
- 「PCがUSBメモリを認識しない」
- 「USBメモリを差し込んだが反応しない」
- 「フォーマットしてくださいと表示される」
このような場合、USBメモリに何らかの不具合が生じており、保存されているデータにアクセスできなくなってしまいます。
この記事では、USBメモリが「認識しない・読み込まない・反応しない」場合、どのような対処を行えばUSBメモリが認識されるのか、またUSBメモリに保存されているデータを安全に取り出す「復旧・復元・サルベージ」の方法を紹介しています。
この記事の目次
USBメモリとは
USBメモリは「NAND型フラッシュメモリ」と呼ばれる小型の記憶媒体です。サイズが小さいことから、データを受け渡す際や持ち運びぶ際に活用されます。
HDDとは異なり、物理的な駆動部品は存在せず、物理的な衝撃には強い特徴がある一方、「長期的なデータの保存」「頻繁なデータの読み書き」には適さないという側面があります。
USBメモリが認識しない/読み込まない/反応しない原因
USBメモリがPCなどに、認識されない・読み込まれない・反応しない場合、以下の原因が考えられます。
- USBメモリが正しく挿入されていない
- 端子のタイプが異なる
- 電力不足
- BIOSの設定
- USBメモリの筐体破損
- 使用機器の筐体破損
- USBメモリの論理障害
- USBメモリの物理障害
USBメモリが正しく挿入されていない
USBメモリが、PCなどの使用機器に正しく挿入されていない場合は、USBメモリが認識されません。
一度、正しく挿入されているか確認しましょう。
端子のタイプが異なる
USBメモリには端子のタイプが「Type-A」「Type-B」「Type-C」など複数存在します。
「奥まで入っているがなんだか緩い」「大きさが合わないので入らない」という場合は、使用機器についているUSBポートと接続するUSBメモリの端子のタイプが同一か確認しましょう。
電力不足
USB接続によって動作する「外付けHDD」「マウス」「キーボード」などのデバイスはPCからの電力供給によって動作している場合が多いです。
デバイスをUSB接続していて認識されないという場合は、PCに接続されている機器が多く電力が不足している可能性があります。
必要ない機器は外し、正常に認識されるか試してみましょう。
BIOSの設定
PCにはBIOS(バイオス)と呼ばれる、PC本体やPCに接続されているデバイスを管理・制御しているシステムが存在します。
BIOSの設定が適切ではない場合、USBメモリの接続が認識されない場合があります。
各メーカーページなどでBIOSの設定方法を確認してみてください。
USBメモリの筐体破損
筐体破損とは、USBメモリのデータが保存されている部品以外が物理的に破損している状態です。
端子部分が折れている場合などは、筐体破損に当たります。(他障害が併発している可能性もあります)
USBメモリに保存されているデータが必要な場合はデータ復旧の専門業者に相談しましょう。
出力機器のトラブル
PCなど使用機器側が筐体破損を起こしている場合も、USBメモリが認識されない場合があります。
経年劣化などによりUSBポートにさびや汚れが発生している場合も同様に、USBメモリが認識はされません。
一度、使用機器を変えて再接続してみてください。
USBメモリの論理障害
論理障害とは、USBメモリなどに保存されているデータが破損している状態です。「データ読み書き中の抜き差し」や「フォーマット」が原因で発生します。
USBメモリに論理障害が発生している場合、ファイルシステムの破損などが起き、USBメモリが正常に認識されない場合があります。論理障害が発生している場合、むやみに自身で作業を行ってしまうと、意図しないデータの上書きなどが発生し、取り出したいデータの復旧難易度が上がってしまいます。
USBメモリの物理障害
物理障害とは、データが保存されている領域が物理的に破損している状態です。これは「強い衝撃」「水没」「経年劣化」などが原因で発生します。
USBメモリに物理障害が発生していると、データが認識されない場合があります。この際、「折れた」「曲がった」など目視で分かりやすい場合もあれば「メモリチップの破損」など見た目では分からない症状も存在します。また、USBメモリには、データの書き込み回数に制限があるため、何の前触れもなく、いきなり使えなくなってしまうことも珍しくありません。
