HPパソコンでBIOSが起動しない原因と対処法|電源が入るのに画面が映らない時の対応|サイバーセキュリティ.com

HPパソコンでBIOSが起動しない原因と対処法|電源が入るのに画面が映らない時の対応

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HP製のパソコンを使っていて、次のような症状に悩まされていませんか?

  • 電源ランプは点灯するのに、画面が真っ暗なまま
  • ファンは回っているのに、BIOS画面が表示されない
  • 何度再起動しても、HPロゴすら表示されない

このような症状が出ている場合、内部パーツの不具合、BIOS設定エラー、外部デバイスの影響など、複数の原因が考えられます。

原因を特定しないまま通電を繰り返すと、マザーボードやストレージにダメージを与え、データ損失につながる恐れもあります。

この記事では、HPパソコンがBIOS画面すら表示されないときに考えられる原因と、初心者でも実践できる対処法を順を追ってわかりやすく解説しています。

HPパソコンでBIOSが起動しない原因

BIOSが表示されない・反応しないときに考えられる主な原因を、項目ごとに詳しく解説します。

電源供給やアダプターの不具合

電源ユニットが故障していたり、ACアダプターやバッテリーが劣化していると、通電はしていてもBIOSまで到達しないことがあります。

通電しているように見えても、電圧不足で起動が途中停止しているケースもあるため注意が必要です。

モニターおよび出力設定ミス

モニターや接続ケーブルが壊れている、もしくは映像出力先が外部モニターに設定されていると、BIOSが正常に起動していても画面に映らないことがあります。

ノートPCでも、HDMIが優先出力になっていると画面が真っ暗になるケースがあります。

CMOS電池の消耗・劣化

マザーボード上のCMOS電池が切れていると、BIOS設定が保持できず、起動が不安定になることがあります。特に5年以上使われているPCでは要チェックです。

CMOS電池切れはBIOSリセットや時計のリセットを繰り返す症状が出やすくなります。

周辺機器やUSBの干渉

USB機器、外付けHDD、プリンター、DVDドライブなどの外部機器が起動を妨げることがあります。

特にBIOS設定で「USB起動優先」などにしていると、OSがないUSBがあるだけで進まなくなるケースがあります。

静電気や一時的な誤作動

静電気が帯電すると、一時的にBIOSやマザーボードの処理が異常になることがあります。特に冬場や湿度の低い環境では注意が必要です。

放電作業で改善するケースが多いため、最初に試すべき対処法です。

BIOS設定破損・更新失敗

誤った設定変更やBIOSアップデートの失敗が原因で、起動できなくなることもあります。特に起動デバイスの設定やセキュアブート周りの変更後に不具合が出ることがあります。

このような場合、BIOSの初期化やCMOSクリアが必要になることがあります。

メモリ・HDD/SSDの接触不良や故障

メモリやストレージの接触不良、または物理的故障があると、BIOS起動処理の途中で停止することがあります。差し込みの甘さやホコリの蓄積が原因の場合もあります。

原因が特定できず自己判断で対応を進めると、状況が悪化してしまうことも少なくありません。そのため、正確な診断と専門的な技術による対応が重要になります。

「とりあえず操作」は危険。自己判断がデータ消失を招くことも

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機器に不具合が起きたとき、焦って自分で操作を試みた経験はありませんか?

一見すると単なるフリーズやエラーのようでも、内部では深刻な異常が進行している可能性があります。この状態で電源の再投入や設定変更を繰り返すと、システムが上書きされ、本来なら救えたはずのデータまでもが復旧困難になることがあります。

