
「GPUのファンが止まったまま動かない…」「高温なのにファンが回らないのはなぜ?」
そんな冷却トラブルは放置するとパソコンの重大な故障に繋がります。本記事では、GPUファンが回らない原因と対処法を初心者向けに丁寧に解説します。
GPUファンが回らない原因
GPUファンが動作しない場合、いくつかの原因が考えられます。以下で主な理由を整理しました。
電源供給の不具合
GPUに接続されている電源ケーブルが緩んでいたり、十分な電力が供給されていないと、ファンが動作しないことがあります。特に補助電源が必要なGPUで多いトラブルです。
このまま使用を続けると、GPUが過熱し深刻な損傷を引き起こす危険があります。
温度制御による仕様動作
近年のGPUは、低温時にはファンを止めて静音性を高める「セミファンレスモード」を搭載している場合があります。このため、アイドル状態ではファンが回らないのは正常です。
ただし高温状態でもファンが動かない場合は、設定ミスやセンサー故障の可能性があります。
ファン自体の故障
ファンの軸やモーターが物理的に故障していると、通電しても回りません。埃が溜まって回転が阻害されているケースもあります。
長期間掃除をしていないと、GPU自体の冷却機能が低下し寿命が縮まります。
ドライバーの不具合
古いドライバーや破損したドライバーがインストールされていると、ファン制御の命令が正しく機能せず、ファンが止まる場合があります。
特にWindowsアップデート後や新規組み立て時は注意が必要です。
ソフトウェアの設定ミス
AfterburnerやGPU Tweakなどのファン制御ソフトで、ファン設定がオフになっていたり、回転数が0%に設定されている場合、ファンが動作しません。
設定変更の直後やプロファイルを切り替えたタイミングで不具合が発生することがあります。
GPUファンが回らないときの対処法
ここでは、GPUファンが回らないときに自分で試せる対処法を紹介します。順に確認して、問題を特定していきましょう。
電源ケーブルの確認
まずは、GPUにしっかりと電力が供給されているかを確認します。
- PCの電源を完全に切ります。
- ケースを開けて、GPUに接続された補助電源ケーブル(6pin/8pinなど)が抜けかけていないか確認。
- しっかりと差し直してからPCを再起動します。
GPUに負荷をかけて動作確認
セミファンレス仕様かどうかを確認するために、GPUに負荷をかけてファンが回るかをチェックします。
- ベンチマークソフト(例:3DMark、FurMarkなど)を起動します。
- GPU温度が60〜70℃程度まで上昇するのを確認。
- ファンが回り始めるかを観察します。
- 動作しない場合は他の原因が疑われます。
ドライバーの更新
不具合のあるドライバーが原因でファンが回らない場合、最新版に更新することで改善されることがあります。
- NVIDIAまたはAMDの公式サイトにアクセスします。
- 自分のGPU型番に合った最新ドライバーをダウンロード。
- 既存のドライバーを「DDU」などでアンインストール。
- ダウンロードした最新ドライバーをインストール。
ファンの物理点検と掃除
ファンにゴミや埃が詰まっていたり、回転が妨げられている場合は、清掃が必要です。
- PCの電源を切り、GPUを取り外します。
- エアダスターでファンの埃を吹き飛ばします。
- ファンの回転軸に異物が絡まっていないか確認。
- 羽根を指で軽く回して、スムーズに動くかチェック。
BIOS設定の確認
ファン制御がBIOSで無効化されている場合、Windows上で動作しないことがあります。
- PC起動時に「DEL」キーや「F2」キーでBIOSに入ります。
- 「ハードウェアモニタ」や「ファンコントロール」セクションを探します。
- GPUファン制御が「Disabled」になっていないか確認。
- 「Auto」または「PWM」に設定して保存、再起動します。
ファンの交換
ファン自体が物理的に壊れている場合は、交換が必要です。
- GPUの型番を確認し、対応する交換ファンを準備。
- GPUクーラーのネジを外し、古いファンを取り外します。
- 新しいファンを正しく取り付け、ケーブルを基板に接続。
- GPUを元に戻して動作確認します。
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まとめ
GPUファンが回らない問題は、電源やドライバー、物理的な故障まで幅広い原因が考えられます。今回紹介した手順を試しても改善しない場合は、無理に使い続けず、専門業者に相談することが安全です。早期対応で大切なPCパーツを守りましょう。