クーポンコードサイトは危険?怪しいサイトの見分け方と開いてしまった場合の対処法|サイバーセキュリティ.com

クーポンコードサイトは危険?怪しいサイトの見分け方と開いてしまった場合の対処法

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ネットショッピングで少しでも安く買おうと、「ショップ名+クーポン」「ブランド名+割引コード」などで検索する人は少なくありません。しかし、検索結果に表示される第三者のクーポンサイトが、必ずしも公式キャンペーンを正確に案内しているとは限りません。

中には、古い・無効なクーポンコードを掲載して広告収益を得るだけのサイトもあれば、偽の割引情報を使ってフィッシングサイトへ誘導したり、ブラウザ通知を許可させたり、クーポン自動適用を装って拡張機能を追加させたりするサイトもあります。

クーポンコードそのものを確認するだけなら大きな問題にならないケースもありますが、「情報入力」「通知許可」「拡張機能追加」「アプリ導入」「ファイルダウンロード」を求められた時点で、利用を中止するのが安全です。

そこで本記事では、怪しいクーポンコードサイトの特徴、安全にクーポンを使う方法、第三者サイトを開いてしまった場合の対処、パスワードやカード情報を入力した場合の対応、必要に応じた専門調査までを解説します。

怪しいクーポンコードサイトで確認すべきポイント

公式と異なるドメインを使っている

ブランド名やショップ名が入っていても、公式サイトとは無関係の第三者ドメインである場合があります。

たとえば、ブランド名の後ろに「coupon」「deal」「sale」などが付いているだけでは公式とは判断できません。

URLを見るときは、ページタイトルやロゴではなく、ブラウザのアドレスバーに表示される登録ドメイン全体を確認してください。

割引率が不自然に大きい

「常時70%OFF」「条件なしで90%OFF」「誰でも無料」など、通常の販促では考えにくい割引率を強調している場合は注意が必要です。

大幅値引きを入口にして、別サイトへの誘導や情報入力を狙っている可能性があります。

クーポン表示のために個人情報を求める

クーポンコードを見るだけなのに、氏名、住所、電話番号、カード番号、ログインID、パスワード、SMS認証コードなどを求めてくる場合は利用しないでください。

クーポン取得に決済情報や認証コードが必要になるケースは通常ありません。

拡張機能・アプリ・ファイルを入れさせる

「自動で最安クーポンを適用」「割引コードを取得するには拡張機能を追加」「専用アプリを入れると特典」といった誘導は特に注意が必要です。

ブラウザ拡張機能は、設定次第で閲覧中のWebページや入力内容に広くアクセスできるため、提供元を確認せず導入するのは危険です。

通知許可や連続リダイレクトを求める

「続行するには通知を許可」「私はロボットではありません」などの表示で、通知許可を押させようとするサイトがあります。

許可すると、その後もブラウザ通知で広告や偽警告が届くことがあります。

クーポンコードサイトを安全に使う方法

第三者のクーポンサイトを完全に避けるのが難しい場合でも、利用方法を限定すればリスクを下げられます。

クーポン名・コードだけを確認する

第三者サイトを使う場合でも、基本は「コードがあるかどうかを見る」程度にとどめます。

そのサイト上で会員登録や決済をする必要はありません。

購入は必ず公式サイト・公式アプリで行う

クーポンコードをコピーしたら、そのサイトのリンクからショップへ移動するのではなく、公式アプリや自分で入力した公式URLからショップを開きます。

購入画面でコードを入力し、割引が反映されるか確認します。

通知許可や拡張機能追加は拒否する

クーポン取得のために通知許可やブラウザ拡張機能を要求された場合は、基本的に拒否してください。

公式キャンペーンと照合する

公式サイト、公式アプリ、メルマガ、会員ページ、公式SNSなどに同じキャンペーンが掲載されているか確認します。

個人情報を第三者サイトへ入力しない

メールアドレス、パスワード、カード番号、SMS認証コードなどは、第三者のクーポンサイトには入力しないようにしてください。

クーポンサイトを開いただけなら危険?