物理障害が発生しているUSBメモリの修復・復元は非常に困難です。なぜならフラッシュメモリはHDDとまったく仕組みが異なっており、従来のHDDにおいては可能であったデータ復旧技術がまったく通用しないからです。そのため、世界的に見ても物理障害を起こしたUSBメモリのデータ復旧に対応している業者は数えるほどしかありません。
USBメモリに保存されているデータが必要な場合は技術力のあるデータ復旧の専門業者に相談してください。
USBメモリの復旧業者選びで失敗しないコツ
データ復旧の業者に依頼する際は、業者の技術力を見極めるのが最も重要なポイントになります。
はじめに技術力の低い業者に依頼してしまうと、データを取り出すことはおろか、データを完全に失ってしまうこともあります。絶対に取り戻したい大切なデータであればなおのこと、一番初めに確実に復旧できるよう、確かな技術力を持つ業者に依頼するほうがいいのは言うまでもありません。
データ復旧業者の実力を確実に見極めるためのポイント
【ポイント1】データ復旧業者の技術力を見極める
【ポイント2】信頼できる復旧業者かどうかを見極める
【ポイント3】サービスの利用しやすさを見極める
データ復旧業者の選定方法については、以下の記事でも詳しく紹介しています。
USBメモリが認識しない症状
下記の症状が見られる方は、USBメモリに何らかの異常が発生しているといえるでしょう。
USBメモリを接続した時にランプが点灯しない
この場合、電源供給が正常に行われていない可能性があります。原因としては、PC本体の不具合、USBポート・USBハブの破損などが考えられます。
マイコンピュータ内にUSBメモリが表示されない
エクスプローラー上でUSBメモリが認識されない場合、「USBポートの不良」「機器の物理的な故障」「デバイスドライバの破損」が考えられます。
「フォーマットしてください」「アクセスできません」などのエラーが出る
USBメモリをPCに接続時、次のエラーが出る場合、論理障害(ファイルシステムの破損)や物理障害が起きていると考えられます。
- フォーマットしてください
- アクセスできません
- USBデバイスが認識されません。
- デバイスを接続し直してください。
- このコンピューターに最後に接続された USB デバイスが正しく機能していないため、Windows によって認識されていません。
この際、フォーマットをすると、論理障害は解消することがありますが、保存されたデータは取り出せなくなってしまいます。データが必要な場合はフォーマットを避け、適切な処置をしましょう。また「フォーマットしてください」と表示される原因も多岐にわたるため、個人で対応すると、機器が完全に破損する恐れがあります。
この際、適切にデータを取り出したい場合は、データ復旧の専門業者に相談してください。
USBメモリが認識しない・読み込まない・反応しない場合の注意点
USBメモリが認識されない・読み込まれない・反応しない場合は以下の点に注意しましょう。
- USBメモリを何度も抜き差ししない
- 使用機器の再起動を繰り返さない
- USBメモリの端子に息や風を送り込まない
- 曲がったUSBメモリを無理に戻さない
- 通電を避ける
- BIOSを変更する場合は慎重に行う
- フォーマットを行わない
USBメモリを何度も抜き差ししない
USBメモリがPCなどに認識されない場合、焦ってしまい何度も抜き差しを繰り返してしまうこともあるでしょう。
しかし、認識されないUSBメモリを過度に抜き差しすることは避けてください。USBメモリや使用機器の接続部分が劣化している場合などは状態が悪化してしまいます。
使用機器の再起動を繰り返さない
USBメモリが認識されない場合、PCなどの使用機器を再起動することで解決する場合があります。
しかし、再起動は機器に大きな負担がかかる行為ですので、問題が発生しているときに対処法として再起動を行う際は、1回に留めておきましょう。
USBメモリの端子に息や風を送り込まない
USBメモリが認識されない場合、ほこりやゴミを出そうと息や風を端子に送ることは避けてください。また、水没してしまったUSBメモリを乾かそうとして、ドライヤーなどで風を送り込むことも厳禁です。
ほこりやゴミがたまっている場合、風を送り込むことで内部にほこりやゴミが入り込んでしまう可能性があります。
また、水没してしまった際は乾燥させることで、内部部品の変形などを招いてしまうため、清潔なタオルにくるむなどの対処を行ってください。
曲がったUSBメモリを無理に戻さない
USBメモリが曲がってしまい、正常に挿入するために元の状態に無理やり戻すことは避けましょう。
