
USBメモリを使っていて、突然ファイル名が「□□□」や意味不明な文字列に変わってしまった──そんな経験はありませんか?
- 保存していたファイル名がすべて文字化けして読めない
- フォルダ構成が崩れ、データの中身も開けない
- 別のPCに差しても同じく文字化けが起きている
こうした症状が現れたとき、USBメモリの内部ではすでにデータ破損やファイルシステム異常といったトラブルが発生している可能性があります。
誤った操作を続けると、復旧できるはずだったデータが二度と取り戻せなくなる恐れがあります。最も重要なのは、慌てて操作せず、正しい手順で対応することです。
本記事では、USBメモリで文字化けが発生する原因や、実際にデータを守るために必要な対処法をわかりやすく解説しています。
USBメモリの文字化けが起きる主な原因
文字化けはソフト的なトラブルから、ハード的な故障まで複数の要因で発生します。ここでは考えられる代表的な原因を紹介します。
文字コードの不一致
USBメモリに保存されたファイルが、異なるOSやアプリケーションで開かれた場合、使用している文字コードが一致しないことで、文字化けが発生することがあります。たとえば、WindowsではShift-JIS、MacやLinuxではUTF-8が主に使われているため、日本語のファイル名や中身が正しく表示されなくなるのです。
このような環境差による文字化けは、保存形式やソフトの設定次第で再発しやすく、ファイルが壊れていなくても見えないといった問題を引き起こします。
ファイルシステムの論理障害
USBメモリを「安全な取り外し」操作をせずに抜いたり、ウイルス感染、突然の電源断などが原因で、ファイルシステムが破損することがあります。その結果、フォルダ名やファイル名が読めない文字列になったり、開けなくなったりします。
論理障害は表面上は軽度に見えても、放置することでさらにファイル管理情報が壊れてしまい、データ消失に繋がるリスクがあります。
物理的な損傷や劣化
USBメモリ自体に物理的な損傷があると、正しく認識されず、ファイル名が文字化けしたりデータが開けなくなったりすることがあります。たとえば、USB端子の破損や内部のNANDフラッシュメモリの劣化、水濡れ、強い衝撃などが主な原因として考えられます。
このような物理障害が疑われる場合、通電させたり自力で復元を試みたりすることは非常に危険です。誤った操作によって障害が深刻化し、復旧の可能性が著しく低下するリスクがあるため、適切な判断と慎重な対応が求められます。
「とりあえず操作」は危険。自己判断がデータ消失を招くことも
機器に不具合が起きたとき、焦って自分で操作を試みた経験はありませんか?
一見すると単なるフリーズやエラーのようでも、内部では深刻な異常が進行している可能性があります。この状態で電源の再投入や設定変更を繰り返すと、システムが上書きされ、本来なら救えたはずのデータまでもが復旧困難になることがあります。
特に以下のような状況に当てはまる場合は、自己判断を避け、専門家による適切な診断を受けることが重要です。
- 絶対に失いたくない写真や書類が保存されている
- 大切な業務データが入っている
- 操作に自信がなく、何をすべきか迷っている
こうしたケースでは、早めの対応がデータを守る鍵になります。
そのため、まずは専門業者に相談し、正確な状態を見極めることが最善策といえます。
データ復旧業者を選ぶ際、「どこに相談すれば本当に安心できるのか」と悩む方は多いと思います。編集部では数多くのサービスを比較してきましたが、その中でも特に信頼性の高い選択肢としておすすめできるのが「デジタルデータリカバリー」です。
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USBメモリの文字化けを直す対処法
原因に応じた適切な対処法を行えば、多くのケースで文字化けは解消可能です。以下に具体的な方法を紹介します。
別のパソコンやOSで開く
文字コードの違いによって表示エラーが出ている場合、元の環境と同じOSやアプリケーションで開くことで、正常に表示されることがあります。
- USBメモリを取り外し、別のWindowsまたはMacのPCに接続します。
- 文字化けしていないか確認します。
- 元のOSと同じ種類(例:Windowsで保存したものをWindowsで開く)であれば直る場合があります。
文字コードを変更して保存しなおす
テキストファイルが文字化けしている場合は、文字コードを変えて保存しなおすことで修正できる場合があります。
- メモ帳で対象のファイルを開きます。
- 「名前を付けて保存」を選びます。
- 保存ダイアログの「文字コード」を「UTF-8」または「ANSI」に変更して保存します。
ファイルシステムのエラーチェックを行う
論理障害が原因で文字化けしている場合、Windowsの標準ツールでファイルシステムの修復を試すことができます。
- USBメモリを接続した状態で「エクスプローラー」を開きます。
- USBメモリを右クリックして「プロパティ」を選択します。
- 「ツール」タブの「エラーチェック」→「チェック」をクリックします。
- エラーが検出された場合は「修復」を実行します。
専用の復旧ソフトを使ってスキャンする
軽度な論理障害や一部破損したファイルに対しては、データ復旧ソフトを使って改善できる場合があります。ただし、操作を誤るとデータが完全に消える可能性があるため、重要なデータは無理に操作せず業者へ相談するのが安全です。
- 信頼できる復旧ソフトをPCにインストールします。
- USBメモリをスキャン対象として選択します。
- スキャン後、復元可能なファイルを確認して保存します。
- 復旧できない、または途中でエラーが出る場合は操作を中止し、専門業者に依頼してください。
Linuxでマウントオプションを指定する
Linux環境で文字化けする場合、マウント時に文字コードを明示的に指定することで解決できるケースがあります。
- USBメモリを接続します。
- 以下のようなコマンドでマウントを行います。
mount -t vfat -o iocharset=utf8 /dev/sdX1 /mnt/usb
- これにより、UTF-8でファイル名が正しく表示される可能性があります。
おすすめデータ復旧サービス・製品
物理的な損傷やソフトウェアで復元が難しい場合、以下のデータ復旧業者をご検討ください。
デジタルデータリカバリー

対応製品 | ■記憶媒体全般 ハードディスク、外付けHDD、NAS/サーバー(RAID構成対応)、パソコン(ノートPC/デスクトップPC)、SSD、レコーダー、USBメモリ、SDカード、ビデオカメラ、スマホ(iPhone/Android)、ドライブレコーダー等 |
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復旧期間 | 最短当日に復旧完了(本社へ持ち込む場合) 約80%が48時間以内に復旧完了 |
設備 | 復旧ラボの見学OK クリーンルームクラス100あり 交換用HDD7,000台以上 |
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所在地 | 本社:東京都六本木 持込み拠点:横浜、名古屋、大阪、福岡 |
デジタルデータリカバリーのさらに詳しい説明は公式サイトへ
※1:第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(算出期間:2007年~2020年) ※2:2018年2月実績 復旧率=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数 (2017年12月~2021年12月の各月復旧率の最高値)
まとめ
USBメモリで発生する文字化けの原因は、文字コードの違いから論理障害、そして物理故障にまで及びます。軽度なものであれば自力での対処も可能ですが、大切なデータが含まれている場合や、症状が深刻な場合は、無理をせず信頼できるデータ復旧業者へ早めに相談しましょう。