UTM(月額料金)の相場とおすすめ製品比較|企業向け導入コスト|サイバーセキュリティ.com

UTM(月額料金)の相場とおすすめ製品比較|企業向け導入コスト

UTM(統合脅威管理:Unified Threat Management) は、ファイアウォール・アンチウイルス・IPS/IDS・Webフィルタリングなど、複数のセキュリティ機能を統合したネットワークセキュリティ製品です。しかし、導入を検討する際に「UTMの月額料金はいくらかかるのか?」「どの製品がコスパが良いのか?」と悩む企業も多いでしょう

本記事では、UTMの月額料金相場、主要ベンダーの料金比較、費用を抑えるポイント、おすすめのUTM製品 について詳しく解説します。

UTMの月額料金の相場(企業向け)

UTMの料金は、導入方法(レンタル or 購入)、ユーザー数、セキュリティ機能、メーカー によって異なります。
一般的な企業向けUTMの 月額費用相場 は以下の通りです。

UTMの月額料金相場(レンタル/リースの場合)

ユーザー規模 月額料金の目安 対応製品例
小規模(10~50ユーザー) 5,000円~20,000円 FortiGate 40F, SonicWall TZ370
中規模(50~200ユーザー) 20,000円~50,000円 FortiGate 100F, Palo Alto PA-440
大規模(200ユーザー以上) 50,000円~100,000円以上 FortiGate 200F, Cisco Firepower

小規模なら5,000円~、中規模なら2万円~5万円が目安!
大企業向けの高機能UTMは5万円以上かかる場合が多い!

主要UTMベンダーの料金比較

UTMの代表的なベンダーごとの 月額料金(リース・レンタルの場合) を比較しました。

メーカー 製品名 月額料金(目安) 特徴
Fortinet(フォーティネット) FortiGate 40F 5,000円~ 小規模向け、コスパが良い
FortiGate 100F 20,000円~ 中規模企業向け、VPN機能が強化
SonicWall(ソニックウォール) TZ370 7,000円~ SMB(中小企業)向け
Palo Alto Networks PA-220 10,000円~ 高機能だが高価
Cisco(シスコ) Firepower 1010 15,000円~ エンタープライズ向け
WatchGuard(ウォッチガード) Firebox T40 8,000円~ 日本国内の中小企業に人気
Sophos(ソフォス) XG 125 10,000円~ クラウド連携が強い

FortiGateは「コスパの良さ」で人気!
Palo AltoやCiscoは「高度なセキュリティ」が必要な企業向け!

UTMの購入(買い切り)とレンタルの違い

UTMは 「レンタル/リース」「購入(買い切り)」 の2つの導入方法があります。
それぞれのコストを比較すると以下の通りです。

UTMの料金比較(レンタル vs 購入)

項目 レンタル(月額制) 購入(買い切り)
初期費用 0円~ 10万円~100万円以上
月額料金 5,000円~50,000円 なし
ライセンス更新 契約期間中は自動更新 3~5年ごとに更新(追加費用)
メリット 初期コストが低い / 最新機種に交換可能 長期的にはコストが安くなる
デメリット 長期間利用すると高額になる 導入時にまとまった費用が必要

「初期コストを抑えたいならレンタル」
「長期的にコストを抑えたいなら買い切り」

UTMの費用を抑える方法

UTMは高機能なものほどコストが高くなりますが、以下の方法で費用を最適化 できます。

UTMのコスト削減ポイント

  1. レンタル契約で初期費用を抑える

    • 「短期間の利用」なら月額契約が有利(1~3年契約)
    • 3年以上使うなら「購入」がコスパ◎
  2. ライセンス更新費用を考慮する

    • 5年間使う場合、ライセンス更新費用が高い製品は割高 になる
    • FortiGateなどはサブスクリプションモデルがあるため、コストを一定にできる
  3. 必要な機能に絞る

    • 「小規模オフィス」なら、フル機能UTMよりも安価なNGFW(次世代ファイアウォール)で代用可
    • 「メールセキュリティが不要」なら、アンチスパム機能のないモデルを選ぶと安くなる
  4. クラウドUTM(SASE)の活用

    • クラウド型UTM(Zscaler, Cisco Umbrella)なら、物理機器不要で導入コストが削減 できる

「本当に必要な機能」を見極めることで、コストを最適化できる!

おすすめのUTM製品(用途別)

企業の規模や用途に応じて、おすすめのUTM製品をピックアップ しました。

用途 おすすめUTM 理由
小規模オフィス(10~50人) FortiGate 40F コスパが良く、VPN対応
中規模企業(50~200人) SonicWall TZ370 SMB向け、Webフィルタリング強化
大企業・エンタープライズ Palo Alto PA-440 高度なセキュリティ機能
クラウド環境向け Cisco Umbrella クラウド型で柔軟に拡張可能
金融・医療業界向け FortiGate 200F 高速通信+IPS機能が強力

「小規模ならFortiGate」「大規模ならPalo Alto」「クラウドならCisco Umbrella」

まとめ

UTMの月額料金は「5,000円~50,000円」が相場(企業規模による)
FortiGateはコスパ重視、Palo Altoは高機能、Ciscoはクラウド対応が強み!
短期間の利用ならレンタル(5,000円~)、長期なら購入(10万円~)がコスパ◎
「必要な機能を見極める」「クラウドUTMを活用」すればコスト削減も可能!

今すぐ自社の規模・用途に合ったUTMを選び、ネットワークのセキュリティを強化しましょう!

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