Macで「セットしたディスクはこのコンピュータで読み取れないディスクでした」というエラーが表示された時はどのように対処すればよいのでしょうか。
MacはWindowsと異なる使用方法があるため、Windowsで使用することができた外付けHDD等がMacでは使うことができなくなるというケースがよくあります。Macで「セットしたディスクはこのコンピュータで読み取れないディスクでした」というエラーが表示される原因としてHDD/SSDが故障しているという場合はデータ復旧業者に相談することが復旧率を高めるポイントです。
原因によって対処法が異なるので、対処法から見ていきましょう。
そこで今回は、Macで「セットしたディスクはこのコンピュータで読み取れないディスクでした」というエラーが表示される原因、注意点、対処法を紹介します。
目次
Macで「セットしたディスクはこのコンピュータで読み取れないディスクでした」というエラーが表示される原因
Macで「セットしたディスクはこのコンピュータで読み取れないディスクでした」というエラーが表示される原因は以下の6つです。
- 外付けHDDやUSBメモリなど周辺機器が故障している
- Macのバージョンが古い
- Macがウイルスに感染した
- ファイルシステムの形式が異なる
- ファイルシステムが破損している
- HDD/SSDが物理的に破損している
外付けHDDやUSBメモリなど周辺機器が故障している
周辺機器とはMacに接続している外付けHDDやUSBメモリ、USBケーブル、SDカードなどの機器を指します。
これらのような周辺機器に欠陥があることが原因となり、Macで「セットしたディスクはこのコンピュータで読み取れないディスクでした」というエラーが表示されることがあります。
周辺機器をほかのデバイスに接続し、正常に使用できる場合には、Macに問題があるということがわかります。
ですが、周辺機器の抜き差しを何度も行うと、HDD/SSDやMacに負担がかかるため、周辺機器の抜き差しを試す場合には一度だけ行うようにしましょう。
Macのバージョンが古い
使用しているMacのOSのバージョンが古いと、エラーが表示されることがあります。
MacのOSが古い場合には、OSをアップデートするようにしましょう。OSのアップデートによってデータを失うこともあるため、MacのOSをアップデートする前に、必ずデータのバックアップを取るようにしてください。
Macがウイルスに感染した
Macがウイルス(マルウェア)に感染した場合、パソコンの保存ファイルや周辺機器の保存ファイルのデータが改ざん、削除されることがあります。「セットしたディスクはこのコンピュータで読み取れないディスクでした」とエラーメッセージが出る以外に、動作遅延やフリーズ、ポップアップが多数表示されるなどの異常が発生した場合はウイルス感染が疑われます。
Macに搭載したセキュリティソフトやアプリのアンインストールを行い、ウイルス感染したファイルやアプリを除去しましょう。
ファイルシステムの形式が異なる
ファイルシステムとは、HDDやSSDなどの記憶媒体に保存されたデータを管理し、制御する機能のことを指します。
ファイルシステムは、MacOSかWindowsOSかによって異なるという特徴があります。そのため、WindowsのPCで使用することができてもMacのPCでは使用することができないケースがあります。特にWindowsのファイルシステムである「NTFS」のデータがある場合はMacPCで書き込みができない場合があるため注意しましょう。
ファイルシステムが破損している
ファイルシステムの破損が発生している時は、以下のような症状が見られます。
- フォーマットを要求される
- OSが起動しない
- 頻繁にフリーズする
- いつの間にかファイル名が変わっている
- ブルースクリーンが表示される
- ファイルやフォルダを開くことができない
- エラーメッセージが表示される
以上の障害の原因がシステムエラーにある場合、「論理障害」と呼ばれます。
論理障害
Macで論理障害が発生する原因には以下のようなものがあります。
- Macをフォーマットしてしまった
- データの送受信中に強制的に終了してしまった
- 停電や落雷によりMacが強制終了した
- Macがウイルス(マルウェア)に感染した
- 古いMacのOSを使用している
- 誤操作によってファイル名の変更や削除を行った
論理障害のうち、誤削除や古いMacのOSを使用していたことが原因であれば、Macの機能やデータ復旧ソフトなどを使用して、ご自身で解決できる可能性があります。しかし原因が特定できなかったり、繰り返しフォーマットを行うなどの重度の論理障害が発生している場合には、ご自身で対処しようとするとさらに状態を悪化させ、データを失うリスクがあります。重要なデータを保存している場合には、データ復旧業者に相談するようにしましょう。
