RAID1(ミラーリング)は「片方が壊れてももう一方が残る」安心感のある構成ですが、本体が故障したり、共有フォルダにアクセスできなくなった瞬間にデータ取り出しの問題が発生します。
突然NASやサーバーが起動しなくなり、業務データや写真、設計ファイルに触れなくなると、多くの方が強い不安を感じます。
本記事では、RAID1からWindowsでデータを取り出す必要が生じる原因と、安全に対応できる対処法を初心者の方にも分かるように整理しました。
自力でできる範囲と、無理をすると危険なラインを明確に解説します。
目次
RAID1からデータ取り出しが必要になる主な原因
RAID1は冗長性のある構成ですが、本体やコントローラの故障によって、ディスク自体は無事でもデータにアクセスできなくなるケースがあります。
RAID1構成のNASやサーバー本体の故障
LinkStationやLAN DISKなどのNAS、または業務用サーバーが故障し、電源が入らない・共有フォルダにアクセスできない状態です。
この場合、RAID1を構成しているHDD自体は正常でも、本体が動かないためデータに触れません。
RAID1は各ディスクに同じ内容が書き込まれているため、少なくとも1台が無事であれば単体読み出しが可能なケースがあります。
ただし、NASやLinux系のRAIDではファイルシステムがEXT4やXFSであることが多く、Windowsではそのまま読めません。
誤った初期化やフォーマットを行うと、論理的に復旧できたはずのデータが失われるリスクがあります。重要データの場合は慎重な判断が必要です。
RAIDコントローラのみの障害
RAIDカードやオンボードRAIDチップが故障し、ディスクは生きているのにRAIDが認識されないケースです。
Windowsサーバーや外付けRAIDケースで発生しやすいトラブルです。
RAID1の場合、ディスク構造が比較的単純なため、片方のHDDを単体ディスクとしてWindowsに接続することで認識される可能性があります。
しかし、RAIDメタデータの書き換えや誤操作により、正常だったディスクまで論理障害を起こす危険があるため、むやみに複数台を同時接続するのは避けるべきです。
RAID1で片方のHDDが故障した
RAID1で「片方のHDDがエラー」「ステータスがDegraded(縮退)」と表示される状態です。
急いでデータを取り出したい場合、正常側のディスクのみを使って救出する判断が求められます。
この段階でリビルドや初期化を繰り返すと、生きていたディスクに負荷がかかり、両ディスク障害へ発展する恐れがあります。
異音がする、エラーが多発する場合は、自力対応を中断し専門業者に相談することが重要です。
「とりあえず操作」は危険。自己判断がデータ消失を招くことも

機器に不具合が起きたとき、焦って自分で操作を試みた経験はありませんか?
一見すると単なるフリーズやエラーのようでも、内部では深刻な異常が進行している可能性があります。この状態で電源の再投入や設定変更を繰り返すと、システムが上書きされ、本来なら救えたはずのデータまでもが復旧困難になることがあります。
特に以下のような状況に当てはまる場合は、自己判断を避け、専門家による適切な診断を受けることが重要です。
- 絶対に失いたくない写真や書類が保存されている
- 大切な業務データが入っている
- 操作に自信がなく、何をすべきか迷っている
こうしたケースでは、早めの対応がデータを守る鍵になります。
そのため、まずは専門業者に相談し、正確な状態を見極めることが最善策といえます。
データ復旧業者を選ぶ際、「どこに相談すれば本当に安心できるのか」と悩む方は多いと思います。編集部では数多くのサービスを比較してきましたが、その中でも特に信頼性の高い選択肢としておすすめできるのが「デジタルデータリカバリー」です。
同社が選ばれている理由は、以下のような実績と体制にあります。
- 累計50万件以上の相談対応実績(2011年1月~)
- 15,000種類以上の障害事例への対応経験
- 一部復旧を含む復旧件数割合92.6%(2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合)
- 24時間365日対応のサポート体制
- 相談・初期診断は完全無料
こうした数字は、単なる実績ではなく、「確かな技術」と「信頼に応える姿勢」の裏付けでもあります。
実際に、個人の大切な写真や法人の業務データまで、幅広いトラブルに迅速かつ的確に対応しています。
「何をすべきかわからない」「とにかく急いで対応したい」
そんなときは、まずは無料診断からはじめてみてください。正確な状況把握が、最善の一歩につながります。
WindowsでRAID1からデータを取り出す対処法
RAID1の種類によって、Windowsでの取り出し方法は大きく異なります。以下では代表的なパターンごとに解説します。
Windowsハードウェア/ソフトウェアRAID1から取り出す
WindowsサーバーやオンボードRAIDで構成されたRAID1(NTFS)の場合、単体ディスクとして読み出せる可能性があります。
