Western Digital HDD Checkerの使い方と診断内容を完全ガイド|サイバーセキュリティ.com

Western Digital HDD Checkerの使い方と診断内容を完全ガイド

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Western Digital(WD)製のHDDやSSDを使用していて、「調子が悪い」「異音がする」「起動が遅くなった」と感じたら、HDDの状態を診断するツールを使ってみましょう。
WDが公式に提供しているツール「Western Digital Dashboard」や「WD Drive Utilities」を使えば、健康状態・エラーログ・SMART情報などを簡単にチェックできます。

本記事では、WD純正ツールの具体的な使い方・診断内容・トラブル時の対応を詳しく紹介します。

Western Digital HDD Checkerとは?

Western Digital HDD Checker」とは、WD社が提供するHDD/SSD診断ツールで、代表的なものに以下の2つがあります。

  • SMART診断と健康状態チェック:温度やエラー発生頻度、使用時間などを確認し、ドライブの寿命や故障傾向を把握できます
  • 簡易テスト(Quick Test):数分で主要項目をスキャンし、基本的な動作確認が可能です
  • 拡張テスト(Extended Test):全セクタを詳細にチェックし、見えにくいエラーの検出にも対応します
  • ファームウェアアップデート:不具合の修正や安定性の向上が図れます
  • エラーログの確認:過去のエラー履歴を分析することで、潜在的な故障リスクを予測できます

しかし、これらのツールはあくまで“診断”を目的としており、エラーの修復やデータの復旧ができるわけではありません。もし、これらの診断で異常が検出された場合や、ツールすら正常に動作しない場合は、ストレージ自体が深刻な障害を抱えている可能性があります。

特に、データにアクセスできない状態や、物理的な異音が発生している場合には、ツールによる操作を続けることで状態を悪化させるリスクがあります。そのため、診断結果に不安がある場合は、速やかに専門業者への相談が重要です。

「とりあえず操作」は危険。自己判断がデータ消失を招くことも

0x00000050エラーの原因と対処法を徹底解説

機器に不具合が起きたとき、焦って自分で操作を試みた経験はありませんか?

一見すると単なるフリーズやエラーのようでも、内部では深刻な異常が進行している可能性があります。この状態で電源の再投入や設定変更を繰り返すと、システムが上書きされ、本来なら救えたはずのデータまでもが復旧困難になることがあります。

特に以下のような状況に当てはまる場合は、自己判断を避け、専門家による適切な診断を受けることが重要です。

  • 絶対に失いたくない写真や書類が保存されている
  • 大切な業務データが入っている
  • 操作に自信がなく、何をすべきか迷っている

こうしたケースでは、早めの対応がデータを守る鍵になります。

そのため、まずは専門業者に相談し、正確な状態を見極めることが最善策といえます。

データ復旧業者を選ぶ際、「どこに相談すれば本当に安心できるのか」と悩む方は多いと思います。編集部では数多くのサービスを比較してきましたが、その中でも特に信頼性の高い選択肢としておすすめできるのが「デジタルデータリカバリー」です。

同社が選ばれている理由は、以下のような実績と体制にあります。

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  • 15,000種類以上の障害事例への対応経験
  • 復旧件数割合91.5%(内、完全復旧57.8%。2023年10月実績)
  • 24時間365日対応のサポート体制
  • 初期診断・見積りは完全無料

こうした数字は、単なる実績ではなく、「確かな技術」と「信頼に応える姿勢」の裏付けでもあります。
実際に、個人の大切な写真や法人の業務データまで、幅広いトラブルに迅速かつ的確に対応しています。

「何をすべきかわからない」「とにかく急いで対応したい」

そんなときは、まずは無料診断からはじめてみてください。正確な状況把握が、最善の一歩につながります。

WD純正診断ツールの使い方|具体的な流れ

以下は、Western Digital DashboardまたはDrive Utilitiesを使ったHDD診断の具体的な手順です。

① ツールをダウンロード・インストール

公式サイトから取得
  1. WD公式サイトにアクセス:
    https://support.wdc.com/
  2. 「Dashboard」または「Drive Utilities」を検索・ダウンロード。
  3. インストーラーを起動して画面の指示に従いインストール。

② 接続されているWDドライブを選択

デバイスの認識を確認
  1. インストールしたツールを起動します。
  2. 接続済みのWestern Digital製HDDやSSDがリストに表示されます。
  3. 診断対象のドライブを選択してください。

③ 各種診断機能を実行

ドライブを選択後、以下の診断オプションを順に実行可能です。

選べる診断内容
  • SMARTステータス確認:健康状態、温度、エラー発生回数、通電時間などをチェック
  • Quick Test(簡易テスト):5〜10分程度で基本診断を実行
  • Extended Test(拡張テスト):数十分〜数時間かけて全セクタを詳細診断
  • ファームウェアアップデート:最新の安定バージョンへ更新

④ 診断結果とログを確認

診断完了後は、画面に結果が表示されます。異常がある場合は「警告」「失敗」などのステータスが出ます。

診断後のポイント
  • 「正常」:とくに問題はなし。月1回の定期チェックがおすすめ
  • 「SMART注意」:早めのバックアップを推奨。HDD交換検討
  • 「セクタ不良検出」:すぐにデータ移行。Drive Utilitiesの再診断を実行
  • 「認識されない」:他ポートや別PCで再接続を試す。改善しない場合は物理障害の可能性あり

トラブル時の具体的な対処例

診断結果が「警告」や「異常」の場合は、以下の対応が有効です。

トラブル時の対応例
  • SMART注意:他のドライブへデータを即時バックアップ。HDDは交換推奨
  • セクタ不良・読込エラー:Drive Utilitiesで拡張テスト→修復不能なら故障確定
  • ツールで診断不能:別のUSBポートやケーブルに変更。改善しなければ物理障害を疑う

注意:診断・修復中の操作は、データ消失リスクが伴います。異常がある場合は操作を最小限に留め、バックアップを優先してください。

WD製ドライブを安全に長期間使うためには、月1回程度の健康診断を実施することが効果的です。
特に異音やアクセス速度の低下が見られるようなら、早期の診断で不良を発見・対処できます。

定期診断は、データ損失を未然に防ぐ最も効果的な方法のひとつです。

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まとめ

Western Digital製のHDD/SSDを使用しているなら、公式診断ツールである「Dashboard」や「Drive Utilities」を使って、ドライブの健康状態を定期的にチェックすることが大切です。

SMARTエラーやセクタ異常が検出された場合は、早めのバックアップとHDD交換が重要です。
最悪の場合、物理的な故障に進行してしまい、データが取り出せなくなることもあります。

異常を感じたら、まずはツールでチェック。「おかしい」と思ったらすぐ診断が基本です。

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