LinkStationの青ランプ点滅は、本来「起動中」「シャットダウン中」「ファームウェア更新中」などの動作状態を示す表示です。
ただし、点滅がいつまでも終わらない、何度待っても点灯へ切り替わらない場合は、内部エラーや故障のサインであることが多く、慌てて操作するとデータ消失リスクが一気に上がります。
このページでは、まず原因を整理し、次に「まだ自分で試してよい範囲」と「やめてデータ優先に切り替えるべき状況」を、手順つきで具体的にまとめます。
目次
LinkStationの青ランプ点滅が終わらない原因
青ランプ点滅が長時間続くときは、単なる起動待ちではなく、起動処理が途中で止まっている可能性があります。原因を誤ると、初期化や通電継続で状態を悪化させることがあるため、まずは「起きやすい原因」を把握して、無駄な操作を減らすことが重要です。
通常の起動中・シャットダウン中・ファーム更新中
マニュアル上、LinkStationの電源ランプ(青)は「起動中」「シャットダウン中」「ファームウェア更新中」などで点滅し、処理が完了すると青点灯(正常動作)になります。特に、長期間連続稼働していた機器を再起動した直後や、容量が大きい構成、ファイルシステムチェックが走った場合は、点滅が通常より長く続くことがあります。
ただし、一定時間を過ぎても点灯に変わらない場合は「通常の待機」ではなく、起動処理が止まっている可能性が高くなります。見極めを誤って電源断や初期化を行うと、データ領域が壊れるリスクがあります。
起動プロセス異常・ファームウェア破損
停電や瞬断、アップデート中の電源断、ファーム更新の失敗などが起きると、LinkStation内部のOS(ファームウェア)が破損し、起動がループすることがあります。結果として、青点滅のまま起動しない状態が長時間続き、機種によってはEMモード相当で止まるケースもあります。
この状態で繰り返し再起動を行うと、システム領域への読み書きが増え、破損が拡大することがあります。復旧の難易度が上がりやすいため、慎重な対処が必要です。
HDDの認識不良・物理障害
LinkStationは内蔵HDD上にシステム領域を持つため、HDDが故障してシステム領域を読めないと起動処理が進まず、青点滅が終わらないことがあります。特に、カチカチ、ジー、キーといった異音、回転の立ち上がりを繰り返す音、認識の途切れがある場合は物理障害の可能性が高くなります。
物理障害が疑われる状況で通電を続けると、傷が広がって読めていた領域まで読めなくなるリスクがあります。データが重要なら、操作よりも「悪化させない」判断が優先です。
RAID構成の不整合・システム領域の破損
複数ベイのLinkStation(RAID構成)では、HDDの一部エラーや整合性の崩れ、シャットダウン失敗などがきっかけで、RAID情報やシステム領域が不整合を起こすことがあります。すると、起動時のマウント処理や整合チェックで停止し、青点滅が続くケースがあります。
この状態で安易にRAID再構築や初期化を選ぶと、構成情報が上書きされ、論理復旧が難しくなるリスクがあります。
基板・電源ユニットの故障
本体の電源回路、ACアダプタ、基板の不良でも、ファームが正常に動かず青点滅のまま固まることがあります。電源が不安定だとHDDにも悪影響が出やすく、起動の途中で落ちる、点滅パターンが不規則になるなどの症状が出ることがあります。
電源・基板起因の場合、ユーザー側での根本修理は難しく、誤った通電テストが続くとHDD側の劣化や破損を招くリスクがあります。
周辺機器・ネットワーク要因で起動が詰まる
USB接続機器(外付けHDD、USBメモリ、UPSなど)やネットワーク周りの状態によって、起動時の処理が想定外の待ち状態に入り、結果として点滅が長引くことがあります。例えば、起動時にUSBデバイスのチェックに時間がかかる、特定のLAN環境で取得処理が止まるなどが代表例です。
この原因は切り分けがしやすい反面、無計画に接続を抜き差しすると、タイミングによっては書き込み中断になりファイルシステム破損のリスクがあります。
「とりあえず操作」は危険。自己判断がデータ消失を招くことも

機器に不具合が起きたとき、焦って自分で操作を試みた経験はありませんか?
