ペネトレーションテスト(侵入テスト)が実施できるおすすめ会社・サービスを紹介|サイバーセキュリティ.com

ペネトレーションテスト(侵入テスト)が実施できるおすすめ会社・サービスを紹介

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ペネトレ

※この記事は2025年3月に更新されています。

ペネトレーションテスト(侵入テスト)は、システムに対して実際のサイバー攻撃に近い疑似攻撃を仕掛けることで、想定される被害範囲を検証するセキュリティテストの手法です。

国内でペネトレーションテストのサービスを提供している企業は数十社以上ありますが、どういった目的(シナリオ)でテストを実施するのか、どの程度の精度を求めるのかによって、必要とされる技術の種類や費用項目が変わります。

そこで、本記事では、ペネトレーションテストの企業選びのポイントと、おすすめサービスを解説します。

また、下記の記事では、ペネトレーションテストができる会社を一覧にしてまとめています。業者選定の際にご活用ください。

ペネトレーションテスト(侵入テスト)とは

ペネトレーションテストとは、システム上の脆弱性を特定することを目的として実際に疑似攻撃を仕掛けるセキュリティテストを指します。「侵入テスト」と呼ばれることもあります。

ペネトレーションテストでは、悪意を持った攻撃者を想定し、ネットワークを通じてシステムに侵入(ハッキング)できるかを確認します。疑似攻撃を行うのはホワイトハッカーと呼ばれるサイバーセキュリティの専門家で、高度なハッキング技術を良い用途に利用します。

これは実際の攻撃と同じ方法で疑似的にハッキングを試みるため、一般的には専門家が提供するサービスを使って行われることが多いです。

ペネトレーションテストと脆弱性診断の違い

ペネトレーションテストと脆弱性診断は、どちらもセキュリティ診断の一環ですが、目的や手法が異なります。脆弱性診断は、システムやネットワークに存在するセキュリティ上の欠陥や弱点を特定し、評価することを目的とします。これにより、サイバー攻撃のリスクを未然に防ぐことができます。診断は自動化ツールを用いて効率的に実施され、頻繁に行うことがあります。

一方、ペネトレーションテストは、攻撃者の視点で脆弱性を利用してシステムに侵入し、目的を達成できるかを検証します。実際のサイバー攻撃シナリオを模倣し、システムの耐久性を評価します。専門的な知識とスキルが必要で、手動で行われることが多いです。ペネトレーションテストは、年1〜2回程度が一般的で、大規模なシステム変更後やセキュリティポリシーの更新時に実施されます。提供されるレポートも、具体的な対策案を含む詳細なものとなります。

ペネトレーションテストが発見できる脆弱性

ぺネトレ―ションテストを実施した際に発見できる脆弱性には以下のようなものがあります。

  • 技術的な脆弱性…ソフトウェア上のバグ、システム設定の誤り、未パッチのシステムなど
  • ユーザー認証・セッション管理上の脆弱性…パスワードの強度の低さや、セッションIDが不正取得される可能性がある脆弱性
  • ネットワーク上の脆弱性…セキュリティシステムの設定ミスや開放ポートの放置
  • アプリケーション上の脆弱性…SQLインジェクション、クロスサイトスクリプティングなどの脆弱性

以上の脆弱性は、いずれも不正アクセスなどに利用されるため脆弱性が判明したら速やかに修正しましょう。ペネトレーションテストを実施することで、システム管理者は効果的なセキュリティ対策を実施でき、システム全体の安全性を向上させることができます。

ペネトレーションテストを実施するメリット

ぺネトレーションテストを実施するメリットは以下の通りです。

  • システムのセキュリティホールを把握できる
  • システム環境に合わせたテストが可能
  • 調査報告書を基にセキュリティ対策が実施できる

システムのセキュリティホールを把握できる

ペネトレーションテストを実施することで、システムのセキュリティホールを把握することができます。これにより、潜在的な脆弱性やセキュリティリスクを特定し、実際の攻撃シナリオに基づいて評価を行うことができます。攻撃者がどのようにしてシステムに侵入するかを模擬することで、通常のセキュリティ診断では見逃される可能性のある細かい脆弱性も発見できます。

ペネトレーションテストで発見されたセキュリティホールのリスクを評価することで、優先順位をつけて具体的な改善策を講じることができます。具体的には、パッチの適用やファイアウォールの設定、ユーザー認証の強化など、適切な防御策を講じることができます。

システム環境に合わせたテストが可能

ペネトレーションテストは、特定のシステムやアプリケーションに合わせてカスタマイズされたテストを実施することができます。これにより、テスト対象のシステムが持つ独自の特徴や構成を考慮し、最も効果的なセキュリティ評価が行えます。

例えば、クラウド環境、オンプレミス環境、またはハイブリッド環境など、さまざまなシステム環境に対応したテストが可能です。また、特定の業界や規制に基づくセキュリティ要件を満たすテストも実施できます。さらに、テストの範囲や方法を柔軟に調整することで、システムの運用に影響を与えないようにしつつ、効果的なセキュリティ評価を行うことができます。

調査報告書をもとにセキュリティ対策を実施できる

特にペネトレーションテストを外部の専門家に依頼した場合、ペネトレーションテストの結果を詳細な調査報告書としてまとめてもらうことができます。この報告書には、発見されたセキュリティホールや脆弱性、そしてそれに対する具体的な改善策が記載されていることがあります。

調査報告書を基にシステム管理者やセキュリティ担当者はパッチの適用、ファイアウォールの設定、ユーザー認証の強化、データ暗号化の導入など、脆弱性に対する具体的な対策を実行に移すことができます。

