ASRockマザーボードがBIOSから起動しない原因と対処法|サイバーセキュリティ.com

ASRockマザーボードがBIOSから起動しない原因と対処法

自作PCやアップグレード後に、ASRockのマザーボードでBIOSから先に進めず起動できないという症状に悩まされている方が増えています。

この記事では、ASRockマザーボード特有の起動トラブルについて、考えられる原因とその解決策を初心者にもわかりやすく紹介します。原因を一つずつ切り分けて、確実にトラブルを解消しましょう。

ASRockマザーボードがBIOSから起動しない原因

ASRock製のマザーボードがBIOSに入れても起動しない、あるいはBIOSすら表示されない場合、ハードウェアや設定に関するいくつかの原因が考えられます。

BIOS設定の不具合

BIOSの「セキュアブート」や「CSM」設定が不適切な状態だと、OSを正常に読み込めず、起動できないことがあります。

設定の一部が変更されただけでも、OSブートに影響を及ぼすため注意が必要です。

BIOSバージョンの不具合

BIOSのアップデート後に不具合が発生することがあります。ASRockでは一部のバージョン(例:3.15、3.16)で起動トラブルの報告があります。

不安定なバージョンを使用していると、起動ができなくなるリスクがあります。

電源供給の問題

電源ユニット(PSU)がマザーボードやCPUに十分な電力を供給できていないと、BIOSにアクセスできない、または途中で落ちることがあります。

構成変更後のトラブルでは、電源ユニットの容量不足にも注意が必要です。

ハードウェアの接続不良

パソコンの中にある重要な部品――たとえば、CPU(パソコンの頭脳)、メモリ(RAM)、映像を担当するパーツ(GPU)、そしてデータを保存するストレージ――がしっかり取り付けられていなかったり、接触がうまくいっていないと、起動時に正しく動作せず、「BIOS」という設定画面で止まってしまうことがあります。

特に、メモリ(RAM)やCPUの接触不良は非常によくあるトラブルの一つです。パソコンが突然起動しなくなったり、再起動を繰り返す原因にもなりやすく、多くの相談が寄せられています。

こうしたトラブルをそのまま放置すると、内部のパーツに負荷がかかり、大切なデータが保存されたディスクにも影響が及ぶことがあります。最悪の場合、データが消えてしまうリスクもあるため、できるだけ早く正確な診断を受けることが大切です。

ASRockマザーボードがBIOSから起動しない時の対処法

ここでは、ASRockマザーボードの起動トラブルを解決するための対処法を、基本から詳細まで手順付きで紹介します。

電源ケーブルと接続の確認

まずは電源ユニットとマザーボード、CPUへの接続が正しいか確認しましょう。

確認手順
  1. 24ピンATX電源ケーブルと、8ピンCPU電源ケーブルがしっかり挿入されているか確認。
  2. 一度抜いて差し直し、緩みがないかチェック。
  3. 必要に応じて、別の電源ユニットを用意してテスト。

RAMの再挿入

メモリが正しく装着されていないと、BIOSすら起動しないことがあります。

手順
  1. PCの電源を完全にオフにして、ケースを開ける。
  2. RAMをすべてスロットから抜き、一枚ずつ再挿入。
  3. できれば、1枚だけで起動を試し、スロット不良をチェック。

BIOS設定の初期化

設定ミスをリセットし、デフォルト状態に戻すことで起動できる場合があります。

手順
  1. BIOS画面に入ったら、「Exit」タブへ。
  2. 「Load UEFI Defaults」または「Load Setup Defaults」を選択。
  3. 設定後「Exit & Save Changes」で再起動。

BIOSのダウングレード

新しいBIOSに不具合がある場合、安定していたバージョンへ戻すことで正常動作することがあります。

ダウングレード手順
  1. 別PCを使い、ASRock公式サイトから旧バージョンBIOS(例:3.10)をUSBにダウンロード。
  2. USBを差し込み、BIOS画面の「Instant Flash」機能を使って旧バージョンを選択。
  3. ダウングレードが完了するまで待つ。

CMOSリセット

CMOSクリアによりBIOS設定を完全リセットし、起動不能状態を解消します。

リセット方法
  1. PCの電源ケーブルをすべて外す。
  2. マザーボード上のCMOSバッテリー(丸い銀色)を外す。
  3. 5〜10分放置して放電。
  4. バッテリーを戻し、再度電源を入れる。

ハードウェアの再配置

CPUやGPUが正しく装着されていない、あるいは浮いている場合にBIOS起動失敗の原因となります。

チェック手順
  1. PCを開けて、CPUクーラーを外し、CPUを一度取り外して再装着。
  2. GPUも同様に一度抜いてから再度しっかりと装着。
  3. 端子に汚れやホコリがあれば軽く清掃。

電源ユニットの見直し

電力不足や劣化したPSUはマザーボードの動作に直接影響します。容量が足りているか確認しましょう。

確認手順
  1. 構成に合った電源容量(例:500W以上)か確認。
  2. 古い電源ユニットの場合は新品と交換してみる。
  3. 他のPCで動作確認済のPSUがあればそれでテスト。

上記の対処法を試しても改善しない場合、マザーボードやストレージの故障が考えられます。無理に操作を続けると、データの損傷や完全な消失につながるリスクがあります。

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まとめ

ASRockのBIOSが起動しないトラブルは、電源やメモリ、グラフィックボードの不具合であることが多いです。ケーブルの差し直しやCMOSクリアを行うことで改善するケースもあります。どうしても改善しない場合は、マザーボードの交換や修理が必要になるため、サポートや専門業者への相談を検討しましょう。

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