Windows 11で回復ドライブ用USBが認識されない原因と対処法|サイバーセキュリティ.com

Windows 11で回復ドライブ用USBが認識されない原因と対処法

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Windows 11で「回復ドライブ」を作成しようとUSBメモリを挿しても、「USBドライブが見つかりません」や「USBが認識されません」と表示され、作成に失敗するケースがあります。

この問題はUSBメモリの状態やフォーマット形式、PC側の設定・ドライバ・電源管理など、複数の要因が重なることで起こります。本記事では、回復ドライブ用USBが認識されないときの具体的な原因と有効な対処法をわかりやすく解説します。

Windows 11で回復ドライブ用USBが認識されない主な原因

USBメモリが回復ドライブ作成時に認識されないトラブルは、以下のような複数の原因が考えられます。

物理的な接触不良・USBハブ経由の電力不足

USBメモリがPCに正しく接続されていなかったり、USBハブなどを経由した接続で十分な電力供給が行えない場合、認識されないことがあります。

フォーマット形式がFAT32以外(NTFS/exFAT)

回復ドライブ作成に対応しているUSBのフォーマット形式はFAT32です。NTFSやexFATのままだと認識対象外となることがあります。

USBメモリの容量問題や初期不良

32GB以上が推奨とされていますが、64GBや128GBなどの大容量USBでは、一部のPCで正しく認識されないケースもあります。また、新品でも初期不良の可能性があります。

USBドライバやWindowsの設定不具合

USBコントローラのドライバが破損していたり、電源管理や高速スタートアップ設定によって、USBポートが一時的に無効化されていることもあります。

BIOS/UEFI設定のミス

BIOS設定でUSB起動が無効、またはUSBブートの優先順位が低いと、回復ドライブ作成や起動時にUSBが認識されません。

USBが暗号化・セキュリティ機能付き

Windows 11のISOファイルをダウンロードする際に通信が不安定だったり、USBメディアの作成中にエラーが発生すると、インストーラーのファイルが破損し、正常に起動しなくなることがあります。

特に注意が必要なのは以下のようなケースです。

  • 非公式サイトからISOファイルを入手した場合
  • 作成ツールの使用中に「応答なし」やフリーズが起きた場合
  • 作成後、USBメディアの内容を検証していない場合

このようなトラブルを避けるには、必ずMicrosoftの公式サイトからダウンロードし、安定したインターネット環境で再取得することが基本です。作成後には、別のPCでUSBメディアの内容を確認し、setup.exe が正常に存在しているかをチェックすることも重要です。

「とりあえず操作」は危険。自己判断がデータ消失を招くことも

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機器に不具合が起きたとき、焦って自分で操作を試みた経験はありませんか?

一見すると単なるフリーズやエラーのようでも、内部では深刻な異常が進行している可能性があります。この状態で電源の再投入や設定変更を繰り返すと、システムが上書きされ、本来なら救えたはずのデータまでもが復旧困難になることがあります。

特に以下のような状況に当てはまる場合は、自己判断を避け、専門家による適切な診断を受けることが重要です。

  • 絶対に失いたくない写真や書類が保存されている
  • 大切な業務データが入っている
  • 操作に自信がなく、何をすべきか迷っている

こうしたケースでは、早めの対応がデータを守る鍵になります。

そのため、まずは専門業者に相談し、正確な状態を見極めることが最善策といえます。

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Windows 11でUSBが回復ドライブとして認識されない場合の対処法

上記の原因を踏まえ、以下の手順を段階的に試すことで、USBが認識されない問題を解消できる可能性があります。

USBメモリを別ポート・直挿しで接続

USBハブや延長ケーブルを使用すると電力供給不足でUSBが正しく認識されない場合があります。PC本体のUSBポートへ直接挿すことが基本です。

  • 複数ポート(前面・背面)で試す
  • 可能であればUSB 3.0ポートを避け、USB 2.0で試す

USBをFAT32形式に再フォーマット

NTFSやexFAT形式では回復ドライブ作成に失敗する可能性があるため、FAT32で再フォーマットしましょう。

フォーマット手順
  1. エクスプローラーでUSBを右クリック→「フォーマット」
  2. ファイルシステムを「FAT32」に選択
  3. 「クイックフォーマット」にチェックを入れて開始

容量の適切なUSBを使用

32GB前後のUSBメモリが最も安定して使用できます。64GBや128GBでは一部認識しないこともあるため注意。

  • 32GBのUSBに交換して試す
  • 他のPCでUSBが使えるか確認
  • 新品でも認識しない場合は初期不良の可能性あり

USBドライバの更新・再インストール

USBポートやドライバの異常を修正するには、デバイスマネージャーでリフレッシュが有効です。

操作手順
  1. スタートメニューを右クリック→「デバイスマネージャー」
  2. 「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」内の「USBルートハブ」を右クリック
  3. 「デバイスのアンインストール」→PCを再起動

高速スタートアップを無効にする

高速スタートアップ機能が有効だと、一部のUSBポートが正しく動作しないことがあります。

無効化手順
  1. 「コントロールパネル」→「電源オプション」→「電源ボタンの動作の選択」
  2. 「現在利用できない設定を変更する」をクリック
  3. 「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外す
  4. 変更を保存して再起動

BIOS/UEFI設定を見直す

USB起動が無効になっていたり、起動順位が適切でないと、回復ドライブの起動ができません。

  • PC起動直後に「F2」「Del」キーなどでBIOSに入る
  • 「USB Boot」を有効に
  • 「Secure Boot」を一時的に無効化
  • USBを起動順位の最上位に設定

暗号化USBは通常のUSBに交換

企業用USBやパスワード付きUSBなどはWindows標準機能で使用できません。

  • 暗号化・セキュリティ機能が無効なUSBに交換
  • 管理ソフト付きUSBは別PCで解除してから使用

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まとめ

Windows 11で回復ドライブ用USBが認識されない場合は、USBメモリのフォーマット形式・容量・接続方法・PCの設定など、複数の要素を1つずつ見直すことが重要です。

何度も同じメディアや手順で試すのではなく、ポートやUSBを変える・フォーマットする・BIOSを確認するなど、段階的な対処を行いましょう。

USBに重要なデータが入っている場合は、フォーマットや誤操作の前に必ずバックアップを確保し、必要に応じて専門業者の力を借りるのも安全です。

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