneを除く大体のスマホは、設定からシャッター音を変更することが可能です。お使いの端末でシャッター音量の変更方法を確認してください。
iPhoneの場合
iPhoneの場合、設定からではなく、以下の方法で音量を小さくすることは可能です。
カメラを開いた後、右上から下にスワイプし、コントロールセンターの音量部分を上下することで調節してください。
まとめ
今回は、勝手にシャッター音が鳴る原因と対処法について解説してきました。
不正アプリが原因でシャッター音が鳴っていた場合、アプリを削除することで症状は改善しますが、不正アプリ経由で取られたデータや情報を個人調査で行うには限界があります。
また、ウイルス感染も同様で個人で駆除までは可能ですが、被害データと流出範囲の調査は、専門家への依頼が必要になります。実績のある業者に依頼し、正確な調査を依頼するようにしましょう。