windows7が起動しない?原因から対処法までを徹底解説|サイバーセキュリティ.com

windows7が起動しない?原因から対処法までを徹底解説

windows7が起動しない?原因から対処法までを徹底解説

「昨日まで使用していたPCが突然起動しなくなった…。」普通に使用していても、windows7が起動しなくなる不具合は突然起こります。

では、突然にwindows7が起動しない状況になったら、どう対処すればよいのでしょうか?

起動しない原因を究明し、それに沿った対処法を実行することで、個人でも修復することができます。

この記事では、Windows7が起動しない時に役立つ対処方法をご紹介します。

windows7が起動しない際に確認すること

パソコンが起動しないと思ったらまずは簡単なセルフチェックを行いましょう。下記の3つを確認してください。

  • 周辺機器を取り外す
  • ファンの部分にホコリは溜まっていないかどうか
  • アダプターを挿して充電されるかどうか

周辺機器が起動に影響していることや、ほこりが詰まり帯電していることが原因で、Windows7が起動していない可能性があります。

大半の場合は、上記を解決することで問題なく起動できますが、それでも起動しない場合は、他の原因が考えられます。

原因に沿った対処法を行わないと、データ破損や端末の故障に繋がる恐れがあるため、次の解説でしっかりと原因の究明を行いましょう。

windows7が起動しない場合に考えられる不具合の原因

windows7が起動できない主な原因として、以下の5つ考えられます。

  • ファイルシステムの異常
  • OSのプログラムに問題が発生
  • HDD部品の異常
  • 本体、ハードディスクの劣化
  • 起動に必要なファイルの削除

ファイルシステムの異常

ファイルシステムとは、データの保存場所やファイルの種類、データサイズといった各データの情報を管理しているシステムのことを言います。

Windows7で「自動修復」を実行しても状況が変わらない場合、ファイルシステムにも異常が発生している可能性が高く、OSが見当たらないために起動できていない状態です。

ファイルシステムに異常が発生している場合に、誤った自己修復を続けると破損が進行する恐れがあるため、ファイルシステムの異常が原因か分からない場合は、無理に復旧作業を実行しないでください。

OSのプログラムに問題が発生

HDD内にはCドライブ、Dドライブなど、領域を分けてデータが保存されています。

一般的に、各データへの読み書きはOSが指令を出しますが、このOSに異常が発生しているがために、起動に必要なデータが読み書きできていない可能性があります。

HDD内部部品の劣化

経年劣化などが原因で、HDDの内部部品が劣化・故障し、不良セクタが発生している可能性があります。

不良セクタはデータの読み書きができなくなった部分を言い、アップデートの際に不良セクタを読み込もうとして何らかの異常を起こした結果、Windows7が起動できなくなっている可能性があります。

HDDの内部部品が劣化している場合に、端末の使用や復旧作業を続けると、症状が悪化し、機器が故障する恐れがあります。異音や異臭がする、長年使用している端末の場合は、自力での復旧は避けましょう。

起動に必要なファイルの削除

PCのデータには、OSが起動するために必要なファイルが数多く保存されていますが、ユーザーは意識していないため不要なファイルだと思い、削除してしまっているケースは少なくありません。

こうなった場合、データを一度取り出した上で、OSを再インストールする必要があります。

しかし、データの取り出し作業を個人で行い、失敗した場合は全てのデータを失う可能性があります。

重要なデータを保存しており、取り出し作業に不安を感じる場合は、データ復旧業者に相談することをおすすめします。

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対処法を実行する際の注意点

エラーや障害が起きている状況で、電源プラグを挿したり再起動を繰り返すと、以下のトラブルにつながる恐れがあります。

  1. ハードディスクに傷がつき、データの読み取りが不可能になってしまう
  2. データが上書きされ、元のデータを見られなくなる
  3. ハードディスクの劣化が進み、データの読み取りが不可能になってしまう

これらが発生した場合、PCに入っている大切なデータが見られなくなってしまいます。このようなデメリットを避けるためには、自力で復旧しようとするのではなく、データ復旧業者に相談してデータを復旧してもらうことがおすすめです。データ復旧業者のサービスや、おすすめのデータ復旧業者については以下の記事で紹介しています。

