
Buffalo製NAS(LinkStation・TeraStationなど)を使っている最中に、「NAS Navigator2で認識されない」「ネットワーク上に表示されない」といったトラブルに直面したことはありませんか?
- NAS Navigator2に機器が表示されない
- Windowsのネットワーク一覧にNASが出てこない
- 突然アクセスできなくなり、大切なデータが取り出せない
こうした認識エラーは、IPアドレスの競合やルーター設定の不備、NAS本体やHDDの故障、またはファームウェアの不具合など、複数の要因で発生します。放置してしまうと、保存していたデータに永久にアクセスできなくなるリスクもあるため、早急な原因の特定と対応が重要です。
本記事では、Buffalo NASが認識されないときに考えられる原因と、初心者の方でも実行しやすい対処法をわかりやすく解説しています。大切なデータを守るためにも、ぜひ早めにチェックして対応しましょう。
NAS Navigator2でNASが表示されないときは、物理的な接続からソフトウェアの設定まで、さまざまな要因が考えられます。
LANケーブル・ポート・電源の物理不良
NASが認識されない原因として最も多いのが物理的な接続トラブルです。
LANケーブルの断線、ハブやルーターの不調、NASの電源が不安定になっていることがあります。
一見正常に見えても、接触不良やACアダプタの不具合が発生しているケースは珍しくありません。
ネットワークセグメントの不一致
NASとPCが同じネットワーク(IP帯)に存在していなければ、NAS Navigator2はNASを検出できません。
PCがWi-FiでNASが有線の場合、別のルーターに接続されていると同一ネットワークとして認識されません。
IPアドレスが「192.168.x.x」と「192.168.y.x」のように異なると通信できない可能性があります。
NAS Navigator2が古い/OSとの非互換
使用しているNAS Navigator2のバージョンが古いと、Windows10や11で正しく動作しないことがあります。
最新OSに対応したバージョンを公式サイトからインストールする必要があります。
古いバージョンのままではNASがあっても検出できません。
SMB 1.0の無効化
Buffaloの古いNASはSMB 1.0プロトコルを使用しており、Windows 10以降ではこの機能が標準で無効になっています。
このため、NASがあってもネットワーク上に表示されない現象が発生します。
設定を変更しないと、ExplorerやNAS Navigator2で見えないままになります。
セキュリティ・資格情報の設定不備
Windows Defenderやウイルス対策ソフトがNAS Navigator2の通信を遮断している場合や、資格情報マネージャーの登録ミスでNASへの接続が失敗することがあります。
自動ログインに使われる認証情報が古いとアクセスできません。
NAS本体やHDDの故障
NASの電源を入れるとランプは点灯しているのに、ネットワーク上にまったく表示されないことがあります。このような症状は、内部のHDDに障害が発生している、あるいはNASの基板に不具合が起きている可能性があります。
また、ランプが点滅を繰り返す状態は、ファームウェアエラーやHDD障害のサインである場合が多く、放置するとさらに深刻なトラブルへ進展しかねません。
こうしたNASのトラブルは、外部からは原因が特定しづらく、自力での修復が難しいのが実情です。誤った操作を重ねることで、保存されているデータにアクセスできなくなるリスクが高まり、最悪の場合はデータを失う恐れもあります。
大切なデータを守るためには、早い段階で専門業者に相談することが最も安全です。
「とりあえず操作」は危険。自己判断がデータ消失を招くことも
機器に不具合が起きたとき、焦って自分で操作を試みた経験はありませんか?
一見すると単なるフリーズやエラーのようでも、内部では深刻な異常が進行している可能性があります。この状態で電源の再投入や設定変更を繰り返すと、システムが上書きされ、本来なら救えたはずのデータまでもが復旧困難になることがあります。
特に以下のような状況に当てはまる場合は、自己判断を避け、専門家による適切な診断を受けることが重要です。
- 絶対に失いたくない写真や書類が保存されている
- 大切な業務データが入っている
- 操作に自信がなく、何をすべきか迷っている
こうしたケースでは、早めの対応がデータを守る鍵になります。
そのため、まずは専門業者に相談し、正確な状態を見極めることが最善策といえます。
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まとめ
Buffalo製NAS(LinkStation・TeraStation)が突然ネットワーク上で認識されなくなるトラブルは、物理的な接続不良からソフトウェア設定、ファームウェアの不具合、さらにはNAS本体の故障まで、さまざまな要因が関係しています。
特に「NAS Navigator2に表示されない」「Windowsのネットワーク上に出てこない」といった症状は、予期せぬアクセス不能の前触れであることも多く、放置は危険です。
今回の記事では、NASが認識されない場合に考えられる原因とその対処法を初心者の方でもわかりやすく解説しました。
- LANケーブルやルーターなどの物理的な接続トラブル
- PCとNASが別のネットワークに属している(IPセグメントの不一致)
- 古いNAS Navigator2やOSとの互換性問題
- WindowsでSMB 1.0が無効になっている
- セキュリティソフトや資格情報の影響による接続妨害
- NAS本体やHDDの物理的障害、ファームウェアエラー
これらを順番に確認・対処することで、多くのNAS認識エラーは解決できます。
ただし、HDDの異音がある・ランプが異常点滅する・何をしても反応がないなどの状態は、データ消失の危険性が非常に高いため、自己判断での再起動や初期化は避けてください。
とくに大切なデータがNASに保存されている場合は、早めに専門業者に相談し、適切な診断・復旧処置を受けることが最善策です。