「USBメモリに寿命ってあるの?」「USBメモリを少しでも長く使用したい…」
一般的にUSBメモリの寿命は約10年とされていますが、使い方によってはこれよりも4~5年ほど長持ちすることもあります。USBメモリの寿命に気づくことは困難であり、突然寿命を迎えてデータを失うケースがよくあります。また、USBメモリは使用していなくても保管しているだけで寿命が削られていくという特徴があります。
今回はUSBメモリの寿命と種類、寿命を確認する方法、USBメモリのデータ復旧方法を紹介します。
今すぐデータ復旧業者に相談したいという方は以下記事を参考にしてください。
目次
USBメモリの寿命は約10年
USBメモリは一般的に寿命が約10年であるとされています。
USBメモリは近年容量が大きくなり、低コストになってきており、使用している人が多いでしょう。しかし、USBメモリの寿命に気づくことは困難であり、寿命があること自体を知らない方も多いです。
保存場所や使用の仕方によっては寿命を縮めてしまうことがあり、寿命よりも早く故障してしまうこともあります。重要なデータの場合には、USBメモリだけに保存することはデータを失うリスクが高いため、HDDやSSDにも保存しておくことをおすすめします。
USBメモリの3つの種類
USBメモリは以下の3つの種類に分けることができます。
- SLC
- MLC
- TLC
SLC
SLCとは、Single Level Cell(シングルレベルセル)の略称です。
USBメモリの中で最も寿命が長い種類とされており、10万回の読み書きが可能です。
寿命が長いこともあり値段も高いですが、耐久性に優れており、膨大なデータの読み書きに向いているため仕事などで使用する場合に適しています。
市場にSLCのUSBメモリが出回っていることは少なく、仮にSLCのUSBメモリが安い価格で販売されている場合には偽物の可能性もあるため注意しましょう。
MLC
MLCとはMulti Level Cell(マルチレベルセル)の略称です。
MLCはSLCに比べて寿命が短く、1万回の読み書きが可能です。
寿命は短いですが比較的価格が安いという特徴があります。
SLCやTLCに比べると価格も寿命も中間的であると考えられます。
TLC
TLCとはTriple Level Cell(トリプルレベルセル)の略称です。
3種類の中で最も寿命が短く、500回から1,000回の読み書きが可能です。
3種類の中で最も寿命が短いこともあり、価格も最も安いです。
市販の価格が安いUSBメモリはTLCであることが多いです。
膨大なデータを読み書きする作業にはあまり向いていないとされています。
USBメモリの残り寿命をチェックするには
USBメモリの寿命をチェックするには、寿命診断テストができるUSBメモリを使用することをおすすめします。
USBメモリが寿命を迎えると以下のよう症状が現れます。
- データが消失する
- 保存したはずのデータにアクセスすることができない
- 記録することができない
- データが破損する
USBメモリの寿命をチャックしてこれらのような症状が発生する前に、重要なデータは別の記憶媒体に移すなどしましょう。
USBメモリを長持ちさせるポイント
USBメモリを長持ちさせるポイントは以下の4点です。
- 接続したまま使用しない
- 使用頻度を減らす
- 正しい手順を踏んで取り外す
- 適切に保管する
これらのような小さな工夫でUSBメモリを長持ちさせることができるため実践してみてください。
接続したまま使用しない
USBメモリを接続したまま使用することは、寿命を縮める原因の一つになります。
USBメモリから一度データをPCに移して作業することで、USBメモリを長持ちさせることができます。
USBメモリを接続したままにすると、USBメモリの寿命を消耗してしまうことに繋がります。
使用頻度を減らす
USBメモリは読み書きする回数に限度があります。つまり、使用頻度が多いと劣化しやすいということです。
使用頻度を減らすことで長持ちさせることができます。
サイズが大きいデータを一度USBメモリに書き込んだ後は、編集などをできるだけ行わないようにしましょう。
正しい手順を踏んで取り外す
USBメモリは、PCから取り外す際に正しい手順を踏まなくては、故障の原因になります。
