
Lenovo製パソコンの自動診断やドライバ更新を支援してくれる「Lenovo Service Bridge(LSB)」。
便利なツールですが、いざ起動しようとしたときに反応がない…そんなトラブルに直面していませんか?
本記事では、LSBが起動しない主な原因と、それぞれに対応する具体的な解決策を初心者の方にも分かりやすく解説します。
Lenovo Service Bridgeが起動しない主な原因
起動しない原因は、ソフトウェアの設定ミスやシステムの問題、セキュリティ対策ソフトの干渉など多岐にわたります。
インストール時の不具合
インストール中にインターネット接続が不安定だったり、インストーラが正しくダウンロードされていない場合、LSBが起動できなくなることがあります。
このまま放置すると、パソコンの自動診断やドライバの更新機能が使えず、不具合に気づきにくくなるリスクがあります。
管理者権限の不足
Lenovo Service Bridgeは一部のシステム領域にアクセスするため、管理者権限での実行が必須です。通常の権限で起動すると、正常に動作しないことがあります。
管理者として実行しないと、一見問題がないように見えても内部的に起動がブロックされている場合があります。
Windowsサービスの停止
LSBはWindowsの特定サービスと連動して動作します。サービスが無効になっていると、裏で必要な動作が止まり、起動できません。
放置すると、自動更新や診断が機能しない状態が続き、セキュリティ面にも影響が出る可能性があります。
システムファイルの破損
Windows自体のシステムファイルが破損していると、LSBだけでなく他のアプリにも悪影響を及ぼすことがあります。
放置すると、システム全体の安定性に影響し、最悪の場合OSの再インストールが必要になるリスクもあります。
互換性の問題
OSのバージョンやビルドが古い、もしくはLSBのバージョンが最新OSに対応していない場合、正常に動作しない可能性があります。
この場合、他のLenovoツールとの連携機能も制限される恐れがあります。
セキュリティソフトの干渉
ウイルス対策ソフトがLSBを不審なアプリケーションと誤認し、実行をブロックしている場合があります。
誤検知による起動ブロックは頻繁に起こるため、除外設定を行わないと再発するリスクがあります。
Lenovo Service Bridgeが起動しない時の対処法
次に、各原因に応じた具体的な対処法を紹介します。
プログラムを再インストールする
インストール時にエラーがあった可能性があるため、一度アンインストールして再インストールを行います。
- 「Windowsキー + I」を押して設定を開きます。
- 「アプリ」→「アプリと機能」を選び、「Lenovo Service Bridge」を検索します。
- アンインストールを実行します。
- Lenovo公式サイトから最新版のLSBをダウンロードし、再インストールします。
管理者権限で実行する
管理者権限で起動することで、必要なシステム権限が付与されます。
- デスクトップまたはスタートメニューにある「Lenovo Service Bridge」のショートカットを右クリックします。
- 「管理者として実行」をクリックします。
Windowsサービスを確認する
関連するサービスが停止していないか確認します。
- 「Windowsキー + R」を押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
- 「services.msc」と入力してEnterキーを押します。
- 「Lenovo Service Bridge」関連のサービスを探し、停止していれば「開始」をクリックします。
システムファイルを修復する
Windowsの基本的な動作に必要なファイルが壊れている可能性があります。
- 「スタートメニュー」を右クリックし、「Windows ターミナル(管理者)」を選択します。
- 以下のコマンドを入力して実行します:
sfc /scannow
- 処理が完了するまで待機し、再起動して確認します。
互換モードで起動する
古いアプリとして認識されることで、互換モードによる起動が安定することがあります。
- LSBのショートカットを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
- 「互換性」タブを開き、「互換モードでこのプログラムを実行する」にチェックを入れます。
- 「Windows 8」などを選択し、OKをクリックします。
ウイルス対策ソフトを確認する
ウイルス対策ソフトが誤検知でLSBをブロックしている可能性があります。
- 一時的にウイルス対策ソフトを停止します(設定から一時無効化)。
- LSBを起動してみて、正常に動作するか確認します。
- 問題が解消された場合は、LSBを「除外リスト」に追加し、セキュリティを戻します。
アンインストールツールを使う
通常のアンインストールで残ったファイルが原因の場合、専用ツールを使うと完全に削除できます。
- 「GeekUninstaller」や「Revo Uninstaller」などの無料ツールをダウンロード・インストールします。
- ツールを起動し、「Lenovo Service Bridge」を選択して完全アンインストールを実行します。
- その後、Lenovoの公式サイトから最新版を再インストールします。
これでも改善しない場合は、ハードウェア側のトラブルが原因となっている可能性が考えられます。
このようなケースでは、無理に操作を続けると障害が悪化し、内部データが損傷する恐れもあります。早期に専門的な診断を受けることで、適切な対処につなげることができます。大切なデータを失わないためにも、安易な自己判断は避け、慎重に対応することが大切です。
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まとめ
Lenovo Service Bridgeが起動しない原因は、インストールの失敗や管理者権限不足、互換性、サービスの停止など多岐にわたります。ご紹介した対処法を順番に試すことで、多くのトラブルは自力で解決可能です。
ただし、システムの深刻な不具合やファイルの破損など、自分で解決が難しい場合は、無理せず専門業者やサポートサービスに相談するのが賢明です。大切な作業の遅延やさらなるエラー拡大を防ぐためにも、迅速な対応を心がけましょう。
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。