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RAID1のデータ復旧|障害事例や注意点について解説



RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)とは「複数のHDD(ハードディスク)を組み合わせて1つのHDDのように使うことで、大容量のデータを安全かつ高速に利用できる技術」のことです。

今回は、RAID1に障害が起きる原因や適切な対処法などを徹底解説していきます。

RAID1とは?

RAID1(通称:ミラーリング)とは、2台以上のHDDに同じデータを書き込むことで、耐障害性を強化(冗長化)したRAID方式のことです。

RAID1のメリット

  • 全く同じデータを2台分のHDDに書き込むため、たとえ1台が壊れても稼働可能
  • HDDの本数を増やせば増やすほど、耐障害性が強化され、データ消失のリスクを低減することができる。

RAID1のデメリット

  • 複数のHDDに全く同じデータが書き込まれるため、HDDの本数を増やしても利用可能なデータ容量は1台分しかない。
  • 複数のHDDに全く同じデータが書き込まれるため、データの書き込みに時間が掛かる
  • HDDが1台故障しても稼働可能なため、障害が起きていることに気づきにくい(結果的に、データ消失など致命的な障害を起こしやすい)。
  • 誤ってデータを上書き・破損・紛失した場合、2台分のHDDに誤操作が反映される(RAID1≠バックアップ)。

RAID1が崩壊・起動しない原因

RAID1が崩壊あるいは起動しない5つの原因を以下に紹介します。

HDDの寿命

RAID1を構成しているHDDの寿命は3~5年程度と言われており、とくにパソコンの起動中、HDDはフル稼働しているため、他のパソコンのパーツと比較してもHDDは非常に壊れやすいとされています。

特に耐障害性がある「RAID1」では安全性を過信して、他にバックアップを取っていなかった場合、複数台のHDDが故障してしまうと、データが完全消失する恐れがあります。

暑さによるHDDの故障

HDDを高温の環境で稼働させることも故障の原因となります。とくに夏場の冷房が効いていない室内ではHDDが故障し、RAID崩壊が発生する恐れがあります。ちなみにパソコン内部に埃が積もると、冷却がうまく働かず、故障のリスクを高めてしまいます。

埃などによるHDDの損傷

HDD周りの埃も故障の原因となります。HDDに限らずパソコンのパーツは精密機械であるため、パーツ内部に埃が積もったり、侵入したりすることで、故障の原因となってしまいます。

リビルドによる不具合

バックアップを取っていた場合、破損したHDDを交換し、RAID1のリビルド(再構築)を行うことで、破損前の状態にまで回復することが可能です。

しかしリビルドは、HDDにかける負荷も大きく、もし失敗すると、データは失われ、RAID崩壊する恐れがあります。

管理画面での操作ミス

RAIDの管理画面での操作ミスもRAID崩壊の原因となります。例えば、RAIDレベルの誤った変更や、HDDを初期化などの誤操作によってRAID崩壊を起こすケースです。

RAID1を復旧する際の注意点

何らかの障害でRAID1にアクセスできなくなった場合、さまざまな修復方法がありますが、特に、以下の2つの点に注意してください。

リビルド・データの再構築はNG

RAID1を構築している複数のHDDは同時期に製造されたもののため、もしリビルド中に別のHDDが故障すると、リビルド前より状態が悪化する恐れがあります。

RAIDカードの交換はNG

RAIDカードの故障時に、新しいRAIDカードに交換する際は注意が必要です。なぜなら、RAIDカードには特殊なものが多いため、もし、互換性のないRAIDカードに交換してしまうと、HDDに不具合がなくても、データの読み取りができなくなる恐れがあります。

ちなみに、HDD内部に別の障害が併発している場合、たとえRAIDカードが一致していてもデータを見ることは出来ません。

RAID1の復旧方法

RAID1を復旧するには「データ復旧ソフト」か「復旧サービス業者」のいずれかを選択して利用する必要があります。

データ復旧ソフトを利用する

データ復旧ソフトは破損したファイルシステムなどを修復し、データを復元させるものです。メリットとして、「個人で手軽に行える」「比較的費用が安く済む」などの点が挙げられます。

逆に、デメリットとしては「物理障害が発生している場合は対応できない」「専門業者に依頼するよりも復旧率が低い」「障害を悪化させる可能性がある」という点が挙げられます。手軽に利用できる反面、リスクも大きい方法といえるため、データの重要性が低い場合は、データ復旧ソフトを試してみてもよいかもしれません。

復旧サービス業者を利用する

復旧サービス業者は、故障やファイルシステムの破損などによって読み込めなくなったHDDなどに記録されていたデータの復旧を専門としているサービス業者のことです。

メリットとして「物理障害が発生していても対応可能」「ソフトを購入し、作業する手間が省ける」「復旧ソフトよりもデータ復旧率が高い」などの点が挙げられます。逆に、デメリットとしては「自分で復旧する場合と比べて費用が高くなる可能性がある」ことがあげられますが、重要なデータの場合は、専門家であるデータ復旧業者に任せるのが最善の方法だといえるでしょう。

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まとめ

ここまでRAID1の障害原因と復旧する際の注意点などについて紹介しました。

RAID1は耐障害性に優れ、信頼できるRAIDレベルですが、搭載HDDは原則1台の故障までしか耐えられません。また、その間も稼働し続けることが出来るため、致命的な障害が起こるまで「そもそも障害が起こっていた」ということ自体に気づきにくい側面があります。障害の発生に気づいたときは自己判断せず、データ復旧の専門家にまず相談しましょう。

なお、自己判断でのリビルドやHDDの交換をすると、さらにRAID構成が壊れ、取り返しのつかないことになりかねません。データを失わないためにも、RAID構築の際には「定期的なバックアップが必要である」ということを常に考慮しておきましょう。

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下記は中小企業向けの目次になります。

  1. 1.はじめに

  2. 2.あなたの会社の情報が漏洩したら?

  3. 3.正しく恐れるべき脅威トップ5を事例付きで
    •  3-1.ランサムウェアによる被害
    •  3-2.標的型攻撃による機密情報の窃取
    •  3-3.テレワーク等のニューノーマルな働き方を狙った攻撃
    •  3-4.サプライチェーンの弱点を悪用した攻撃
    •  3-5.ビジネスメール詐欺による金銭被害
    •  3-6.内部不正による情報漏洩

  4. 4.情報漏洩事件・被害事例一覧

  5. 5.高度化するサイバー犯罪
    •  5-1.ランサムウェア✕標的型攻撃のあわせ技
    •  5-2.大人数で・じっくりと・大規模に攻める
    •  5-3.境界の曖昧化 内と外の概念が崩壊

  6. 6.中小企業がITセキュリティ対策としてできること
    •  6-1.経営層必読!まず行うべき組織的対策
    •  6-2.構想を具体化する技術的対策
    •  6-3.人的対策およびノウハウ・知的対策

  7. 7.サイバーセキュリティ知っ得用語集

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