突然PCの電源が落ちた!原因と対処法を徹底解説|データ取り出し|サイバーセキュリティ.com

突然PCの電源が落ちた!原因と対処法を徹底解説|データ取り出し

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PCを使っていたら突然電源が落ちた」「突然電源が落ちてしまったので保存されているデータにアクセスできない

このような場合、様々な原因が考えられます。また、誤った対応してしまうと、データを記憶しているHDDやSSD、内部の部品に損傷を与え、最悪の場合データを取り出せなくなるというケースも考えられます。

適切な対処法を行うことで、電源が落ちたPCからでも、データを取り出すことが出来ます。

この記事では、PCを使っている際に急に電源が落ちる原因とその対処法、データの取り出し方法を徹底解説します。

PCの電源が突然落ちる原因

PCの電源が突然落ちる場合、以下のような原因が考えられます。

  • 充電不足
  • PCや周辺機器の故障
  • 熱暴走
  • 帯電
  • CPUへの負荷
  • 振動や衝撃
  • ウイルス感染

充電不足(ノートパソコンの場合)

ノートパソコンを使っている場合、バッテリーの残量が少なくなると強制的に電源が落ちてしまう場合があります。

この場合、充電を行うことで再度使用することが可能です。

PCや周辺機器の故障

PC本体や周辺機器の故障が原因で突然電源が落ちる場合があります。PCや周辺機器は消耗品のため、長期間使用していると経年劣化で故障することがあります。

また、電源プラグなどが確実に差し込まれていない場合も、突然電源が落ちてしまいます。

熱暴走

PCは、計算などの処理でCPUを使用すると発熱します。基本的にPCから熱が排出されるように設計されていますが、送風部の汚れやほこり使用環境によってはPC内部が高温となり、熱暴走を起こします。

熱暴走は、CPUの不具合やエラーを起こし、そのまま放置していると最終的に電源が落ちてしまう場合があります。

帯電

マザーボードや内部のパーツが静電気を帯びることで、PCの電源が落ちる場合があります。

静電気や帯電は冬のような乾燥した季節に発生しやすいです。発生した場合は、電源ケーブルや延長コードなどを抜いて放置することで解決する場合があります。

CPUへの負荷

CPUとは、PC内の処理装置のことでマウス、キーボード、HDD、メモリ、周辺機器などからデータを受け取りPC内の制御・演算を担います。

そのCPUに大きな負荷がかかり続けると、突然電源が落ちてしまったり、フリーズしてしまうことがあります。

振動や衝撃

PCは精密機器であるため、起動中に落下などの大きな衝撃を受けると、電源が落ちてしまう場合があります。

落下や水没、落雷などによる突然のシャットダウンは、内部の記憶装置が物理的に破損している可能性が高いため、通電を避け、データ復旧の専門業者に相談してください。

ウイルス感染

PCがウイルス感染をしてしまった場合、ウイルスの種類によっては、突然PCの電源が落ちる場合があります。

ウイルスには「不正アプリのダウンロード」「不正サイトの閲覧」「攻撃者から送付されたファイル開封」などの原因で感染します。ウイルス感染が疑われる場合、インターネット接続を断ち、専門業者に相談してください。

PCの電源が突然落ちた場合の注意点

PCの電源が突然落ちた場合、以下の点に注意してください。

  • 通電を避ける
  • 電源のオンオフを繰り返さない
  • OSの再インストールを行わない

通電を避ける

PCの電源が突然落ちる場合、PC本体、もしくは、PCのシステム自体に問題が発生している可能性が高いです。

このような状態で通電を続けると、正常な部品の破損や、破損している部品の状態悪化に繋がります。重要なデータを取り出したい場合は、通電を避け、データ復旧の専門業者に相談してください。

電源のオンオフを繰り返さない

電源のオンオフはPCに一番負担のかかるタイミングです。

何かしらの障害が発生している際に電源のオンオフを繰り返してしまうと、状態が悪化してしまう可能性があります。

OSの再インストール

PCの動作が悪く、それを解決する方法として、OSの再インストールがあります。

しかし、OSの再インストールはあくまでも「動作」の復旧可能性のみがあります。保存されているデータは失われてしまうため、バックアップがある場合などを除き、OSの再インストールは行わないでください。