USBメモリは非常に小型で繊細な機器のため、強い衝撃が加わることで、内部部品などが物理的に破損してしまう可能性があります。
通電を避ける
USBメモリに限らず、問題が発生している記憶媒体に通電を続けることは避けましょう。
USBメモリに論理障害が発生している場合、通電を続けることで、ログ情報や起動情報などが上書きされていき、取り出したいデータの復旧が難しくなってしまいます。
USBメモリに物理障害が発生している場合、通電を続けることで、正常な部品の破損、破損している部品の状態悪化などを招き、最悪の場合データを完全に失ってしまう場合があります。
USBメモリに保存されているデータを取り出したい場合は、通電を避け何もしないことが自身にできる最善策です。
BIOSを変更する場合は慎重に行う
USBメモリが認識されない場合、PCなどの使用機器のBIOSの設定を最適化すれば解決する場合があります。
しかし、BIOSの設定はコンピュータリテラシーが高い方でなければ難易度の高い行為です。そのため、BIOSの設定変更を試す場合はかなり慎重に行ってください。
BIOSの設定を誤った設定にしてしまうと、使用しているPCが起動しなくなってしまうなど別の問題が発生してしまいます。
フォーマットを行わない
USBメモリが認識されない場合、フォーマットを行うことで解決することがあります。
しかし、フォーマットを行うと、USBメモリに保存されているデータには一切アクセスできなくなってしまいます。
「バックアップデータがある」「USBメモリ内に必要なデータは1つもない」という場合以外は絶対にフォーマットを行わないでください。
すでにフォーマットを行ってしまったという場合は、操作は控えてください。フォーマット直後はデータの痕跡が残っていますが、操作を続けるだけでデータが上書きされてしまいます。このような場合、フォーマットに対応している技術力の高いデータ復旧の専門業者に相談しましょう。
誤った設定にしてしまうと、使用しているPCが起動しなくなってしまうなど別の問題が発生してしまいます。
USBメモリが認識しない・読み込まない・反応しない場合の対処法
USBメモリが認識されない・読み込まれない・反応しないという場合は以下に紹介する方法を試してみてください。
- USBメモリや使用機器の確認を行う
- 再起動を行う
- デバイスマネージャーを使用する
- ドライバーの再インストールを行う
- エラーチェッカーで自動修復
- 使用機器のBIOS設定を見直す
- データ復元ソフトを使用する
- 専門業者に相談する(機器修理 or データ復旧)
USBメモリが認識されない場合、原因によって適切な対処は異なります。また、データ復旧は処置を重なれば重ねるほど、その後の復旧難易度はどんどん上がってしまいます。
データが必要なであり、自身での作業が不安、取り出したいデータの重要度が高いという場合は、自身では何もせずにデータ復旧の専門業者に相談して下さい。
USBメモリや使用機器の確認を行う
USBメモリが認識しない場合、まずはUSBメモリ本体やPCなどの使用機器の確認を行いましょう。
- 正しく接続がされているか
- USBメモリやUSBポートに汚れ・さびが発生していないか
- USBメモリが変形していないか
特にUSBメモリが目視で確認できるほど変形している場合は、無理に通電を行うことはやめ、目的に応じた専門業者に相談して下さい(下記にて解説)。
再起動を行う
USBメモリが認識されない場合、PCなどの使用機器を再起動することで解決する場合があります。
しかし、上記でも説明した通り再起動は機器への負担が大きい行為です。問題が発生しているのがPCであった場合、状態の悪化を招きかねないので、1度だけ試して解決しない場合は別の方法を検討してください。
デバイスマネージャーを使用する
Windows10では、デバイスマネージャーからUSBメモリが認識できているか確認することができます。
- 1.外付けHDDを接続する
- 2.Windowsマーク>デバイスマネージャーを開く
- 3.ディスクドライブやユニバーサルシリアルバスコントローラを開く
- 4.USBメモリが表示されるか確認する
もし機器名が表示されなかったり、機器名に「!」がついている場合は、ドライバの再インストール、更新プログラムのアンインストール、システムの復元などの対処が必要です。ただし、これらの対処法は保存しているデータを失うリスクがあります。
もし修復を行う場合は事前にバックアップをとってあるかなどしっかり確認しましょう。
デバイスマネージャーで「不明なデバイス」と表示される場合
