「Warning: The CMOS Checksum is Invalid」エラーの原因と対処法|サイバーセキュリティ.com

「Warning: The CMOS Checksum is Invalid」エラーの原因と対処法

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PC起動時に表示される「Warning: The CMOS CHECK Sum is invalid」というエラーは、BIOS(またはUEFI)に保存されている設定情報の整合性チェックが失敗したことを示しています。 通常、BIOSはCMOSと呼ばれる領域に設定を保存しており、電源がオフの状態でもCMOSバッテリー(ボタン電池)によってその内容を保持しています。

このエラーが発生すると、以下のような問題が実際に起こる可能性があります:

  • パソコンの日時や時刻がリセットされる(毎回1970年・2000年などになる)
  • ブート順が初期化され、OSが入っていないドライブから起動しようとしてエラーが出る
  • BitLockerが突然起動し、回復キーの入力が求められる(ドライブが別物と認識されるため)
  • ファンの回転制御や省電力設定が無効化され、動作音が大きくなる・発熱が増える
  • 一部のノートPCではWi-Fiが毎回OFFになったり、タッチパッドの感度が初期状態に戻る

つまり、「CMOS CHECKSUM ERROR」は単なる警告ではなく、実用上のトラブルやストレスの原因になることが多いため、早めの対処が重要です。

この記事では、このエラーの主な原因と、初心者の方でも安全に行える対処法を丁寧に解説します。

「CMOS CHECKSUM is Invalid」エラーの主な原因

このエラーは、BIOSが保存していた設定内容と、起動時に確認されるチェックサム(整合性判定のための数値)が一致しないときに表示されます。以下のような要因で整合性が崩れることがあります。

CMOSバッテリーの劣化・消耗

パソコンのマザーボードにはCR2032などのコイン型電池(CMOSバッテリー)が搭載されており、BIOS設定を保存する電源源として機能しています。 この電池は通常5〜10年で自然に消耗し、劣化すると設定情報が保持できなくなり、毎回初期状態から起動しようとするため、チェックサムエラーが発生します。

BIOS設定の破損

停電や強制シャットダウン、静電気による影響で、BIOSの設定ファイルが壊れることがあります。 この場合、バッテリーが正常でも、保存されていた設定情報が壊れているため読み込みエラーが発生し、チェックサムが一致しなくなります。

BIOSアップデートの失敗

BIOSのアップデート中に電源が切れたり、誤ったバージョンのBIOSファイルを適用すると、設定データの整合性が崩れることがあります。 その結果、CMOSエリアとのチェックサム不一致が発生してエラーになります。

電源障害や過電流・落雷など

突発的な電源異常や雷による過電流は、CMOS情報を一時的に壊す原因になります。 また、安価な電源ユニットや長年使用された電源では電圧の不安定によりBIOSに誤動作が発生することがあります。

マザーボードの物理的な故障

CMOSを制御するICチップやその周辺回路に物理的なダメージ(焼損・腐食・基板断線など)があると、設定情報の保存や読み込みが正しく行えなくなります。
このような場合、単なるバッテリー交換やCMOSリセットでは改善せず、マザーボードの修理や部品の交換が必要になることがあります。

しかし、見た目では損傷が確認できないケースも多く、自己判断での分解や修理を試みるのは非常に危険です。

誤った対処により、状態が悪化したり、他の部品に影響を与える可能性もあるため、専門業者による精密な診断と対応を受けることが安全かつ確実です。

「とりあえず操作」は危険。自己判断がデータ消失を招くことも

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機器に不具合が起きたとき、焦って自分で操作を試みた経験はありませんか?

一見すると単なるフリーズやエラーのようでも、内部では深刻な異常が進行している可能性があります。この状態で電源の再投入や設定変更を繰り返すと、システムが上書きされ、本来なら救えたはずのデータまでもが復旧困難になることがあります。

特に以下のような状況に当てはまる場合は、自己判断を避け、専門家による適切な診断を受けることが重要です。

  • 絶対に失いたくない写真や書類が保存されている
  • 大切な業務データが入っている
  • 操作に自信がなく、何をすべきか迷っている

こうしたケースでは、早めの対応がデータを守る鍵になります。

そのため、まずは専門業者に相談し、正確な状態を見極めることが最善策といえます。

データ復旧業者を選ぶ際、「どこに相談すれば本当に安心できるのか」と悩む方は多いと思います。編集部では数多くのサービスを比較してきましたが、その中でも特に信頼性の高い選択肢としておすすめできるのが「デジタルデータリカバリー」です。

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「CMOS CHECKSUM」エラーの対処法

以下の方法を順に試すことで、ほとんどのケースでエラーを解消できます。

CMOSバッテリーの交換(最重要)

エラーの大半は、このバッテリー交換で解決します。

交換手順
  1. PCの電源を切り、コンセントを抜く
  2. PCケース(またはノートPCの裏蓋)を開ける
  3. マザーボード上のボタン電池(通常CR2032)を確認
  4. 静電気対策を行い、電池を取り外し、新品に交換
  5. PCを起動してBIOSに入り、時刻や起動順序を再設定

BIOS設定の初期化・リセット

BIOS画面で「Load Setup Defaults」や「Optimized Defaults」などの項目を選び、設定を初期化しましょう。 設定を保存して再起動すれば、チェックサムエラーが消える場合があります。

BIOSアップデートのやり直し

失敗したBIOSアップデートが原因の場合、公式手順で復元または再アップデートを行います。 BitLockerを使用している場合、回復キーの入力が必要になる点に注意してください。

完全放電による電源リセット

電源が蓄電された状態で誤動作している場合、電源コードを外した状態で電源ボタンを10〜15回押すことで、蓄電リセットができます。

BIOS画面でエラー解除して再起動

エラー表示後、「F1」や「DEL」でBIOSに入り、そのまま「Exit」→「Save Changes and Exit」で抜けると、一時的にエラーを解除して起動できることもあります。

それでも再発する場合は修理相談

CMOSバッテリー交換やBIOS設定初期化をしても毎回エラーが表示される場合は、マザーボードの不具合や物理障害が考えられます。 早めにデータをバックアップし、メーカー修理または専門業者へ相談してください。

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まとめ

「Warning: The CMOS Checksum is Invalid」エラーは、CMOSバッテリーの消耗が最も一般的な原因ですが、BIOS設定破損・電源障害・ハード不良など多様な要因が影響します。

まずはバッテリー交換・BIOS設定初期化・電源放電など基本的な対処を行い、 それでも解消しない場合は修理・復旧の専門サポートを活用することで、安全にトラブルを解決できます。

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