- 「USBメモリを誤ってフォーマットしてしまった」
- 「『フォーマットが必要です』と表示され、データにアクセスできない」
このようなトラブルは突然起こるものですが、適切に対処すればデータ復旧は可能です。この記事では、これらの問題に対する解決方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
フォーマットがデータ復旧を困難にする理由
USBメモリを誤ってフォーマットしてしまう主な理由は、操作ミスや不慣れな操作、システムエラーなどです。
たとえば、「フォーマットが必要です」と表示された際に、ユーザーがその意味を理解せずにフォーマットを実行してしまうことがあります。また、システムのエラーやUSBメモリ自体の故障により、自動的にフォーマットが開始される場合もあります。
フォーマットがデータ構造に与える影響
USBメモリをフォーマットすると、データ復旧が難しくなるのは、フォーマットによってデータ管理の仕組み自体がリセットされるためです。USBメモリは、単にデータを保存するだけでなく、ファイルシステムやパーティションといった情報を使ってデータを整理・管理しています。しかし、フォーマットを実行すると、これらの管理情報が上書きされてしまい、どこにデータが保存されているかがわからなくなります。このため、データの復元が非常に困難になるのです。
クイックフォーマットとフルフォーマットの違い
フォーマットには「クイックフォーマット」と「フルフォーマット」の2種類があります。
- クイックフォーマット:
- ファイルシステムの情報が削除されるだけで、データ自体は消去されないため、復元ソフトでデータを復旧できる場合がある。
- フルフォーマット:
- データが物理的に上書きされるため、データ復旧は極めて難しい。
さらに、ファイルシステムのタイプやUSBメモリのメーカーによっては、フォーマット時にセキュリティ機能が働き、データが復旧不可能になる場合があります。
また、フォーマット後に新しいデータが上書きされた場合、元のデータ領域が完全に使われてしまい、復旧の可能性がさらに低くなります。
USBメモリのフォーマット後にデータを復旧するには、専門的な技術や高度なツールが必要となります。最善の対策は、誤ってフォーマットした直後に使用を中止し、早急にデータ復旧の専門業者に相談することです。
データ復旧業者選びで1番大事なのは復旧技術(復旧率)です。データ復旧業者は全国に100社以上存在しますが、技術力は大きく異なります。
数ある業者の技術力を見極めた上で、編集部が特におすすめするデータ復旧サービスはこちらのデジタルデータリカバリーです。
デジタルデータリカバリーのおすすめポイント
✔復旧率最高値95.2%!全国トップクラスの技術力
✔14年連続データ復旧国内売上No.1
✔依頼の8割を48時間以内に復旧するスピード対応
国内最大規模の業者で、非常に高い技術力を持ち、診断&見積りを無料で依頼できるので、初めてデータ復旧サービスを利用する方でも安心です。
誤ってUSBメモリをフォーマットした場合の対処方法
USBメモリを誤ってフォーマットしたことで、データを取り出せなくなってしまった場合には、以下の対処法を試してみてください。
- 新しいデータを書き込まない
- ファイルシステムを修復する
- データ復元ソフトの使用
- データ復旧専門業者に相談する
新しいデータを書き込まない
USBメモリを誤ってフォーマットしてしまった場合、新しいデータを書き込まないことが重要です。
フォーマット後にデータを上書きしてしまうと、フォーマットされた領域に新しいデータが保存されることで、元のデータが物理的に上書きされ、永久に失われるリスクが高まります。まずはUSBメモリを取り外し、使用を中止することが大切です。
ファイルシステムを修復する
フォーマットエラーが要求される場合、USBメモリのファイルシステムが破損している可能性があります。
この場合、chkdskコマンドを使用してファイルシステムの修復を試みることができます。以下はその手順です。
- コマンドプロンプトを開く: Windowsの「スタート」メニューから「cmd」と入力してコマンドプロンプトを起動します。
- chkdskコマンドの入力: コマンドプロンプトに次のコマンドを入力して、USBメモリのファイルシステムをチェックします。
chkdsk [ドライブレター] /f
例:chkdsk E: /f
- 修復を試みる: ファイルシステムのエラーが検出されれば、自動的に修復が開始されます。これにより、データが復元される可能性があります。
データ復元ソフトの使用