MacとWindowsでUSBメモリの正しい取り外し方は異なるため注意しましょう。
Windowsの場合は以下の手順です。
- タスクバーに表示されている「ハードウェアを安全に取り外す」というアイコンをクリック
- 取り外したいUSBメモリをクリック
- 「安全に取り出すことができます」というメッセージが表示されたら取り外す。
Macの場合は以下の手順です。
- USBアイコンをゴミ箱に移動
- USBメモリを取り外す
適切に保管する
USBメモリは保管の仕方によっても、寿命が変わりやすいです。
振動などの衝撃によりUSBメモリが傷つくことがあるため気を付けましょう。
湿気の少ないところに保存することも、USBメモリの劣化を防ぐ重要なポイントです。
使用しない際は、ほこりがかぶらないように付属のUSBメモリのキャップを必ずかぶせるようにしましょう。
突然寿命が来たUSBメモリのデータを復旧する方法
突然寿命が来たUSBメモリのデータを復旧する方法を2つ紹介します。
- データ復旧ソフトを使用する
- データ復旧業者に相談する
より詳しく知りたい方は以下の記事もお読みください。
データ復旧ソフトを使用する
USBメモリをデータ復旧ソフトを使用して復旧することができるかどうかは原因によって異なります。
データを誤って削除してしまったなどの軽度の論理障害が原因であれば、データ復旧ソフトで復旧できる可能性があります。
ですが、原因が特定できない状態で復旧ソフトを使用することは控えましょう。特に物理障害が発生していた場合、さらに状態を悪化させ、データを取り出せなくなるリスクがあります。
原因をご自身で特定することは難しいため、重要なデータを保存している場合は、データ復旧業者に相談することを推奨します。
データ復旧業者に相談する
大切なデータをUSBメモリに保存しており、安全かつ確実にデータを取り出したい場合には、データ復旧業者に相談することをおすすめします。
ご自身で下手に復旧作業を行った後で、データ復旧業者に相談しても、誤った作業によりさらに状態が悪化し、データ復旧業者でも復旧が困難になってしまうことがあります。
診断や見積を無料で行っている業者もあるため、原因が特定できない場合にも、まずはデータ復旧業者に相談してみると良いでしょう。
おすすめのデータ復旧業者
データ復旧専門業者に依頼するのであれば、データを復旧出来なければ意味がありません。そこで「復旧率の高い」故障したHDDのデータ復旧に対応している専門業者を選定しました。
デジタルデータリカバリー
公式HPデジタルデータリカバリー
デジタルデータリカバリーは、データ復旧国内売り上げNo.1のデータ復旧専門業者です。復旧率最高値は95.2%と非常に高い技術力を有しています。依頼の8割を48時間以内に復旧と復旧のスピードも優れています。また、官公庁や大手企業を含む累積46万件以上の相談実績があります。
相談から見積もりの提示まで無料で行っているため、データ復旧を検討している際はまずは最大手であるデジタルデータリカバリーに相談すると良いでしょう。
復旧費用 | 相談から見積もりまで無料 500GB未満:5,000円〜 500GB以上:10,000円〜 1TB以上:20,000円〜 2TB以上:30,000円〜 |
---|---|
対応製品 | パソコン(ノート/デスクトップ)、SSD、RAID機器(NAS/サーバー)、外付けHDD、USBメモリ、ビデオカメラ、SDカード・レコーダー等記憶媒体全般 |
復旧期間 | 最短当日に復旧完了(本社へ持ち込む場合) 約80%が48時間以内に復旧完了 |
特長 | 14年連続データ復旧国内売上No.1 復旧率最高値95.2%の非常に高い技術力 官公庁や大手企業を含む累積46万件以上の相談実績 相談・診断・見積り無料(デジタルデータリカバリーへの配送料も無料) |
デジタルデータリカバリーのさらに詳しい説明は公式サイトへ
まとめ
今回はUSBメモリの寿命と種類、寿命を確認する方法、USBメモリのデータ復旧方法を紹介しました。
何気ない工夫でUSBを長持ちさせ、寿命を延ばすことができます。
また、万が一USBメモリに不具合が発生し、安全にデータを取り出したい場合には、下手に作業を行わず、データ復旧業者に相談することをおすすめします。