富士通(FUJITSU)製PCやサーバーのデータ復旧・復元を徹底攻略!故障原因やおすすめ業者は?|サイバーセキュリティ.com

富士通(FUJITSU)製PCやサーバーのデータ復旧・復元を徹底攻略!故障原因やおすすめ業者は?

本コンテンツには広告を含み、本コンテンツを経由して商品・サービスの申込みがあった場合、提携している各掲載企業から送客手数料を受け取ることがあります。

日本メーカーの富士通は、設計から開発、販売までをすべて国内で行っており高品質な製品を多く販売しています。海外製品と比べ、本体価格は高いものが多いですが壊れにくいと評判で、長期間使用されている方も多いのではないでしょうか。しかし高品質な富士通製の製品であっても、突然起動しなくなった、データを誤って削除してしまった、などのトラブルが発生することも少なくありません。

今回は、データを取り出したい場合の富士通製機器のデータ復旧方法について徹底解説します。

富士通製機器の種類

富士通製機器には以下のようなものがあります。主にPC、サーバーを中心に製造されており、記憶媒体としてはHDDが多く使用されています。

種類 用途 参考機種
デスクトップ/ノートパソコン 軽量で持ち運びやすいモデルや高スペックモデルなど、様々な用途に即したラインナップを展開。 LIFEBOOK、ESPRIMO、STYLISTICなど
NAS・サーバー 大容量のストレージを搭載していることはもちろん、静音性にも優れているサーバーを販売。 PRIMERGY(プライマジー)、ETERNUS(エタ―ナス)、SPARC、PRIMEQUESTなど
外付けHDD 現在は発売されていない富士通製外付けHDD。

FPHDなど

富士通製機器の障害事例

富士通製PCに多い障害事例

  • 電源が入らない/起動しない
  • データを誤って消去してしまった
  • フリーズしてしまった
  • ビープ音が鳴る
  • PC内部から異音がする
  • 青い画面が表示される
  • エラーメッセージ/エラーコードが表示された など

エラーコードが表示された場合、主に下記の数字は内蔵HDDに問題が検出されたことを示します。

2101 / 2103 / 2104 / 2105 / 2107 / 2108 / 2109

これらの問題が検出された場合、データを取り出すためにはHDDを正常に復旧する必要があります。しかしHDDにはPC内のデータがすべて保存されているため、対処法を誤るとデータを失ってしまうことがあります。

HDDの復旧方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

富士通製NAS・サーバーに多い障害事例

  • 電源が入らない/起動しない
  • アクセス表示ランプがつかない
  • エラーメッセージが表示される
  • 共有フォルダにアクセスできない
  • ビープ音が鳴る
  • 内蔵HDDから異音がする
  • RAID再構築(リビルド)の失敗 など

ETERNUSが故障した場合

ETERNUSで何らかのトラブルが発生した場合は、サーバ前面にあるFAULTランプを確認してください。

LED名 状態 意味
FAULT 橙点灯 ETERNUS内に異常が発生している
橙点滅 ETERNUS内に予防保守が必要な部品がある

PRIMERGYが故障した場合

PRIMERGYで何らかのトラブルが発生した場合は、HDD故障ランプ/保守ランプの状況を確認してください。

ランプ名称 状態 意味
HDD故障ランプ 消灯 異常なし
橙点灯 内蔵HDDの故障、またはHDDが正しく取り付けられていない
橙点滅 データの復元中、または内蔵HDDの識別中
保守ランプ 消灯 異常なし
橙点灯 故障の予兆を検出
橙点滅 故障を検出

ランプの状況に異常が見られない場合は、他の部品が故障している可能性があります。データ復旧する際は正確な故障箇所や原因、復旧作業における注意点について理解することが大切です。

富士通製PRIMERGYの故障原因やデータ復旧方法については、以下の記事でより詳しく解説しています。

富士通製機器におけるデータ復旧する際の注意点

富士通製PCやNAS・サーバーなどに保存されているデータを復旧する際には、いくつかの注意点があります。誤った対処をしてしまうとデータの復旧率を下げてしまうことにも繋がりかねないため、下記の事項に注意して復旧の対応をしましょう。

