
Buffalo社のTeraStation(TS:テラステーション)は、法人向けNASとして開発されており、多くの企業で採用されています。しかし、ある日いきなり、筐体のランプが点灯・点滅を繰り返したり、起動・アクセスできなくなったりすることは、そう珍しくありません。
本記事では、TeraStationのよくある障害の事例や、障害発生時のエラーコード、データ復旧(サルベージ)方法を説明します。
この記事の目次
TeraStation(テラステーション)で電源が入らない・アクセスできない原因
TeraStationの電源が入らない・アクセスできない原因は以下のようなものがあります。
電源が供給できていない
電源ケーブルが抜けている、または電源アダプタが破損している場合、TeraStation(テラステーション)は起動しません。筐体自身がまったく動作しない場合は、電源供給が遮断している可能性を疑いましょう。
NASの筐体不良
電源が入らない場合、NAS・サーバーの外装部分(筐体)が破損している可能性があります。ただし、筐体不良が起こっていても、HDD自体は無事なことも多く、業者・メーカー側で破損している部品を修理・交換することで対応できる場合が多くあります。
ただし、起動・アクセスできない原因が、筐体にあるのか、HDDにあるのかを見分けることは難しいことも多く、安全にデータを取り出すには専門の復元業者へ相談するのが賢明です。
システム破損
これは、誤操作によるデータ削除、読み込み中の強制終了などにより、TeraStation(テラステーション)のシステムやフォルダ構成などに不具合が生じている状態です。
論理障害は症状によって復旧の難易度が異なります。また、「フォーマットする必要があります」と表示される場合には、物理障害の症状でもあるため、見分けがつきにくいです。むやみに自身で作業すると、誤った操作で意図しないデータの上書き・削除が発生し、復旧が困難になります。
個人作業はなるべく避け、データを取り出したい場合にはデータ復旧の専門業者に相談しましょう。
内蔵ハードディスク(HDD)の障害
TeraStationを構成するHDDは、消耗品です。HDD内部にはデータを記録する「プラッタ」という円盤状の部品が組み込まれており、プラッタは毎分で数千回も回転し、3~5年程度で寿命を迎えます。長期間の運用によって、HDDが物理的に故障することは避けられません。
物理的に故障したHDDの復旧には、クリーンルームという専門設備での分解作業、ならびにファームウェア解析など専門技術が伴います。個人作業は避け、データを取り出したい場合は、データ復旧の専門業者に相談しましょう。
ただし技術力という面では、業者ごとにばらつきが大きいため、技術力の高いデータ復旧業者を選びましょう。データ復旧業者を選ぶポイントについては、以下で詳しく紹介しています。
中には、相談から見積もりまで無料で行っている業者も存在するので、業者を選ぶ際はこの点も考慮しておきましょう。
TeraStation(テラステーション)のトラブル状況を確認する方法
まずはTeraStation(テラステーション)のどこに障害が発生しているのかを確認する必要があります。何らかのトラブルが発生した場合、TeraStation(テラステーション)のディスプレイ画面にエラーコードが表示されます。よくあるエラーコードは下記の通りです。
INFOランプ
INFOランプとは、TeraStationの状態(ステータス)を伝えるランプです。このランプが点灯している場合、ディスプレイ画面に次のコードが表示されることがあります。
- I10:周囲が高温になっているため Terastation(テラステーション)の周りに物を置かないでください
- I20:ハードディスクをフォーマットしています(何日も続けて表示される場合は再起動が必要です)。
- I23:システム初期化中
- I27:USBハードディスクをチェック中です(何日も続けて表示される場合は再起動が必要です)。
ほとんどの場合、緊急度の高いエラーが起きているわけではないと考えられますが、このようなコードが延々と表示され続ける場合は、Terastationに何らかのトラブルが発生していると考えられますので、専門業者に復旧の対応を依頼することをおすすめします。
ERRORランプ
ERRORランプとは、TeraStationの異常を伝えるランプです。このランプが点灯している場合、ディスプレイ画面に次のコードが表示されることがあります。
- E04:ファームウェア、ハードディスクもしくは本体自体が故障しています
- E14:RAID アレイがマウントできませんでした
- E16:接続されているはずのハードディスクが確認できません。
- E17:基板が故障しています。
