脆弱性診断の費用相場と選び方|企業向け診断の種類・価格一覧|サイバーセキュリティ.com

脆弱性診断の費用相場と選び方|企業向け診断の種類・価格一覧

脆弱性診断とは、企業のWebサイト、サーバー、ネットワーク、アプリケーションなどに存在するセキュリティの脆弱性を発見し、サイバー攻撃のリスクを軽減するためのセキュリティテストです。
脆弱性診断の導入を検討している企業の多くが、「費用はどのくらいかかるのか?」という疑問を持っています。

本記事では、脆弱性診断の種類ごとの費用相場、価格を決定する要因、費用を抑える方法、選び方のポイント を詳しく解説します。

脆弱性診断の費用相場(診断タイプ別)

脆弱性診断の費用は、診断対象(Webサイト・ネットワーク・アプリなど)や診断方法(自動診断・手動診断)によって異なります。

脆弱性診断の種類別 費用相場

診断種類 対象 費用相場(税別) 診断方法 所要期間
Webアプリ診断 Webサイト、ECサイト、SaaS 20万~150万円 自動+手動診断 1週間~3週間
ネットワーク診断 社内ネットワーク、VPN、クラウド環境 30万~100万円 自動+手動診断 1~2週間
プラットフォーム診断 OS、ミドルウェア、クラウド基盤 30万~200万円 自動+手動診断 1~3週間
スマホアプリ診断 iOS / Android アプリ 50万~150万円 自動+手動診断 2週間~1ヶ月
ペネトレーションテスト(侵入テスト) ネットワーク、Webアプリ 100万~500万円 手動診断 2週間~1ヶ月

✅ 結論:診断対象と診断方法(自動 or 手動)によって費用が大きく変動する!

診断費用を決める要因とは?

脆弱性診断の費用は、以下の要因によって決まります。

① 診断対象の規模(ページ数・IP数)

  • Webサイトの規模が大きい(ページ数が多い)ほど高額になる。
    • 小規模サイト(数ページ)→ 20万~50万円
    • 大規模サイト(100ページ以上)→ 100万円以上
  • ネットワーク診断の場合、診断対象のIP数によって費用が変動。
    • IPアドレス10個 → 30万円~50万円
    • IPアドレス50個以上 → 100万円以上

② 診断方法(自動診断 or 手動診断)

  • 自動診断:ツールを使用して脆弱性をスキャンする → 低コスト(20万~50万円)
  • 手動診断:専門のセキュリティエンジニアが手作業で診断 → 高コスト(50万~300万円)
  • ペネトレーションテスト(侵入テスト):実際にハッキングを試みる → 最も高額(100万~500万円)

✅ コストを抑えたい場合、自動診断+一部手動診断を組み合わせると良い!

③ 診断対象の種類

診断対象 診断の難易度 費用の傾向
Webサイト・ECサイト 比較的低め 20万~150万円
社内ネットワーク 中程度 30万~100万円
クラウド環境(AWS、Azure) 高め 50万~200万円
スマホアプリ(iOS/Android) 高め 50万~150万円
ペネトレーションテスト(攻撃シミュレーション) 最も高額 100万~500万円

診断対象が高度であるほど、費用は高くなる傾向にある!

脆弱性診断の費用を抑える方法

脆弱性診断のコストを抑えるには、以下の方法を検討しましょう。

① 診断範囲を限定する

  • すべてのページ・システムを診断するのではなく、特に重要なページや機能(ログインページ、決済機能など)に絞る。
  • 「Webサイト全体を診断 → 100万円以上
  • 「ログイン機能+決済機能のみ診断 → 30万~50万円

② 自動診断+手動診断の組み合わせ

  • 自動診断のみなら20万~50万円で済むが、精度が低い。
  • 一部を手動診断にすることで、コストを抑えつつ精度を高める。

③ 年間契約・定期診断プランを利用

  • 単発診断よりも「定期診断契約」の方が1回あたりのコストが抑えられる。
    • 単発診断(1回) → 30万~100万円
    • 年間契約(3~4回診断) → 1回あたり20万~80万円

④ セキュリティ補助金・助成金を活用

  • IT導入補助金や中小企業向け助成金を活用することで、診断費用を50%以上カバーできる場合がある。
  • 自治体によっては、セキュリティ診断費用の補助を受けられることも!

事前に補助金・助成金の対象か確認しておくと良い!

脆弱性診断サービスの選び方

脆弱性診断を依頼する際は、以下のポイントをチェックしましょう。

① 診断対象と費用の明確化

  • 診断対象(Webアプリ、ネットワーク、クラウド、スマホアプリなど)を明確にし、不要な項目を削減する。
  • 事前に見積もりを取り、追加費用が発生しないか確認する。

② レポートの品質

  • 診断後のレポートが詳細で分かりやすいか?(単なるツールの出力ではなく、解説付きか)
  • 脆弱性のリスクレベルや対応策が明記されているか?

③ 診断後のサポート

  • 診断後に、発見された脆弱性に対する修正アドバイスがあるか を確認する。
  • 診断後の再チェック(リテスト)が無料 or 低コストで可能か?

まとめ|脆弱性診断の費用と最適なプランを選ぼう

Web診断なら20万~150万円、ネットワーク診断なら30万~100万円が相場。
診断対象の範囲・方法(自動診断 or 手動診断)によって費用が大きく変わる。
診断範囲を限定する、自動+手動診断の併用、補助金活用でコストを抑えられる。
見積もり時に「診断対象」「レポートの品質」「アフターサポート」を確認する。

🔹 脆弱性診断を適切に実施し、サイバー攻撃のリスクを最小限に抑えましょう!

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