
Windows Updateの途中で「0x800f020b」という見慣れないエラーが出て、アップデートが止まってしまった──そんな経験はありませんか?
- Windows Update中に「0x800f020b」エラーが繰り返し表示される
- プリンターやUSB機器を接続しているときだけエラーが出る
- 何度再起動してもアップデートが完了しない
この「0x800f020b」エラーは、接続されているプリンターやUSB機器のドライバーが正しく認識・更新できないときに発生するもので、放置しておくとセキュリティ更新が適用されず、PCの安全性に影響を及ぼす恐れがあります。
本記事では、初心者でも安心して対応できるよう、「0x800f020b」エラーの発生原因とその対処法を順を追って丁寧に解説していきます。
0x800f020bエラーの主な原因
このエラーの多くは、外部デバイスやそのドライバーの問題によるもので、Windows Updateの失敗につながります。以下に代表的な原因を紹介します。
外部デバイスの接続不良や切断状態
プリンターやUSBデバイスなどがPCに接続されていない状態で該当するドライバー更新が行われると、エラーになることがあります。特に一度取り外したデバイスのドライバーが残っている場合、更新に失敗しやすくなります。
リスク:この状態が続くと、他の更新プログラムもブロックされることがあり、システム全体の安定性に影響します。
ドライバーの破損や互換性エラー
古いバージョンのドライバーや互換性のないドライバーがインストールされていると、更新時に整合性が取れずにエラーになります。特にメーカー提供の独自ドライバーが影響しているケースもあります。
リスク:不適切なドライバー更新は、デバイスの機能停止やシステムフリーズの原因にもなります。
システムファイルやUpdateキャッシュの不具合
Windows Updateで使用するキャッシュや、更新処理に必要なシステムファイルが破損している場合、正常に処理が行えず、0x800f020bエラーが発生します。
リスク:キャッシュの破損が深刻な場合、繰り返し同じエラーが発生し、更新が永遠に完了しなくなる可能性があります。
グループポリシーやレジストリの不整合
企業用PCやカスタム設定されたマシンでは、Windows Updateに関連するポリシーやレジストリが干渉し、特定のデバイス更新がブロックされることがあります。
リスク:誤ってレジストリを変更すると他の機能に悪影響を及ぼすため、操作には注意が必要です。
Cドライブ容量不足や電源障害
Windows Updateを正常に実行するためには、十分な空き容量が必要です。加えて、更新中に電源が切れることのないよう、安定した電源環境を確保することも重要です。突然の電源断や強制シャットダウンが発生すると、更新プログラムの適用が途中で止まり、システムの不具合を引き起こす恐れがあります。
不完全なインストールが原因で、Windowsが正常に起動しなくなるケースも報告されており、注意が必要です。更新の途中でPCが停止した場合、自己流での復旧を試みるとさらに状況を悪化させるリスクがあります。
こうしたトラブルを未然に防ぐためにも、アップデート前の準備やトラブル発生時の適切な対応が求められます。
「とりあえず操作」は危険。自己判断がデータ消失を招くことも
機器に不具合が起きたとき、焦って自分で操作を試みた経験はありませんか?
一見すると単なるフリーズやエラーのようでも、内部では深刻な異常が進行している可能性があります。この状態で電源の再投入や設定変更を繰り返すと、システムが上書きされ、本来なら救えたはずのデータまでもが復旧困難になることがあります。
特に以下のような状況に当てはまる場合は、自己判断を避け、専門家による適切な診断を受けることが重要です。
- 絶対に失いたくない写真や書類が保存されている
- 大切な業務データが入っている
- 操作に自信がなく、何をすべきか迷っている
こうしたケースでは、早めの対応がデータを守る鍵になります。
そのため、まずは専門業者に相談し、正確な状態を見極めることが最善策といえます。
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0x800f020bエラーの具体的な対処法
以下の手順を順番に実行することで、ほとんどの0x800f020bエラーを解消できます。
外部デバイスを接続した状態で再試行
まずは更新対象となっているデバイス(プリンター、USB機器など)をPCに接続した状態でWindows Updateを再実行してみましょう。
- 以前取り外していたプリンターやUSB機器をPCに接続します。
- PCを再起動します。
- 「設定」→「Windows Update」で再度更新プログラムをチェック。
- 同じエラーが出るか確認します。
Windows Updateのトラブルシューティングを実行
Windows標準のトラブルシューティングツールで自動修復を試みます。
- 「設定」→「システム」→「トラブルシューティング」→「その他のトラブルシューティングツール」へ移動。
- 「Windows Update」の「実行」ボタンを押して診断を開始。
- 指示に従って自動的に修復を実行。
Updateキャッシュのクリア
更新に使用される一時ファイルが破損している可能性があるため、これらをリセットします。
- スタートメニューから「cmd」を検索、右クリックで「管理者として実行」。
- 以下のコマンドを順に入力しEnter:
net stop wuauserv
net stop cryptSvc
net stop bits
net stop msiserver
ren C:\Windows\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
ren C:\Windows\System32\catroot2 Catroot2.old
net start wuauserv
net start cryptSvc
net start bits
net start msiserver
- その後、PCを再起動。
該当ドライバーを削除・再インストール
不具合のあるドライバーを一度削除し、Windowsまたはベンダー提供の最新版をインストールし直します。
- 「デバイスマネージャー」を開き、エラーの出ているデバイスを探します。
- 該当デバイスを右クリック→「デバイスのアンインストール」を選択。
- チェックがあれば「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除」にもチェックを入れます。
- アンインストール後にPCを再起動。
- 自動的にドライバーが再インストールされるか、必要に応じてベンダーのサイトから最新ドライバーをインストールします。
更新の一時的な非表示(Microsoft公式ツール)
どうしても失敗するドライバーがある場合、Microsoftの「Show or Hide Updates」ツールで非表示にして回避する方法もあります。
- 以下のURLから「Show or Hide Updates」ツールをダウンロード:
https://support.microsoft.com/en-us/help/3073930 - ツールを起動し、「Hide updates」を選択。
- 失敗しているドライバーを選択し、更新対象から除外。
- これで以降はエラーが発生しなくなります。
ストレージや電源状態の確認
Cドライブの空き容量が少ない、または不適切な電源オフ履歴があると更新失敗の原因となります。
- 「エクスプローラー」→「PC」からCドライブの空き容量を確認。最低でも10GB以上確保が望ましい。
- 不要な一時ファイルや大容量ファイルを削除して空き容量を確保。
- 「シャットダウン」ではなく「再起動」でシステムを正常に初期化。
こうした不具合が見られた場合は、自力での修復を試みる前に、専門業者への相談を検討することが重要です。異常を感じた時点で迅速に対応することで、さらなるトラブルを未然に防ぐことができます。
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物理的な損傷やソフトウェアで復元が難しい場合、以下のデータ復旧業者をご検討ください。
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対応製品 | ■記憶媒体全般 ハードディスク、外付けHDD、NAS/サーバー(RAID構成対応)、パソコン(ノートPC/デスクトップPC)、SSD、レコーダー、USBメモリ、SDカード、ビデオカメラ、スマホ(iPhone/Android)、ドライブレコーダー等 |
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まとめ
0x800f020bエラーは、Windows Update中のドライバー関連でよく発生するトラブルです。外部デバイスの接続確認や、トラブルシューティング、ドライバーの更新・非表示処理、キャッシュのクリアなどを段階的に実施することで、多くのケースで解決可能です。万一、アップデート後にデータ消失や起動不能が発生した場合は、速やかに専門業者へ相談しましょう。