ページを開いただけで、何も入力せず、通知許可や拡張機能追加、アプリ導入、ファイル実行もしていなければ、直ちにアカウント乗っ取りや端末感染に至る可能性は通常高くありません。

この場合は、タブを閉じたうえで、念のためブラウザの通知許可、サイトデータ、追加された拡張機能、ダウンロード履歴を確認します。

行ったこと 考えられるリスク 優先する対応
開いただけ 低い タブを閉じる、通知許可・ダウンロード確認
通知を許可した 偽警告・広告通知 ブラウザ設定から通知許可を削除
拡張機能を追加した 閲覧情報・入力情報へのアクセス 拡張機能を削除し、権限・同期端末を確認
パスワードを入力した アカウント侵害 別端末から変更・全セッション失効
カード情報を入力した 不正利用 カード会社へ連絡

クーポンサイトで通知を許可してしまった場合の対処

ブラウザ通知を許可すると、ブラウザを閉じた後も「ウイルスに感染しています」「特別クーポンが当選しました」などの通知が表示されることがあります。

通知を許可した場合に行うこと
  • 通知の送信元ドメインを確認する
  • ブラウザ設定から通知許可を削除する
  • サイトデータを削除する
  • 不審な拡張機能がないか確認する
  • 表示された広告や警告は押さない

通知自体が端末感染を意味するわけではありません。まずは通知権限を外すことが基本です。

クーポンサイトから拡張機能を追加した場合の対処

「自動でクーポンを適用する」といった拡張機能を追加した場合は、名称だけで安全と判断しないでください。

確認したいのは、その拡張機能がどのサイトで動作できるか、閲覧データを読めるか、入力内容へアクセスできるかなどの権限です。

拡張機能を追加した場合の確認事項
  • 提供元・配布元
  • インストール日時
  • 要求されている権限
  • 「すべてのサイトのデータを読み取る」権限の有無
  • ブラウザ同期で他端末にも追加されていないか

心当たりのない拡張機能は無効化・削除し、ブラウザ同期を利用している場合は他の端末も確認してください。

クーポンサイトでパスワードを入力した場合の対処

第三者のクーポンサイトや、その先の偽ログイン画面でID・パスワードを入力した場合は、アカウント侵害を前提に対処します。

公式サイトからパスワードを変更する

クーポンサイト内のリンクは使わず、公式アプリまたは自分で入力した公式URLから変更します。

同じパスワードの使い回し先も変更する

同じパスワードを複数のECサイト、メール、SNSなどで使っている場合は、すべて個別のパスワードへ変更してください。

全セッションをログアウトする

攻撃者がすでにログイン済みの場合、パスワード変更だけでセッションが切れないことがあります。

MFA・パスキーを確認する

認証アプリ、電話番号、パスキー、回復用メールアドレスなどに不審な変更がないか確認します。

メールアカウントも保護する

メールが侵害されると、他のサービスのパスワード再設定に悪用されるため、重要度が高いアカウントです。

クーポンサイトでカード情報を入力した場合の対処

カード番号、有効期限、セキュリティコードを第三者サイトへ入力した場合は、たとえ不正利用がまだ確認されていなくてもカード会社へ相談するのが安全です。

カード情報を入力した場合の対応
  • カード会社の公式窓口へ連絡する
  • 利用停止・再発行を相談する
  • 直近の利用明細を確認する
  • 不審な少額決済も確認する
  • 入力したサイトのURL・日時を記録する

不正利用確認は、カード会社からの通知だけでなく、自分でも定期的に利用明細を確認してください。

クーポンサイトからアプリやファイルを入れた場合の対処

クーポンコードを取得するためにアプリ、APK、インストーラー、ファイルなどを入れた場合は、単なるフィッシング対策だけでなく端末側の確認も必要です。

アプリ・ファイルを追加した場合の確認事項
  • ダウンロード元URL
  • ファイル名・アプリ名
  • 実行したかどうか
  • 要求された権限
  • セキュリティ製品の検知有無

