
Photoshopで作成したPSDファイルが突然消えてしまった、壊れて開けなくなった、上書きしてしまった。こうしたトラブルはクリエイターにとって大きなダメージです。
この記事では、PSDファイルが必要になる主なシチュエーションと、データを取り戻すための具体的な対処法を紹介します。物理障害や重大な破損の際には専門業者の力を借りることも検討しましょう。
PSDファイルの復元が必要になる主なシチュエーション
PSDファイルは画像編集の作業履歴やレイヤー情報を保持する重要なデータですが、次のような状況で復元が必要になることがあります。
作業中の誤操作(削除・保存忘れ)
編集中に誤って削除してしまったり、保存せずにアプリやPCを終了すると、ファイルが消失することがあります。
リスク:保存されていない進行中データは特に復元が難しいため、早急な対応が必要です。
ファイル破損や異常終了
PhotoshopやOSのクラッシュにより、PSDファイルが破損して開けなくなるケースです。アプリのバグや電源断なども原因になります。
リスク:破損状態によってはソフトでは開けず、専門的な修復が必要な場合もあります。
上書き保存・バージョン管理ミス
誤って上書き保存した場合や、古いバージョンを残していなかった場合、元の状態に戻せなくなります。
リスク:上書きによるデータ損失は復元難度が高いため、バージョン管理の習慣化が不可欠です。
ゴミ箱や外部ストレージからの消失
「とりあえず操作」は危険。自己判断がデータ消失を招くことも
機器に不具合が起きたとき、焦って自分で操作を試みた経験はありませんか?
一見すると単なるフリーズやエラーのようでも、内部では深刻な異常が進行している可能性があります。この状態で電源の再投入や設定変更を繰り返すと、システムが上書きされ、本来なら救えたはずのデータまでもが復旧困難になることがあります。
特に以下のような状況に当てはまる場合は、自己判断を避け、専門家による適切な診断を受けることが重要です。
- 絶対に失いたくない写真や書類が保存されている
- 大切な業務データが入っている
- 操作に自信がなく、何をすべきか迷っている
こうしたケースでは、早めの対応がデータを守る鍵になります。
そのため、まずは専門業者に相談し、正確な状態を見極めることが最善策といえます。
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PSDファイルの復元方法
PSDファイルが消えた、壊れた、上書きしてしまった場合には、以下の対処法を試してみましょう。
Photoshopの自動保存フォルダから復元
Photoshopには「自動保存」機能があり、有効化されていればクラッシュや保存忘れ時に復元できる場合があります。
- Photoshopを起動し、「編集」→「環境設定」→「ファイル管理」を開く。
- 「自動保存」フォルダのパスを確認。
- 指定フォルダにある自動保存ファイル(.psbなど)を開く。
ゴミ箱からの復元
誤削除の場合は、ゴミ箱からの復元がもっとも簡単です。
- デスクトップの「ゴミ箱」を開く。
- 削除したPSDファイルを探す。
- 右クリックで「元に戻す」を選択。
最近使用したファイル・一時フォルダを確認
一時ファイルや「最近使用したファイル」に復元可能な痕跡が残っている場合があります。
- Windowsの場合、
%temp%
フォルダを開く。 - .psb または .tmp 形式のファイルを探す。
- 該当ファイルをPhotoshopで開き、「名前を付けて保存」する。
バージョン履歴・バックアップから復元
WindowsやMacのシステム機能を利用して過去の状態を復元できます。
- Windowsの場合:ファイルがあったフォルダを右クリック→「以前のバージョンの復元」。
- Macの場合:Time Machineを起動し、対象フォルダを選択して復元。
データ復元ソフトを利用
ゴミ箱や一時ファイルでも見つからない場合、データ復元ソフトを利用してスキャン・復元を試みます。
- 「EaseUS」「Recoverit」「MiniTool」などの復元ソフトをインストール。
- 対象のドライブをスキャン。
- 検出されたPSDファイルを選択し、別のドライブに保存。
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まとめ
PSDファイルが消えた・壊れた場合でも、自動保存・一時ファイル・バックアップ・復旧ソフトを活用すれば、多くのケースで復元可能です。ただし、物理障害や重大な破損の際は自力での復旧は危険を伴います。
最も大切なのは、日頃から自動保存やバックアップ、バージョン管理を習慣化しておくことです。万一に備え、復元の選択肢を知っておくことが、安心して制作を続けるためのカギとなります。