0x0000007b(ブルースクリーンエラー)が表示される原因と対処法を解説|サイバーセキュリティ.com

0x0000007b(ブルースクリーンエラー)が表示される原因と対処法を解説

ブルースクリーンエラー(0x0000007b)の原因、対処法、おすすめのデータ復旧会社まで解説

0x0000007bは、Windowsシステムで発生するブルースクリーンエラーのひとつです。

これは、PCを起動する際にハードディスクドライブやSSDなどの記憶媒体に接続できない場合に発生します。このエラーにより、システムが正しく起動しないことがあります。

この記事では、ブルースクリーンエラー「0x0000007b」に焦点を当て、その正体と完全解決策を詳しく解説します。

「0x0000007b」とは

「0x0000007b」は、Windowsシステムで発生するブルースクリーンエラーコードの一つです。

画面が青くなり、白い文字で「アクセスできないブートデバイス」というエラーメッセージも表示されます。

このエラーは、オペレーティングシステムが起動時にブートデバイス(起動装置)にアクセスできないことを示しています。

つまり、PCを起動する際にハードディスクドライブ、SSD、などの記憶媒体に接続できなくなってる状態です。

「0x0000007b」が発生する原因

「0x0000007b」が発生する原因は次の通りです。

  • ブートローダの破損
  • ウイルスの感染
  • レジストリの破損
  • BIOS設定の誤り

ブートローダの破損

ブートローダは、オペレーティングシステム(OS)を起動するために必要なプログラムです。

ブートローダが破損していると、OSが起動できず、結果として0x0000007bエラーが発生することがあります。この問題は、ファイルシステムのエラーやハードディスクの故障、あるいは不適切なシステムシャットダウンなどが原因で起こることがあります。

ウイルスの感染

ブートデバイスに感染する特定のウイルスに感染した場合、0x0000007bエラーを引き起こすことがあります。この類のウイルスは、ブートローダやその他の重要なシステムファイルを破損させることが多く、OSの起動プロセスを妨害するように設計されています。

レジストリの破損

レジストリは、Windowsシステムの設定情報を格納している重要なデータベースです。レジストリが破損すると、OSが正しく起動できなくなり、0x0000007bエラーが発生します。レジストリの破損は、ソフトウェアのインストールやアンインストール時のエラー、不正なレジストリ編集、マルウェア感染などが原因で起こることがあります。

BIOS設定の誤り

BIOS設定が正しくない場合、ブートデバイスが適切に認識されず、0x0000007bエラーが発生することがあります。

例えば、SATAモードが誤って設定されている場合や、ブート順序が正しくない場合などです。BIOS設定は、ハードウェアの変更やBIOSのアップデート後に変更されることがあります。

今すぐ自分でできる対処法

「0x0000007b」のエラーは、自力で対処できる可能性があります。

以下の対処法を順番に試し、症状が改善しないか確認しましょう。

Windowsの起動修復ツールを使用する

Windowsに搭載されている起動修復ツールで、修復できる可能性があります。

起動修復ツールは、Windowsのインストールメディアに含まれています。手順は以下の通りです。

  1. Windowsインストールメディアを用意する。
  2. インストールされている Windows のバージョンのインストール メディアからシステムを起動します。
  3. [Windows のインストール] 画面で、[次へ]、[コンピューターの修復] の順に選択します。
  4. [オプションの選択] 画面で、[トラブルシューティング] を選択します。
  5. [詳細オプション] 画面で、[スタートアップ修復] を選択します。

