【NEC製】expressシリーズサーバの故障原因やデータ復旧方法について徹底解説!|サイバーセキュリティ.com

【NEC製】expressシリーズサーバの故障原因やデータ復旧方法について徹底解説!

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企業向けのサーバとして人気の高いNEC製のexpress5800シリーズはラック搭載型とタワー型の二種類があり、業務内容・利用用途や設置場所に応じて多くのラインナップから選ぶことができます。

本記事ではexpress5800サーバのよくある障害・故障原因やデータ復旧方法について詳しくご説明いたします。

【機種参考】

  • ラック搭載型:R110-j-1, R110-j-1M, R120h-1E, R120h-1M, R120h-2E, R120h-2M, R140h-4, D120hなど
  • タワー型 :T110j, T110j-S, T120h, GT110j

Express5800シリーズのサーバのよくある障害・故障事例

NEC製Express5800シリーズのサーバの障害・故障事例は以下の内容が上げられます。

POSTが終わらない

NEC製Express5800は本体の電源をつけると自動的に「自己診断機能:POST」という機能が行われますが、POSTが実行されたまま終わらないという症状です。

エラーランプ・エラーメッセージの表示・エラー音がする

サーバのランプが様々なパターンや色でエラー表示されているという症状です。Express5800シリーズのエラーランプ・エラーメッセージ・エラー音の一覧やその内容の詳細はNECのホームページや取扱説明書を参考にしてください。

起動しない・電源がつかない

サーバが起動せず使えないという症状です。この場合電源ケーブルが刺さっているか確認しましょう。電源ケーブルが接続されているにも関わらず、起動しないときはサーバ機器本体や内蔵HDD(ハードディスク)に破損が生じている可能性があります。

データにアクセスできない

サーバの共有フォルダのデータにアクセスできないという症状です。内蔵HDD(ハードディスク)のファイルシステムに異常が生じている可能性があります。

Express5800よくある障害・故障原因

NEC製Express5800シリーズのサーバのよくある障害・故障原因をご紹介いたします。個人で対処できるもの、そうではないものがありますのでまずは落ち着いて障害・故障原因を特定しましょう。

サーバー用メモリが搭載されていない

NEC製Expressのサーバは最低でも4枚のDIMMメモリモジュールが搭載されていないとPOSTが終わらないという障害・故障が発生します。さらに搭載メモリの容量が少ないと同じようなエラーとなってしまいます。

対応HDD(ハードディスク)がセットされていない

NEC製のサーバには対応のHDD(ハードディスク)があり、それ以外の機器を使用するとアクセスできないだけではなく、NECの取扱説明書には「動作の保証ができない」と記載されています。対応のHDD(ハードディスク)以外は使用しないようにしましょう。

ケーブルが正しく接続されていない

電源がつかない・共有フォルダにアクセスできない・ネットワークに接続できない場合、まずは電源ケーブルが正しくつなげられているかを確認しましょう。ケーブルが取れかかっている場合はしっかりと差し込んでください。

埃がたまってしまっている

小さいオフィスでも狭いスペースや机の下にも設置しやすいタワーサーバ(T110jシリーズ)などはコンパクトなサイズ感が特徴です。小さい機器であればあるほど埃はたまりやすくなります。機器に風塵・埃防止のフィルターがついていてある程度予防はできますが、たまった埃はサーバが障害・故障する原因にもなり得るのです。

そのほかの障害・故障原因

上記以外の障害・故障原因には大きく分けて2通りありますが、個人での対処は難しいものとなりますので早急にデータ復旧の専門業者に相談しましょう。

物理障害

サーバ機器本体や内蔵HDD(ハードディスク)そのものに物理的に故障してしまっている状態です。特に内蔵HDD(ハードディスク)から異音がしたりデータにアクセスできない状況だと、内蔵HDD(ハードディスク)の磁気ヘッドやプラッタに傷がついている恐れがあります。それ以上障害を悪化させないためにもすぐに使用を中止しましょう。

論理障害

機器本体は壊れていないがHDD(ハードディスク)のOSやシステムに異常が生じている状態です。突然のシャットダウンによりデータの書き込みが正しく終了されなかった場合、データの位置情報が散乱し、ファイルデータが開けなくなってしまいます。

Express5800が故障した際にやってはいけないこと

サーバが故障した場合いち早く元の使える状態に戻さなければいけません。大切なデータを復旧するためにExpress5800が故障した際にやってはいけないことはどのようなものなのでしょうか?