フォーマット(初期化)を行わない

富士通製機器に保存しているデータを読み込めなくなった場合、「フォーマットしますか?」といったエラーメッセージが表示されることがあります。エラーメッセージに従ってフォーマットをするとHDD内に保存されている様々なデータが消去され、取り戻すことができなくなってしまいます。

データが必要な方は、必ずデータのバックアップを取っていることを確認した上でフォーマットを実行してください。バックアップが取れていない場合には、フォーマットを中断してください。

個人でHDDを開封しない

富士通製PCやNAS・サーバー内蔵のHDDを通常の環境下で開封すると、データを正確に取り出せなくなるリスクが発生します。上記の図はHDDの内部構造を表しています。データは磁気ディスク(図①)にすべて記録されており、この表面にホコリや塵が付着したまま動作させることで傷が付きやすくなります。開封する際には、専用の設備や高度な技術力が必須となります。データ復旧の専門業者でも、安全な環境で開封し復旧できる業者は数えるほどしかありません。

富士通製機器からHDDを取り出し、個人で開封することはリスクを伴います。安全にデータを取り出すためにも個人の開封作業は控え、技術力の高い専門業者へ依頼してください。

電源のON/OFFを繰り返さない

富士通製機器にトラブルが発生している状態で、電源のON/OFFを繰り返すことは控えてください。仮にHDD内の部品が破損していた場合、データを記録している磁気ディスクに傷が付き状態が悪化する恐れがあります。

最悪の場合、富士通機器内のデータがすべて消えてしまうこともあるため、大事なデータを守るためにも電源のON/OFFは繰り返さないようにしましょう。

RAID構成を組んでいる場合、個人作業は控える

PRIMERGY、ETERNUSなどの富士通製サーバーを使用している方も少なくないと思います。NAS・サーバーでRAID構成を組んでいる場合、リビルド(再構築)やHDDの取り外しは安易に行わないようにしてください。新たな障害を引き起こしたりデータ構成が崩壊してしまう恐れがあります。

HDDを交換する際も、順番を誤ってしまうとシステムの規則に乱れが生じます。複数ドライブで障害が発生するとデータ復旧が困難になるケースもあるため、リビルドやHDDの抜き出しなどの個人作業は行わないようにしましょう。

サーバのデータ復旧に関しては以下のページで詳しく説明しています。

富士通製機器のデータ復旧方法

富士通製機器のデータ復旧方法は主に下記の3つに分けられます。用途やメリット・デメリットを理解したうえで、自分に合った復旧方法を選択しましょう。

復旧ソフトを利用する

市販のデータ復旧ソフトは、比較的安価で気軽に復旧作業を試せるツールです。しかしトラブルの原因が判明していない状態での使用には注意が必要です。経年劣化や、落下、振動などの物理的な衝撃によって機器にトラブルが発生した場合は、復旧ソフトを使用したデータ復旧はできません

正確な障害が判断できないまま誤った作業を進めてしまうと、機器の故障が悪化してしまう可能性があります。安全にデータを取り出したい場合は、まずプロの専門業者へ相談することをおすすめします。

富士通のデータ復旧サービスに依頼する

富士通製の機器に保存されているデータを復旧する場合、富士通が提供しているデータ復旧サービスがあります。ただし、こちらのサービスは以下のようになっています。

  • 受付時間:9時~17時
  • 営業日:月曜日~金曜日(祝日、指定の休業日を除く)
  • 診断~見積もり:有料(30,000円~)になることがある。

緊急のデータ復旧を希望する方は、対応が遅れる可能性があるため注意が必要です。

またRAID構成が組まれているサーバーや、障害レベルの高い機器の復旧に関しては、診断~見積もりが有料になることがあります。まずは診断~見積もりまで無料で行っている業者に相談し、機器の状態を確認してもらうとよいでしょう。

上記のように、あくまでも富士通は機器の開発や製造を専門としており、データ復旧における専門業者ではありません。安全にデータを取り出したい場合は、メーカーの修理ではなくデータ復旧サービスを利用する必要があります。

