
パソコンを起動したとき、「logonui.exe アプリケーション エラー」や「logonui.exe – システムエラー」という表示が出て、ログイン画面が表示されない、何度も再起動を繰り返す…そんな症状で困っていませんか?
- 電源を入れてもサインイン画面が出ない
- エラーが出たまま止まってしまう
- 再起動しても同じエラーが繰り返される
このトラブルの原因は、Windowsのログイン画面を表示するための「logonui.exe」ファイルが壊れているか、他のソフトや設定がじゃましているケースがほとんどです。
放置すると、パソコンにまったくアクセスできなくなり、大切なデータも取り出せなくなる恐れがあります。
本記事では、logonui.exeエラーが起こる原因と、自分で試せる対処法を、パソコン初心者の方でもわかるようにやさしく解説しています。
目次
logonui.exeエラーの主な原因
logonui.exeは、Windowsのログイン画面(ユーザー名・パスワード入力画面)を表示するためのシステムコンポーネントです。このプロセスが破損・干渉・感染・互換性不良などの理由で正常に動作しないと、ログイン処理そのものが停止し、エラーや再起動ループが発生します。
セキュリティソフトやログインカスタマイズソフトの干渉
ウイルス対策ソフトやログイン画面の外観を変更するアプリ(背景変更・顔認証など)は、logonui.exeと連携して動作することがあり、バージョンの不一致や不具合によってエラーを引き起こすことがあります。
- 特にWindows起動時に自動実行されるセキュリティソフト(ESET, Avastなど)で、リアルタイム保護がlogonui.exeを誤検知してブロックしてしまう事例が存在します。
- 顔認証ソフトや背景カスタマイズ系のUI変更アプリが、Windows標準ログインプロセスに割り込むことで、表示不良やブラックスクリーンの原因になることもあります。
logonui.exeやシステムファイルの破損
logonui.exe自体、またはそれに依存するシステムファイル(dllなど)が破損している場合、ログイン画面が表示されずエラーとなります。
- Windows Updateの適用ミス(更新中の強制シャットダウン等)によって、logonui.exeが正しく上書きされないことがあります。
- ディスクエラーやファイルシステム破損により、logonui.exeへのアクセス自体ができなくなるケースも。
指紋認証ソフト(Softex OmniPass)の不具合
富士通製PCに多く搭載されている指紋認証ソフト「Softex OmniPass」は、logonui.exeと密接に連携しています。そのため、不具合が発生するとログオン画面の動作に直接影響を与えます。
- ソフトのアップデート失敗や古いバージョンの使用が原因で、logonui.exeと競合する場合があります。
- ドライバーとアプリの整合性が取れていないと、再起動後にログイン不能(無限ループ)になる事例も報告されています。
ウイルス感染・偽装されたlogonui.exe
logonui.exeに見せかけたマルウェアがSystem32内に配置されると、Windowsがそれを起動しようとしてクラッシュ・エラーを引き起こします。
- 本来のlogonui.exeは C:\Windows\System32 に存在します。それ以外の場所にあるlogonui.exeは偽装ファイルの可能性があります。
- ウイルスがlogonui.exeを置き換え・破壊することで、Windowsのログインプロセスが破綻することがあります。
グラフィックドライバー等のドライバー不具合
logonui.exeはログイン画面の描画を行うため、GPU(グラフィック処理ユニット)との連携が不可欠です。特に以下の条件下ではエラーが起こりやすくなります。
- Intel/NVIDIAなどのグラフィックドライバーのアップデート直後
- 古いまたは互換性のないドライバーの使用(Windows 10→11へのアップグレードなど)
- 仮想ディスプレイ・外部モニターとの表示切替がうまく行かないとき
ログイン画面が真っ暗のまま動作停止する場合、GPUドライバーが起因している可能性が高いと考えられます。
ただし、自力で復旧を試みると、誤った操作によりデータが破損したり、OSの起動不良が悪化するリスクがあります。特に重要なデータが保存されているPCでは、専門的な診断と復旧が安全な解決策となります。
「とりあえず操作」は危険。自己判断がデータ消失を招くことも
機器に不具合が起きたとき、焦って自分で操作を試みた経験はありませんか?
