スマホにセキュリティアプリは必要か?不要論の真相と対策|サイバーセキュリティ.com

スマホにセキュリティアプリは必要か?不要論の真相と対策

「スマホにセキュリティアプリ(ウイルス対策アプリ)は必要ない」という意見を聞くことがありますが、実際のところ、スマホのセキュリティ対策は必要か?不要か?本記事では、スマホのセキュリティアプリが不要とされる理由、必要になるケース、OS標準機能で十分かどうかの検証、セキュリティ対策の最適解 について詳しく解説します。

「スマホにセキュリティアプリは不要」と言われる理由

結論から言うと、一般的な使い方をする場合、スマホに追加のセキュリティアプリは必須ではありません。
これは、iOS(iPhone)・AndroidともにOSレベルで高度なセキュリティ対策が施されているため です。

スマホにセキュリティアプリが不要とされる理由

理由 詳細
① OSにセキュリティ機能が内蔵 iPhone(iOS)もAndroidも、標準でマルウェア対策が組み込まれている
② App Store / Google Play のアプリ審査が厳格 公式ストアからダウンロードすれば、不正アプリのリスクは低い
③ バックグラウンド動作の制限(iOS) iPhoneはサードパーティ製セキュリティアプリがウイルススキャンできない
④ AndroidのGoogle Play プロテクトが常時監視 端末にインストールされたアプリを自動スキャンし、不正な動作を検出

結論:「普通に使う」ならOSの標準機能で十分!
ただし、特定の使い方をする場合は追加のセキュリティ対策が必要になることも。

追加のセキュリティ対策が必要なケース

以下のような使い方をしている場合、セキュリティアプリの導入や追加の対策を検討するべきです。

スマホのセキュリティ対策が必要なシチュエーション

ケース 必要な対策
① 公式ストア以外からアプリをインストールする(Android) ✅ ウイルス対策アプリ導入 ✅ Playプロテクトの有効化
② フィッシング詐欺や不正サイトが心配 ✅ セキュリティブラウザの活用(Google Safe Browsing / Edge SmartScreen)
③ 公共Wi-Fiをよく使う ✅ VPN(NordVPN / ExpressVPN など)で通信を暗号化
④ 子供や高齢者がスマホを使用 ✅ ペアレンタルコントロールアプリ導入 ✅ 迷惑電話フィルター設定
⑤ スマホを紛失した場合の対策を強化 ✅ 「iPhoneを探す」/「デバイスを探す」を有効化 ✅ 画面ロック(PIN / 指紋 / 顔認証)

「不正アプリ・フィッシング・盗難リスク」がある場合は追加の対策が必要!

iPhone(iOS)のセキュリティ対策

 iPhoneにはセキュリティアプリは不要?

AppleのiOSは「サンドボックス化」という仕組みで、アプリごとに動作を分離 しており、不正アプリがシステムに深く介入することができません。

iPhoneの標準セキュリティ機能

機能 説明
App Storeの厳格な審査 公式アプリのみインストール可能で、ウイルスのリスクが低い
Face ID / Touch ID 生体認証によるセキュリティ強化
Safariのフィッシング詐欺対策 悪意のあるサイトへのアクセスをブロック
「iPhoneを探す」機能 紛失時のリモートロック・データ削除が可能
iOSアップデートの自動適用 最新のセキュリティパッチを迅速に提供

iPhoneは標準機能で十分な保護があるため、追加のセキュリティアプリは基本的に不要!
ただし、フィッシング詐欺や盗難対策には意識的な対応が必要。

Androidのセキュリティ対策

 Androidはセキュリティアプリが必要?

Androidは自由度が高い分、マルウェアのリスクもiPhoneより高い ため、状況によってはセキュリティアプリの導入が推奨されます。

 Androidの標準セキュリティ機能

機能 説明
Google Play プロテクト 端末内のアプリを自動スキャンし、不正なアプリを検出
アプリの権限管理 位置情報・カメラ・マイクのアクセスを制限可能
「デバイスを探す」機能 盗難・紛失時にリモートロック可能
セキュリティアップデートの配信 定期的にセキュリティパッチを提供

Androidにセキュリティアプリが必要な場合

  • 野良アプリ(Google Play以外のAPK)をインストールするウイルススキャン必須
  • スマホを業務用デバイスとして使う企業向けMDM(モバイル管理)導入
  • 迷惑電話・SMSスパムが多い迷惑電話フィルターアプリを活用

Androidは「Google Playプロテクト+定期アップデート」で十分な場合が多いが、リスクがある使い方をする場合はセキュリティアプリが有効!

まとめ

追加のセキュリティアプリが不要な場合

公式ストア(Google Play / App Store)からのみアプリをインストールする
スマホの標準セキュリティ機能(OSアップデート・Face ID / 指紋認証・Google Playプロテクト)を活用する
不審なリンクをクリックしない、個人情報を不用意に入力しない

追加のセキュリティアプリが必要な場合

Androidで「野良アプリ(非公式APK)」を使う場合 → ウイルススキャン必須
公共Wi-Fiを頻繁に使う場合 → VPN導入推奨
迷惑電話・SMS詐欺対策を強化したい場合 → 迷惑電話フィルター導入

スマホの基本的なセキュリティ対策まとめ

  • OS・アプリは常に最新に保つ
  • 二要素認証(MFA)を必ず設定する
  • 「デバイスを探す」機能を有効化
  • 不要なアプリの権限を制限する(位置情報・カメラ・マイクなど)

結論:「普通の使い方」なら追加のセキュリティアプリは不要だが、特定のリスクを伴う場合は追加対策が必要!

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