「iPhoneのパスワードを忘れてしまった」「間違えてロックがかかってしまった」「故人のスマホを開けたい」など、iPhoneのロック解除にお困りの方は少なくありません。
パスコードが解除できないと、大切な写真や連絡先、メモなどのデータにアクセスできなくなり、日常生活はもちろん、ビジネスや相続手続きに支障が出るケースもあります。
本記事では、iPhoneのパスワード解除が必要になったときに、安心して依頼できる専門業者の選び方や、依頼前に知っておくべき注意点をわかりやすく解説します。
目次
iPhoneのパスワード解除業者(サービス)とは?
パスワード解除業者は、ロックがかかってしまったiPhoneやスマートフォンなどのデバイスに対して、専用技術を使ってパスコードを解析・解除するサービスを提供しています。
解除にかかる期間は、機種やロックの状況により異なりますが、最短で即日〜数日で対応可能なケースもあります。ただし、難易度が高い事例では1ヶ月〜数ヶ月以上かかることもあるため、早めの相談が重要です。
また、業者によって対応できるOSのバージョンや機種が異なるため、事前に自分のiPhoneが対応しているかを確認しておくこともポイントです。
iPhoneのパスワード解除が必要になる状況と注意点
iPhoneのパスワード解除が必要になるのは、次のような状況です。
- パスワードを忘れてしまい、自力で解除できない
- 子どもが誤って複数回パスコードを入力してロックがかかった
- 故人のiPhoneを開いて相続手続きに使いたい
- 死因や人間関係の調査目的で、LINEや通話履歴を確認したい
このように、データを消したくない・証拠として使いたいという重要な場面で、パスワード解除が必要になります。
ただし、自立解除する場合、iPhoneのパスコードは10回以上間違えると、端末がロックされ、設定によってはすべてのデータが自動消去されるリスクがあります。
また、iTunesを使った復元や初期化は、データが完全に消えてしまう可能性があるため、取り返しのつかない事態にもつながります。
大切な写真や連絡先を失わないためには、パスワード解除に対応した専門業者に相談するのが最もリスクが少ない方法です。
安全に解除するなら専門業者に相談する
iPhoneに保存されたデータを確実に守りながらロック解除したいなら、専門業者への相談が最も安全な方法です。
市販の解析ソフトや修理店舗では対応できないケースも多く、フォレンジック技術を用いた専門業者であれば、より高精度かつ安全にパスコードの解除が可能です。
パスワード解除を支える技術「フォレンジック」とは?
iPhoneのパスコード解除を行う業者の中には、「フォレンジック対応」や「デジタルフォレンジック専門」と記載しているところがあります。
これは、一般的なロック解除ソフトとは異なり、法的に有効な証拠保全・データ抽出までを行う、より専門性の高い技術を指します。
もともとは企業や官公庁における、マルウェア感染調査・情報漏洩調査・社内不正調査などで使われてきた技術ですが、最近では個人向けにも以下のような用途で活用されています。
- 故人のiPhoneのロックを解除し、デジタル遺品として中身を確認したい
- 仕事やプライベートの重要データが入っているiPhoneを初期化せずに解除したい
このようなケースでは、単なる市販ソフトや店舗修理では対応できないため、フォレンジック技術を持つ専門業者への依頼が有効です。
フォレンジックとは
フォレンジック(Forensics)は、法的な証拠を分析し、特定の事件や状況に関する情報を収集・解析する科学的な手法や技術などの専門技術を指します。主に犯罪捜査や法的な証拠集めに使用される分野で、科学的な手法や専門知識を駆使して証拠の収集、解析、評価を行います。
フォレンジックの技術を用いて、機器から得られる情報を抽出し、調査することで、パスワードを解除することができます。フォレンジック調査については以下の記事でも詳しく解説しているので是非参考にしてください。
無料で相談と見積りに対応してくれる業者もあるので、まずは相談してみるとよいでしょう。
iPhoneのパスワード解除業者を選ぶ際のポイントと注意点
iPhoneのパスワード解除を業者に依頼する際、業者によって対応力・技術力・セキュリティ体制が大きく異なります。以下の選び方のポイントと依頼時の注意点をしっかり把握し、安心して任せられる業者を選びましょう。
- パスワード解除の実績が豊富である
- 緊急時にも対応できる体制がある
- セキュリティ認証(Pマーク・ISO)を取得している
- フォレンジック技術に対応している
- 費用体系が明確で安心
- 本人(または正当な関係者)しか依頼できない
- iPhoneに対応できる業者は限られている
1. パスワード解除の実績が豊富である
年間数千〜数万件の実績や、官公庁・警察・大手企業からの依頼経験がある業者は信頼性が高いです。公式サイトに実績や事例が記載されているかをチェックしましょう。
2. 緊急時にも対応できる体制がある
デジタル遺品やビジネス機器のトラブルでは時間が重要です。24時間365日相談可能で、即日調査に対応している業者を選ぶと安心です。
3. セキュリティ認証(Pマーク・ISO)を取得している
