
Microsoft Edge を使用中に 「このサイトは安全ではありません」「フィッシング詐欺の可能性があります」「証明書エラー」 などのセキュリティ警告が表示されることがあります。これらの警告は、不正なWebサイトやセキュリティ上のリスクを防ぐためにMicrosoft Edgeが発している通知 です。本記事では、Microsoft Edgeのセキュリティ警告の種類、原因、対処法、安全にブラウジングするための設定変更方法 を詳しく解説します。
目次
Microsoft Edgeの主なセキュリティ警告と原因
①「このサイトは安全ではありません」
メッセージ例
このサイトは安全ではありません
攻撃者があなたの情報を盗もうとしている可能性があります。
原因
- サイトのSSL/TLS証明書が無効・期限切れ
- HTTPSではなくHTTPで通信されている
- フィッシング詐欺やマルウェアサイトの可能性
対処法
- URLを確認(「https://」がない場合は危険)
- 証明書情報を確認(アドレスバーの鍵アイコンをクリック)
- サイトが信頼できない場合はアクセスしない
②「証明書エラー」
メッセージ例
この Web サイトのセキュリティ証明書には問題があります。
原因
- サイトのSSL/TLS証明書が期限切れ
- 証明書が不正または自己署名証明書を使用
- PCの時刻設定がズレているため、証明書の有効期限と一致しない
対処法
- PCの時刻を修正(
Windows 設定 > 日付と時刻
で正しく設定) - 信頼できるサイトなら「詳細設定」→「続行」で閲覧可能(非推奨)
- エラーが続く場合は、Edgeのキャッシュ・Cookieを削除
③「フィッシング詐欺の可能性があります」
メッセージ例
このサイトはフィッシング詐欺の可能性があります。
原因
- サイトがMicrosoftの**「SmartScreen フィルター」**により危険と判定
- 銀行やECサイトを装ったフィッシングサイトの可能性
- 悪意のある広告やスクリプトが埋め込まれている
対処法
- サイトにログイン情報や個人情報を入力しない
- 「サイトの報告」ボタンからMicrosoftに通報
- EdgeのSmartScreen機能を有効にする(デフォルトでON)
④「このページには安全でないコンテンツが含まれています」
メッセージ例
このページの一部のコンテンツは安全ではないためブロックされました。
原因
- サイト内の一部のコンテンツがHTTPで読み込まれている(「混在コンテンツ」)
- JavaScriptや広告が不正なサーバーから配信されている可能性
対処法
- サイトのSSL設定を確認(管理者側で修正が必要)
- ページを読み込む前に「詳細設定」でブロックされたコンテンツを許可するか選択
Microsoft Edgeのセキュリティ設定を変更する方法
Microsoft Edgeにはセキュリティを強化するための設定が用意されています。
以下の手順で SmartScreenやHTTPSの強制設定を有効化 できます。
① SmartScreenフィルターを有効化(フィッシング詐欺対策)
- Edgeを開く
- 右上の「…(設定)」→「プライバシー、検索、サービス」をクリック
- 「Microsoft Defender SmartScreen」をONにする
✅ SmartScreenを有効にすると、不正サイトへのアクセスが自動的にブロックされる。
② HTTPSを強制的に使用(セキュアな接続を確保)
- Edgeの設定を開く
- 「プライバシー、検索、サービス」→「HTTPSのアップグレード」
- 「可能な限りすべてのサイトを HTTPS にアップグレードする」をON
✅ HTTPサイトがあっても、可能な限りHTTPS接続に自動変換!
③ 追跡防止(トラッキング防止)を有効化
- Edgeの設定を開く
- 「プライバシー、検索、サービス」→「追跡防止」をON
- 「バランス」または「厳密」を選択(「厳密」推奨)
✅ 広告トラッカーや第三者によるデータ収集を制限!
Microsoft Edgeのセキュリティ警告が誤検知の場合の対処法
時には、セキュリティ警告が 「誤検知(False Positive)」 になることがあります。
信頼できるサイトなのに警告が表示される場合、以下の手順で確認できます。
方法1:ブラウザのキャッシュとCookieを削除
- Edgeの設定を開く
- 「プライバシー、検索、サービス」→「閲覧データのクリア」
- 「キャッシュされた画像とファイル」「Cookieとその他のサイトデータ」を選択し削除
- Edgeを再起動し、再度アクセスを試す
✅ 古いキャッシュが残っていると、証明書エラーや警告が出ることがあるため削除が有効!
方法2:別のブラウザやデバイスでアクセスを試す
- Chrome / Firefox / Safari で同じURLを開いてみる
- スマートフォンのモバイルネットワークでアクセスする(Wi-Fiの問題切り分け)
✅ 他の環境で問題がなければ、Edgeの設定やキャッシュが原因の可能性が高い!
まとめ
✅ 「このサイトは安全ではありません」→ フィッシング詐欺・SSLエラーの可能性あり!
✅ 「証明書エラー」→ サイトの証明書が無効 or PCの時刻ズレが原因!
✅ 「フィッシング詐欺の可能性」→ Microsoft SmartScreenによる警告!
✅ 「混在コンテンツのブロック」→ HTTPコンテンツが含まれるため安全性が低下!
セキュリティ対策まとめ
🔹 EdgeのSmartScreenを有効化し、不正サイトへのアクセスを防ぐ
🔹 HTTPS強制設定をオンにし、安全な通信を確保する
🔹 誤検知が疑われる場合はキャッシュとCookieを削除して再確認
セキュリティ警告を無視せず、正しく対応することで安全なWebブラウジングを実現しましょう!