一見すると単なるフリーズやエラーのようでも、内部では深刻な異常が進行している可能性があります。この状態で電源の再投入や設定変更を繰り返すと、システムが上書きされ、本来なら救えたはずのデータまでもが復旧困難になることがあります。
特に以下のような状況に当てはまる場合は、自己判断を避け、専門家による適切な診断を受けることが重要です。
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- 大切な業務データが入っている
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こうしたケースでは、早めの対応がデータを守る鍵になります。
そのため、まずは専門業者に相談し、正確な状態を見極めることが最善策といえます。
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logonui.exeエラーの具体的な対処法
以下の手順を順に試していくことで、多くのケースでエラーを解消できます。最初はセーフモードで起動し、問題の切り分けを行いましょう。
セーフモードで起動し不要プログラムを無効化
まずはセーフモードで起動し、スタートアッププログラムの干渉を除外します。
- PCの電源を入れたら、Windowsロゴが出る前に[F8]キーを連打(またはShift + 再起動 →「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」→「セーフモード」選択)。
- 起動後、Ctrl + Shift + Escで「タスクマネージャー」を開く。
- 「スタートアップ」タブから、不要なアプリを右クリック→「無効化」。
ウイルス対策ソフトの一時停止・削除
誤検知によってlogonui.exeの動作が妨げられている可能性があるため、一時的に無効化または削除します。
- セーフモード中に「設定」→「アプリと機能」へ。
- 該当のウイルス対策ソフトを選択し「アンインストール」。
- 再起動し、通常モードでログインができるか確認。
システムファイルの修復(SFC)
Windowsのコアファイルが破損している可能性があるため、コマンドで自動修復します。
- セーフモードで起動後、「cmd」と入力し、右クリックで「管理者として実行」。
- 次のコマンドを入力:
sfc /scannow
- 完了後、PCを再起動。
logonui.exeの復元(再コピー)
logonui.exeが破損・削除されている場合は、別の正常なWindows PCからコピーして上書きします。
- 別PCのC:\Windows\System32\logonui.exe をUSBにコピー。
- 復旧したいPCにWindows PE(またはインストールメディア)で起動。
- コマンドまたはエクスプローラーで C:\Windows\System32 にアクセス。
- logonui.exe を上書き保存。
- PCを再起動して通常モードで確認。
Softex OmniPassの停止・再インストール
富士通PCの場合、指紋認証アプリ「Softex OmniPass」がlogonui.exeに干渉する場合があります。
- セーフモードで起動。
- 「タスクマネージャー」→「サービス」タブ→Softex関連サービスを右クリック→「停止」。
- 「設定」→「アプリ」から「Softex OmniPass」をアンインストール。
- または、メーカー公式サイトから最新バージョンを再インストール。
ウイルススキャンの実行
logonui.exeがマルウェアに置き換えられている可能性があるため、フルスキャンで確認します。
- セーフモードで起動。
- 「Windows セキュリティ」→「ウイルスと脅威の防止」を開く。
- 「スキャンのオプション」→「フルスキャン」を選択し実行。
グラフィックドライバーの更新・再インストール
ログイン画面が描画できない場合、GPUドライバーが原因である可能性もあります。
- セーフモードで「デバイスマネージャー」を開く。
- 「ディスプレイアダプター」からGPUを右クリック→「デバイスのアンインストール」。
- 再起動し、Windowsが自動的に標準ドライバーを再インストール。
- その後、メーカー公式から最新ドライバーを入れ直す。
おすすめデータ復旧サービス・製品
物理的な損傷やソフトウェアで復元が難しい場合、以下のデータ復旧業者をご検討ください。
デジタルデータリカバリー

対応製品 | ■記憶媒体全般 ハードディスク、外付けHDD、NAS/サーバー(RAID構成対応)、パソコン(ノートPC/デスクトップPC)、SSD、レコーダー、USBメモリ、SDカード、ビデオカメラ、スマホ(iPhone/Android)、ドライブレコーダー等 |
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設備 | 復旧ラボの見学OK クリーンルームクラス100あり 交換用HDD7,000台以上 |
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まとめ
logonui.exeエラーは、Windowsのログイン画面が正しく表示できなくなる重大なエラーであり、次のような原因で発生します:
- セキュリティソフトやログイン関連ツールの干渉
- logonui.exeやシステムファイルの破損
- 富士通PCに多い指紋認証ソフトの不具合
- ウイルス感染・ファイル偽装
- GPUドライバーの不具合
セーフモードでの起動を起点に、プログラムの無効化・アンチウイルスの削除・ファイル修復・ドライバー更新などを順に試してください。
自力復旧が難しい場合や、ログインできずデータが取り出せない状況では、専門のデータ復旧業者に早めの相談をおすすめします。