ペネトレーションテストの会社の選び方

ペネトレーションテストの依頼先を選ぶ基準として、在籍しているエンジニアの数、技術力、対応速度の速さなど多様な項目があります。

その中でも特に注視するべきポイントをまとめました。フォレンジック調査会社を選ぶときは以下の点を注視して選定しましょう。

詳しく確認していきましょう。

インシデント発生時の対応実績が豊富か

ペネトレーションテストを実施する会社のうち、実際のセキュリティインシデントが発生した際の調査対応実績が豊富な企業は多くありません。

セキュリティインシデントの対応実績が多数あるということは、ハッカーがよく使う攻撃手法や狙われやすい脆弱性などの知見が豊富ということです。単にツールをかけるだけだったり、マニュアルに沿った攻撃だけでは、リアルな被害を想定するという点では物足りません。

実際の攻撃者により近くリアルな攻撃を再現することができる企業に依頼するのがおすすめです。

情報セキュリティサービス基準適合サービスリストに掲載されているか

情報セキュリティサービス基準適合サービスリスト」とは、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)がまとめたもので、経済産業省が策定した「情報セキュリティサービス基準」をクリアしたサービスだけが掲載されています。

近年高まるセキュリティ対策の必要性に応じて、専門知識をもたない人でも一定以上のサービス品質を満たしているかどうか判断できるように策定された基準なので、フォレンジック調査会社を選ぶ際はこのリストの中から選ぶと安心です。

また、「Pマーク」や「ISMS」の認証を取得し、情報管理に万全の対策を行っている企業を選ぶようにしましょう。

参考経済産業省HP

豊富な対応実績があるか

業務情報や個人情報は多様な経路、手法で流失してしまいます。

サービスを始めて間もない、対応実績が少ない場合は、社内でフォレンジクスのスキルや知識、ノウハウが溜まっていない可能性があり、対応しきれない場合があります。

特に、大規模な調査になると対応可能な調査会社も限定するため、大企業、警察機関からの対応実績があることもポイントになります。

ですので、対応実績が豊富で多様なパターンに対応できる企業のサービスを選定するようにしましょう。


ペネトレーションテストは一般的に周知されているサービスではないため、いざ困ったときにどの会社に相談していいかわからないものです。今回は、上記のポイントから厳選したおすすめランキング1位の会社を紹介します。今回おすすめする会社は、デジタルデータフォレンジックです。

デジタルデータフォレンジック

公式サイトデジタルデータフォレンジック

デジタルデータフォレンジックは、累計3万9千件以上の豊富な相談実績を持ち、全国各地の警察・捜査機関からの相談実績も395件以上ある国内有数のフォレンジック調査サービスです。

一般的なフォレンジック調査会社と比較して対応範囲が幅広く、法人のサイバー攻撃被害調査や社内不正調査に加えて、ペネトレーションテストや脆弱性診断などのセキュリティ診断個人のハッキング調査・パスワード解析まで受け付けています。24時間365日の相談窓口があり、最短30分で無料のWeb打合せ可能とスピーディーに対応してくれるので、緊急時でも安心です。

運営元であるデジタルデータソリューション株式会社では14年連続国内売上No.1のデータ復旧サービスも展開しており、万が一必要なデータが暗号化・削除されている場合でも、高い技術力で復元できるという強みを持っています。調査・解析・復旧技術の高さから、何度もテレビや新聞などのメディアに取り上げられている優良企業です。
相談から見積りまで無料で対応してくれるので、フォレンジック調査の依頼が初めてという方もまずは気軽に相談してみることをおすすめします。

費用 ★相談・見積り無料 まずはご相談をおすすめします
調査対象 デジタル機器全般:PC/スマートフォン/サーバ/外付けHDD/USBメモリ/SDカード/タブレット 等
サービス ●セキュリティ診断:
脆弱性診断(セキュリティ診断)、ペネトレーションテスト(侵入テスト)、OSINT調査(ダークウェブ調査)等
●サイバーインシデント調査:

マルウェア・ランサムウェア感染調査、サイバー攻撃調査、情報漏洩調査、ハッキング調査、不正アクセス(Webサイト改ざん)調査、サポート詐欺被害調査、Emotet感染調査
●社内不正調査:
退職者の不正調査、情報持ち出し調査、横領・着服調査、労働問題調査、文書・データ改ざん調査、証拠データ復元
●その他のサービス:
パスワード解除、デジタル遺品調査
※法人・個人問わず対応可能
特長 官公庁・法人・捜査機関への協力を含む、累計39,000件以上の相談実績
✔企業で発生しうるサイバーインシデント・人的インシデントの両方に対応
✔国際標準規格ISO27001/Pマークを取得した万全なセキュリティ体制
経済産業省策定の情報セキュリティサービス基準適合サービスリストに掲載
✔警視庁からの表彰など豊富な実績
✔14年連続国内売上No.1のデータ復旧サービス(※)を保有する企業が調査
※第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(2007年~2020年)
基本情報 運営会社:デジタルデータソリューション株式会社
所在地:東京都港区六本木6丁目10-1 六本木ヒルズ森タワー15階
受付時間 24時間365日 年中無休で営業(土日・祝日も対応可)
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まとめ

ペネトレーションテストに関する解説と、実施可能なおすすめのサービスを紹介しました。

ペネトレーションテストは企業やサービスによって対応可能なシナリオが異なるだけでなく、各企業の実際のサイバー攻撃に対する知見の豊富さやリソースなど複数の要素から依頼先を選定する必要があります。

まずは見積もりを出してもらい、テストの目的や要望に対してどの程度対応してもらえるかを総合的に判断して依頼先を決めましょう。

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