Windowsマークを右クリックして「デバイスマネージャー」を開き「不明なデバイス」を削除すると解決する場合があります、
デバイスマネージャー上の表示に問題がない場合
デバイスマネージャー上では正常に表示されているものの、適切に開くことができない場合、Windowsでは「ディスクの管理」というツールでファイルシステムの状態を確認することができます。
もしUSBメモリのファイルシステムが「RAW」と表記されている場合、ファイルシステムが未フォーマットになっています。つまり、USBメモリが故障していると考えられます。むやみに操作せず、専門業者まで対応を依頼しましょう。そもそも「デバイスマネージャー上にUSBメモリが表示されない」という場合も同様です。
ドライバの再インストールを行う
USBメモリが認識されない場合、使用機器のドライバーを再インストールすることで解決する場合があります。
ドライバーの再インストール方法は次の通りです。
- 1. Windowsマークを右クリックして「デバイスマネージャー」を開く
- 2.デバイスの一覧から「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」を選択する
- 3.右クリックし「デバイスのアンインストール」または「ドライバーソフトウェアの更新」をクリック
- 4.数分放置し再度USBメモリを挿入する
- 5.ドライバーが自動的に再インストールされる
エラーチェッカーで自動修復
Windowsでは、エラーチェックで軽度の論理障害(ファイルシステム障害・軽度の不良セクタ)を自動修復できる場合があります。ただし、エラーチェックは物理障害に対応することはできません。
「物理障害が疑われるような場合」や「論理障害と物理障害の判別がつかない場合」はエラーチェッカーを使用してはいけません。
エラーチェッカーの操作手順は次のとおりです。
- まず「PC(コンピュータ)」を表示します。
- チェックしたいハードディスクを右クリックし、プロパティを表示。ツールタブをクリックします。
- エラーチェックの[チェック]をクリックします。
- スキャンが開始されます。
- もしエラーが検出された場合は、ファイルシステムを修復するため、再起動のメッセージが表示されます。再起動すると、自動でシステムの修復が開始します。
使用機器のBIOS設定を見直す
USBメモリが認識されない場合、PCなどの使用機器のBIOSの設定を見直すことで解決する場合があります。
しかし、BIOSの設定は上記で説明した通り、かなり高度な設定です。さらに、誤った設定にしてしまうと、PCが起動しないなど別の問題が発生してしまうので、BIOSの設定を行う際はかなり慎重に行ってください。
BIOSの起動方法はメーカーや機器によって異なるため、HPなどで確認をしましょう。下記のような起動方法例があります。
- PCの電源を入れた直後にデリートキーやF2キー、F1キーを押す
- PCの起動時にF1を連打する
BIOSが起動すると以下のような画面が表示されるので、USB機器の有効化・無効化を設定する項目を開きます。
メーカーや機器によって異なりますが、上記のようなBIOS画面の場合「USB Port」という項目を「Enabled」にすることでUSB機器が有効化されます。
「USB Port」と表示されている部分は「USB Controller」「USB Support」「USB Functions」など様々な表記方法があります。
この項目が「Disabled」になっている場合はUSBメモリの使用ができない状態になっています。セキュリティ対策の一環として、企業側で設定されている場合があります。
認識しない・読み込まないUSBメモリからデータ復元する方法
データ復元ソフトを使用する
USBメモリに保存されているデータが必要な場合、データ復元ソフトを使用することでデータを取り出せる場合があります。
しかし、ソフトが対応している障害は軽度の論理障害のみです。ソフトに対応していない障害であるにも関わらず、ソフトの使用を行うと、最悪の場合二度とデータを取り出すことが出来なくなってしまいます。
また、ソフトの使用にはある程度のリテラシーが必要であり、誤った操作による上書きなどが原因で、その後のデータ復旧の難易度が上がってしまう可能性もあります。
専門業者に相談する
ここまで紹介した方法で解決しなかった場合は、自身の目的に合っている専門業者に相談してください。
- 機器修理専門業者
- データ復旧専門業者
機器修理専門業者