一見すると単なるフリーズやエラーのようでも、内部では深刻な異常が進行している可能性があります。この状態で電源の再投入や設定変更を繰り返すと、システムが上書きされ、本来なら救えたはずのデータまでもが復旧困難になることがあります。
特に以下のような状況に当てはまる場合は、自己判断を避け、専門家による適切な診断を受けることが重要です。
- 絶対に失いたくない写真や書類が保存されている
- 大切な業務データが入っている
- 操作に自信がなく、何をすべきか迷っている
こうしたケースでは、早めの対応がデータを守る鍵になります。
そのため、まずは専門業者に相談し、正確な状態を見極めることが最善策といえます。
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LinkStationの青ランプ点滅が続く場合の対処法
以下は、比較的リスクの低い順に並べた対処法です。データが重要な場合は、途中で「これ以上は危険」と判断した時点で作業を中止してください。
時間を置いて状態を確認する
まずは青ランプ点滅が本当に異常かどうかを判断します。処理負荷が高い場合、通常より時間がかかることもあります。
- 30分以上経過しても点灯に変わらないか確認します。
- 異音や異臭、異常な発熱がないかを確認します。
- 赤やオレンジのエラーランプが点灯していないか確認します。
強制シャットダウンと再起動
軽度の起動異常であれば、正しい手順での再起動で改善する場合があります。
- LANケーブルを抜きます。
- 電源コンセントを抜き、10分ほど放置します。
- 再度コンセントを差し込み、電源を入れます。
周辺機器を外して起動する
USB機器や外部接続が起動を妨げている場合があります。
- 電源を切った状態でUSB機器をすべて外します。
- LinkStation本体のみで起動します。
- 正常起動した場合は、機器を1つずつ戻します。
NAS Navigatorで認識を確認する
Buffalo公式ツールであるNAS Navigatorを使用し、LinkStationが認識されるか確認します。
- 同一ネットワークにPCを接続します。
- NAS Navigatorを起動します。
- EMモードやエラー表示が出ていないか確認します。
ファームウェア更新・再インストール
EMモードで認識される場合、ファームウェアの更新で復旧する可能性があります。
- 更新中は絶対に電源を切らないでください。
- 異音がある場合は実施しないでください。
- 復旧後はすぐにデータのバックアップを行います。
青ランプ点滅でやってはいけないNG行為
LinkStationの青点滅が終わらないとき、焦って行いがちな操作ほどリスクが高い傾向があります。以下は復旧難易度を上げやすい典型例です。
- 青点滅のまま何度も電源オン/オフを繰り返す:弱っているHDDに連続負荷がかかり、読めていた領域まで読めなくなることがあります。
- とりあえず初期化・工場出荷状態に戻す:データ領域が上書きされ、復旧が極端に難しくなります。
- 異音がしているのにスキャン・再構築を試す:物理障害ディスクへのスキャンやリビルドは、故障を悪化させる原因になりやすいです。
- 復旧目的で無計画にHDDを抜き差しする:接続のタイミング次第で不整合が増え、状況が複雑化します。
相談・依頼に切り替える判断基準
数時間待っても青ランプ点滅が終わらず、PCからも認識されない場合は、HDDまたは本体の障害が濃厚です。大切なデータが入っている場合、これ以上の通電や初期化は避けるべきです。
次のいずれかに当てはまる場合は、自己対応を続けるよりも「データを守る」判断を優先し、専門業者への相談を検討するのが現実的です。
- 青点滅が長時間続き、点灯に戻らない
- カチカチ音などの異音がある、過熱がある
- NAS Navigatorで認識されない、またはエラーが出続ける
- 停電・更新失敗など、ファーム破損が疑われる経緯がある
- 業務データや写真など、失うと困るデータが入っている
専門業者を選ぶ際は、物理障害対応の可否、初期診断無料、24時間365日対応、相談実績の多さなどを基準にすると、心理的負担を減らしつつ判断しやすくなります。
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まとめ
LinkStationの青ランプ点滅が終わらない場合、起動異常やHDD障害が発生している可能性があります。誤った操作はデータ消失につながるため、原因を切り分けながら慎重に対処することが重要です。データが重要な場合は、早い段階で専門業者への相談を検討することで、復旧できる可能性を高められます。

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