【最新版】Macのパスワードを解除するには?リセット方法や解除業者について徹底解説|サイバーセキュリティ.com

【最新版】Macのパスワードを解除するには?リセット方法や解除業者について徹底解説



現代社会においてはネットやスマホ、パソコンが必要不可欠になっています。

Macのみならず、クラウド上のサービスなど設定しているパスワードを忘れてしまうと、大事なデータや機能が使えなくなります。

万が一Macのパスワードを忘れてしまった場合、どう対応すれば良いでしょうか?

この記事では、Macのパスワードを解除する方法やリセット方法についてご紹介していきます。

この記事の重要ポイント
  • Macのパスワードを完全に忘れた場合は「Apple ID 」や「復旧キー」が必要
  • 「Apple ID 」「復旧キー」のどちらもない場合は、データを失ってしまうが初期化を行い、パスワードを解除する必要がある
  • データを失いたくない」かつ「手がかりが全くない」状態の時は、「パスワード解除業者」に依頼する

 

Macのパスワード解除が必要な状況とは

Macのパスワードを忘れてしまい、「このままログインできなかったらどうしよう?」や「大事なデータが見れなくなったらどうしようと」不安になる気持ちはわかります。が、慌てる必要はありません。

Macにはログインパスワードが不明でも簡単にリセット出来る方法があるので、まずは落ち着きましょう。

とはいえログイン出来ない状況が続くと、仕事などに支障が出る恐れがあるため、早めに対処することが肝心です。

今すぐパスワードを解除したい人におすすめの業者はこちら>>

Macのパスワードを忘れてロックが解除できない場合

まず、Macのログインパスワードを忘れても他のコードを入力すればログインは可能です。

他のコード入力として、Apple ID や復旧キーなどがあります。

また、Macを製造しているApple社では、デバイスを使用する際にApple IDの使用を求めているため、ほとんどのケースではこのApple IDさえ判明していれば解決できます。

紹介するMacのパスワードを忘れてロックが解除できない場合の対処方法は以下の3つです。

  • Apple IDを使いリセットする
  • 復旧キーを使いリセットする
  • Macを再起動してパスワードをリセットする
  • Apple WatchでMacのログインをする

適当なパスワードを最大3回入力する

まず、ログイン画面にて適当なパスワードを最大3回まで入力すると、パスワードリセットのオプションが表示されます。

パスワードリセットオプションを選択する

ログイン画面に「再起動してパスワードリセットのオプションを表示する」という項目をクリックして Mac を再起動します。

再起動後、次のステップに進みます。

Apple IDを使いリセットする

Apple ID を使ってリセットする場合は、該当する情報を入力し、「パスワードをリセット」をクリックします。

その後、以下の手順を実行しましょう。

  1. 新規キーチェーンを作成しユーザのパスワードを保存するかどうかを確認するメッセージが表示されたら、「OK」をクリックして Mac を再起動します。
  2. パスワードがわかっている管理者ユーザの選択画面が表示されたら、「すべてのパスワードをお忘れですか?」を選択します。
  3. 「パスワードをリセット」という画面に「Mac のアクティベートを解除」オプションが表示されたら、「Mac のアクティベートを解除」をクリックし、確認のため「アクティベートを解除」を選択します。
  4. 希望する新しいパスワード情報を入力して、「次へ」をクリックします。
  5. もし複数のユーザアカウントが表示される場合には、各アカウント名の横にある「パスワードを設定」をクリックし、アカウントごとに新しいパスワード情報を入力する必要があります。
  6. パスワードのリセットが完了後、再起動します。

復旧キーを使いリセットする

復旧キーを使ってリセットする場合は、FileVault の復旧キーを入力します。

FileVaultとは、MacOSに搭載されているHDDやSSDを暗号化する機能です。有効化されている場合、紛失や盗難にあっても外部の人間から情報を読み取られるリスクを減らせます。

FileVault を設定から有効にしたときに、文字と数字から成る長い文字列が発行されます。これが復旧キーです。復旧キー入力後、新しいパスワード情報を入力すればパスワードがリセットできます。

Macを再起動してパスワードをリセットする

使用している Mac のタイプによって、復旧する起動方法(リカバリーモード)が変わります。

Apple シリコンタイプ

  • Mac の電源を投入後、起動オプションのウインドウ画面が表示されるまで電源ボタンを押し続ける
  • 「オプション」というラベルの付いたギアマークのアイコンを選択し、「続ける」をクリックする

