
突然、PCに「〇:¥にアクセスができません。 アクセスが拒否されました。」というエラーメッセージが表示されることがあります。
「アクセスが拒否されました」が表示され、データが取り出せない場合、どのような対策を講じればよいのでしょうか。また、「アクセスが拒否されました」が表示される原因にはどのようなものがあるのでしょうか。
この記事では、「アクセスが拒否されました」と表示される場合の原因・対処法を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
「アクセスが拒否されました」の種類
「アクセスが拒否されました」が表示される場合、以下の2つの種類があります。
- PC自体のエラー
- 接続されている外部の記憶媒体のエラー
PC自体のエラー
PC自体にエラーがある場合「C:¥にアクセスできません。 アクセスが拒否されました。」というエラーメッセージが表示されます。
そもそもPC自体に搭載されているHDDやSSDのような記憶領域を「Cドライブ」と呼びます。エラーメッセージに「C:¥」という表示がある場合は、PCに搭載されている記憶媒体自体にエラーが発生しているということです。
接続されている外部の記憶媒体のエラー
PCに接続されている、HDDやSSD、USBメモリなどのエラーが原因の場合は「〇:¥にアクセスができません。 アクセスが拒否されました。(〇はC以外のアルファベット)」というエラーメッセージが表示されます。
上記で、PC自体に搭載されている記憶領域のことをCドライブと呼ぶことを説明しました。PCに外部の記憶媒体が接続されている場合、順々に「Dドライブ」「Eドライブ」「Fドライブ」、、、と続いていきます。
そのため「D:¥にアクセスできません。 アクセスが拒否されました。」と表示されている場合は、Dドライブとして接続されている記憶媒体にエラーが発生しているということになります。
「アクセスが拒否されました」と表示される原因
「アクセスが拒否されました」のエラーメッセージが表示される場合、以下の原因が考えられます。
- PCと外部機器の接続不良
- 所有権・アクセス権限が許可されていない
- ファイルシステムエラー
- 機器の物理的な故障
- マルウェア感染
PCと外部機器の接続不良
PCと外部機器を接続するコード類や、外部機器の読み取り部分の劣化、PCの読み取り部分の劣化などが原因で、「アクセスが拒否されました」が表示される場合があります。
確実にPCと外部機器が接続されているかを確認し、コード類を別のものにしたうえで、エラーメッセージが表示される場合は他の原因が発生しています。
所有権・アクセス権限が許可されていない
PCや、外部機器の設定によっては、指定されたユーザーでないとアクセス・接続ができない記憶媒体があります。このような状況の場合、「アクセスが拒否されました」が表示されることがあります。
所有権やアクセス権限は「プロパティ」から確認ができるので、一度確認してみましょう。
ファイルシステムエラー
記憶媒体には「ファイルシステム」という、どのようにデータを読み書きするかを定義するシステムがあります。そのため、ファイルシステムが、PCと外部機器で異なる場合や、外部機器のファイルシステムが破損している場合には、「アクセスが拒否されました」が表示される場合があります。
またこの場合「フォーマットしますか?」といったエラーメッセージが表示される場合もあります。フォーマットを行うと、保存されていたデータの読み書きができなくなってしまうため、データが必要な場合はフォーマットを行うのは避けてください。
機器の物理的故障
PCや外部機器が物理的に故障している場合、外部機器が正しく認識がされずに「アクセスが拒否されました」が表示される場合があります。
機器に物理障害が発生している場合、通電を伴うすべての作業が機器の状態を悪化させるので、「異音がする」「機器を落下させた」「水没させた」といった場合は、直ちに通電を中止しましょう。
また、記憶媒体に物理的な故障(物理障害)がみられる場合は、個人での復旧作業は不可能に近いため、データが必要な場合はデータ復旧の専門業者への問い合わせを検討してください。
マルウェア感染
マルウェアとは「ランサムウェア」「トロイの木馬」「ウイルス」など悪意のあるファイルの総称です。何らかの原因で、PCや外部機器内のデータがマルウェアに感染していた場合、データが破損し、「アクセスが拒否されました」が表示される場合があります。
万が一マルウェアに感染していた場合、マルウェアをばらまくように自動操作や遠隔操作をされ、自身が加害者になってしまう可能性もあるため直ちにネットワークから遮断し、データ復旧やマルウェア感染調査の専門業者へ相談しましょう。
「アクセスが拒否されました」と表示された場合の対処法
「アクセスが拒否されました」のエラーメッセージが表示される場合、以下の対処法を試してみてください。
- PCと外部機器の接続を確認する
- 所有権・アクセス権の確認をする
- PCを再起動する
- データ復元ソフトを使用する
- データ復旧専門業者へ相談する
また、それぞれの障害の原因によって適切な対処法は異なり、誤った対処法を行うと、状態の悪化だけでなくデータを完全に失ってしまうこともあるため注意してください。
PCと外部機器の接続を確認する
PCと外部機器が正しく接続されていない場合や、コード類の損傷によって「アクセスが拒否されました」が表示される場合があります。
まずは、周辺機器や、確実に接続が行われているかを確認しましょう。
所有権・アクセス権の確認をする
PCや外部機器の設定で、特定のユーザーのみがデータにアクセスできる場合にも「アクセスが拒否されました」が表示される場合があります。
「プロパティ」から所有権・アクセス権の確認ができるため、一度確認をしましょう。
PCを再起動する
今まで正常に使用できていたPCや外部機器で「アクセスが拒否されました」のエラーが発生した場合、PCの再起動をしてみましょう。
システムの一時的なエラーなどによってドライブに接続できていない場合は、PCを再起動するだけでアクセスできる場合があります。ただし、PCの再起動は機器への負担が大きく何度も繰り返してはいけません。一度再起動を行っただけでも、物理的な損傷がある場合にはデータを完全に失ってしまうことがあります。
データ復元ソフトを使用する
「アクセスが拒否されました」と表示される原因が、データ復元ソフトに対応している場合、ソフトを使用することで、データの取り出しが可能な場合があります。
しかし、ソフトが対応している障害は、軽度の論理障害(データの破損)のみであり、使用にはリテラシーも必要です。個人での使用は、誤操作によるデータの上書きや、ソフトが対応していない障害であったために状態の悪化が起こりえます。
取り出したいデータの重要度が高い場合や、原因が特定できていない場合はソフトの使用を控えましょう。
データ復旧専門業者へ相談する
上記の対処法では解決しなかった場合や、重要なデータの復旧を考えている場合は、データの復旧の専門業者へ相談しましょう。
データ復旧専門業者では、正確な診断のもと、専門のエンジニアによる、適切な処置を行います。そのため、個人で復旧作業を行うよりもはるかに復旧率が高く、安全にデータを取り出すことができます。
しかし、データ復旧専門業者の技術力には差があり、データ復旧の作業は、工程を重ねれば重ねるほど、以後の復旧率が下がってしまいます。業者の選定は慎重に行いましょう。
また、データ復旧専門業者の中には、無料で相談から見積もりまで対応している業者も存在するため、まずは相談してみることを検討してください。
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まとめ
今回は、「アクセスが拒否されました」というエラーメッセージが表示された場合の対処法を紹介しました。
まずは、周辺機器の確認などすぐにできる方法で確認をしてみましょう。その後は取り出したいデータの重要度に応じて、適切な対処法を試してください。