- RAIDを構成しているHDDのうち、正常そうなものを1台だけ取り外します。
- 別のWindows PCにSATA直結、またはUSB-SATA変換アダプタで接続します。
- 「ディスク管理」を開き、NTFSパーティションとして認識されているか確認します。
- ドライブレターを割り当て、別の外付けHDDなどへデータをコピーします。
- RAW表示や未認識の場合は、RAID1対応の復旧ソフトでスキャンします。
NAS・Linux(mdadm)RAID1をWindowsで読む
NASやLinuxサーバーのRAID1は、EXT4やXFSといったLinux系ファイルシステムが使われています。
Windows標準機能では直接読み取れないため、専用ソフトが必要です。
- NASやLinux本体の電源を切り、HDDを取り外します。
- Windows PCにUSB-SATAアダプタで接続します。
- 「ディスクを初期化しますか?」と表示された場合は必ずキャンセルします。
- R-StudioやUFS Explorerなど、RAID1とLinux FS対応の復旧ソフトでスキャンします。
- 見つかったデータを、必ず別のNTFSディスクへコピーします。
ただし、以下に当てはまる場合、Windowsでの単体取り出しは復旧難易度を一気に上げる可能性があります。
- RAID1だと思っていたが、実際はRAID0やRAID10の可能性がある
- 両方のHDDにエラーや異音が出ている
- すでにリビルドや初期化を何度も試している
おすすめデータ復旧サービス・製品
物理的な損傷やソフトウェアで復元が難しい場合、以下のデータ復旧業者をご検討ください。デジタルデータリカバリー
公式HPデジタルデータリカバリー デジタルデータリカバリーは、17年連続データ復旧国内売り上げNo.1(※1)のデータ復旧専門業者です。一部復旧を含む復旧件数割合92.6%(※2)と非常に高い技術力を有しています。依頼の8割を48時間以内に復旧と復旧のスピードも優れています。また、官公庁や大手企業を含む累積50万件以上の相談実績があります。この業者は、相談から初期診断まで無料で行っているため、データ復旧を検討している際は、自力で復旧作業に取り掛かる前に、まずは最大手であるデジタルデータリカバリーに相談すると良いでしょう。
| 対応製品 | ■記憶媒体全般 ハードディスク、外付けHDD、NAS/サーバー(RAID構成対応)、パソコン(ノートPC/デスクトップPC)、SSD、レコーダー、USBメモリ、SDカード、ビデオカメラ、スマホ(iPhone/Android)、ドライブレコーダー等 |
|---|---|
| 復旧期間 | 最短当日に復旧完了(本社へ持ち込む場合) 約80%が48時間以内に復旧完了 |
| 設備 | 復旧ラボの見学OK クリーンルームクラス100あり 交換用HDD7,000台以上 |
| 特長 | ✔データ復旧専門業者 17年連続データ復旧国内売上No.1(※1) ✔一部復旧を含む復旧件数割合92.6%(※2)の非常に高い技術力 ✔官公庁や大手企業を含む累積50万件以上の相談実績 ✔相談・初期診断無料(デジタルデータリカバリーへの配送料も無料) ✔365日年中無休で復旧対応 |
| 所在地 | 本社:東京都六本木 持込み拠点:横浜、名古屋、大阪、福岡 |
デジタルデータリカバリーのさらに詳しい説明は公式サイトへ
※1:第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(算出期間:2007年~2023年) ※2:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。
まとめ
RAID1(ミラーリング)は冗長性の高い構成ですが、本体やRAIDコントローラの故障によって、ディスク自体が無事でもデータにアクセスできなくなるケースは少なくありません。
WindowsサーバーやハードウェアRAID1(NTFS)の場合は、正常なHDDを1台だけ取り外してWindowsに接続することで、単体ディスクとして読み出せる可能性があります。一方、NASやLinux(mdadm)で構成されたRAID1では、EXT4やXFSなどのLinux系ファイルシステムが使われているため、Windows標準機能では直接読み取れず、対応した復旧ソフトが必要になります。
注意すべきなのは、初期化・フォーマット・リビルドの繰り返しです。これらの操作は、復旧できたはずのデータを上書きし、復旧難易度を一気に高める原因になります。特に、RAID構成が不明確な場合や、両ディスクにエラー・異音がある場合は、自力対応は非常に危険です。
業務データや代替の効かない重要データが含まれている場合は、障害発生時の状態を維持したまま電源を切り、RAIDやNASに強いデータ復旧業者へ早めに相談することが、結果的に最も安全で確実な選択となります。

![中小企業の情報瀬キィリティ相談窓口[30分無料]](/wp-content/uploads/2023/07/bnr_footer04.png)