端末には個人情報や機密データが含まれるため、セキュリティ体制が整っている業者を選びましょう。
- Pマーク(プライバシーマーク):個人情報保護体制の認証
- ISO/IEC 27001:国際的な情報セキュリティ認証
4. フォレンジック技術に対応している
裁判資料や内部調査での証拠保全が必要な場合、法的証拠の収集・保管に対応する「フォレンジック技術」が必要です。対応可能か事前に確認しましょう。
5. 費用体系が明確で安心
優良業者は相談・初期診断が無料で、追加費用が発生する際も必ず事前に説明してくれます。「一律〇円」などざっくりした金額のみ提示する業者には注意が必要です。
6. 本人(または正当な関係者)しか依頼できない
本人のiPhone以外は基本的に解除できません。ただし、亡くなった家族のiPhoneや法人所有の業務端末であれば、相続関係書類や委任状があれば対応可能な場合もあります。
7. iPhoneに対応できる業者は限られている
iPhoneはApple独自の暗号化が非常に強固なため、Androidに対応していても、iPhoneに対応できる業者は一部に限られます。直接業者に相談してみて、対応してもらえるか確認することが有効な方法です。
iPhoneのパスワード解除ができるおすすめの専門業者
技術力のあるパスワード業者の選定といっても、数ある業者の中から信頼できる業者を判断するのは素人には難しい話です。
そこで、実績や技術力などの側面から最もおすすめできるパスワード解除業者を以下にご紹介します。
デジタルデータフォレンジック
デジタルデータフォレンジックは、累計3万9千件以上の豊富な相談実績を持ち、全国各地の警察・捜査機関からの相談実績も395件以上ある国内有数のフォレンジック調査サービスです。
一般的なフォレンジック調査会社と比較して対応範囲が幅広く、法人のサイバー攻撃被害調査や社内不正調査に加えて、個人のハッキング調査・パスワード解析まで受け付けています。24時間365日の相談窓口があり、最短30分で無料のWeb打合せ可能とスピーディーに対応してくれるので、緊急時でも安心です。
運営元であるデジタルデータソリューション株式会社では14年連続国内売上No.1のデータ復旧サービスも展開しており、万が一必要なデータが暗号化・削除されている場合でも、高い技術力で復元できるという強みを持っています。調査・解析・復旧技術の高さから、何度もテレビや新聞などのメディアに取り上げられている優良企業です。
相談から見積りまで無料で対応してくれるので、フォレンジック調査の依頼が初めてという方もまずは気軽に相談してみることをおすすめします。
| 費用 | ★相談・見積り無料 まずはご相談をおすすめします |
|---|---|
| 調査対象 | デジタル機器全般:PC/スマートフォン/サーバ/外付けHDD/USBメモリ/SDカード/タブレット 等 |
| サービス | ●サイバーインシデント調査: マルウェア・ランサムウェア感染調査、サイバー攻撃調査、情報漏洩調査、ハッキング調査、不正アクセス(Webサイト改ざん)調査、サポート詐欺被害調査、Emotet感染調査 ●社内不正調査: 退職者の不正調査、情報持ち出し調査、横領・着服調査、労働問題調査、文書・データ改ざん調査、証拠データ復元 ●その他のサービス: パスワード解除、デジタル遺品調査、セキュリティ診断、ペネトレーションテスト(侵入テスト)、OSINT調査(ダークウェブ調査) 等 ※法人・個人問わず対応可能 |
| 特長 | ✔官公庁・法人・捜査機関への協力を含む、累計39,000件以上の相談実績 ✔企業で発生しうるサイバーインシデント・人的インシデントの両方に対応 ✔国際標準規格ISO27001/Pマークを取得した万全なセキュリティ体制 ✔経済産業省策定の情報セキュリティサービス基準適合サービスリストに掲載 ✔警視庁からの表彰など豊富な実績 ✔14年連続国内売上No.1のデータ復旧サービス(※)を保有する企業が調査 ※第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(2007年~2020年) |
| 基本情報 | 運営会社:デジタルデータソリューション株式会社 所在地:東京都港区六本木6丁目10-1 六本木ヒルズ森タワー15階 |
| 受付時間 | 24時間365日 年中無休で営業(土日・祝日も対応可) ★最短30分でWeb打合せ(無料) |
パスワード解除依頼の流れ
デジタルデータフォレンジックにパスワード解除を依頼する流れは以下の通りです。
- お問い合わせ・無料相談
- 機器の持ち込み・郵送
- 調査項目/作業内容を確定し、見積もりできる
- 復旧完了後、機器の受け取り
デジタルデータフォレンジックのさらに詳しい説明は公式サイトへ
iPhoneのパスワード解除業者の料金設定
ここでは、iPhoneのパスワード解除業者に依頼するときの料金設定について解説します。パスワード解除業者によって解除できるパスワードや必要な作業が異なるため、業者ごとに料金設定も異なります。
実際に業者に相談してみなければ見積はわかりませんが、料金設定の仕組みを知っておくと、いざ相談するときに安心して依頼できますので、ぜひ参考にしてください。
- iPhoneのパスワード解除業者の値段・相場は?
