SOCベンダー一覧|国内・海外の主要SOCサービス比較|サイバーセキュリティ.com

SOCベンダー一覧|国内・海外の主要SOCサービス比較

SOC(Security Operations Center:セキュリティ運用センター) は、企業のネットワークやシステムを24時間365日監視し、サイバー攻撃の検知・対応を行うサービス です。SOCを提供するベンダー(MSSP:Managed Security Service Provider)を活用することで、コストを抑えながら高度なセキュリティ対策を実現 できます。本記事では、国内・海外の主要SOCベンダーの比較、サービス内容、選び方のポイント を詳しく解説します。

 SOCベンダーとは?

SOCベンダーの役割

企業のセキュリティ監視を24時間365日対応する外部サービス(MSSP)を提供
SIEM(Security Information and Event Management)を活用し、異常な通信や不正アクセスをリアルタイム検知
インシデント発生時の対応支援、フォレンジック調査、レポート作成を実施

SOCサービスの導入メリット

自社でSOCを構築するよりも低コストで運用可能
セキュリティ専門家が監視・対応を実施
サイバー攻撃の早期発見・迅速対応が可能

国内SOCベンダー(日本企業)一覧

国内の主要SOCベンダー(MSSP)を比較しました。

ベンダー名 特徴 SOC拠点 提供サービス
NRIセキュア(JSOC) 国内最大級のSOC、官公庁・金融業界向け 東京 JSOC(Japan Security Operation Center)
NTTセキュリティ(NTT Security Holdings) グローバル対応、日本企業向けSOC 東京・大阪・海外 MSS for Enterprise SOC
ラック(LAC) 日本初のSOC運用、SIEM+分析強化 東京 JSOC(Japan Security Operation Center)
日立ソリューションズ OT(制御系システム)向けSOCが強み 東京 セキュリティ監視サービス
富士通(Fujitsu Security SOC) SIEM+AI分析による高度なSOCサービス 東京 富士通サイバーセキュリティセンター
NEC(NEC Cyber Security Services) クラウド対応SOC、NTTグループと連携 東京・名古屋・大阪 MSS for SOCサービス
トレンドマイクロ(Trend Micro) XDR(Extended Detection and Response)+SOC 東京 SOC as a Service
IIJ(インターネットイニシアティブ) クラウド+オンプレ両対応、軽量SOC 東京 IIJマネージドセキュリティサービス

「金融・官公庁向け」ならNRIセキュア、ラック
「グローバル対応」ならNTTセキュリティ、富士通
「クラウド環境向け」ならIIJ、NEC

海外SOCベンダー(グローバルMSSP)一覧

海外の大手SOCベンダー(MSSP)を比較しました。

ベンダー名 特徴 SOC拠点 提供サービス
IBM Security(IBM X-Force SOC) AI分析、QRadarと統合可能 米国・欧州・日本 IBM Managed Security Services
Cisco(Cisco SecureX) ネットワーク+SOC連携、NDR強化 米国・欧州・アジア Cisco Managed SOC
Palo Alto Networks(Unit 42 SOC) Cortex XDR+AI駆動SOC 米国・シンガポール SOC as a Service
CrowdStrike(Falcon Complete) EDR+SOC統合、クラウドSOC特化 米国・欧州・日本 Falcon OverWatch
FireEye(Mandiant SOC) フォレンジック+インシデント対応に強い 米国・日本・欧州 Mandiant Managed Defense
Microsoft(Defender for SOC) Microsoft 365・Azure対応SOC グローバル展開 Microsoft Security Operations
AT&T Cybersecurity 中小企業向けSOC、AlienVault統合 米国・欧州 MSSP for AlienVault

「高度なAI分析」ならIBM X-Force、Cisco SecureX
「EDR統合型SOC」ならCrowdStrike、Palo Alto
「クラウド環境向け」ならMicrosoft Defender、AT&T Cybersecurity

SOCサービスの選び方(比較ポイント)

SOCベンダーを選ぶ際のポイントを比較します。

① 監視対象(オンプレ・クラウド・ハイブリッド)

監視環境 おすすめSOCベンダー
オンプレミス(物理サーバー中心) NRIセキュア / IBM X-Force / LAC
クラウド環境(AWS / Azure / GCP) Microsoft Defender / IIJ / Palo Alto
ハイブリッド環境(オンプレ+クラウド) Cisco SecureX / 富士通 / NEC

「オンプレならNRIセキュア」「クラウドならMicrosoft Defender」「ハイブリッドならCisco」がおすすめ!

② SOCの提供形態(フルマネージド / セルフSOC)

SOCタイプ 特徴 おすすめベンダー
フルマネージド型(完全外部委託) 24時間365日監視・対応を全て委託 NRIセキュア / IBM / FireEye
セルフSOC型(SIEM導入支援) 自社SOCチームで運用、SIEM連携 Cisco / Palo Alto / Microsoft

「運用を完全に任せたいならフルマネージド」「自社SOCを構築するならセルフSOC型」

③ コスト(中小企業向け / 大企業向け)

予算規模 おすすめSOCベンダー
低コスト(中小企業向け) IIJ / AT&T Cybersecurity / NEC
中規模(国内企業向け) NTTセキュリティ / LAC / 富士通
高コスト(大企業・官公庁向け) IBM X-Force / NRIセキュア / Palo Alto

「中小企業ならIIJやAT&T」「大企業・官公庁ならNRIセキュアやIBM」

まとめ

国内SOCなら「NRIセキュア」「NTTセキュリティ」「ラック」が代表的!
グローバルSOCなら「IBM X-Force」「Cisco SecureX」「Palo Alto」が強力!
自社SOC構築なら「Cisco」「Microsoft Defender」、完全委託なら「NRIセキュア」「FireEye」がおすすめ!

今すぐSOCを導入し、企業のセキュリティ監視を強化しましょう!

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