PCの電源が突然落ちた場合の対処法

PCの電源が突然落ちた場合、以下の方法で解決する場合があります。

  • 青い画面になってからPCが落ちる場合
  • 周辺機器の故障や劣化でPCの電源が落ちる場合
  • 熱暴走によってPCの電源が落ちる場合
  • 帯電によってPCの電源が落ちる場合
  • 専門業者に相談する

自身での作業が不安な方や、重要なデータを取り出したい場合、個人で作業を行う前に無料で相談できるデータ復旧の専門業者に相談してください。

青い画面になってからPCが落ちる場合

PCで表示される青い画面は「ブルースクリーン」と呼ばれており、原因としては、機器不良の「ハードウェア的な問題」とOS不良の「ソフトウェア的な問題」の2種類が考えられます。ソフトウェア的な問題の多くは、一時的なものであるため、セーフモードで起動できたり、スタートアップ修復などで解消できたりします。

しかし、ハードウェア的な問題の場合、内蔵ストレージ(ハードディスク/SSD)が故障しているケースも考えられるため、原則個人で対応することはできません

ここで紹介する方法で解決できない場合、ハードウェア的なトラブルが想定されるため、繰り返しになりますが、データの要不要に応じ、適切な専門業者まで相談するようにしましょう。

スタートアップ修復を実行する

Windows 10は、正常に起動できない場合は、不具合の検知をおこない、自動修復する「スタートアップ修復」という機能が立ち上がる仕様となっています。

この修復画面から「詳細オプション」をクリックすると「システムの復元」「セーフモード」「コマンドプロンプト」を実行することが可能です。

スタートアップ修復で修復可能な障害なら、修復後の再起動で、正常に起動できます。しかし、スタートアップ修復ではなんでも対応できるわけではありません。ソフトウェアトラブルの中でも修復できるのは起動にまつわる特定の部分だけです。また、修復を実行すると、システムが不安定になり、障害が悪化する恐れもあります。

もし、上記方法でも起動できない場合、PC本体の異常、特に内蔵ストレージ(HDD/SSD)に障害が発生している可能性が高いと考えられます。もし、機器を正常に動作させる場合は「メーカーに修理を依頼する」か「機器の初期化」が必要となりますが、いずれの場合もデータは基本的に消失してしまいます。

「スタートアップ修復」失敗時の対処法は、以下の記事で詳しく解説しています。

セーフモードで起動する

セーフモードを呼び出す際は、以下の手順を踏んでみてください。もしセーフモードでPCが起動できる場合は、ハードウェアの異常ではなく、Windowsなどソフトウェアのトラブルが考えられます。

ただし、セーフモードで起動できない場合は、ハードウェアなどに何らかの問題が生じていると考えられ、データ救出も難しい傾向にあります。もし、このような状況で起動・再起動を繰り返したり、やみくもに復旧作業を進めたりすると障害が悪化し、作業過程でデータを失ってしまう恐れもあります。大切なデータを失いたくない場合は、まず通電を避けて保管し、正確にデータを取り出せる専門業者に相談・復旧依頼を行うことを推奨します。

1.自動修復失敗後の「自動修復でPCを修復できませんでした」の画面で「詳細オプション」をクリック

2.「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「その他の修復オプションを表示」→「スタートアップ設定」→再起動

3.「スタートアップ設定」→「4)セーフモードを有効にする」または「5)セーフモードとネットワークを有効にする」を選択する

セーフモードで起動できた際は、正常に起動できない要因を排除するため、起動の支障となるような疑わしいソフトウェア(たとえば、直近でインストールしたもの)などはアンインストールしましょう。OSのアップデートに問題がある場合は、更新プログラムを削除するのも一つの手段と言えます。

コマンドプロンプトで修復する

Windowsの動作に必要なシステムファイルが上書き・破損している場合、コマンドプロンプトで「sfc /scannow」を実行することで、誤って上書き・破損したシステムファイルを修復できます。

Windowsが正常に起動できない場合、コマンドプロンプトは「詳細オプション」から起動可

手順は次のとおりです。

  1. コマンドプロンプトに「sfc /scannow」と入力する
  2. システムスキャンを開始しています…」と表示されたら、スキャンが終わるまで待ちます(チェックには通常1時間かかります)。
  3. 検証100%が完了しました」と表示されたら、スキャン完了です。
  4. この際、次のエラーが出た場合は別の方法を試してください。
  • 「Windows リソース保護により、破損したファイルが見つかりましたが、それらの一部は修復できませんでした」