上記以外のエラーコードの内容や、対処方法一覧はbuffaloの公式ホームページに記載されていますので、参考にしてください。
TeraStationで「E04」「E14」「E16」エラーが出た場合
TeraStationで「E04」「E14」「E16」というエラーコードが発生している場合、きわめて高確率で、内蔵HDDに物理障害が発生していると考えられます。このような状態で「通電を続ける」、「HDDを取り外してリビルドする」、「ファームウェアをアップデートする」、「再起動を行う」などすると、機器の状態が悪化するだけでなく、複数台のHDDで別の故障を併発させてしまう恐れすらあります。
重要なデータがある場合、故障したTeraStationのデータ取り出しに対応している復旧業者に相談するようにしましょう。
データ復旧業者の実力を確実に見極めるためのポイント
データ復旧は対象となる機器や障害の状態、症状、必要な設備、知識、技術など非常に幅広いため、同じ「データ復旧業者」の間でも対応できる範囲や技術の高さなどが異なります。
そのため、業者の技術力を見極め、技術力が高い業者に依頼することがもっとも重要なポイントです。
【ポイント1】データ復旧業者の技術力を見極める
- 復旧実績の数値や指標を明示している
- 対応できる機器の種類や症状が豊富
- データ復旧の最高難易度といわれる「データの記録される面に傷のついたHDD(スクラッチ障害)からの復旧実績」がある
- 復旧スピードが速い
- 他社で復旧不可能だった機器の復旧実績が多数ある
【ポイント2】信頼できる復旧業者かどうかを見極める
- 官公庁・大手法人の取引実績が多数ある
- サービス対応が丁寧で信頼できる
- プライバシー認証の取得など、セキュリティ対策が徹底されている
- 復旧ラボへの持込みや見学ができる
【ポイント3】サービスの利用しやすさを見極める
- 土日祝日の復旧対応や夜間窓口などがある
- 出張での復旧に対応している
- 依頼前の初期費用がかからない
- 特急料金がかからない
TeraStation(テラステーション)の障害事例
TeraStationで起こりがちな障害にはどのようなものがあるのでしょうか。事例を紹介します。
障害事例①電源が入らない・起動しない

TS5610DNシリーズの例※ランプの数や位置はモデルにより異なります
電源をつけることができない場合や、起動しない場合はTeraStation自体が故障している可能性があります。考えられる原因は以下の通りです。
- TeraStationのシステムやOSに不具合が生じている
- RAID構成が崩壊してしまっている
- 内蔵ハードディスクが物理的に破損し、故障している
- 本体のCPU、メモリ、通信装置、USBなどの部品が破損している
電源がつかない場合、機器本体に物理的な障害が発生していることが大いに考えられるため、基本的に個人で行うと復旧作業は非常に難しいものとなります。TeraStationの電源がつかない・起動しない場合は専門業者に復旧を依頼することをおすすめします。
障害事例②アクセスできない
TeraStationにアクセスできない障害は、次のような原因で発生している場合があります。
設定画面にアクセスできない
TeraStationは正常に起動しているものの、設定画面にはアクセスできない、または設定画面の表記が崩れてしまっているという場合、考えられる原因は次のとおりです。
- システムが起動途中である
- 使用中のWebブラウザが非対応である
- Webブラウザのセキュリティレベル設定が高すぎる
- webアクセス機能により制限されている
上記に当てはまらない場合
上記の原因に当てはまらず、対応することができない場合は、TeraStation本体や内蔵ハードディスクが故障している可能性があります。原因不明のまま使用を継続すると、保存データが失われてしまう可能性があります。データにアクセスできる場合は、データのバックアップを行い機器の修理を依頼する必要があります。バックアップを取る前に機器が壊れてしまい、保存データを取り出すことができなくなってしまった場合は、修理ではなくデータ復旧の対応をしましょう。
共有フォルダにアクセスできない
共有フォルダにアクセスできない場合、以下の原因が考えられます。
- ファイル共有プログラムが一時停止している
- 共有プログラムに不具合が生じている
- アクセス制限の設定が誤っている
上記の処置でも直らない場合
上記の原因に当てはまらず、対応することができない場合は、TeraStation本体や内蔵ハードディスクが故障している可能性があります。原因不明のまま放置したり、操作を継続すると、保存データが失われてしまう可能性があるため、使用を中止してデータ復旧業者の初期診断を有効活用するのも一つの手でしょう。