HDD/SSDが物理的に破損している
MacPCの内部に搭載されているHDDまたはSSDが物理的に破損したことによる障害を、「物理障害」と呼びます。
物理障害が発生している時は、以下のような症状が見られます。
- カチカチ等の異音がする(HDDのみ)
- 焦げたような異臭がする(HDDのみ)
- フォーマットを要求される
- BIOSがHDD/SSDを認識しない
- OSが起動しない
- 頻繁にフリーズする
物理障害
HDDでは異音や異臭によって発覚することがある物理障害ですが、パソコンに内蔵SSDがある場合などは論理障害と症状が全く同じため、障害に気づかずに突然データが消えてしまうなどのトラブルが発生することがあります。その場合は、異常が発生する前に、以下の物理障害が発生する原因となる出来事が発生していなかったか思い出しましょう。
- Macを落下させてしまった
- 落雷によりショートした
- 水没してしまった
- 高温多湿の環境下で長時間使用した
- 長年使ったことで経年劣化した
HDD/SSDを問わず、専門的な設備や特殊なツールなしに物理障害を個人で直すことは困難です。保存しているデータを取り出したい場合には、必ずデータ復旧業者に相談しましょう。
特にHDDを物理障害から復旧するには、場合によっては開封して作業することが必要です。HDDは精密機器であり、開封しての作業には専用の設備や知識が無くてはできません。クリーンルーム呼ばれる設備の中でなくては、空気中のホコリやチリがHDDのデータ記録面に付着して傷が付くことで、状態がさらに悪化し、データを二度と取り戻せない重大な障害の原因となってしまいます。
Macで「セットしたディスクはこのコンピュータで読み取れないディスクでした」というエラーが表示された時の注意点
Macで「セットしたディスクはこのコンピュータで読み取れないディスクでした」というエラーが表示された時には、以下の4点に注意しましょう。
通電しない
Macに不具合が発生している状態で通電し続けると、状態をさらに悪化させるリスクがあるため控えましょう。
特に物理障害が発生している状態で通電を行うと、HDDの磁気ヘッド(データを記録・読み込む部品)がプラッタ(データ記録面)に接触し、プラッタに傷が付いてしまうリスクがあります。プラッタが傷つくと、データ復旧の難易度も上がってしまうため、注意してください。
何度も電源の入り切りをしない
Macに不具合が発生している状態で何度も電源の入り切りを繰り返すと、通電し続けることと同様に、HDD/SSDに負荷をかけてしまうため控えましょう。また、HDD/SSDを問わず、電源を落とす工程には順序があるため、その順序に従わない処理が行われると、回路が爆走するリスクもあります。
自分で分解しない
ご自身でMacを分解して復旧作業を行うことは難しいです。
専用設備や知識が無い状態で作業を行ってしまうと、元に戻せなくなるばかりでなく、MacのHDDやSSDをはじめとする部品の状態をさらに悪化させ、データを二度と取り戻せなくなりリスクがあります。
特に、HDDを通常の環境で開封して作業を行うと、データを記録する部品に空気中のホコリやチリが付着して傷の原因となるため、HDDを開封して作業する場合は、クリーンルームと呼ばれる手術室相当に清潔な設備の中で行う必要があります。
クリーンルームを自身で用意することは困難なため、重要なデータを安全に取り出したいという場合には、データ復旧業者に相談することをおすすめします。
安易にデータ復旧ソフトを使用しない
データ復旧ソフトを安易に使用しないようにしてください。データ復旧ソフトを使用すると低コストで済むというメリットがありますが、データ復旧ソフトには復旧可能なケースとそうでないケースがあります。
データを誤削除してしまった場合には、データ復旧ソフトで復旧できる可能性がありますが、物理障害やデータ復旧ソフトで復旧できないデータは専門家でなければ根本的な解決が困難です。
また、原因が特定できない状態でデータ復旧ソフトを使用することは危険です。特に物理障害が発生していた場合には、さらに状態を悪化させるリスクがあります。データ復旧ソフトを繰り返し使用してしまい、データが上書きされた状態で後からデータ復旧業者に相談しても、復旧難易度が高くなりデータを100%取り出すことが難しくなる場合もあります。
データを安全に取り出したい場合には、初めからデータ復旧業者に相談し、原因を特定して正しい対処を行ってもらいましょう。診断を無料で行っている業者もあるため、原因が分からない場合に相談してみるのも良いでしょう。
Macで「セットしたディスクはこのコンピュータで読み取れないディスクでした」というエラーが表示された時の対処法
