
Windowsで動画や音楽ファイルを再生しようとした際、「このファイルは再生できません」と表示され、エラーコード 0xc00d36c4が出るケースがあります。 これは主に、再生できない形式や破損ファイル、またはコーデックやドライバの問題によって引き起こされます。
この記事では、「0xc00d36c4」エラーの発生原因を整理し、状況ごとの対処法を詳しく紹介します。再生できないファイルを復元・再生するための実践的な手順を網羅しました。
目次
0xc00d36c4エラーが発生する主な原因
このエラーは「ファイル形式」「保存方法」「再生環境」のいずれかに問題があることが多いです。以下が主な原因です。
非対応のファイル形式
Windows標準の「映画 & テレビ」アプリや「Windows Media Player」は、すべての動画形式に対応しているわけではありません。
特にMKV、FLAC、DivX、Xvid、OGGなどの形式は、初期状態では再生できないことがあります。
これらを再生するには、別のプレイヤー(例:VLC media playerなど)を使用するか、追加のコーデックをインストールする必要があります。
拡張子の誤り・形式不整合
ファイル拡張子が正しくても、内部形式が異なる(例:.mp4に見えて実は.avi)といった場合、再生できないことがあります。
コーデックの不足・破損
動画や音声の再生には、それぞれの形式に合った「コーデック(デコード用ソフトウェア)」が必要です。 これがシステムにインストールされていない、または破損しているとエラーが発生します。
ドライバの不具合・古さ
ビデオカードやディスプレイドライバが古いと、動画再生機能が正常に動作しないケースがあります。
保存先デバイスの影響(USB・SD等)
USBメモリや外付けHDD、SDカードから直接再生している場合、転送速度の低下や一時的な接続不良により再生が失敗することがあります。
ファイル自体の破損
動画ファイルがダウンロード中に中断されたり、不安定な保存先で保存された場合、ファイルそのものが破損していることがあります。
破損した動画は、一部は再生できても途中で止まる、あるいはまったく再生できないといった症状が出るため、別のデバイスで試す・再ダウンロードするといった確認が必要です。
「とりあえず操作」は危険。自己判断がデータ消失を招くことも
機器に不具合が起きたとき、焦って自分で操作を試みた経験はありませんか?
一見すると単なるフリーズやエラーのようでも、内部では深刻な異常が進行している可能性があります。この状態で電源の再投入や設定変更を繰り返すと、システムが上書きされ、本来なら救えたはずのデータまでもが復旧困難になることがあります。
特に以下のような状況に当てはまる場合は、自己判断を避け、専門家による適切な診断を受けることが重要です。
- 絶対に失いたくない写真や書類が保存されている
- 大切な業務データが入っている
- 操作に自信がなく、何をすべきか迷っている
こうしたケースでは、早めの対応がデータを守る鍵になります。
そのため、まずは専門業者に相談し、正確な状態を見極めることが最善策といえます。
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0xc00d36c4エラーを解消する対処法
以下の対処法を順に試すことで、再生できないファイルを復元または再生できる可能性があります。
再生対応プレイヤーで再生を試す
「VLC Media Player」や「PotPlayer」などのフリーソフトは、多くの形式やコーデックに標準対応しています。
- VLC Media Player公式サイトから最新版をダウンロード。
- インストール後、問題の動画ファイルをドラッグ&ドロップして再生。
- 正常に再生できるか確認。
ファイルの拡張子・保存形式を確認
見かけの拡張子と内部形式が一致しない場合、再生エラーになります。
- エクスプローラーでファイルを右クリック →「プロパティ」。
- 拡張子(.mp4, .avi, .mkv など)と「種類」が一致しているか確認。
- 拡張子を変更して保存し直す場合は、バックアップを取ってから実施。
コーデックパックをインストール
K-Lite Codec Packなどのコーデックセットを導入することで、標準プレイヤーでも再生が可能になります。
- K-Lite Codec Pack公式ページから「Standard」以上をダウンロード。
- インストーラーを実行し、既存プレイヤー(例:WMP)への統合を有効化。
- インストール後にPCを再起動し、再生を試行。
ファイルをPC本体に移動して再生
外部デバイスからではなく、PC内(例:Cドライブの「ビデオ」フォルダなど)へコピーしてから再生を試みます。
グラフィックドライバを最新に更新
古いドライバは動画の再生互換性に影響を与えることがあります。
- 「デバイスマネージャー」を開く。
- 「ディスプレイアダプター」→ 使用中のGPUを右クリック →「ドライバーの更新」。
- 「自動検索」を選択し、更新がある場合は適用。
動画修復ソフトで破損ファイルを修復
ファイルが破損している場合は、動画修復ソフトを使用して修復を試みましょう。
- Recoverit Video Repair
- 4DDiG File Repair
- FVC Free Video Repair
いずれも公式サイトから無料体験版が利用可能です。
ファイル形式を変換する
再生ソフトが対応しやすい形式(例:.mp4, .aacなど)に変換してみるのも有効です。
- HandBrake(無料)
- Any Video Converter
- Free Video Converter
形式を「MP4 + H.264」などに変換すると、多くのプレイヤーで再生可能になります。
おすすめデータ復旧サービス・製品
物理的な損傷やソフトウェアで復元が難しい場合、以下のデータ復旧業者をご検討ください。
デジタルデータリカバリー

対応製品 | ■記憶媒体全般 ハードディスク、外付けHDD、NAS/サーバー(RAID構成対応)、パソコン(ノートPC/デスクトップPC)、SSD、レコーダー、USBメモリ、SDカード、ビデオカメラ、スマホ(iPhone/Android)、ドライブレコーダー等 |
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まとめ
0xc00d36c4エラーは、非対応形式、破損ファイル、コーデック不足、ドライバ不具合など、複数の要因で動画や音声ファイルが再生できない状態です。
VLCなどの対応プレイヤー使用や、コーデックの導入、ファイル形式変換、動画修復ツールの活用など、手順を順に試すことで再生可能になる場合も多くあります。
それでも解決しない場合は、復旧専門業者に相談して大切な動画・音楽データを安全に回収することをおすすめします。