設定画面と共有フォルダのいずれもアクセスできない
設定画面と共有フォルダいずれもアクセスできない場合、以下の原因が考えられます。
- LANポートが故障している
- 起動に失敗した
- ファームウェアの破損
障害事例③本体が物理的に破損している
TeraStationに物をぶつけてしまったりして、物理的な破損が目視で確認できた場合、すぐに使用を控える必要があります。
また、本体に何かしらの衝撃が加わると、外から見える範囲だけではなく、内蔵ハードディスクにも衝撃が伝わっている可能性があります。起動中に「カチカチ」「ギーギー」という異音がしたり、焦げ臭いにおいがした場合は、内蔵ハードディスクに物理障害が発生しているサインです。そのまま使用を継続すると、ハートディスクのディスクに”スクラッチ”という傷がつき、データを読み取ることができなくなります。
また、TeraStationは精密機器のため、熱にも弱く、高温の場所に設置してあると故障の原因にもつながります。
障害事例④エラーメッセージが表示される
TeraStationに障害が発生すると本体ディスプレイにエラーメッセージを表示し、故障内容を通知します。表示されることの多いエラーメッセージ一覧は以下の通りです。
一方、「Now System Shutting Down」など電源をオフしたことを通知するだけのメッセージもあり、メッセージが表示されたからといって必ずしも障害が発生しているとは限りません。
障害事例⑤エラーランプが点灯している
TeraStationは電源ランプが点滅することがあり、その意味は以下の通りです。
TeraStationに障害が発生すると本体のERRORランプが赤色点灯します。障害の内容は本体ディスプレイに表示されますので、メッセージに従って対応します。
ディスク1台だけエラーランプが点灯しているものの、通常通り使用できる場合もありますが、そのままTeraStationに通電し続けると、他のディスクも破損することがあります。エラーランプが点滅した場合は、保存データを失わないためにも、直ちにエラーの内容を確認し、その後の使用は控えたほうが良いでしょう。
障害事例⑥ファイルが開かない・消えた
保存データのファイルが開かない、もしくは消えてしまった場合、以下の方法で復旧対応することができます。
TeraStationのごみ箱をチェックする
TeraStationには「ごみ箱」という機能が搭載されています。パソコン上で削除したデータを、TeraStationのごみ箱(”trashbox”というフォルダ)に保存しておくという機能です。(この機能は事前にご自身で設定する必要があります。)
保存したファイルが開かない・消えた場合はTeraStationごみ箱に移ってしまっている可能性があります。
RAIDメンテナンス機能を利用する
RAIDを構築している場合、RAID1・RAID5・RAID10を構成しているハードディスクの全データを読み込みチェックしましょう。万が一リードエラーがあった場合、自動的に修復する「RAIDメンテナンス」機能で復旧・修復することが可能です。しかし、以下のエラーはRAIDメンテナンスで復旧することができません。
- 書き込みのエラー
- RAIDを管理している領域のエラー
- ドライブパーティション情報領域のエラー
- ドライブ識別の不良エラー
上記で解決しない場合
上記の方法でも解決しない場合は、消えてしまったファイルを取り戻すために、データ復旧の対応を行う必要があります。また、TeraStationの故障の原因が何か判断できない状態で使用を続けていると、データが消えてしまったり、内蔵ハードディスクに異常が生じる可能性がありますので、注意しなければいけません。
障害事例⑦バックアップしたデータを消去してしまった
Terastaionには別のTeraStationや外付けハードディスクにバックアップすることができますが、バックアップデータを誤って消去してしまったというケースです。
結論から述べますと、バックアップ後のデータを消去してしまった場合は基本的に復旧・復元が難しいです。TeraStationには自動でバックアップ後のデータを復旧・復元する機能がついていないため、パソコン上に保存してあれば、windowsのエクスプローラーやmacのfinderから手動でデータを操作する必要があります。
しかし、万が一パソコンからもバックアップからもデータを消去してしまい、ご自身でのデータ復旧が難しい場合は、データ復旧業者に依頼することをおすすめします。
TeraStation(テラステーション)の復旧における注意点
TeraStationに障害が発生した場合、復旧作業時に注意すべき点があります。
リビルドによるデータ再構築はNG