「セットしたディスクはこのコンピュータで読み取れないディスクでした」というエラーが表示された時の、12個の対処法を紹介します。
- エラーが出たMacに他のデバイスを接続する
- 周辺機器を別のパソコンにつなぐ
- 別のUSBポートに接続し直す
- Macの再起動を一度だけ行う
- ウイルス除去ソフトを使用する
- ファイルシステムの形式を確認する
- デバイスにかかった暗号化を解除する
- Apple Diagnosticsを使用する
- ディスクユーティリティを使用する
- データ復旧ソフトを利用する
- データ復旧業者に相談する
データの復元方法について詳しく知りたい方は下記の記事をクリックしてください。
エラーが出たMacに他のデバイスを接続する
MacPCの使用中に「セットしたディスクはこのコンピュータで読み取れないディスクでした」とエラーメッセージが表示された場合、接続していた周辺機器を取りはずし、別のUSBメモリや外付けHDDなどのデバイスをMacに接続しましょう。他の機器でもエラーメッセージが表示される場合はMacPC側に問題があると考えられます。
周辺機器を別のパソコンにつなぐ
別の解決方法には、エラーメッセージが発生した周辺機器を別のパソコンに接続してみるといったものがあります。
「セットしたディスクは、このコンピュータで読み取れないディスクでした。」とエラーが出た外付けHDDなどの周辺機器をMacから取り外し、別のMacPCやWindowsPCに接続してみましょう。あるいは周辺機器のケーブルが劣化や断線していた場合は交換してつないでみましょう。
再接続を行っても、何かしらエラーメッセージが表示される場合は外付けHDDなどの周辺機器に異常が発生している場合があります。この時点で既に他の対処法を試している場合、これ以上再接続を繰り返すと、電源の入り切りが繰り返されて、外付けHDDなどの周辺機器の状態が悪化する恐れがあります。外付けHDDやUSBメモリなどに重要なデータが保存されている場合は、専門のデータ復旧業者に相談し、復旧作業を行ってもらいましょう。
別のUSBポートに接続し直す
USBポートとは、パソコンなどにあるUSBメモリなどの接続口のことです。USBポートが破損してしまうと、周辺機器とMacPC間で正常に電力を供給することができず、「セットしたディスクは、このコンピュータで読み取れないディスクでした。」といったエラーメッセージが表示されます。
MacPCには複数のUSBポートがついているため、周辺機器に対応する別のUSBポートを差し込む、またはUSBハブなどを使用することで、正常にデータにアクセスすることができる場合があります。
Macの再起動を一度だけ行う
Macの再起動を行うとエラーが解決する可能性があります。しかし、再起動は機器本体に負荷がかかるため、いずれかのデバイスに物理障害が発生していた場合は、複数回再起動してしまうと復旧することが困難になるほどの致命傷を与えてしまう可能性があります。
必ずMacの再起動は一度だけにするようにしてください。
ウイルス除去ソフトを使用する
MacPCを操作していて「セットしたディスクはこのコンピュータで読み取れないディスクでした」といったエラーメッセージ以外に、「Macの動作が重い・頻繁にフリーズする」「勝手にタブが開く」などの異常が発生している場合、ウイルス(マルウェア)に感染している可能性があります。MacPCに搭載しているウイルス除去ソフトなどを使用して、スキャンと駆除を行いましょう。エラーメッセージが解決する場合があります。
ファイルシステムの形式を確認する
MacOSとWindowsOSではファイルシステムの形式が異なります。したがってWindowsとMacPC同士でやり取りした時に、互換性のある「FAT」や「exFAT」でやりとりするか、「APFS」などMacに対応するファイルシステムに変換する必要があります。特にWindowsのファイルシステム「NTFS」は、Macではツールなしに読み取りと書き込みが同時にできません。エラーメッセージが発生した場合、Macでは以下の方法でファイル形式を確認しましょう。
- 「移動」をクリック
- 「ディスクユーティリティ」をクリック
- 該当する記憶媒体のパーティションをクリック
- フォーマットを確認する
ファイルシステムの形式を確認し、ツールなどでOSに対応するファイルシステムに変換してもエラーメッセージなどが表示される場合は、データ復旧業者に相談してみましょう。技術力の高い業者であればデータ復旧ソフトで復旧できないインシデントを短期間で解決できる場合があります。
デバイスにかかった暗号化を解除する
