
Windowsやクラウドを利用していると、「最近削除した項目」が突然消えてしまうことがあります。誤操作だけでなく、システム機能やセキュリティソフトの働きで削除される場合もあるため、原因を正しく理解することが大切です。本記事では「最近削除した項目」が削除される原因と、安全に復元する方法、さらに項目自体を非表示にする設定について詳しく解説します。
最近削除した項目が消える原因
「最近削除した項目」が見当たらないのは、以下のような原因が考えられます。
ユーザーの誤操作
もっとも多いのが、ユーザー自身による誤操作です。通常の削除ならごみ箱に残りますが、「Shift + Delete」を使用するとごみ箱を経由せず完全に削除されてしまいます。不注意で行うと、復元が難しくなる点に注意が必要です。
システム機能・設定
Windowsには「ストレージセンサー」などの自動クリーンアップ機能があります。この機能により不要と判断されたファイルは自動的に削除されることがあります。また、ごみ箱の容量を超えた場合は古いファイルから順に削除される仕組みです。さらに、クラウド同期中の削除や「ごみ箱を経由しない」設定をしている場合も即時削除となります。
セキュリティソフトやウイルス
ウイルス感染によってファイルが削除されたり、セキュリティソフトが危険と判断してファイルを隔離・削除するケースもあります。誤検出による削除も発生するため注意が必要です。
システム・ファイル破損や一時ユーザー利用
システムのエラーやファイル破損が原因で項目が消えることもあります。また、一時アカウントやゲストアカウントを利用している場合、ログアウト時に保存されず削除されるケースもあります。
「とりあえず操作」は危険。自己判断がデータ消失を招くことも
パソコンや外付けHDDなどの機器に不具合が起きたとき、焦って自分で操作を試みた経験はありませんか?
一見すると単なるフリーズやエラーのようでも、内部では深刻な異常が進行している可能性があります。この状態で電源の再投入や設定変更を繰り返すと、システムが上書きされ、本来なら救えたはずのデータまでもが復旧困難になることがあります。
特に以下のような状況に当てはまる場合は、自己判断を避け、専門家による適切な診断を受けることが重要です。
- 絶対に失いたくない写真や書類が保存されている
- 大切な業務データが入っている
- 操作に自信がなく、何をすべきか迷っている
こうしたケースでは、早めの対応がデータを守る鍵になります。
そのため、まずは専門業者に相談し、正確な状態を見極めることが最善策といえます。
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削除された項目の復元・非表示方法
「最近削除した項目」が消えた場合、状況によって以下の方法で復元できる可能性があります。また、削除痕跡そのものを表示させたくない場合は設定でオフにできます。
ごみ箱から復元
もっとも簡単な復元方法はごみ箱から戻す方法です。
- デスクトップの「ごみ箱」を開きます。
- 復元したいファイルを右クリックします。
- 「元に戻す」を選択すると、元の場所に復元されます。
ファイル履歴から復元
Windowsの「ファイル履歴」機能が有効であれば、過去の状態に戻せます。
- 「設定」→「更新とセキュリティ」→「バックアップ」を開きます。
- 「ファイル履歴」のバックアップを有効にしている場合、復元可能です。
- 復元したいファイルを選び、元の場所へ戻します。
以前のバージョンから復元
ファイルやフォルダに「以前のバージョン」が残っている場合、そこから復元可能です。
- 復元したいフォルダを右クリックします。
- 「プロパティ」を選び、「以前のバージョン」タブを開きます。
- 保存されている日時を選んで「復元」をクリックします。
専用復元ソフトを利用
ごみ箱や履歴に残っていない場合は、市販や無料の復元ソフトを利用するのが有効です。
- Recoveritなどのデータ復元ソフトをインストールします。
- 削除されたドライブをスキャンします。
- 検出されたファイルを選び、安全な保存先に復元します。
最近削除した項目を非表示・オフにする
「最近削除したもの」を表示させたくない場合は、設定から非表示にできます。
- 「設定」→「個人用設定」→「スタート」を開きます。
- 「最近開いた項目を表示する」をオフにします。
- これにより、スタートメニューやエクスプローラーに削除履歴が表示されなくなります。
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まとめ
「最近削除した項目」が消える原因は、誤操作やWindowsの自動削除機能、セキュリティソフトの影響などさまざまです。状況に応じてごみ箱やファイル履歴、復元ソフトを利用すれば多くの場合は復旧可能ですが、完全削除や上書き後は復元が難しくなります。 その場合は専門のデータ復旧業者に相談するのが最も安全です。また、削除履歴を残したくない場合は設定から非表示にすることも可能です。