インストールメディア(USBまたはDVD)を使用して、起動可能な状態でコンピューターを起動し、システムファイルの修復を行うことが可能です。

ウイルスの感染

ウイルス感染の疑いがある場合は、専用のソフトウェアを使用して、駆除作業を行いましょう。

セーフモードでコンピューターを起動し、信頼できるウイルス対策ソフトウェアを使用してシステムをスキャンします。

セーフモードは、Windowsの最小限の機能のみで起動するモードです。セーフモードで起動することで、ウイルスが起動しにくくなります。

ウイルス対策ソフトウェアがウイルスを検出した場合は、指示に従ってウイルスを除去しましょう。

レジストリの破損

セーフモードでコンピューターを起動し、レジストリのバックアップからシステムの復元を行いましょう。

システム復元は、Windowsの復元ポイントを使用してシステムを以前の状態に復元する機能です。

システム復元ポイントがない場合は、この方法は使用できないため注意してください。

手順は以下の通りです。

  1. コンピュータを再起動します。
  2. コンピュータが再起動し始めたら、 F8キー または Shiftキー を繰り返し押します。
  3. [詳細ブートオプション] 画面が表示されたら、[セーフモード] を選択します。
  4. コンピュータがセーフモードで起動したら、 [スタート] メニューを開き、[プログラムとファイルの検索] ボックスに 「システム復元」 と入力します。
  5. [システム復元] プログラムをクリックします。
  6. [次へ] をクリックします。
  7. 復元ポイントのリスト から、レジストリをバックアップした時点の復元ポイントを選択します。
  8. [次へ] をクリックします。
  9. [完了] をクリックします。
  10. コンピュータが再起動し、選択した復元ポイントまでシステムが戻ります。

この手順を実行する前に以下の点に注意してください。

  • レジストリのバックアップ:システム復元を実行する前に、必ずレジストリのバックアップを作成しておきましょう。レジストリの変更を誤ると、システムが起動しなくなる可能性があります。
  • 管理者権限:システム復元を実行するには、管理者権限が必要です

BIOS設定の誤り

BIOSの設定を誤ると、コンピューターが正しく起動しない場合があります。

コンピューターを再起動し、BIOSまたはUEFI設定にアクセスし、コンピューターの起動設定を変更しましょう。

設定を復元し、起動デバイスやデバイスの構成に関連する設定を確認する必要があります。

BIOSまたはUEFIファームウェアの更新が可能な場合は、最新のバージョンにアップデートする必要があります。

Windows 10もしくは11を使用している方は、以下の手順で実行してください。

  1. [スタート] メニューを開きます。
  2. [設定] をクリックします。
  3. [更新とセキュリティ] をクリックします。
  4. [回復] を選択します。
  5. [今すぐ再起動] の下にある [詳細オプション] をクリックします。
  6. [詳細オプション] 画面で、[UEFI ファームウェアの設定] を選択します。
  7. [再起動] をクリックします。

電源ボタンから行う方法は以下の通りです。

設定を変更する前に、必ず現在の設定をメモしておいてください。 設定を誤ると、コンピュ
ーターが起動しなくなる可能性があります。

  1. コンピューターをシャットダウンします。
  2. 電源ボタン を長押ししてコンピューターを起動します。
  3. メーカーロゴ が表示されたら、すぐに [Deleteキー]、[F2キー]、[Escキー] または [F10キー]
  4. を繰り返し押します。
  5. 使用するキーは、コンピューターのメーカーやモデルによって異なる場合があります。
  6. BIOS または UEFI 設定画面 が表示されます。
  7. BIOS または UEFI 設定画面 では、以下の設定を確認および変更できます。
  8. 起動順序: コンピューターが起動を試みるデバイスの順序
  9. ブートモード: UEFI モードまたはレガシー モード
  10. セキュリティ設定: パスワード、ブートキーなど
  11. ハードウェア設定: メモリ、CPU、ストレージなどの構成

その他

上記の方法で解決しない場合は、以下の方法を試してみることも有効です。

  • すべての外部デバイスを取り外して、コンピューターを再起動する
  • メモリを再装着する
  • ハードディスクドライブを別のコンピューターに接続して、問題が発生しないかどうかを確認する

