「Boot Device Not Found」と出る原因と対処法を徹底解説|サイバーセキュリティ.com

「Boot Device Not Found」と出る原因と対処法を徹底解説

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Windows を起動時、真っ黒い画面に「Boot Device Not Found」といきなり白い文字が表示されると、どのように対処すればいいのでしょうか。

この記事では「Boot Device Not Found」と出る原因や、データを安全に救出する方法、そしてデータ復旧を相談・依頼するにあたって適切な業者を選ぶポイントを説明します。

▶まずデータ復旧の専門業者に相談したい方は以下記事を参考にしてください

「Boot Device Not Found」とは

「Boot Device Not Found」は日本語に訳すと「起動デバイスがない」、すなわちWindowsのシステムファイルが保存されているストレージ(HDDやSSD)が見つからないという意味です。

エラーメッセージはパソコンの機種によって異なり、以下のようなものも見られます。

表示は異なりますが、いずれにせよ起動デバイスが見つからないことに変わりはありません。

「Boot Device Not Found」の原因

「Boot Device Not Found」と表示される原因は、主に以下3つがあります。

  1. 起動できないディスクまたはデバイス
  2. 起動できるデバイスが壊れている
  3. ブートセクタ(起動に必要な領域)が壊れている

起動できないディスクまたはデバイス

このケースは、下記2つのシチュエーションが想定されます。

  • 起動できないディスクまたはデバイスに接続している
  • 複数のデバイスに接続している

起動に関係のないデバイスは接続を解除するようにしましょう。

起動できるデバイスが壊れている

「Boot Device Not Found」と表示される原因として最も多いパターンが、ストレージ(HDD/SSD)が故障しているというものです。故障は大きく分けて、物理障害・論理障害の2種類に分類されます。

論理障害

論理障害とは、HDD本体には問題はなく、記録されているデータやフォルダ構成などに問題が生じている状態を指します。
主な症状に、OSの起動不良、フリーズ、ファイル名のバグ、ファイルやフォルダが開けないなどが存在します。

物理障害

物理障害とは、HDD本体が物理的に破損し、正常に起動できない状態を指します。
主な症状に、異音の発生、OSの起動不良、フリーズなどが存在します。


ただし、この2つの障害は、原因や対処法が全く異なっており、間違った対処方法を行うと状況を悪化させてしまい、本来取り出せたはずのデータも取り出せなくなってしまいます。

HDD障害の分類やデータ復旧方法については下記の記事で詳しく解説しています。

ブートセクタ(起動システム)が壊れている

ブートセクタとは、ストレージ内にある起動用システムです。この部分が壊れていたり、誤削除してしまった場合、PCは正常に起動できません。ブートセクタが破損する原因としては、経年劣化による読み込み不良や、システムファイルの論理的な破損が主として考えられます。

「Boot Device Not Found」と表示される際の対処法

「Boot Device Not Found」と表示される際の対処法は4つあります。

PCまわりの確認

USBメモリ、外付けHDD、プリンターなど外部接続機器を接続している場合、取り外しましょう。BIOSは通常、内蔵ストレージ上のOSから起動しますが、何らかの理由により別の外部記憶装置が「最優先で起動すべきデバイス」だと誤認されてしまうと、本来、優先して起動されるべき内蔵ストレージが正しく認識できなくなります。

BIOS設定変更

一度、BIOS呼び出しキーからBIOS設定を確認し、起動デバイスの設定が間違っている場合は、正常なものに戻すことで起動できるようになります。ただし、BIOS呼び出しキーと設定方法はメーカーや機種によって異なります。お使いのパソコンの取扱説明書、またはメーカーサイトのサポートページが参考になるほか、そもそもBIOSが起動しないという場合は、以下の記事を参照してください。

スタートアップ修復

HDDにはPC起動時、最初に読み込まれるブートセクタがあります。ここには、起動に必要な情報を記録されており、もし破損すると、HDDの本体やデータに異常がなくても起動できなくなります。この場合、Windows内蔵ツールの「スタートアップ修復」を用い、ブートセクタを修復することで、起動できることがあります。