再構築(リビルド)で、故障したディスクのデータを復元する行為は避けるべきです。万が一、リビルド中に別の障害が発生してしまうと、対象ドライブやデータだけでなくすべてのドライブが破損し、復旧不可能に陥るリスクがあります。
ハードディスク単体でのパソコン接続はNG
TeraStationではRAIDを使って複数のハードディスクを1つのドライブとして扱っています。
そのため、故障したハードディスク以外のディスクを単体でPCに接続したとしても、データにアクセスできないばかりか、ディスク内のシステムデータが破損してしまう可能性があります。PCに単体のハードディスクを接続する行為はさけるべきです。
ハードディスクの入れ替えや交換はNG
TeraStationでは複数のハードディスクを1つのドライブとして認識していることに加え、ディスクにデータを書き込むときも、システムの規則に従って記録されていきます。よって、TeraStationからハードディスクを取り出して、交換したり入れ替えたりした際に、順番を間違えたり違う場所にディスクを入れてしまったりすると、システムの規則が乱れてしまいます。データが破損したり、上書きされてしまうリスクがあるため、ハードディスクの入れ替えや交換は避けましょう。
TeraStation(テラステーション)の復旧方法
TeraStationのデータを復旧する場合、以下の3通りの方法があります。
- 個人で復旧対応する
- Buffaloのデータ復旧サービスに依頼する
- データ復旧が専門の業者に依頼する
個人で復旧対応する
メッセージに沿って対処する
TeraStationからのメッセージに沿って対処します。
例えば、「Standby zzz」のメッセージの場合、PCの電源のオン・オフとTeraStationの電源を連動するPC連動電源機能やタイマー機能がオンになっていたためにTeraStationが起動しないことを示しています。この場合は、TeraStationのPC連動電源スイッチを”MANUAL”に、タイマーON/OFF機能を変更します。
ディスプレイ表示の意味についての詳細は、Buffaloの公式Webページ「液晶ディスプレイに表示されるエラーメッセージの内容がわかりません」で確認できます。
シャットダウンし電源ケーブルを抜く
ERRORランプも点灯しておらず障害を示すメッセージも表示されていないのに、TeraStationに不具合が発生している場合は、一度、TeraStationをシャットダウンして電源ケーブルをコンセントから抜いた状態で、1分ほど放置します。その後、改めて電源を入れます。
Buffaloのデータ復旧サービスに依頼する
TeraStationの発売元であるbuffaloから提供されているデータ復旧サービスですが、利用する際には注意するポイントがあります。
無償保証サービスの対象は軽度障害のみ
障害の診断が軽度の論理障害以外のものだと、無償保守サービスの対象外となってしまいます。
特に以下の障害がある場合は、サービス対象外です。
- 落下・衝撃などによる本体の破損
- ファームウェア書き込み失敗による破損
主に物理障害や重度の論理障害が発生している場合、データ復旧の難易度は非常に高いため、無償保守サービスの対象外となっているようです。
目的はデータ復旧?修理?
メーカーで対応できない・データが取り出せないという状況になった場合、機器の交換や修理を勧められることがあります。この場合、機器の修理・交換のみの対応となり、データが戻ってくることはありません。また、あくまでもメーカーによるサービスのため、データ復旧業者より専門性や技術力は低くなってしまいます。
大切なデータであれば、目的はデータ復旧なのか、機器の修理なのかよく考える必要があります。
データ復旧が専門の業者に依頼する
メーカーに問い合わせたが解決できない・修理や交換を勧められた場合や、そもそも起動すらしないため操作ができない場合には、データ復旧専門業者に相談することをおすすめします。
データ復旧までのスピードが速かったり、専門知識・ノウハウが蓄積されているためデータ復旧の成功確率が高いことなどがメリットです。またbuffaloのデータ復旧サービスでは対応できない難しい障害にも対応可能な業者も多く、確実にデータを取り出したい方にはおすすめの方法です。
さらに、セキュリティ上TeraStationを外に持ち出すことができない官公庁やIT会社などの法人向けに、出張サービスを提供している業者もいます。
データ復旧専門業者に依頼するメリットや注意点などは下記のページで詳しく説明しています。
おすすめのデータ復旧業者
技術力が高い業者の選定といっても、素人には判断が難しいです。
そこで、データ復旧サービス各社の価格、内容(対応製品)、期間や特長から比較した、おすすめのサービスを紹介します。
デジタルデータリカバリー
公式HPデジタルデータリカバリー