データ復元ソフトを使用したデータ復元は、誤操作やフォーマット後のデータを取り戻すために有効な手段です。
なお、スキャンモードの選択や復元先の指定など、正しい手順で行うことが非常に重要です。誤った操作や新たなデータの書き込みは、復元の成功率を著しく下げるため、迅速かつ正確な対応が求められます。
データ復元ソフトの使用手順は次の通りです。
- データ復元ソフトの選定
代表的なソフト:Recuva(無料)、EaseUS Data Recovery Wizard(有料)、R-Studio(有料)。
対応ストレージや無料版の制限を確認し、必要に応じて有料版を検討。 - スキャン前の準備
誤ってフォーマットしたデバイスを接続し、新しいデータを書き込まない。
ソフトは復元対象デバイス以外の場所にインストール。 - スキャンモードの選択
クイックスキャン:最近削除されたデータ向け、短時間で実行。
ディープスキャン:フォーマットや破損データ向け、時間はかかるが高復元率。 - 復元するファイルの選択
プレビュー機能で確認し、拡張子で必要なファイルを選定。 - 復元先の選定
復元データは元のデバイスには保存せず、別のストレージに保存。 - 復元の実行
選んだファイルを指定の復元先に保存し、動作確認を行う。
データ復元ソフトのリスク
データ復元における最大のリスクの一つは上書きです。
削除やフォーマットされたデータは実際には消去されず、ストレージに残っているが、復元の手順や設定を誤ると新しいデータが上書きされる可能性がある。
- 具体的なリスク例
- クイックスキャンとディープスキャンの選択ミス
- 誤ったファイルシステムの選択
これにより、重要なデータが見つからない場合がある。
データ復元ソフトは有効なツールですが、物理的な損傷があるデバイスで復元を試みると、ヘッドクラッシュなどの重大な障害を引き起こす可能性があります。
上書き、誤操作、物理的損傷のリスクを考慮し、特に重要なデータは専門業者に依頼することをおすすめします。
データ復旧専門業者に相談する
高度な技術を持つエンジニアが在籍するデータ復旧専門業者では、一般のユーザーが復元できないデータも回復できる可能性があります。特に、物理的な故障や重大な障害が発生している場合、専門的な技術が必要です。
ただし、データ復旧の試行回数が増えると成功率が低下するため、最初に信頼できる業者を選ぶことが非常に重要です。複数の業者に依頼する前に、慎重に選定しましょう。間違った選択をすると、データの完全な復元がさらに難しくなるリスクがあるためです。
一部の業者は、無料で相談や見積もりを提供しているため、まずは相談してみるのが良い方法です。見積もりを受けた後、信頼性や復旧率、費用などを総合的に判断して業者を決定するとよいでしょう。
おすすめのデータ復旧専門業者
復旧業者に依頼するのであれば、データが取り出せなければ意味がありません。そこで、USBメモリのフォーマットに対応している「復旧率の高い」データ復旧専門業者を選定しました。
デジタルデータリカバリー
公式HPデジタルデータリカバリー
デジタルデータリカバリーは、データ復旧国内売り上げNo.1のデータ復旧専門業者です。復旧率最高値は95.2%と非常に高い技術力を有しています。依頼の8割を48時間以内に復旧と復旧のスピードも優れています。また、官公庁や大手企業を含む累積46万件以上の相談実績があります。
相談から見積もりの提示まで無料で行っているため、データ復旧を検討している際はまずは最大手であるデジタルデータリカバリーに相談すると良いでしょう。
復旧費用 | 相談から見積もりまで無料 500GB未満:5,000円〜 500GB以上:10,000円〜 1TB以上:20,000円〜 2TB以上:30,000円〜 |
---|---|
対応製品 | RAID機器(NAS/サーバー)、パソコン(ノート/デスクトップ)、外付けHDD、SSD、USBメモリ、ビデオカメラ、SDカード・レコーダー等記憶媒体全般 |
復旧期間 | 最短当日に復旧完了(本社へ持ち込む場合) 約80%が48時間以内に復旧完了 |
特長 | 14年連続データ復旧国内売上No.1 復旧率最高値95.2%の非常に高い技術力 官公庁や大手企業を含む累積46万件以上の相談実績 相談・診断・見積り無料(デジタルデータリカバリーへの配送料も無料) |
デジタルデータリカバリーのさらに詳しい説明は公式サイトへ
まとめ
今回は、USBメモリをフォーマットしてしまった場合の対処法について紹介しました。
USBメモリをフォーマットしてデータが取り出せなくなった場合、まずはバックアップの確認を取りましょう。バックアップがなかった場合、自身の取り出したいデータの重要度に応じた適切な方法を検討してください。