スタートアップ修復は、Windowsが正常に起動しない時、自動的に起動します。しかし、HDDの障害が疑われる状況下で修復を行うと状態が悪化し、最悪の場合、物理的なクラッシュを引き起こし、HDDそのものの復旧すら難しくなってしまいます。

大事なデータがある場合には、この作業は行わずに、専門業者に相談することをおすすめします。

専門業者に相談

これまでの対処法を試しても問題が解決しない場合、最後に考えられるのは経年劣化などによる内蔵HDD/SSDの物理的な障害です。

物理的な障害には「部品交換」「ファームウェア修復」などの専門的な作業を行う必要があるため、個人での修復およびデータ復旧は不可能です。自己流の対応は避け、専門の業者に相談・依頼しましょう。

そもそも「Boot Device Not Found」のエラーメッセージだけでは、原因がHDDなのかPC なのか判別が難しのですが、専門業者であれば、技術者が原因を突き止め、それに合った適切な処置を行います。業者の選び方については以下に詳しく解説します。

業者を選ぶ際の際の注意点

業者に復旧を依頼する際は、データの要不要にあわせて、適切な業者を以下の通りに選びましょう。

  • データは不要で、機器自体の修理が必要な場合は、メーカーや修理業者に相談する。
  • データ復旧・復元が必要な場合は、技術力の高いデータ復旧業者に相談する。

機器内部のデータが必要な場合

パソコン内部に保存されているデータが必要な方は以下の項目から、大切なデータを守るための対処を行いましょう。

データ復旧業者へ相談する

パソコンに保存されているデータが必要な場合、専門のデータ復旧業者へ相談することをおすすめします。

ただし一般的な修理業者と異なり、データ復旧業者には「具体的にどのような技術があるのか」についてイメージが湧かないという方も多いことでしょう。

データ復旧業者は国内に100社以上もあり、それぞれ技術力に大きい差があるため、業者を選定するにあたっては注意が必要です。

また業者によって対応できる障害の範囲も異なりますので、データ復旧業者を選ぶ際は「専門設備」や「対応実績」などを事前に確認し、障害機器にあった適切な業者を選ぶようにしましょう。

データ復旧業者の選定方法については、以下の記事で詳しく紹介しています。

機器内部のデータが不要な場合

パソコンの起動を優先したい方、あるいはバックアップを取ってある方は、メーカーや修理業者に依頼しましょう。

破損しているパーツを修理・交換すると、パソコンを正常に起動させることができます(ただし、内蔵HDD/SSDは交換時に初期化されるため、データはすべて失われてしまいます)。あらかじめパソコンの保証期間や費用面を調べてから、最適な修理業者を選びましょう。

おすすめ専門業者

技術力が高い業者の選定といっても、素人には判断が難しいです。
そこで、データ復旧サービス各社の価格、内容(対応製品)、期間や特長から比較した、おすすめのサービスを紹介します。

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まとめ

今回は、「Boot Device Not Found」のエラー、その原因・対処法について解説しました。もしハードディスクが故障していた場合、自分でむやみやたらに操作せず、速やかに専門業者に修理やデータの復旧を依頼することをおすすめします。

繰り返しになりますが「Boot Device Not Found」と表示された場合、内蔵HDD/SSDに深刻な障害が起きている可能性があり、自己判断での修復作業が却って障害の悪化を招くことがあります(このようなケースだと、専門業者でも復旧・修復に対応できなくなってしまう恐れがあります)。

パソコンに重要なデータが保存されている場合は「データ復旧業者」を、パソコンの起動を優先させたい場合は「メーカー・修理専門業者」を選択しましょう。パソコンとデータを守るためには、業者への早めの相談が何より大切になってきます。まずは機器に起きている障害を正確に見極めましょう。

 

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