Intel プロセッサ搭載タイプ

  • Mac の電源を入れて、すぐに「command (⌘) + R」キーを長押しし、Apple ロゴやその他の画像が表示されるまで押し続ける

ご利用されている機器の種類は、Apple社の情報をご参考ください。

参考Appleサポートページ

上記の方法で電源を投入後、管理者ユーザーの画面が表示されたら「すべてのパスワードをお忘れですか?」の項目から以下の選択肢を利用してリセットします。

アシスタント機能を使う場合

画面には、Time Machine から復元する、macOS を再インストールする、ディスクユーティリティを使うといったオプションが表示されています。

  1. メニューバーの「ユーティリティ」メニューから「ターミナル」を選択します
  2. ターミナルウインドウで、「resetpassword」と入力してから「return」キーを押し、「パスワードをリセット」アシスタントを開きます
  3. 管理者ユーザの選択画面で、「すべてのパスワードをお忘れですか?」を選択します
  4. 「パスワードをリセット」にて「Mac のアクティベートを解除」を選択し、「アクティベートを解除」も選択します
  5. アクティベーションロックが表示後、Apple ID のメールアドレスとパスワードを入力してから「次へ」を選択します
  6. 「パスワードをリセット」にて、新しいパスワード情報を入力後「次へ」を選択します
  7. もし画面上に複数のユーザアカウントが表示される場合は、各アカウント名の横にある「パスワードを設定」をクリックし、アカウントごとに新しいパスワード情報を入力する必要があります
  8. パスワードのリセットが完了後、「終了」を選択します
  9. 再起動後、新しいパスワードでログインして終了です

MacBookのパスワード解除に対応している業者はこちら >>

Apple WatchでMacのログインをする

過去にApple Watch を使っていれば、Macのログインは可能です。

ログイン方法は下記になります。

  • Mac で Apple Watch による承認やパスワードの入力を求められたら、Apple Watch のサイドボタンをダブルクリックするだけです。

過去にパスワードを入力していれば自動で入力されます。

パスワード・Apple ID・復旧キーなどの手がかりがなく解除できない場合

パスワードの手がかりがない場合は、以下の方法を試してみてください。

  • 別ユーザーのアカウントからログインする
  • 他のデバイスからApple IDをリセットする
  • Macを初期化する
  • パスワード解除を行う業者に相談する

別ユーザーのアカウントからログインする

別のユーザーアカウントでログインが可能な場合、以下の手順を試してみてください。

  1. システム環境を開く
  2. ユーザーとグループを選択
  3. 画面の左下にある鍵マークをクリック
  4. ログイン中のパスワードを入力
  5. ログイン出来ないユーザーを選択後、「パスワードをリセット」をクリック
  6. 新しいパスワードを入力し、パスワードを変更すれば完了です

他のデバイスからApple IDをリセットする

Apple IDのサイトとApp Storeにある「Appleサポート」アプリからパスワードを変更する方法です。手順は以下に記載します。

  1. AppleIDのサイトにアクセスし「サインイン」を選択
  2. 下部の「Apple IDまたはパスワードをお忘れですか?」を選択します
  3. Apple IDを入力後、Apple IDに紐づけしている電話番号を入力して「続ける」を選択します
  4. ほかの人のiSOデバイスを使用するを選択
  5. 他のデバイスでアプリを起動後、「パスワードとセキュリティ」を選択
  6. 「Apple ID パスワードのリセット」→「こちらから」を順にタップ、「別のApple ID」を選択して「続ける」をタップ
  7. リセットしたいApple IDや登録している電話番号、確認コードを入力します
  8. 新しいパスワードを入力して進めると、再設定が完了します

これでログインするための情報が集まるはずです。

Macを初期化する

これまでのパスワード解除方法で上手くいかない場合は、Macを初期化しパスワードをリセットするという選択肢があります。

これは本当に最終手段であり「中のデータを全て失ってもいい」という人以外はおすすめしません。

やり方は下記手順に従ってください。

  1. Macをリカバリーモードで立ち上げます。
  2. 管理者ユーザの選択画面が表示されたら、メニューバーの「復旧アシスタント」メニューから「Mac を消去」を選択
  3. 「Mac を消去」をクリックします
  4. Mac が再起動し、画面に疑問符が点滅表示中、Mac の電源が切れるまで電源ボタンを数秒間長押し再起動すれば完了です