この場合は「chkdsk c: /f」あるいは「DISM /Online /Cleanup-image /Restorehealth」で修復可能なケースがあります。

  • Windowsリソース保護は要求された操作を実行できませんでした」

この場合は、PCを再起動、あるいはセーフモードで起動すれば修復可能な場合があります。

システムの復元を実行する

ブルースクリーンが発生した場合は「詳細オプション」(Shiftキーを押しながら再起動)から「システムの復元」を実行することによって、以前の正常な状態に戻すことが出来ることがあります。ただし「システムの復元」を実行すると、復元ポイント(バックアップを作成した時点)以降に保存したデータは、すべて削除される恐れがあります。

このPCを初期状態に戻すで修復

これまでの対処法でも、起動しない場合、自分で修復するなら初期化という選択肢もあります。ただし、詳細オプションから「初期状態に戻す」を実行すると、 PCは工場出荷状態にリセットされるため、データや既存の設定、インストールしたソフトウェアはすべて削除されてしまいます。重要なデータがPC内に取り残されている場合は、絶対に実行してはいけません。

周辺機器の故障・劣化でPCの電源が落ちる場合

まずは、電源コードや充電コードを確認してください。経年劣化による断線も考えられるため、いったん各ケーブル類を交換してみましょう。また、タコ足配線による電力不足が原因で正常に起動しなくなっている可能性もあります。

また、十分に充電しても安定しない場合は、PC自体のバッテリーが劣化している可能性があります。このような場合、バッテリーを交換すると解決することがあります。ただし、バッテリー交換の際は、感電などに十分注意して下さい。

熱暴走によってPCの電源が落ちる場合

CPU処理で生じる熱は、正しく排熱できないと熱がこもり、故障の原因となります。たとえば、PCの排熱部分に、ほこりや汚れがあり、空気の流れが阻害されている場合、掃除を行ってください。たとえば、エアダスターを使ってほこりを吹き飛ばしておきましょう。また、PCの多くは下部にファンがあるため、空気の逃げ道がないと放熱しづらくなってしまいます。下に柔らかいものを置くのは控えましょう。

帯電によってPCの電源が落ちる場合

放電を行う際はまず、繋がっているデバイスを全て取り外しましょう。手順は以下の通りです。

  1. 電源が落ちていることを確認する
  2. デスクトップ型:電源コード、もしくは ACアダプタを抜く
    ノートPC:バッテリーを取り外す
  3. 繋いでいるキーボード・マウス・USB・外付けHDDなどのデバイスおよび周辺機器を全て取り外す
  4. しばらく放置する(10分程度)
  5. 不必要な電力が放電され、帯電状況が解消される

静電気などが原因で帯電している状態では、PCは正常に起動しません

日頃から予防できる対処法として、静電気を溜めないことや冬場の乾燥した室内の環境改善などで帯電が起こる状況を少なくできるよう心掛けてください。

専門業者に相談する

ここまでに紹介した方法では解決しなかった場合や、自身での対処が不安という方は専門業者に相談してください。

専門業者にはそれぞれの目的が存在しするため、自身の目的に合った専門業者へ依頼してください。

  • 機器修理専門業者
  • データ復旧専門業者

機器修理専門業者

機器修理専門業者では機器の「動作」を復旧します。そのため、機器に保存されているデータは失ってしまう可能性が高いです。バックアップなどがあり、データが不要である場合に相談してください。

データ復旧専門業者

データ復旧専門業者では機器に保存されている「データ」を復旧します。専用の設備や機材により、データが取り出せない原因を特定し、適切な対処方法を行います

しかし、記憶媒体を取り出すために機器を分解するため、機器が元通り使える状態で戻ってくるわけではありません。

データ復旧専門業者の中には、無料で相談から見積もりまで行っている業者も存在するため一度相談してみてください。

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まとめ

この記事では、PCを使っている際に突然電源が落ちる原因とその対処法、注意点を紹介しました。

電源が落ちるトラブルは、PC自体の物理的破損の可能性が高く、個人での対処は状況を悪化させたり、最悪の場合データが取り出せなくなるリスクが伴います。

今回紹介した対処法を試し、それでも改善が見られない場合にはなるべく早く専門のデータ復旧業者に相談することをお勧めします。

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