特に以下のような状況に当てはまる場合は、自己判断を避け、専門家による適切な診断を受けることが重要です。

  • 絶対に失いたくない写真や書類が保存されている
  • 大切な業務データが入っている
  • 操作に自信がなく、何をすべきか迷っている

こうしたケースでは、早めの対応がデータを守る鍵になります。

そのため、まずは専門業者に相談し、正確な状態を見極めることが最善策といえます。

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HPパソコンのBIOSが起動しない時の対処法

ここからは、BIOSが起動しない場合に有効な対処法を、順を追って紹介します。自分でできる範囲から確認してみましょう。

電源リセット・内部放電

静電気や一時的な誤作動が原因の場合、電源リセットと放電が効果的です。

放電手順
  1. PCの電源を完全に切ります。
  2. バッテリーが外せる場合は取り外します。
  3. ACアダプターも抜きます。
  4. 電源ボタンを15〜20秒長押しして放電します。
  5. 再度バッテリーとACを接続して電源を入れます。

周辺機器を全て外して最小構成で再起動

USBや外付けドライブが干渉している可能性を排除するため、最小構成で起動を試します。

最小構成起動の手順
  1. マウス・キーボード以外のUSB機器をすべて外します。
  2. 有線LANやHDMIケーブルも外します。
  3. 必要最小限の構成で起動してみます。

BIOS設定のリセット・CMOS電池交換

設定が破損している、またはCMOS電池が劣化している場合、BIOSの初期化で改善されることがあります。

BIOSリセット手順
  1. PCの電源を入れ、「F10」キーを連打してBIOSに入れるか試します。
  2. BIOSに入れたら「Load Defaults」や「Restore Defaults」を選びます。
  3. BIOSに入れない場合、底面カバーを開けてCMOS電池(ボタン電池)を一旦抜きます。
  4. 数分後に新しい電池に交換して再起動します。

HDD/SSD・メモリの抜き差し確認

パーツの接触不良が起きている場合、抜き差しすることで解消される場合があります。

パーツの再接続手順
  1. PCの電源を切り、バッテリーやACアダプターも外します。
  2. 底面を開け、メモリとストレージを一度取り外します。
  3. 端子を柔らかい布で軽く清掃し、再度しっかり差し込みます。
  4. カバーを閉じて起動を確認します。

モニターや映像出力の見直し

モニターやケーブルが不良だったり、出力先が外部になっていると、実際には起動しているのに画面が映らないだけというケースがあります。

映像出力確認手順
  1. 外部ディスプレイと接続してみます。
  2. 別のHDMIやVGAケーブルに交換して映像が映るか確認します。
  3. 「Fn + F4」などの画面切り替えキーを試してみます。

F10やESCの連打タイミングを工夫する

BIOSに入るタイミングがシビアな場合、キーの入力タイミングを変えることで成功する場合があります。

BIOSキー入力の工夫
  1. PC起動と同時に「F10」や「ESC」を連打します。
  2. 複数回試してもダメな場合、「F1」「Del」キーなども試します。
  3. 起動ロゴ表示時間が短い場合、BIOS内で設定を延ばすと楽になります。

専門業者に診断・復旧を依頼する

上記の方法をすべて試しても改善しない場合、マザーボードや電源ユニットなどハードの故障が疑われます。データが必要な場合は、データ復旧業者に早めに相談しましょう。

業者依頼の流れ
  1. 公式サイトからオンライン相談や無料診断を依頼します。
  2. 相談内容を入力し、症状やパソコンの型番を伝えます。
  3. 必要に応じて発送し、診断・見積もりを受けて復旧依頼を行います。

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物理的な損傷やソフトウェアで復元が難しい場合、以下のデータ復旧業者をご検討ください。

デジタルデータリカバリー

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デジタルデータリカバリーのさらに詳しい説明は公式サイトへ

※1:第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(算出期間:2007年~2020年) ※2:2018年2月実績 復旧率=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数 (2017年12月~2021年12月の各月復旧率の最高値)

まとめ

HPパソコンのBIOSが起動しない原因は、電源・モニター・CMOS電池・パーツの接触不良など多岐に渡ります。自分で対処できる内容も多いため、順を追って確認することで多くのトラブルは解決可能です。

それでも改善しない場合は、マザーボードの故障など深刻な原因が隠れている可能性もあるため、早めに専門業者に相談するのが安全です。

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