ここまでやってみてどうしても諦められない人は、次の方法をご参考ください。

パスワード解除を行う業者に相談する

最も安全にパスワードを解除できる可能性が高いのが、パスワード解除に対応できる専門業者に相談することです。専門業者であれば、個人で市販の解析ソフトを使うよりもはるかに高い確率でパスワードを解除できます。パスワード解除業者に依頼するメリットは以下の通りです。

  • 最短でパスワードを解除できる方法
  • パスワードの手がかりがなくても安心サポート

以下のようなパターンであれば、専門業者に相談するのがおすすめです。

  • 故人が使用していたパソコンのパスワードを解除したい
  • 昔のパソコンに保存していたデータを何としても取り出したい
  • 初期化せず(データを残したまま)パスワードを強制解除したい

また、データ復旧に強い業者であれば、もしパスワードが解除できない場合は直接データを取り出してもらうという選択肢もあります。

無料で相談と見積もりに対応してくれる業者もあるので、まずは業者に相談してみるとよいでしょう。

パスワード解除を行ってくれるフォレンジック専門業者とは?

「デジタル・フォレンジック(フォレンジクス)」とは、発生したデジタルインシデントに対し、PC・HDD・スマホといったデジタル機器、もしくはネットワーク上のデジタルデータから、不正行為の事実確認を行ったり、サイバー攻撃の被害状況を割り出したりする調査手法です。その技術を応用して、パスワード解析という分野で警察等の捜査機関でも積極的に活用されています。

フォレンジック調査はメジャーなサービスではないため、フォレンジック調査会社選びの際もどのような判断基準で選定すればよいのか分からない方も多いと思います。

今回は、50社以上調査した結果、信頼性・技術力・実績の視点からおすすめのフォレンジック調査業者を1社紹介します。

パスワード解除に対応しているおすすめ業者

パスコード解除調査に対応している業者の中で「スピード対応」と「実績」が豊富な業者を選定しました。

デジタルデータフォレンジック

デジタルデータフォレンジック
公式HPデジタルデータフォレンジック

デジタルデータフォレンジックは、個人はもちろん、大手企業や警察からの依頼も多数解決しているため、実績・経験は申し分ないフォレンジック調査対応業者です。フォレンジック調査に対応している業者では珍しく個人のパスワード解析にも対応している特長があります。さらに、「Pマーク」「ISO27001」を取得しているため、セキュリティ面でも信頼がおけます。

相談から見積もりまで無料で行っているので、フォレンジック調査を検討している際は、まずは実績のあるデジタルデータフォレンジックに相談すると良いでしょう。

費用 ■相談から見積もりまで無料
※機器の種類・台数・状態によって変動
調査対応機器 RAID機器(NAS/サーバー)、パソコン(ノート/デスクトップ)、外付けHDD、SSD、USBメモリ、ビデオカメラ、SDカードなど
調査実施事例 警察からの捜査依頼(感謝状受領)、パスワード解除、ハッキング・不正アクセス調査、データ復元、マルウェア・ランサムウェア感染調査など
特長 大手企業や警察を含む累計14,233件の相談実績
個人での調査依頼にも対応
■「Pマーク」「ISO27001」取得済のセキュリティ

パスワード解除依頼の流れ

デジタルデータフォレンジックにパスワード解除を依頼する流れは以下の通りです。

  1. お問い合わせ・無料相談
  2. 機器の持ち込み・郵送
  3. 調査項目/作業内容を確定し、見積もりできる
  4. 復旧完了後、機器の受け取り

デジタルデータフォレンジックのさらに詳しい説明は公式サイトへ

まとめ

この記事を見てMacの「パスワードを解除したい」という悩みは解決できたでしょうか?

この記事では複数の対処法をご紹介しましたが、ログイン可能なパスワードを調べたりリセットが難しければ、パスワード解除業者の手を借りることも手段の一つです。

また、今回復元したパスワードは、同じトラブルを繰り返さないようメモに残しておくことをおすすめします。

パスワードの管理には、十分に気を配りましょう。

SNSでもご購読できます。