データ復旧業者へ依頼する

データ復旧をする際に最もおすすめなのが、データ復旧業者への依頼です。

実績のある業者であればデータ復旧に関する専門知識や設備、ノウハウが多く蓄積されています。どの復旧方法よりもデータ復旧成功の確率が高いと言え、最も安全に速くデータを取り出せる可能性が高いです。また、LIFEBOOKやPRIMERGYをはじめとする富士通製機器のデータ復旧に対応可能な業者であれば、よりデータを確実に取り出せる可能性が高くなります。

技術力が高く実績のある業者を選定するポイントについては、以下のページで解説しています。

おすすめデータ復旧サービス・製品

技術力が高い業者の選定といっても、判断の基準が分からない方も多いと思います。そこで今回は、富士通製機器の復旧実績がある業者を厳選し、その中からおすすめのサービスを選定しました。メーカーのデータ復旧サービスや他社の業者で復旧不可であった場合でも、諦めずに相談することで大切なデータを取り戻せる可能性があります。

(2023年最新版)おすすめデータ復旧業者ランキングはこちら

デジタルデータリカバリー

サイトデジタルデータリカバリー

デジタルデータリカバリーは14年連続国内売上No.1の国内最大級のデータ復旧業者です。復旧率に関しても95.2%と業界最高水準を誇り、365日24時間電話受付も行っているため、突然の故障にも対応することが可能です。

富士通製PCや、NAS・サーバーなど多くの機種に対応しており、安心して依頼できる業者と言えるでしょう。

また、技術力の他に復旧スピードも非常に速くスピーディーな対応も大きな魅力です。診断~見積りも無料で行えるため、データを取り出せるか不安な方は、まずは最大手のデジタルデータリカバリーへの問合せをおすすめします。

価格 500GB未満:5,000円〜
500GB以上:10,000円〜
1TB以上:20,000円〜
2TB以上:30,000円〜
内容(対応製品) ハードディスク(パソコン)RAID機器(NAS/サーバー)、外付けHDD、USBメモリ、ビデオカメラ、SSD、SDカード・MSDカードなど
期間 365日24時間電話受付
最短当日(持ち込みの場合)
約80%が48時間以内に復旧完了
特長 データ復旧専門業者で14年連続データ復旧国内売上No.1
95.2%の非常に高いデータ復旧率
累積41万件以上の相談実績
診断・見積り無料(デジタルデータリカバリーへの配送料も無料)

<!–

データリカバリーサービス

サイトデータリカバリーサービス

データリカバリーサービスはデジタルデータリカバリーに次ぐ復旧率90.6%を誇るデータ復旧業者です。
国内をはじめ世界各国の復旧会社と情報交換・技術導入を行っているようです。少数精鋭のエンジニア集団でそれほどの規模でないながらも1万3000件以上の相談実績があり、無料診断も実施しているため、データリカバリーサービスへ問合せしてみるのもよいでしょう。

\s\n\s\n\s\n

価格 160GB未満:12,000円~
160GB~500GB未満:18,000円~
500GB~1TB未満:25,000円~
1TB~2TB未満:36,000円~
2TB以上:48,000円~
内容(対応製品) 外付けHDD、パソコン、SSD、USBメモリ、RAID機器(NAS/サーバー)、ビデオカメラ、SDカード、MSDカードなど
期間 初期診断:最短90分
初期診断後に復旧期間を提示
特長 データ復旧率90.6%
延べ13793件のご利用実績
国内外の復旧会社とコネクションを持つ少数精鋭のエンジニア集団

\s\n

–>

まとめ

今回は、富士通製機器にトラブルが発生した場合のデータ復旧方法について解説しました。

データを保存しているHDDは精密機器のため、自己判断での復旧作業はデータ消失のリスクを伴います。機器に保存されているデータが必要な場合は、取り返しのつかないことになる前に、まずプロのデータ復旧業者にご相談しましょう。

  • 中小企業の情報瀬キィリティ相談窓口[30分無料]
  • 情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)募集
  • サイバー保険比較
  • 【企業専用】セキュリティ対策無料相談