専用USBデバイス以外のものを接続しない

システム障害発生後、直ちに故障したハードウェアを切りはなしもう片方のハードウェアで運用することで、業務に支障を与えることなく部品交換・再同期などの復旧作業を行うことができるのがNEC製Express5800シリーズの可用性の高い部分といえます。

しかしこのときにご自身で復旧作業を行おうとして専用USBデバイス以外を接続するとシステムの二重構成が崩壊する危険性があり、システムの再構成が妨げられ正しい動作が不可能となってしまいます。

内蔵HDD(ハードディスク)を取り外さない

RAID構成が組まれているサーバだと、内蔵HDD(ハードディスク)を取り外す行為は組まれていた構成が崩れてしまい、非常に危険です。さらに再びHDD(ハードディスク)を戻してしまうと再構築が行われ、保存データがばらばらになってしまうので注意しましょう。

電源つけたり消したりしない

サーバを復旧するために再起動を試みて電源のオンオフを繰り返してしまうお気持ちはよくわかります。しかし万が一内蔵HDD(ハードディスク)が壊れている状態で通電を繰り返すと、さらに障害が悪化してしまいます。HDD(ハードディスク)だけではなくサーバ本体のシステムにも異常をきたす可能性もございますのでサーバが故障した場合は電源を切ってそのままにしておきましょう。

Express5800のデータ復旧方法

NEC製Expressのサーバはどのような方法でデータを復旧するのでしょうか?

NECの保証サービスを利用する(物理破損・障害感知のみ)

NECには無償と有償の保証サービスがあり、無償だと部品交換や障害を検知し知らせてくれるサービスなどがあります。これらはサーバの機器自体が破損している場合や障害が起こる可能性がある場合などに非常に役に立つサービスです。

有償のサービスにはサーバが故障した際にエンジニアが駆けつけてくれる出張サービスがありますが、データ復旧専門のサービスではないので注意しましょう。

データ復旧ソフトを利用する(軽度の論理障害のみ)

手軽に購入できるという点で非常に便利なデータ復旧ソフトですが、対処できるのは軽度の論理障害のみとなります。手当たり次第に復旧ソフトを使用してしまうと、障害が発生している内蔵HDD(ハードディスク)へさらに負荷を加えることになり、更に状態を悪化させてしまうリスクがあります。データを取り出すことができなくなる可能性があるため、症状が詳しく判明していない状態で市販のソフトを使用するのは控えたほうがいいでしょう。

データ復旧業者に依頼する

続いてご紹介するのはデータ復旧専門の業者に依頼するというものです。データ復旧業者に依頼するメリットとしては

  • データ復旧の専門知識と技術で安心のサービスを受けられる
  • データ復旧率の高い業者であれば安全にデータを取り出すことができる
  • 迅速な対応によりいち早く復旧作業を行うことができる

などが挙げられます。

おすすめデータ復旧サービス・製品

技術力が高い業者の選定といっても、素人には判断が難しいです。
そこで、データ復旧サービス各社の価格、内容(対応製品)、期間や特長から比較した、おすすめのサービスを紹介します。

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サイトデジタルデータリカバリー

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価格 500GB未満:5,000円〜
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期間 最短当日(持ち込みの場合)
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特長 データ復旧専門業者で14年連続データ復旧国内売上No.1
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データリカバリーサービス

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データリカバリーサービスはデジタルデータリカバリーに次ぐ復旧率90.6%を誇るデータ復旧業者です。
国内をはじめ世界各国の復旧会社と情報交換・技術導入を行っているようです。少数精鋭のエンジニア集団でそれほどの規模でないながらも1万3000件以上の相談実績があり、無料診断も実施しているため、データリカバリーサービスへ問合せしてみるのもよいでしょう。

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まとめ

いかがでしょうか。NEC製のExpressシリーズのサーバは多くの種類があり、用途や設置場所によって選ぶことができるため様々な企業で使用されています。しかしどのサーバも絶対に壊れないという保証はありません。

またNECの保証サービスもデータ復旧までは対応していません。突然の故障で使用できなくなると特に大企業で使用しているサーバであればあるほど故障の影響は大きいものです。確実なデータ復旧を希望している方は専門のデータ復旧業者に相談してみてください。

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