- iPhoneのパスワード解除業者の値段が決定する要素
- まずは初期診断・相談が無料の業者に相談する
iPhoneのパスワード解除業者の値段・相場は?
iPhoneのパスワード解除にかかる費用は「解除するパスワードの内容」「解除するための工程」など様々な要因によって異なるため、パスワード解除業者に相談して見積りをとる形になります。
そもそもiPhoneのパスワード解除に対応可能な技術力の高い業者は一握りですので、相場としては機器1台につき数万円~で、解除したい台数や作業の難易度によっては数十万円以上かかることもあります。
iPhoneのパスワード解除業者の値段が決定する要素
パスワード解除業者のサービスの値段は、基本的には以下の要素で費用が決定します。
- 機器の台数
- パスワードの内容(難易度)
- 解除するための作業工程
- 作業期間
- 必要なエンジニアの人数 など
解除する機器の台数や作業難易度によってはそれ以上になる可能性もあります。また、作業に必要なエンジニアの人数や復旧期間なども値段に関係してきます。
まずは機器の状態を見てもらって、見積を出してもらうところから始めましょう。直接業者にメールや電話で相談し、機器の診断を受ける必要があります。
まずは初期診断・相談が無料の業者に相談する
パスワード解除業者の見積もりは、機器を診断したうえで決定するため、まずはパスワード解除業者に相談して見積りをとりましょう。
初期診断の料金は数万円程度が相場ですが、業者によっては無料で診断してもらえる良心的な業者もあるようです。
診断が無料の業者は、診断後にもし必要ない場合は依頼をキャンセルできる場合がありますので、まずは気軽に相談してみることをおすすめします。
iPhone本体以外にもパスワード解除できる可能性がある暗号化機能
ここではiPhone本体以外でもパスワード解除できる可能性がある暗号化機能について紹介します。
USBメモリの暗号化機能
USBメモリによっては、セキュリティ機能付きの製品があります。そのような機器に保存されたデータは暗号化され、パスワードを入力しロックを解除する必要があるため、セキュリティが強固になることが大きな特徴です。
しかし、パスワードを忘れてしまった場合は、データにアクセスすることが非常に困難になります。製品の中には入力上限回数があり、上限を超えると自動で削除するタイプもあるため、注意しなければいけません。暗号化が掛かっているタイプでもデータにアクセスできる可能性もあるため、一度業者に相談することをおすすめします。
iTunesのバックアップ暗号化機能
iTunesの機能である、バックアップの暗号化機能を利用している場合には、バックアップを作成する際に暗号化されます。この場合、設定したパスワードを忘れてしまうと、バックアップにアクセスできなくなります。
バックアップにアクセスできなければデータを復元できなくなります。パスワード解除業者では機器を解析し、iTunesの暗号化を解除することができる可能性があります。
ファイルの暗号化機能(Excel・PDF)
Microsoft Excel・PDFといったファイルは、暗号化することで保護することができますが、パスワードや解除キーを紛失することでデータにアクセスできなくなります。フォレンジック技術を用いたパスワード解除業者であれば、ファイルの暗号化を解析して解除できる可能性があります。
デジタル遺品の場合は信頼できる業者へ依頼
生前親族が持っていたスマホやタブレットは持ち主がいなくなってしまうと当然ロックを解除できないものだと考える人は多いと思います。
しかし、高い技術を有している業者であれば、そのように持ち主を失なったスマホの内部データを取り出す、使えるようにすることが可能です。
デジタル遺品を放置するリスク
スマホやタブレットにロックが掛かっている状態で誰かが亡くなってしまったとき、パスワードをしらなければそのスマホの内部やネットバンキング、証券口座などの状況を知ることができません。
そうなると、相続についてなど多くの問題が発生します。また、仮にその方がサブスクリプションで何かの購入を設定していた場合、死後でも毎月料金を支払っている可能性があります。
不利益を被らないためにも、パスワード解除業者に相談することをおすすめします。
デジタル遺品を整理する際の注意点
パソコンやスマートフォンなどのデジタル機器には友人・業者・家族・取引先の連絡先をはじめ、家族写真など膨大な個人情報が保存されてます。そのため遺族が故人の端末をそのまま廃棄・売却したり、第三者に譲渡すると以下のリスクが発生します。
- 思い出の写真や動画が消えてしまう
- 訃報を伝える関係者の連絡先が分からなくなる
- 個人情報が流出して第三者に悪用される
データが消えてしまうと、二度と取り出すことができなくなる可能性もあります。バックアップを取るか、データを移行するようにしましょう。また、デジタル遺品を整理する際には以下の点に注意しましょう。
- 遺族で話し合う前に整理しない
- 遺品整理でそのまま破棄・売却・譲渡しない
- むやみにパスワードを打ち込まない
デジタル遺品から安全にデータを取り出したい場合には、専門のパスワード解除業者に依頼するのが一番確実です。
まとめ
今回はiPhoneのパスワード解除ができない時の対処法とおすすめの専門業者を紹介しました。
パスワードを上限回数まで入力してしまうと、パスワード解除が困難な状態になってしまうため、自分で対処する際には注意しましょう。
安全にパスワード解除を行いたい場合には、パスワード解除に対応している専門業者に相談するようにしましょう。





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