
ChromebookにUSBメモリを挿しても何も起きない…。そんなときは、ファイル形式が対応していないか、ハードウェアに問題がある可能性があります。
本記事では、Chrome OSでUSBストレージが認識されないときのチェックポイントと対処方法を初心者向けに解説します。
USBが認識されない原因
ChromebookでUSBが認識されない場合、以下のような原因が考えられます。
USBポートの物理的な問題
USBポート内部にホコリや異物が入り込んでいたり、物理的に破損している場合、正しくUSBデバイスを認識できません。特に頻繁に抜き差ししていると、接触不良が発生しやすくなります。
この状態を放置すると、他のUSB機器でも同様の不具合が発生する可能性があるため、早急な対処が必要です。
USBデバイスとの互換性の問題
一部のUSBデバイスはChromebookと互換性がなく、正常に動作しないことがあります。特に古いモデルのUSB機器や、独自のドライバが必要なデバイスは注意が必要です。
無理に接続を続けると、システム側でエラーが発生するリスクもあるため、早めに互換性の確認を行いましょう。
システムエラー(ChromeOSの不具合)
ChromeOSに一時的なバグやエラーが生じていると、USBデバイスを正しく認識できないことがあります。特にアップデート直後や長期間再起動していない場合は要注意です。
放置して使い続けると、他のシステム機能にも影響が及ぶ可能性があります。
ファイルシステムの非対応
ChromeOSはFAT32やexFAT形式には対応していますが、NTFS形式のUSBドライブは読み取り専用になるか、そもそも認識されない場合があります。
誤ってフォーマットするとデータが失われるため、形式を変更する前には必ずバックアップを取りましょう。
USBデバイスの故障
USBメモリや外付けHDD自体が故障している場合、どのパソコンでも認識されません。落下や水濡れ、長時間の使用による劣化などが原因です。
内部に重要データがある場合、自力での復旧は避け、専門業者への相談が推奨されます。
USBを認識しないときの対処法
以下の対処法を順に試すことで、ChromebookがUSBを認識しない問題を解消できる可能性があります。
USBポートを掃除・確認する
USBポート内部にホコリが詰まっていると、正しく接触できず認識されないことがあります。
- Chromebookの電源を切ります。
- 綿棒やエアダスターでUSBポート内部を軽く掃除します。
- 他のUSBポートに差し替えて、認識されるか試します。
USBデバイスの互換性を確認する
USB機器がChromebookに対応しているかをチェックしましょう。
- 他のWindowsやMacパソコンにUSBデバイスを接続し、正常に動作するか確認します。
- Chromebookのメーカー公式サイトで、使用中のUSBデバイスのサポート情報を確認します。
ChromeOSを更新する
最新のChromeOSにアップデートすることで、不具合が改善される場合があります。
- Chromebookの設定を開きます。
- 左メニューから「ChromeOSについて」を選択します。
- 「アップデートを確認」をクリックし、指示に従って更新します。
- 更新後、再起動してUSBが認識されるか確認します。
ハードウェアリセットを行う
一時的なエラーを解消するために、ハードウェアリセットを試しましょう。
- Chromebookの電源を完全に切ります。
- 「更新ボタン(矢印が丸くなっているキー)」と「電源ボタン」を同時に10秒ほど押します。
- 通常通り電源を入れてUSBが認識されるか確認します。
Powerwash(初期化)を実施する
それでも改善しない場合は、Chromebookの初期化を試みるのも一つの方法です。
- 必要なデータをGoogleドライブなどにバックアップします。
- 設定メニューから「詳細設定」>「リセット」>「Powerwash」を選択します。
- 指示に従って初期化を完了します。
USB機器が物理的に壊れていたり、ファイル形式が対応外で読み取れない場合、以下の専門業者への相談をおすすめします。
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まとめ
ChromebookがUSBを認識しない場合は、まず基本的な確認を行うことが重要です。別のUSBポートを試したり、USBメモリをFAT32形式で再フォーマットする、セキュリティ設定や権限を見直すといった初歩的な操作で改善することがあります。
それでも認識されない場合は、ハードウェア自体の故障や、管理者によって制限されたモードが影響している可能性があります。このようなケースでは、誤った操作を続けることで状況を悪化させるリスクもあるため、慎重な対応が求められます。
原因が特定できず、自力での解決が難しいと感じた場合は、専門的な診断を受けることが安全です。