デジタルデータリカバリーは、データ復旧国内売り上げNo.1のデータ復旧専門業者です。復旧率最高値は95.2%と非常に高い技術力を有しています。依頼の8割を48時間以内に復旧と復旧のスピードも優れています。また、官公庁や大手企業を含む累積36万件以上の相談実績があります。
相談から見積もりの提示まで無料で行っているため、データ復旧を検討している際はまずは最大手であるデジタルデータリカバリーに相談すると良いでしょう。
復旧費用 | 相談から見積もりまで無料 500GB未満:5,000円〜 500GB以上:10,000円〜 1TB以上:20,000円〜 2TB以上:30,000円〜 |
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対応製品 | パソコン(Mac/Windows)、RAID機器(NAS/サーバー)、外付けHDD、SSD、USBメモリ、ビデオカメラ、SDカード・レコーダー等記憶媒体全般 |
復旧期間 | 最短当日に復旧完了(本社へ持ち込む場合) 約80%が48時間以内に復旧完了 |
特長 | 11年連続データ復旧国内売上No.1 復旧率最高値95.2%の非常に高い技術力 官公庁や大手企業を含む累積36万件以上の相談実績 相談・診断・見積り無料(デジタルデータリカバリーへの配送料も無料) |
デジタルデータリカバリーのさらに詳しい説明は公式サイトへ
TeraStation(テラステーション)の概要・機能
Buffalo(バッファロー)の「TeraStation(テラステーション)」は、法人向けのNAS(ネットワークHDD)です。企業での使用に特化した次のような機能が搭載されています。
2台に自動保存する「フェイルオーバー」
メインとバックアップの2台セットでNASを運用している場合、ファイルなどのデータやTeraStationの設定情報をバックアップ機に自動コピーします。メイン機に障害が発生したときも、バックアップ機に自動で切り替えます。
災害対策「オンラインストレージ連携」
TeraStationとオンラインストレージサービスを連携できます。指定したフォルダー内のデータを、インターネット経由でクラウドサービスにアップロード。万が一、大規模災害が発生してTeraStationが物理的に破損したとしても、オンラインストレージ上にデータが保管されています。
対応しているクラウドサービスには、Microsoft Azure(Blob Storage)、Microsoft OneDrive / OneDrive for Business、Dropbox/Dropbox Businessなど、企業で使用する主なサービスに対応しています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
Buffalo社の法人向けNAS、TeraStation(TS:テラステーション)のよくある障害の事例や障害が発生したときの復旧方法を説明しました。
障害が発生している状態でTeraStationに通電し続けると、不具合の生じていないディスクまで破損し、取り返しのつかないことになりかねません。障害の発生時は、自己判断はせずデータ復旧の専門家にまず相談しましょう。
【参考】主なTeraStationの型番
TeraStationにはシリーズごとに型番が存在します。お使いのNASがTeraStationかどうかが分からない場合は下記の型番を参考にしてください。
TS-2RZHシリーズ、TS-2RZSシリーズ、TS51210RHシリーズ、TS6400RNシリーズ、TS5410RNシリーズ、TS5810DNシリーズ、TS6600DNシリーズ、TS5610DNシリーズ、TS6400DNシリーズ、TS5410DNシリーズ、TS6200DNシリーズ、TS5210DNシリーズ、TS5210DFシリーズ、TS3420RNシリーズ、TS3410RNシリーズ、TS3420DNシリーズ、TS3410DNシリーズ、TS3220DNシリーズ、TS3210DNシリーズ、WSH5620DNS9シリーズ、WSH5420DNS9シリーズ、WS5420DNS9シリーズ、WSH5420RNS9シリーズ、WS5420RNS9シリーズ、WSH5610DNS6シリーズ、WSH5411DNS6シリーズ、WS5420DNS6シリーズ、WS5420RNS6シリーズ、WSH5420DNW9シリーズ、WS5420DNW9-Yシリーズ、WS5420DNW9シリーズ、WSH5420RNW9シリーズ、WS5420RNW9シリーズ、WS5220DNW9-Yシリーズ、WS5220DNW9シリーズ、WSH5411DNW6シリーズ、WS5420DNW6シリーズ、WS5420RNW6シリーズ、WS5220DNW6シリーズ