ファイルを実行した、不審アプリに強い権限を与えた、または端末上で重要アカウントにログインした場合は、必要に応じてネットワーク隔離や専門調査を検討します。

怪しいクーポンサイトを使った後にやってはいけないこと

クーポン確認のために再アクセスする

URLや表示内容を確認する目的でも、怪しいサイトへ再度アクセスする必要はありません。

「配信停止」や「解除」ボタンを安易に押す

信頼できないサイトでは、配信停止ボタン自体が別の誘導になっている可能性があります。

広告内のウイルス警告に従う

「感染しました」「今すぐ削除」などの表示から追加のアプリを導入しないでください。

感染が疑われる端末でパスワード変更する

不審な拡張機能やマルウェアが残っている可能性がある場合は、別の安全な端末から変更します。

証拠を残す前に初期化する

業務端末や金銭被害が関係する場合、初期化によって調査に必要な痕跡が失われる可能性があります。

怪しいクーポンサイト利用後に調査する方法

第三者クーポンサイトを開いただけで、情報入力やダウンロード、通知許可などをしておらず、その後も不審な挙動がない場合は、必ずしも専門調査が必要になるとは限りません。

一方で、拡張機能を追加した、アプリやファイルを実行した、パスワード変更後も不正ログインが続く、ブラウザの設定が勝手に変わるなどの症状がある場合は、端末側まで含めて確認する必要があります。

追加された拡張機能・アプリ

クーポン取得をきっかけに追加された拡張機能やアプリがないか確認します。

ブラウザ通知・サイト権限

通知、位置情報、カメラ、マイク、ポップアップ、自動ダウンロードなどの権限が追加されていないか確認します。

ダウンロード・実行履歴

クーポンサイトからファイルが取得され、その後実行された可能性があるかを確認します。

不審な通信

取得可能な情報から、アクセス後に不審な外部通信が発生していないか確認します。

アカウント侵害との関連

メール、ECサイト、SNS、Google、Appleなどのログイン履歴と、怪しいサイトを使った時刻を突き合わせます。

クーポンサイトから拡張機能・アプリを入れた場合はフォレンジック調査会社に相談する

第三者クーポンサイトを開いただけで、何も入力・許可・ダウンロードしておらず、その後も不審な挙動がない場合は、通常のブラウザ設定確認やセキュリティスキャンで対応できるケースもあります。

一方、クーポン表示のために拡張機能やアプリを入れた、ファイルを実行した、パスワードやカード情報を入力した、不正ログインや設定変更が確認された場合は、端末・アカウント双方への影響を確認する必要があります。

原因確認前に拡張機能や履歴をすべて削除したり、端末を初期化したりすると、どのサイトを起点に、どの拡張機能・アプリ・ファイルが追加され、その後の不正ログインや情報窃取に関係した可能性があるのかを確認するための痕跡が失われる場合があります。

不審な兆候を確認した場合、フォレンジック調査会社への相談をお勧めします。フォレンジック調査会社では、ブラウザの拡張機能、ダウンロード履歴、実行痕跡、不審アプリ、端末上のマルウェア、取得可能な通信情報などを確認し、単なる怪しい広告サイトだったのか、情報窃取やアカウント侵害まで発生していた可能性があるのかを詳しく調査できます。

こうした専門的な調査を通じて、どのアカウントのパスワードやセッションを変更・失効すべきか、端末の再構築が必要か、カード情報や個人情報への影響がないかを判断しやすくなります。

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まとめ

検索で出てくる第三者のクーポンコードサイトには、安全な情報サイトだけでなく、古い・無効なクーポンを掲載するサイト、フィッシング、通知許可、拡張機能追加、アプリ導入などを狙うサイトも混在しています。

利用する場合は、クーポン名やコードの確認までにとどめ、購入やログインは必ず公式サイト・公式アプリから行うのが安全です。

特に、クーポン表示のために個人情報、カード情報、認証コード、通知許可、拡張機能、アプリ導入を求められた場合は、利用を中止してください。

開いただけで何も入力・許可・ダウンロードしていない場合は、タブを閉じて通知設定や拡張機能、ダウンロード履歴を確認すれば対応できるケースが多いです。

一方で、パスワードやカード情報を入力した、拡張機能やアプリを追加した、ファイルを実行した、不正ログインが起きている場合は、アカウント侵害や情報窃取も想定し、必要に応じて専門的な調査を行うことが重要です。

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