保存されているデータよりも、機器を正常に動作させることを目的としている方は、メーカーや修理業者に依頼することをおすすめします。機器修理専門業者では認識しないUSBメモリを元通り使える状態に修理します。
ただし、このとき「データ」は初期化され、USBメモリに保存されているデータは失われてしまう可能性が高いです。USBメモリに必要なデータが1つでも存在する場合は、データ復旧業者に相談するようにしましょう。
データ復旧専門業者
機器自体の修理よりも、保存されているデータの復旧を目的としている方は、データ復旧専門業者に相談をしましょう。専門知識やノウハウが蓄積されている復旧業者であれば、自動修復や復旧ソフトでは対応できない障害機器からのデータ復旧も可能です。
業者を選ぶ際は「専門設備」や「対応実績」などを事前に確認し、障害機器にあった適切な業者を選ぶようにしましょう。中には診断~見積もりまで無料で行っている業者もあるため、まずは無料相談を受け付けている技術力の高いデータ復旧業者へ相談することをおすすめします。
ただし、データ復旧業者は国内に100社以上あり、業者によって対応できる障害の範囲も異なっていますので、障害機器に対応した技術力の高い業者を選ぶようにしましょう。たとえば、物理障害が起きている機器からデータを復旧する場合、手術室と同等の防塵施設(クリーンルーム)での作業が必要です。
「安いから」「近いから」「メーカ保証だったから」という理由だけでなく「技術力があるか」という軸で選定することを心がけましょう。
データ復旧専門業者には相談から見積もりまで無料で行っている業者も存在するため、必要なデータが1つでもある場合は、一度相談してみましょう。
専門業者に相談する
ここまで紹介した方法で解決しなかった場合は、自身の目的に合っている専門業者に相談してください。
- 機器修理専門業者
- データ復旧専門業者
機器修理専門業者
機器修理専門業者は「動作の復旧」を目的としている場合に相談して下さい。機器修理専門業者では認識しないUSBを元通り使える状態に修理をします。
しかし、USBメモリに保存されているデータは失われてしまう可能性が高いです。USBメモリに必要なデータが1つでも存在する場合は、下記のデータ復旧専門業者に相談しましょう。
データ復旧専門業者
データ復旧専門業者は「データの復旧」を目的としている場合に相談してください。データ復旧専門業者では認識しないUSBからデータを取り出します。
USBメモリのデータ保存領域が破損している場合は、USBメモリを分解し修復を行うため、機器が元通り使える状態で戻ってこない場合もあります。
データを取り出したい場合は、原因を正確に特定し、適切な処置をハイレベルで行うデータ復旧専門業者に相談するのが「一番安全で確実な」データ取り出し(復旧・復元・サルページ)方法です。
データ復旧業者は全国に100社以上存在するため、選定は難しい上に、繰り返しの作業は機器の状態が悪化していくだけです。
「安いから」「近いから」「メーカ保証だったから」という理由だけでなく「技術力があるか」という軸で選定することを心がけましょう。
データ復旧専門業者には相談から見積もりまで無料で行っている業者も存在するため、必要なデータが1つでもある場合は、一度相談してみましょう。
おすすめのデータ復旧専門業者
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対応製品 | USBメモリ、RAID機器(NAS/サーバー)、パソコン(ノート/デスクトップ)、外付けHDD、SSD、ビデオカメラ、SDカード・レコーダー等記憶媒体全般 |
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まとめ
USBメモリが認識しない、読み込まない原因と対処法、そして注意点について解説してきました。USBメモリやプリンター、外付けハードディスクなどUSB機器には様々なものがあり、不具合が発生した時の原因も様々です。通常、パソコンには複数のUSBポートが備わっているため、1つのUSBポートに接続したUSB機器が認識しない場合は、別のUSBポートに接続して様子を見るなど、試行錯誤することで不具合の発生箇所の特定も可能です。
しかしUSBメモリ自体が故障している場合は、自力で修復することは困難でしょう。そのような場合は、無理やり自分で解決しようするのではなく、USBメモリの復旧を専門としている業者へ修理を依頼することをおすすめします。
USBメモリの復旧について、記事内で紹介したデジタルデータリカバリー公式サイトでもさらに詳しく紹介されています。