【SSDのデータ復旧】壊れた・誤って削除したデータを復旧・復元する方法を解説|サイバーセキュリティ.com

【SSDのデータ復旧】壊れた・誤って削除したデータを復旧・復元する方法を解説

本コンテンツには広告を含み、本コンテンツを経由して商品・サービスの申込みがあった場合、提携している各掲載企業から送客手数料を受け取ることがあります。

SSD(Solid State Drive)とは、半導体素子メモリを使った記憶媒体のことを指します。使用方法はHDDと全く同じですが、SSDは高速な読み書きが行えることから、近年急速に普及が進んでいます。

  • 動作が遅くなる
  • ファイルが開けない・保存できない
  • ディスクエラーの修復が繰り返して無限ループになる
  • SSDにひびや凹みなどの物理的な損傷が発生した

SSDに異常が発生すると、保存しているデータにもアクセスできなくなってしまうため、とても困りますよね。しかし、SSDには物理的な可動部が存在しないため、異音が発生するHDDと違って故障の予兆が分かりにくく、ある日突然認識しない、読み込まなくなるケースが多くあります。

今回はSSDが認識しない場合の故障原因や、SSDからデータを安全に取り出すためのデータ復旧方法、おすすめ業者について紹介します。

誤操作による削除

SSDが搭載されているWindows 10やMacでは、「TRIM」という削除ファイルを保管するスペースを空にして効率化するコマンドがデフォルトで有効になっています。この場合、誤操作でデータを削除しても、データを取り戻すのは復旧ソフトを用いても困難になります。

フォーマット

SSDに何らかの障害が起きていると、「フォーマットしてください」と表示される場合がありますが、保存されている写真データが必要な場合には、絶対に実行しないでください。フォーマットを実行すると、ファイルシステムが再構築され、データが取り出せなくなってしまいます。

この状態でフォーマットを重ねてしまうと、重度障害に発展しかねず、この時点で、個人でデータを取り出すことは、きわめて困難になってしまいます。データをフォーマットしてしまった場合には、自力で対処するのではなくデータ復旧専門の業者に依頼して復旧対応しましょう。

ファームウェア(制御プログラム)障害

SSDのコントローラーにある、ファームウェアの障害によって、SSDが正常に機能していない場合があります。データの保存量の増大に伴って、ファームウェア障害は年々複雑化しており、障害の中でも復旧の難易度が高くなっています。復旧業者であっても対応できない場合があるため、ファームウェア障害専門の復旧業者に依頼する必要があります。

SSDのパーティション紛失

SSDの管理を行う際、操作を誤ってパーティション(ストレージ内で分割されたデータ領域)が削除されたり、破損したりすると、パーティション内すべてのファイルが失われる可能性があります。早急に対応を行わなければ、データは完全に失われ、復元・復旧できなくなります。

機器の発熱・熱暴走

SSDは熱に弱く、故障原因としてよく見受けられます。しかし、直射日光、高温多湿、サーマル・スロットリングの不具合など複数の条件が重なった場合、破損する恐れがありますので、気をつけましょう。

メモリーチップの故障

SSDの容量が通常より少なく表示される場合には、データが保存されているメモリーチップに物理的な不具合が発生していることが考えられます。メモリーチップの復旧作業は、電子顕微鏡を用いて部品の状態を確認し、異常があれば交換する必要があります。

メモリーチップの状態によっては、何十回も部品交換することになるため、復旧の難易度が上がります。症状が悪化する前に復旧業者に依頼する必要があります。

書き込み回数の上限オーバー

SSDに搭載されているNAND型フラッシュメモリには「セル」と呼ばれる部屋があります。電子の移動は、メモリチップ内の3層間(絶縁膜~浮遊ゲート~トンネル酸化膜)で行われますが、データの読み書きをおよそ数千~1万回行うとセルは劣化し、絶縁膜の劣化によって電子は自然に抜けてしまいます。

フラッシュメモリは、HDDと構造上の違いから、既存の復元ソフトや、技術力の乏しい復旧業者ではカバーしきれないことが多く、そもそも復元難易度が高いため、個人で対処することは極めて困難です。確実にデータを復旧したい方は、データ復旧業者に相談しましょう。

SSDが故障したときのデータ復旧・復元方法

SSDが故障したときのデータ復旧方法は大きく分けて次のとおりです。

Time Machineを使用する(Macのみ)