「セットしたディスクは、このコンピュータで読み取れないディスクでした。」といったエラーが表示される場合、USBメモリなどのドライブに暗号がかかっている場合があります。この場合は「無視」をクリックし、暗号化を解除するパスワードなどを入力してドライブにかかった暗号を解除しましょう。
MacOSを最新版にアップデートする
「ソフトウェアアップデート」を使用して、MacのOSを最新版にアップデートする方法は下記の手順です。
- 画面の左上にある「 Apple メニュー」を選択
- 「システム設定」を選択
- 「一般」をクリック
- 「ソフトウェアアップデート」をクリック
- 新しいソフトウェアを見つけたら「今すぐアップグレード」をクリック
Apple Diagnosticsを使用
Macに搭載されている「Apple Diagnostics」という機能を使用することで、HDD/SSDの問題を検出することができます。手順は以下の通りです。
「Apple Diagnostics」を行う前にMacの準備をします。
- Macをシステム終了
- キーボード、マウス、ディスプレイ、Ethernet 接続、AC 電源への接続を残す
- 2で示した機器以外の外付けデバイスを取り外す
- 適度に喚起された固くて平坦で作業しやすい場所にMacを置く
「Apple Diagnostics」を使用する方法は以下の手順です。(Appleシリコンを使用している場合)
- Mac の電源を入れる
- Mac が起動している間、電源ボタンを押し続ける
- 起動オプションのウインドウが表示されたら押すのをやめる
- 「Command (⌘) + D」キーを押す
ディスクユーティリティを使用
ディスクユーティリティを使用して、ストレージデバイスを管理することができます。手順は以下の通りです。
- アプリケーションからユーティリティに入る
- ディスクユーティリティをダブルクリック
- 「問題があるボリューム・デバイス」をクリックする
- First Aidをクリックし、ウィンドウが表示されたら「実行」をクリック
- FirstAidが実行され、エラーチェックと自動修復が行われる
FirstAidに失敗した場合、「First Aidプロセスを完了できませんでした。…」といったメッセージが表示されます。この場合は重度の論理障害や物理障害である可能性が高く、作業を続けることでデータの上書きやHDD/SSDの物理的な破損がすすみ、データが消失する恐れがあります。データが必要であれば速やかにデータ復旧業者に相談し、正確な診断と処置を受けましょう。
データ復旧ソフトを利用
データの誤削除などは、データ復旧ソフトを使用して復旧できる可能性があります。データ復旧ソフトを使用するメリットとデメリットは以下の通りです。
データ復旧ソフトを使用する手順は以下の通りです。
- 公式サイトからデータ復旧ソフトをダウンロードする
- パソコンにインストールする
- インストールが完了したら復旧ソフトを開く
- エラーが発生したドライブやデバイスなどを選択し、「スキャン」をクリックする
- 自動的にスキャンが開始され、完了後にファイルなどが表示される
- スキャンによって表示されたファイルの内容を確認し、「復元」や「リカバリー」などのボタンをクリックする
- データが復元されたら、正常に復元できているか確認する
以上の手順は一般的なソフトの手順ですが、使用するデータ復旧ソフトによって操作が異なることもあるため、使用するソフトの指示に従いましょう。なお主要なデータ復元ソフトは以下の通りです。
主要なデータ復元ソフト
主要なデータ復元ソフトは、以下のようなものがあります。
- Recuva
- DataRecovery
- USBメモリ復旧
- ファイナルデータ
- Wondershare Recoverit
ソフト名 | 金額 | 復元対応 | 特徴 |
Recuva | ¥0 | PC・HDD・SDカード・USBメモリ |
・Windowsのみ対応。 ・世界的に有名な復旧ソフト ・スキャンプロセスが止まる場合がある ・文字化けすると完全に復元できない可能性がある |
DataRecovery | PC・HDD・SDカード・USBメモリ |
・Windowsのみ ・ゴミ箱から削除したデータも復元する ・20MBまで無料
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USBメモリ復旧 | USBメモリ |
・USBメモリに特化 ・フォーマット等で初期化されている場合は、パーティションが表示されない ・法人のデータ復旧は有料版限定
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ファイナルデータ | ¥7,110 | PC・HDD・SSD・SDカード・USBメモリ・破損したパーティション、文字化けしたofficeファイル | 90年代から使われている老舗ソフトのため、対応データの種類も非常に多い。 |
