NASデータ復旧に使えるフリーソフト4選と使い方|初心者でも安心の手順を解説|サイバーセキュリティ.com

NASデータ復旧に使えるフリーソフト4選と使い方|初心者でも安心の手順を解説

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NASに保存していた写真や業務データが突然開けなくなった…。そんな緊急事態でも、まずはフリーソフトを使ったデータ復旧を試すことで、取り戻せる可能性があります。

  • NASにアクセスできない、共有フォルダが表示されない
  • RAID構成のHDDが認識されない
  • 誤って重要なファイルを削除してしまった

こうした症状が出たとき、すぐに手を打てるのが無料で使えるデータ復旧ソフトです。特にNASに搭載されるRAID構成のHDDにも対応したソフトを選ぶことで、初心者でも復旧に成功する可能性を高められます。

本記事では、実際に使用できる代表的な無料ツールの紹介と、安全に復旧を進めるための使い方の流れ、そして注意すべきポイントを分かりやすく解説しています。

NASデータ復旧に対応したフリーソフト一覧

以下の無料ソフトは、NASのHDDからデータを復旧する際によく使われている代表的なツールです。それぞれ特徴があるため、自分の用途やスキルに合わせて選ぶことが重要です。

TestDisk / PhotoRec

TestDiskはパーティションの修復、PhotoRecは消えたファイルの復元を目的としたオープンソースのツールです。どちらもRAID構成HDDにも対応可能で、非常に高機能です。

特徴
  • 完全無料で商用利用も可能
  • コマンドライン操作が基本だが、慣れると非常に強力
  • 多くのファイルシステム(ext4, NTFS, FAT32など)に対応

EaseUS Data Recovery Wizard Free

EaseUSは日本語対応しており、操作が非常に分かりやすい復元ソフトです。フリー版では最大2GBまでのデータを無料で復元できます。

特徴
  • 初心者でも扱いやすいGUI(グラフィカルな画面)
  • 簡単な操作でスキャン&プレビューが可能
  • 2GBまで無料、それ以上は有料プラン

復旧天使(無料体験版)

復旧天使は、日本国内の業者が提供する復元ソフトで、QNAPやSynologyなど主要なNASメーカーのHDDにも対応しています。無料体験版でも復元可能かどうかのプレビュー確認ができます。

特徴
  • RAID構成解析に強い
  • 復旧前にファイルのプレビューが可能
  • 復元の実行には製品版購入が必要

「とりあえず操作」は危険。自己判断がデータ消失を招くことも

0x00000050エラーの原因と対処法を徹底解説

機器に不具合が起きたとき、焦って自分で操作を試みた経験はありませんか?

一見すると単なるフリーズやエラーのようでも、内部では深刻な異常が進行している可能性があります。この状態で電源の再投入や設定変更を繰り返すと、システムが上書きされ、本来なら救えたはずのデータまでもが復旧困難になることがあります。

特に以下のような状況に当てはまる場合は、自己判断を避け、専門家による適切な診断を受けることが重要です。

  • 絶対に失いたくない写真や書類が保存されている
  • 大切な業務データが入っている
  • 操作に自信がなく、何をすべきか迷っている

こうしたケースでは、早めの対応がデータを守る鍵になります。

そのため、まずは専門業者に相談し、正確な状態を見極めることが最善策といえます。

データ復旧業者を選ぶ際、「どこに相談すれば本当に安心できるのか」と悩む方は多いと思います。編集部では数多くのサービスを比較してきましたが、その中でも特に信頼性の高い選択肢としておすすめできるのが「デジタルデータリカバリー」です。

同社が選ばれている理由は、以下のような実績と体制にあります。

  • 累計46万件以上の相談対応実績(2011年1月~)
  • 15,000種類以上の障害事例への対応経験
  • 復旧件数割合91.5%(内、完全復旧57.8%。2023年10月実績)
  • 24時間365日対応のサポート体制
  • 初期診断・見積りは完全無料

