Windowsでtailコマンドを使う方法|リアルタイムでログを監視する方法|サイバーセキュリティ.com

Windowsでtailコマンドを使う方法|リアルタイムでログを監視する方法

WindowsにはLinuxのtailコマンドが標準搭載されていませんが、代替手段を使えば同じようにログの末尾を確認し、リアルタイムで監視できます。本記事では、Windowsでtailコマンドを実現する方法(PowerShell・CMD・フリーソフト)を詳しく解説 します。

Windowsでtailコマンドを使う方法(3つの方法)

方法 使用ツール リアルタイム監視 (tail -f 相当) おすすめ度
① PowerShell (Get-Content) Windows標準 ✅ 可能 ⭐⭐⭐⭐
② CMD(findstr + more Windows標準 ❌ 不可 ⭐⭐
③ フリーソフト(Tail for Win32 など) 外部ツール ✅ 可能 ⭐⭐⭐⭐⭐

結論:「簡単に試すならPowerShell」「多機能ならフリーソフト」がオススメ!

【方法①】PowerShellでtailコマンドを使う(Windows標準機能)

WindowsのPowerShellには、Get-Contentコマンドがあり、Linuxのtailと同じ動作を実現できます。

① ファイルの末尾を表示(tail -n 相当)

powershell
Get-Content C:\path\to\log.txt -Tail 10

 解説:ファイルlog.txt最後の10行を表示

② リアルタイムでログを監視(tail -f 相当)

powershell
Get-Content C:\path\to\log.txt -Wait

 解説:ファイルlog.txtの末尾をリアルタイムで監視し、新しい行が追加されるたびに表示

③ 指定した行数を表示しながらリアルタイム監視

powershell
Get-Content C:\path\to\log.txt -Tail 50 -Wait

解説最後の50行を表示した後、新しいログをリアルタイムで監視!

PowerShellはWindows標準機能なので、追加インストール不要で簡単に使える!

【方法②】CMD(コマンドプロンプト)でtailを実現

Windowsのコマンドプロンプト(CMD)にはtailのような直接的なコマンドはありませんが、findstrmoreを使えば一部の機能を代替できます。

① ファイルの末尾を表示(tail -n 相当)

cmd
more +100 logfile.txt

解説:ファイルlogfile.txtの100行目以降を表示(tail -n とは異なり「先頭行からのオフセット指定」)

❌ リアルタイム監視(tail -f)はCMDでは直接実現できない
リアルタイム監視が必要なら、PowerShellかフリーソフトを使うのがおすすめ!

【方法③】フリーソフトを使う(Windows向けtailツール)

Tail for Win32(軽量・シンプルなWindows向けtail)

 

ツール名 特徴
Tail for Win32 Windows向けtail、リアルタイム監視対応

おすすめポイント

  • Windows用に最適化されたtailツール
  • tail -f(リアルタイム監視)に対応
  • 複数のログファイルを同時監視可能

使用方法

  1. ダウンロード&インストール
  2. Tail for Win32 を起動
  3. 監視したいログファイルを選択すると、自動でリアルタイム表示!

BareTail(リアルタイム監視+GUI付き)

ツール名 特徴
BareTail GUI付きリアルタイムログ監視

おすすめポイント

  • リアルタイムでログを監視
  • 色分け・フィルタ機能あり(特定のログを強調表示可能)
  • GUIなので操作が簡単

BareTail は「Windowsで視覚的にログを監視したい人」におすすめ!

tailコマンドの応用テクニック(Windows版)

① 特定のキーワードを含むログのみリアルタイム監視(PowerShell版)

powershell
Get-Content C:\path\to\log.txt -Wait | Select-String "error"

解説:ログファイルの中で "error" を含む行のみリアルタイムで表示

② ログの変更を監視し、警告メールを送信

powershell
Get-Content C:\path\to\log.txt -Wait | ForEach-Object {
if ($_ -match "Critical Error") {
Send-MailMessage -To "admin@example.com" -Subject "Critical Error Detected" -Body $_ -SmtpServer "smtp.example.com"
}
}

解説:ログに "Critical Error" が出たら管理者にメール通知!

監視+通知の自動化で、サーバー管理が便利に!

まとめ

PowerShell (Get-Content) を使えば、Linuxのtailコマンドと同様にリアルタイム監視が可能!
フリーソフト(Tail for Win32 / BareTail)なら、GUIで快適にログを監視できる!
CMD(コマンドプロンプト)は一部の機能に対応しているが、リアルタイム監視は不可

Windowsでのtailコマンドの使い分け

目的 最適な方法
手軽にリアルタイム監視 PowerShell (Get-Content -Wait)
GUIで視覚的にログを監視 BareTail
複数のログを同時監視 Tail for Win32
シンプルにログの末尾を見るだけ CMD (more +n logfile.txt)

今すぐPowerShellやフリーソフトを活用し、Windows環境で快適なログ監視を始めましょう!

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