Wondershare Recoverit | ¥5,980 | PC・HDD・SSD・SDカード・USBメモリ | 復元が難しい大容量データ(動画など)の復元にも対応 |
【最新】データ復元ソフト厳選5種類を徹底比較!無料ソフトの失敗事例や注意点、おすすめ業者を解説
また自分でデータ復旧ソフトを使用して復旧するメリットとデメリットは以下の通りです。
データ復旧ソフトを使用するメリット
- ソフトによっては無料でデータが復旧できる
- 軽度の論理障害であれば手軽にエラーを修復することが可能
データ復旧ソフトを使用するデメリット
- 復旧したいデータに対応していないソフトを購入してしまう恐れがある
- HDD/SSDの物理障害によるデータ障害は解決できない
- 重度のデータ障害の場合、データ復旧ソフトを使用するとデータの破損や上書きが進行して復旧が非常に困難
- データ復旧ソフトを模したウイルス(マルウェア)をインストールする恐れがある
上記のように重度のデータ障害は復旧できないこともあります。そして近年のパソコンは症状の重さが見分けられないSSDが主流であることから、想定以上にデータ復旧ソフトの使用はリスクが高い傾向があります。
もしも復旧ソフトを使用してもデータが元通り復元できなかった場合には、復旧ソフトを使用するのは控えましょう。特に物理障害が発生していた場合には、さらに状態を悪化させ、データを二度と取り出せなくなるリスクがあります。
データを安全に取り出したい場合には、データ復旧業者に相談しましょう。
データ復旧業者に相談
これまで紹介した対処法を試しても解決しない、データを安全に取り出したい場合には、データ復旧の専門業者に相談しましょう。
業者に相談する場合、以下の2つの選択肢があると思います。目的に合わせて適切な業者に相談しましょう。
- データ復旧業者
- メーカー・修理業者
データ復旧業者以外はデータを復旧することを専門としていないため、修理時に故障した部品が交換されてしまい、保存データが破棄されてしまいます。データを確実に取り出したい場合は、復旧専門のエンジニアが在籍しているデータ復旧業者に相談しましょう。
一度作業を行って失敗してしまうと、データ復旧の難易度が高くなります。技術力の高いデータ復旧業者であれば、他者が作業した機器からデータ復旧ができることもありますが、復旧に相応の時間と費用が必要になることもあります。データ復旧業者に相談するならお早めに行いましょう。
データ障害の原因を判断することができない場合や、重要なデータを安全に復旧したいという場合は、無料で診断・見積が可能なデータ復旧業者に相談することをおすすめします。
おすすめのデータ復旧業者
データ復旧専門業者に依頼するのであれば、データが復旧できなければ意味がありません。そこでMacのデータ復旧に対応している「復旧率の高い」データ復旧専門業者を選定しました。
デジタルデータリカバリー
公式HPデジタルデータリカバリー
デジタルデータリカバリーは、データ復旧国内売り上げNo.1のデータ復旧専門業者です。復旧率最高値は95.2%と非常に高い技術力を有しています。依頼の8割を48時間以内に復旧と復旧のスピードも優れています。また、官公庁や大手企業を含む累積46万件以上の相談実績があります。
相談から見積もりの提示まで無料で行っているため、データ復旧を検討している際はまずは最大手であるデジタルデータリカバリーに相談すると良いでしょう。
復旧費用 | 相談から見積もりまで無料 500GB未満:5,000円〜 500GB以上:10,000円〜 1TB以上:20,000円〜 2TB以上:30,000円〜 |
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対応製品 | パソコン(Mac/Windows)、RAID機器(NAS/サーバー)、外付けHDD、SSD、USBメモリ、ビデオカメラ、SDカード・レコーダー等記憶媒体全般 |
復旧期間 | 最短当日に復旧完了(本社へ持ち込む場合) 約80%が48時間以内に復旧完了 |
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まとめ
「セットしたディスクはこのコンピュータで読み取れないディスクでした」というエラーが表示される原因、注意点、対処法を紹介しました。
ご自身で対処可能な場合もありますが、原因を特定できなかったり、物理障害など重大な障害が発生していると、かえって状態を悪化させるリスクもあります。
そのため、データを安全に取り出したい場合は、データ復旧業者に相談し、データを取り戻しましょう。