こうした数字は、単なる実績ではなく、「確かな技術」と「信頼に応える姿勢」の裏付けでもあります。
実際に、個人の大切な写真や法人の業務データまで、幅広いトラブルに迅速かつ的確に対応しています。

「何をすべきかわからない」「とにかく急いで対応したい」

そんなときは、まずは無料診断からはじめてみてください。正確な状況把握が、最善の一歩につながります。

NAS復旧フリーソフトの使い方(共通手順)

上記のフリーソフトは種類が違っても、NAS復旧における基本的な流れは共通しています。
正しい手順で進めることで、復元成功率を高めることができます。

NAS復旧ソフトの使用手順
  1. NASからHDDを取り外し、USB変換アダプタやSATA接続でPCに接続する
  2. 各ソフトの公式サイトからインストールを行う
  3. 対象のHDDを選択し、スキャンまたは解析を実行する
  4. 見つかったファイルやパーティションを確認し、復元したいデータを保存する

このように手順自体はシンプルですが、NASの内部構造は複雑であり、RAID構成やファイルシステムの違いによって、誤った操作がさらなるデータ損失を招く恐れがあります。

特に、複数台のHDDを使ったRAID構成のNASでは、正しい順序や構成で読み込まなければ、復元自体が不可能になることもあります。

復旧ソフトでスキャンをかける前に、NASの状態やHDDの配置、障害の種類を正確に把握することが極めて重要です。しかし、それをユーザー自身が判断するのは難しく、結果的に状況を悪化させてしまうケースも多く見られます

だからこそ、復旧の可否を左右する初動では、慎重な対応が求められます。

おすすめデータ復旧サービス・製品

物理的な損傷やソフトウェアで復元が難しい場合、以下のデータ復旧業者をご検討ください。

デジタルデータリカバリー

公式HPデジタルデータリカバリー デジタルデータリカバリーは、14年連続データ復旧国内売り上げNo.1(※1)のデータ復旧専門業者です。一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)と非常に高い技術力を有しています。依頼の8割を48時間以内に復旧と復旧のスピードも優れています。また、官公庁や大手企業を含む累積46万件以上の相談実績があります。 この業者は、相談から見積もりの提示まで無料で行っているため、データ復旧を検討している際は、自力で復旧作業に取り掛かる前に、まずは最大手であるデジタルデータリカバリーに相談すると良いでしょう。
対応製品 ■記憶媒体全般 ハードディスク、外付けHDD、NAS/サーバー(RAID構成対応)、パソコン(ノートPC/デスクトップPC)、SSD、レコーダー、USBメモリ、SDカード、ビデオカメラ、スマホ(iPhone/Android)、ドライブレコーダー等
復旧期間 最短当日に復旧完了(本社へ持ち込む場合) 約80%が48時間以内に復旧完了
設備 復旧ラボの見学OK クリーンルームクラス100あり 交換用HDD7,000台以上
特長 ✔データ復旧専門業者 14年連続データ復旧国内売上No.1(※1) ✔一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)の非常に高い技術力 ✔官公庁や大手企業を含む累積46万件以上の相談実績 ✔相談・診断・見積り無料(デジタルデータリカバリーへの配送料も無料) ✔365日年中無休で復旧対応
所在地 本社:東京都六本木 持込み拠点:横浜、名古屋、大阪、福岡

デジタルデータリカバリーのさらに詳しい説明は公式サイトへ

※1:第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(算出期間:2007年~2020年) ※2:2018年2月実績 復旧率=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数 (2017年12月~2021年12月の各月復旧率の最高値)

まとめ

NASデータの消失トラブルに対し、まずはフリーソフトでの復旧を試すことが可能です。
TestDiskやEaseUSなどのツールを使えば、HDDをPCに接続して簡易的なスキャンと復元が可能です。ただし、RAID構成や重度障害ではリスクも高いため、不安な場合は専門業者へ早めに相談しましょう。

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