上記の手順は、あくまで一般的なもので、具体的な手順はコンピューターの機種やOSによって異なる場合があります。

また、これらの作業を行う前には、必ずデータのバックアップを取ってください。

自力での復旧作業が難しい方はこちら>

自力で対応できない時の対処法

パソコンに不具合が発生したとき、まず以下の2つの方法があります。

  • メーカー、購入店に相談する
  • データ復旧業者に相談する

メーカー、購入店に相談する

メーカーや購入店では、パソコンの動作を回復させることに重点を置いた対応を行います。

そのため、データ復旧には対応していません。ほとんどの場合、パソコンに保存されたデータは初期化されてしまいます。

パソコンの動作を正常に戻したい場合は有効ですが、重要なデータが入っている場合は、先にデータ復旧業者に相談しましょう。

データ復旧業者に相談する

データ復旧は失敗すると取り返しがつかないため、パソコンに保存されているデータが必要な場合は、技術力の高いデータ復旧業者を選びましょう。

例えば過去の成功事例や復旧率、扱うストレージの種類、独自技術の有無、資格や認定制度の確認が必要です。また自社ラボの有無、データ復旧期間、24時間365日対応の有無、無料相談や診断サービスの有無も考慮しましょう。データ復旧業者では、メーカーや購入店では対応できない物理障害や重度の論理障害からのデータ復元・復旧が可能です。

データ復旧業者の強み

軽度の論理障害から、中高度の論理障害、経年劣化を含む物理障害まで、幅広い障害に対応可能です。

発生している症状を元に、エンジニアによる初期診断で故障原因を特定し、適切な対処を行うことができます。

データ復旧に特化した専門家が対応するため、データ復旧に失敗するリスクを抑えることができます。

データ復旧業者を利用するメリット

データ復旧の専門業者を利用するメリットとして、以下のことが挙げられます。

  • 高い確率で安全なデータ復旧が可能
  • 迅速なデータ復旧が可能
  • データ復旧ができなかった場合、費用が発生しない場合がある
  • NAS・サーバーなどの大型機器も復旧できる

高い確率で安全なデータ復旧が可能

経験豊富なエンジニアが、高度な技術と専用機器を用いて、復旧を行います。

専門設備や豊富な対応実績がある業者に依頼することで、自力での復旧作業では難しい、物理障害や重度の論理障害にも対応できます。

迅速なデータ復旧が可能

24時間365日対応している業者も多く、最短即日で復旧できる可能性があります。

データ復旧までの期間を短縮することで、業務への影響を最小限に抑えられます。

NAS・サーバーなどの大型機器も復旧できる

個人向けのサービスだけでなく、技術力の高い業者であれば、企業向けのデータ復旧にも対応しています。

大容量のデータや、特殊なフォーマットのデータも復旧可能です。

おすすめのデータ復旧業者

データ復旧業者は全国100社以上あると言われており、復旧率や対応範囲は業者によって大きく違います。確実にデータ復旧するには、実績が豊富で復旧率の高い業者に依頼するのが一番です。

そこで、全国の業者から復旧率・実績・復旧スピード・価格や特長を比較して厳選したおすすめサービスをご紹介します。編集部おすすめのデータ復旧業者は、こちらのデジタルデータリカバリーです。

デジタルデータリカバリー


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この業者は、相談から見積もりの提示まで無料で行っているため、データ復旧を検討している際は、自力で復旧作業に取り掛かる前に、まずは最大手であるデジタルデータリカバリーに相談すると良いでしょう。

対応製品 ■記憶媒体全般
ハードディスク、外付けHDD、NAS/サーバー(RAID構成対応)、パソコン(ノートPC/デスクトップPC)、SSD、レコーダー、USBメモリ、SDカード、ビデオカメラ、スマホ(iPhone/Android)、ドライブレコーダー等
復旧期間 最短当日に復旧完了(本社へ持ち込む場合)
約80%が48時間以内に復旧完了
設備 復旧ラボの見学OK
クリーンルームクラス100あり
交換用HDD7,000台以上
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所在地 本社:東京都六本木
持込み拠点:横浜、名古屋、大阪、福岡

デジタルデータリカバリーのさらに詳しい説明は公式サイトへ

※1:第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(算出期間:2007年~2020年)
※2:2018年2月実績 復旧率=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数 (2017年12月~2021年12月の各月復旧率の最高値)

まとめ

この記事では、0x0000007bエラーについて解説しました。このエラーは、Windowsのブルースクリーンエラーの一つで、PC起動時に記憶媒体に接続できないと発生します。

対処法としては、Windowsの起動修復ツールの使用や、メーカー・購入店への相談、データ復旧業者への依頼が挙げられます。

データ復旧業者を選ぶ際は、技術力、料金、対応、信頼性を総合的に判断しましょう。

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