Windows7が起動しない場合の対処法

パソコンが急に起動できなくなってしまった場合、何かしらの画面がつく状態であれば下記の対処法に沿って問題を解決できる場合があります。

  • 「詳細ブートオプション」を起動する
  • ファイルシステムエラーを修復する
  • システムの復元を行う
  • スタートアップ修復を行う

ただし、データが壊れてしまう可能性もあるため、個人での対処はあまりおすすめできません。

データを確実に取り出したい場合は、実行する前に専門業者に相談しましょう。

「詳細ブートオプション」を起動する

Windowsの起動方法を設定するメニューを開くことができます。

Windowsが正常に起動しない場合や、特定のトラブルシューティングのために必要な場合に使用されます。

以下の手順で起動してください。

  1. パソコンの電源を入れる
  2. Windowsが起動したらすぐにキーボードの「F8」キーを押し続ける
  3. 「詳細ブートオプション画面」が画面に表示される
  4. 上部に「詳細ブートオプション」と表示されたら、方向キーを使ってオプションを選択する

起動したら、次の対処法に進んでください。

ファイルシステムエラーを修復する

ファイルのシステムエラーはデータの損失や、システムの不安定性が引き起こされるエラーのため、修復することでWindows7を起動できる可能性があります。

セーフモードで起動し、システムエラーの修復を行いましょう。

ファイルのシステムエラーを修復する方法は以下の通りです。

  1. 「詳細ブートオプション画面」を表示する
  2. 方向キーを使用して「セーフモード」を選択しEnterキーを押す
  3. セーフモード起動後、「ローカル ディスク(C:)のプロパティ」を選択する
  4. ツールタブの「チェックする」を選択する
  5. 「ファイルシステム エラーを自動的に修復する」にチェックを入れて実行する
  6. パソコンを再起動する

以上でセーフモードによる起動が行われ、ファイルシステムエラーが自動で修復されます。

システムの復元を行う

この機能は、システムに問題が発生した場合に、以前の正常なシステム状態に戻すことができます。

予め復元ポイントを保存してく必要があるため、復元ポイントを保存していない場合は実行することができません。

また、戻した復元ポイント以降に追加されたデータは全て削除されてしまう点に注意してください。

以下の手順で修復を試みましょう。

  1. 「詳細ブートオプション画面」を表示
  2. 方向キーを使用して「セーフモード」を選択し、Enterキーを押す
  3. セーフモード起動後、「スタート」を選択する
  4. すべてのプログラムから「アクセサリ」→「システムツール」→「システムの復元」の順番にクリックする
  5. 「コンピューターを以前の状態に復元する」にチェックを入れて「次へ」を選択する
  6. カレンダーから復元するポイントを選んで選択する
  7. 画面の指示に従い、システムの復元を実行する

この方法を試してもWindowsのロゴ画面から進まない場合、次に紹介する方法を試してみましょう。

スタートアップ修復を行う

この機能は、windows起動時に問題が発生した場合、PCが自動で問題を診断し修復を試みるものです。

OSが起動しない場合、基本的には自動的に起動しますが、もしも起動しない場合は以下の手順で起動しましょう。

  1. 「詳細ブートオプション画面」を表示
  2. 方向キーで「コンピューターの修復」を選択してEnterキーを押す
  3. 画面の指示に従って「システム回復オプション」を表示する
  4. 「スタートアップ修復」をクリックする
  5. 「処理完了」が表示されたら「完了」を押してパソコンを再起動する

上記のいずれでも復旧ができない場合は、HDDに問題が発生している可能性があります。

HDDが物理的に故障している場合は、高度な解析技術使って復旧を行う必要があるため、個人での復旧はほとんど不可能です。

重要なデータを保存しており、確実に取り出したい場合や、HDDの故障が疑われる場合は、専門業者に相談しましょう。

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まとめ

今回は、windows7の起動ができなくなった場合の対処法をご紹介してきました。

紹介いした対処法を行っても、Windows7が起動できない場合、重大な問題が発生している可能性があります。

個人での修復を続けた場合、症状が悪化し、重要なデータを失う可能性があります。

パソコンの中に入った大切なデータを完全に失わないためにも、専門業者へのご依頼を強くおすすめいたします。

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