Time Machineは、Macに搭載されているバックアップ機能です。Time Machineを使用すると、Macのファイルやフォルダを定期的にバックアップすることができます。

Time Machineを使用してバックアップされたファイルやフォルダを復元するには、以下の手順に従います。

  1. Appleメニューから「システム環境設定」を開きます。
  2. 「Time Machine」をクリックします。
  3. 「復元」をクリックします。
  4. 復元したいファイルやフォルダを選択します。
  5. 「復元」をクリックします。

Time Machineの使用方法・データ復旧方法については下記の記事でも詳しく紹介しています。

データ復元ソフトを使用する

データ復元ソフトは、誤って削除してしまったデータやフォーマットしてしまったデータなどを復元することができます。

しかし、データ復元ソフトは万能ではありません。すべて完璧にデータが復元できるわけではありません。そのため、データ復元ソフトを使用する前に、データが保存されているドライブを別のドライブにコピーしておくことが重要です。SSDからのデータの復元は難易度が高いため、データの重要度が高い場合は自力で試さず、データ復旧業者に相談することをおすすめします。

データ復旧業者に相談する

SSDに保存されているデータの復旧を目的としている方は、データ復旧専門業者に依頼することをおすすめします。もしデータ復旧の専門知識やノウハウが蓄積されている業者であれば、的確なデータ復旧が行えます。ただし、一般的な修理業者とは異なり、データ復旧業者については具体的なイメージが湧かないという方も多いことでしょう。

データ復旧業者は国内に100社以上あり、業者によって対応できる障害の範囲も異なっています。また、SSDからのデータ復旧は難易度が高いため、障害機器に見合った技術力の高い業者を選ぶようにしましょう。中には診断~見積もりまで無料で行っている業者もあるため、まずは無料相談を受け付けている技術力の高いデータ復旧業者へ相談することをおすすめします。

おすすめデータ復旧サービス・製品

難易度が高いSSDのデータ復旧に対応している業者の選定といっても、素人には判断は難しいものです。そこで、データ復旧サービス各社の価格、内容(対応製品)、期間や特長から比較した、おすすめのサービスを紹介します。

(2024年最新版)おすすめデータ復旧業者ランキングはこちら

デジタルデータリカバリー


公式HPデジタルデータリカバリー

デジタルデータリカバリーは、データ復旧国内売り上げNo.1のデータ復旧専門業者です。復旧率最高値は95.2%と非常に高い技術力を有しています。依頼の8割を48時間以内に復旧と復旧のスピードも優れています。また、官公庁や大手企業を含む累積46万件以上の相談実績があります。

相談から見積もりの提示まで無料で行っているため、データ復旧を検討している際はまずは最大手であるデジタルデータリカバリーに相談すると良いでしょう。

対応製品 ■記憶媒体全般
SSD、ハードディスク、外付けHDD、NAS/サーバー(RAID構成対応)、パソコン(ノートPC/デスクトップPC)、レコーダー、USBメモリ、SDカード、ビデオカメラ、スマホ(iPhone/Android)、ドライブレコーダー等
復旧期間 最短当日に復旧完了(本社へ持ち込む場合)
約80%が48時間以内に復旧完了
設備 復旧ラボの見学OK
クリーンルームクラス100あり
交換用HDD7,000台以上
特長 ✔データ復旧専門業者 14年連続データ復旧国内売上No.1
✔復旧率最高値95.2%の非常に高い技術力
✔官公庁や大手企業を含む累積46万件以上の相談実績
✔相談・診断・見積り無料(デジタルデータリカバリーへの配送料も無料)
✔365日年中無休で復旧対応
所在地 本社:東京都六本木
持込み拠点:横浜、名古屋、大阪、福岡

デジタルデータリカバリーのさらに詳しい説明は公式サイトへ

まとめ

SSDが認識しない場合のデータ復旧方法について紹介してきました。

大切な写真や動画が保存されているSSDが認識せずデータが読み取れなくなったら、様々な方法で復旧を試みる事と思いますが、基本的にSSDの障害には復旧ソフトで対応することができません。

重要なデータが含まれているSSDから安全にデータを復旧したい場合は、最初から専門業者に依頼するのがマストです。

おすすめデータ復旧業者への無料相談・お見積りはこちら

  • 中小企業の情報瀬キィリティ相談窓口[30分無料]
  • 情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)募集
  • サイバー保険比較
  • 【企業専用】セキュリティ対策無料相談